人狼物語(瓜科国)


1611 who are you?〜そして誰かがいなくなった〜


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酒場の女主人 ヤーニカ

[信じられると思っているのは、修道女。
説明を求められれば言葉を無くすけれど。
次に信じられると思っているのは牧師のキリク。
多分知り合いだからと言う安易な考えだ。

では残る順位をどう付ければ良いのだろう。

目の前の少女。美味しい料理を作ってくれる健気な少女。
頼りになる男。何処までも冷静で変わらぬ男。
この四人から選ばないといけないのだ。]

( 196 ) 2015/08/23(日) 22:44:18

彫師 ランス

 大丈夫、俺は大丈夫だ。

[その言葉は、青ざめるマイダ>>48へか。自分へか。
軋んだ音が響こうが、頭を動かす。
もしかしてマイダも、なのか。彼女は、今も、なのか。]

 幻、夢、と現実と、どっかで折り合い付けたら楽になれるかも知らねえけどさ。
 こんな事になるんなら、俺もまだ見えてりゃよかった。
 っつって、思っちまうわ、今さらンなってから。

[示唆への反応は"俺も"の三音に託した。
次々零れるまま並べた言葉に混ぜて、なんなら流せてしまえるように。
これは気の回しすぎだったと、直後気付くのだけど。]

( 197 ) 2015/08/23(日) 22:46:24

彫師 ランス

 ……。

[切られた続きを待つ格好で、黙り込んでいた。
返せる言葉が見当たらなかった。何故>>49と思ったという、マイダに。
自分の責務を果たすと言い聞かせて、実際どうだった、考えない様に無視していただけじゃないのか。救いとか想いとか、そういうことを無視してきた後で、最後に取り繕って、あいつは、ニイナは…]

 …っ、すまん。
 なんだ、その、…駄目だ、頭動かねぇわ。

[はっとして、あんまり間を空けすぎた事を謝る。説明しように迷って、曖昧な言葉だけが口を突いて出た。眉間の皺は恐らくもう誤魔化せていない。

…自分と、マイダと、そんなに差が無い気がした。起きているか寝ているか、それだけで。ああでも、思い上がりか。むしろ失礼だろうか。]

 …ああ、それがいいだろうと思う。

[短く返せば幾つか文献と書類を手に取り、呟きにはまた反応出来ぬまま。マイダが資料を開いて暫く経ったあたりで静かに部屋を出た。気付かれたなら会釈ぐらいはしただろうが、上の空で。]

( 198 ) 2015/08/23(日) 22:46:32

彫師 ランス

― 回想:所謂"最終日" ―

 昨日処刑したのは、人狼だった。

[犠牲者のいないその朝、生き残った者へ告げたのは、いつも通りそれだけ。
ニイナの反応はどうだったか、その場にいたのだったか、ともかく。]

 "   "じゃなかった。
 あいつじゃない、お前の兄じゃ。
 人狼だったが、あいつじゃなかったんだ。

[違う。確かに見たのは本人だった。
が、そうは言えず、ニイナへと咄嗟に繕い出たのは、嘘。
見て透かすのは容易だっただろう、けど、でも。
俺は、逃げた。]

( 199 ) 2015/08/23(日) 22:46:56

彫師 ランス

― 早朝:自室 ―

[夢を、見なかった。]

 ……

[右の肩から胸には、ニイナにさえも見せていない其処には、顔のとよく似た刺青がある。
一点異なるのはそれが文字で、名前で形作られている事だ。
その朝殺されていた者の名で。それと、その日に選ばれた者の名で。
処刑を執り行う前に、毎夜、刻んでいたのだ。開票から処刑迄の、僅かに設けられた別離の時間に。

そんな肩を無意識に押さえていた。]

 …チッ

[無い夢に、お前は無能だ、と言われているようで。
始まっていた惨劇に気付けぬまま、あれ程疎んでいた夢を求めて、無理矢理布団を被った。]

( 200 ) 2015/08/23(日) 22:47:24

彫師 ランス

― 朝:自室 ―

 「朝ですよー。」

[声>>137が意識を起こす。
やはり、夢は見られなかった。
ずるずると起き上がろうとすれば、ニイナがいて。]

 ん、……あぁ、はよ…

[寝坊してるぞー、なんてからかう声に、ベットから起こした上半身を向けて、ぼんやり薄く笑んで挨拶を返す。
朝食が出来たと聞いて寝癖もそのままに出て行こうとすれば、咎められただろうか。]

 ああ。…今朝も、ありがとうな。

[差し出された手>>166を取って立ち上がる。
流石に立ってしまえば手は離したけれど、一緒に食堂へ向かった。
ニイナだけは、なんて、もう叶わないとは知らないが故の想いを抱きながら。]

( 201 ) 2015/08/23(日) 22:47:44

彫師 ランス

― 食堂 ―

 …っ

[死人が出たらしい。
頭を叩き起こすのには、それだけで十二分。
投票、処刑、翌朝の死体、ならば整えるべき手筈が…既にクリスタ>>164が動いているのか。]

 なんなら手伝う、何かあれば。

[去り際の彼女に一応声をかけたが届いたか。
死んだのはアリスだとマコトが言い>>168、とても納得がいった自分に腹が立つ。また、受け入れてしまおうとしていると。]

 大丈夫…じゃねえよな、ニイナ、これ。

[身を震わすニイナ>>172に椅子を勧め、自分は]

 ……何も、出来ねえのか。

[そう気付き、溜息をただ洩らしていた。]

( 202 ) 2015/08/23(日) 22:48:10

傷病者 マイダ

 ふつう。
 ……懐かしい響きですね。

[大人のひと。紅も真珠も別世界のもののようで、なのに何処か母を思わせる。そんなヤーニカの吐露に、睫毛を伏せた。
追い詰められた人間か人外かを疑う、慣れた罪悪感に]

 ……いいえ。
 これまで、ヤーニカさんに頼りきりだったもの。

[慰めにもならない言葉を、絞り出す]

( 203 ) 2015/08/23(日) 22:51:45

修道女 クリスタ

 ― 台所 ―

 大丈夫です。
 私、体は強い方ですし……

 ……汗まみれよりは大分ましです。

>>193台所に向かいながら応える。
 そういう問題じゃないなどと考えるような娘でもなかった。]

[そういえばお腹がすいていた。
 処刑がどうとか考える前に、まず食べなくては生きられない。]

[ニイナの用意してくれたスープを飲みながら、かまどの火を見つめた。
 処刑か襲撃かはわからないけれど、今度こそ死ぬかもしれない。
 けれどこんな状況では、炎に抱かれるなど夢のまた夢か。]

( 204 ) 2015/08/23(日) 22:52:27

修道女 クリスタ

[朝食には肉料理が全く無かった。
 昼食には根菜をメインにしたシチューに、細かく切った豚肉でも入れようか。
 自分も含めて皆、食が進まないかもしれないけれど。]

[一方で、誰を疑うべきか考える。
 気になる点があった人は、なぜかアリスの死の状況を知っていたらしいマイダ、昨日までと違って責めるような言葉を並べるキリク、――娘が人間であると確信しているようなヤーニカ。

 彼女には恩がある。
 けれど、娘を信じる根拠を述べてくれない。
 もし彼女が占い師という存在で、名乗りあげてくれたならば、また反応は違ったかもしれないのに。

 そして、だれかのことは、気になる人リストから無意識に除外していた。]

( 205 ) 2015/08/23(日) 22:52:41

酒場の女主人 ヤーニカ

[優しいマイダ。
自分が言い淀んだ言葉を続け>>195
自分より年下の、本来なら心を労わってやらなければ
ならない少女に慰められる>>203]

 優しくて、強いね、マイダ。

[ただそれだけで疑いたくなくなる。
なんて弱いのだろうと自分を笑いながら、
投票箱に視線を向けた。]

( 206 ) 2015/08/23(日) 22:55:50

傷病者 マイダ

 私の村では、最初は占いに頼って。
 庇われない人から…弾かれていって。
 ……この状況では、あまり役に立たないですね…。

[問い>>194にあやふやに答えて、揺れる窓枠に目をそらす]

 信じられる人がいるなら、それでいいと思います。
 私は……無理だから。

 だから、嵐のうちに、やらなきゃ。

[後半はぶつぶつと独り言のように。
容疑者の6人の顔を思い浮かべる]

( 207 ) 2015/08/23(日) 22:58:37

妹 ニイナ

―― 回想:所謂"最終日">>199 ――

[犠牲者の居なかった朝。告げられた内容は、予想通りの内容で。
告げられた内容は、ただ事実としてすとんと心の中に落ちた。
それを容易にできるほど、心の中は空っぽになっていたから]

……そう、そっか……そっか……。

[ランスの口から出た言葉は半分も入ってこなかったけれど。
それが彼の優しい嘘だとは、なんとなく理解できた。

それ故に――私の中で人狼と『おにいちゃん』が等号で結ばれたとも言えるかもしれない]*

( 208 ) 2015/08/23(日) 23:08:27

妹 ニイナ

―― 回想:朝:ランスの自室>>201 ――

あ、起きた起きた。
もう、寝癖も付けちゃって……。

[ぼんやり薄く笑うランス>>201。その姿に苦笑しつつも、出る準備があるなら手伝えるところを手伝う。
流石に寝癖のまま出ようとするなら]

だーめ!ちゃんとピシッとしなきゃ!
ね?

[彼から言われたお礼の言葉。それが嬉しくて、つい早足になってしまいそうだったけれど一緒に食堂へ。
これから彼がどうなるか、まだよくわかっていない]*

( 209 ) 2015/08/23(日) 23:08:36

妹 ニイナ

―― 回想:食堂>>202 ――

[みんなが動いている。キリクとマコトの口論も聞こえる。
私はどう動くべきなんだろうか。
過去の人狼騒動では、結局どう動くべきか定められず足を引っ張っていた記憶がある。

だから、今朝自分が役に立てたのなら、それがとても嬉しくて。
顔を伏せながら、その気持ちを押し殺す。まだ途中なのだ]

あ……ありがとう、ランスさん。

[椅子を勧められれば、素直にそこへと座る。
座った先で彼の横顔を見上げたりもしたけれど]

――大丈夫。
ランスさんだからできる事はある、よ。

[ため息を漏らした彼に、慰めにならないような慰めを]*

( 210 ) 2015/08/23(日) 23:08:49

墓守 マコト

 ……。

[キリクはどう反応したのか。
男はそれにも上の空で何か返事をしたかもしれないが、不意に奥の台所へと歩き出す。

そこには居たのはクリスタとニイナだろうか。
どちらの事も特に見つめる事無く、かまどのその近く、いつも食事の時に座っていた場所に黙って腰かける。]

 ……すいません。

[最初に口をついたのは意味のない謝罪。
それから、暫く火を見詰めて沈黙する。]

( 211 ) 2015/08/23(日) 23:09:15

墓守 マコト

 俺は……。

 貴方がどれだけ手を汚し、穢れようとも。


 汚らわしい、とは思わない。


[パチリと火花が弾ける音を聞きながら。
独り言のようにぽつりと零す。]

( 212 ) 2015/08/23(日) 23:09:57

墓守 マコト

 ……その鉈、借りてもいいですか。

[いつも通りの坦々と感情の籠らない声で問うた。]

( 213 ) 2015/08/23(日) 23:10:06

傷病者 マイダ


[夕刻を前にする頃には、人が集う食堂に投票箱が据えられているだろう*]

( 214 ) 2015/08/23(日) 23:10:15

酒場の女主人 ヤーニカ

 占い……か。
 あたしの村にはいなかった。
 そんな事って有り得るのかね。

[マイダの傷を抉る話を自分は促してしまった>>207
罪悪感はあるけれど、少しでも他人を知る事が出来て
良かったと思ってしまった。
そして罪悪感が降り積もる。
その罪滅ぼしのように自分も口を開いた。]

 霊能者、だけがいた。
 でもその霊能者も襲われて。
 皆狂ってた、かな。

( 215 ) 2015/08/23(日) 23:13:06


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