情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
何やら──気色が悪い。
おれ自身の知らぬことを他人が詳しく知っているとは……
おれが何かに憑かれるなどと。
考えられぬ。
お前が知らぬ、ではなく忘れているのだろう。
その空白の間が真実ではないのか?
陰陽師形無し、だな。名高い陰陽師、阿部殿?
生きるためのものなら寧ろそれを誇れぬものか、お前は。
案外情けないのだな。
[くつくつと笑うがあきれてもいる。ことは重大かもしれないがどこか力が抜けているのはここが死後の世界だから]
誇るだと?
[眉間の皺が一層深くなり]
おれは生まれつき、人とは異なる力を持っていた。
養父がおれに、陰陽の道や召鬼法や符術を覚えさせたのは、無差別に使って周囲を傷つけぬようにするため。
きちんと呪力を制御する術を身につけるようにと、
おれは相当厳しく躾けられたさ。
[思い出したくもない、と言う様な表情に。]
満たす、術、ね。
本当の式であれば、主に聞くのだろうけど。
おれも、あんたも。もらえない答えを探してるんだろうね。
[短刀から手を離し、鳶尾の頬へと当てて]
誰が生きるための術(すべ)に苦労せぬものか。
お前がどのように修行したのかは知らんが私に同情でも求めるのならお門違いだな。
お前の未熟さは事の結末に現れているだろう。
お前がそれを認める認めないは知らぬよ。
死んで安んじるか…。それもありなのだな。
私は逆に未練を持ちそうなのに。己もやはり未熟か
[自嘲気味に唇歪め]
さて…少し疲れた。お前達はまだ…残るものでも見てるのだな
[白藤が咲かせた桜の下、寄りかかるように座るとそのまま眼を閉じた──*]
[橘が目を閉じるを眉間に皺刻んだまま見遣る。]
(欲しかったのは、憐れみではなく)
(……)
[何だったのだろうか?
*何か引っかかるものを感じながら*]
[指が、触れた先から仄かに藤の匂いが立ち上り、はらりはらりと怨みの痕が剥がれて行く。自身は、落ちればいい、と思うただけだったが]
おれの手は、もう汚れてるんだ。
[指で唇に触れ]
[はらり]
[怨みの落ちたそこに、以前されたと同じように唇を重ねて]
[甘い香りが、より色めき立つ様に]
[踊る]
さっきの、お返し、だ。
[甘さに酔わぬ前に離れて]
おれは、若君様を探す。安倍がここにいたのなら、若君様とは別だったのかもしれない。
汐さんも見当たらないから……あの法師なら、あの後どうなったのか知ってるかも。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新