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あたし……寝てたのかい……。
何で、今になってあんな夢。
騒動が終わったら、見なくなったと思ったのに。
[いつの間にか眠っていたらしい。
目覚めと共に、腕の中の温もりが消えていた事に
顔を歪めてしまう。
赤子が消えた後、丁度騒動が起きてから同じような夢を
毎夜見る様になった。
皆村や客の誰かで、可愛い赤ん坊を手渡して来る。]
何かの……予兆かね……。
[消えた温もりを探す様に手はシーツを彷徨った。
未だ不安定な精神が見せる夢だと信じている。
全ての夢で赤子を渡されるからだ。
これが狼の仔を渡されていたなら気付いたかもしれない。
毎夜1人ずつ、自分が誰かを見定めていたのだと。
村にいなかった占い師は、
他ならぬ自分だったと気付けただろう**]
― 夜/自室 ―
[アルバを椅子に掛けて、ベッドへ横になる。
明日も修道服が乾いていなかったら、これを着させてもらおうか。]
……ぅ……。
[手拭いを巻いただけの、まだちゃんと治療していない脚を抑えながら、小さく呻いた。]
[赦されることを願えばいいと、キリクは言った。
浄化を望む自分は、赦されたいのだろうか。
炎に抱かれることを望む自分は、罰されたいのだろうか。
考えるほどわからなくなる。]
[違うと、マコトは言った。
何が、ちがうのだろう。
何に、ちがうと言ったのだろう。]
[かまどの炎と同じように、何かが揺れるのを感じた。]
痛い……。
[脚がじわりと熱を持つ。
けれど本当に痛いのは、ここなのだろうか。]
[治療しようにも、今は脚の痛みで動けそうになくて。
いつものように徘徊することもできず、眠ることもできないまま、ベッドの上で数刻が過ぎた。]
信じられると思った能力者に──人に、成り変わられる。
……一人ぼっち、ですね。
[様々な想定が、先行きに暗い陰を落とす。
グサヴィエとあれこれと話した内容がくるくる脳裏を巡って、最後に返したのは、具体的な方策ではなくふわふわと曖昧な弱い言葉だった]
……。
[村でも雨が降っていた。
夏なのに冷たい雨だった。
『墓守』のやるべき事ではない筈なのに、男は闇と雨音に身を隠し、鉈を手に一晩中立ち尽くしていた。]
―自室―
[見慣れた天井が其処にある。
あの後、元の場所に返すのを忘れた鉈が今、手元にある。]
……いっそ滅びてしまえばいいなんて。
[傍目から見れば男はまだぼうっとしている。
けれど、キリクに抉られてぼんやり頭でも自覚してしまった。]
何もかもが浄化されてしまえばいいなんて。
[自分を棚に上げ、自分勝手に願いながら。
何もせず、今、生きている。
手にしたの鉈の刃を首元に当てた。]
[ひたりと冷や汗が落ちる。
手が震え、刃を押し切る事ができない。]
……ひどいな。
[呟き、今度は部屋の中をあちこち調べ回り始める。
やがて、ベッドと壁との隙間へとその鉈を隠した。]
─ 資料室 ─
ありがとう、ございます。
その、ランスさんは霊能者だった……んですよね。
今は、もう見えないんでしょうか。
[傍に居てくれる誰かの幻影を求めたがる目を、努めてグサヴィエに向けた。念のため走り書きの意を問うて、ぎゅっと唇を噛む]
……騒動の時、ランスさんは、狼がどんな風に見えましたか。
[傷をつつかれて、気持ちのいいはずがない。
気遣いの気配に躊躇ったものの、確かめておかなければならなかった。
あの時隠した力が、今見ているような幻覚ではなく霊能力だったのだと]
[雨の中、男は村のある部屋を見詰めていた。
ただ一人の占い師でも。
霊能者を名乗った者でも。
信じられていた者でも。
友人でも。
祖父ですらなく。
執行者に名乗り出た――。**]
まあ、私も偉そうなこと言えないですけどね……
[後ろめたさから後悔を口に出す。
もし自分の過去を晒けだすことができれば、彼らは心を開いてくれるだろうか。
それが出来ないのは自分の弱さだろう。
どうやら自分は他人に良い顔をしていたいらしい]
偽善者、っていうんですよこういうのは……
[背もたれに頭を預け、天井に呻いた]**
― 資料室 ―
…この時は霊能者、だった。
ええと、どう、か。
[淡、々、と唇を噛むマイダ>>30へ。
重ねられた問いに、自分の事もまとめて話してしまおうか。]
獣そのもの、人の形、それぞれだった、な。
死んでもまだ、人間だ、信じて、っつって言ってたヤツもいた。
……それでもな、眼の色がおかしかった。
指摘したら高嗤いしながら消えてったけどな。
――ほら、コイツだ。
[とん、と指し示したのは5日目に処刑した女の名。
その後、一呼吸置いてから最終日の欄へ指を滑らせ]
最後の人狼、そう自分で言ってコイツも消えた。
そん時に、何もかも嫌だ。って一瞬思っちまって。
で、今はもう、何も。
夢には見るんだが、あれはただの俺の記憶だ。
…特に、仲の良い奴の一人で、さ。
んな事無視してたつもりだったんだけどな。
[言い終われば、長く息を吐き出す。
一気に話して大丈夫だったか?なんて、少し頭を掻いた。
触った所がジリジリと焦げ付くようで、息が重い。]
― 静かな森の中 ―
ここは……。
[気が付けば湖の中心にいた。
木々が囲む此処は、見知らぬ場所なのにどこか落ち着く。]
……あっ。
[はっとして、腕の中の赤子を大事そうに抱え直す。
落として溺れさせてしまわないように。]
[自分に子供が生まれたら貯水槽に沈めなければと考えていたのに、どうしてこの子のことは……。]
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