情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
…終わるのですね、無我。
[かけた声はきっと、震えていたでしょう。]
怨み抱き、穢れ抱え、消え行くのが定めならば。
[指先に灯る狐火は、月光のように冷えた青銀。]
[燃え上がる焔はいつしか高く高く。
舞い散る白き灰はまるで櫻の花びらが如く、洛中へと散ってゆくのです。
狐は、ただただそれを静かに見上げておりました。]
[いつしか燃え尽きる白い花びらを、その手で掻き集めて抱くように、
狐の姿も、そこから消えうせているのでした。
件の経の帳の中も、もぬけの殻。]
[ ぼくは ]
[綴られかけた文字は焔に包まれ 何も遺さず
世の理は 無我がこの世によばれた時と逆の動きをし
静かに 終わりを告げ ]
[ 先程 黒雲に隠された星は耀きをとりもどし 仄か 優しく ]
[命尽きたか、野へ還ったか、それとも地へと憑いたのか。
春の嵐が過ぎ去ったように、都に光戻る頃には、
もうその事を覚えているものも殆ど居ないことでしょう。
ただひとつ、時代下りて伝わる話には、
伏見稲荷の千本鳥居。
その中のひとつで振り向いた時に、
寂しがりやの白い狐が、ゆるりとしっぽを振っているそうな。
それはそれで…まぁ、別のお話。*]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[41]
[42]
[43]
[44]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新