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[路端で 人には見えぬ影にすがり まぐわうがごとき]
[おとこの姿は ただ狂人のそれに見えただろう]
… ふ・ ふ ・ふ …ふ
あ は は は は は は は は は は
は は は は は ・・・……
は あ は は は は は は は は は は
は は は は は は は は は は
は は は は は は は は は は
[おとこの肩はうつむいたまま、ただふるえる。
そのまま、ながくわらい続けていたが、やがて「記憶はもどらぬが良かったのだろうよ」と小さく呟き、]
────…
わたしが、閉じ込めてしまった銀の狐…
どうやれば、おまえを──
今更に山に返してやれるのだろうねえ
――羅生門――
[大(Oo)]
[禍(Maga)]
[時(Toki)]
[ あ な に く し や ]
[ あ な く や し や ]
[ ひ も じ や ]
[蟲 蛇 をはじめとし 這うものつばむもの啜るもの齧るもの
鬼に現出す闇を胎(うち)に集め
肌は既に奇怪
虹ともいえず 歪みと呼ぶ相応しき 極彩ひしめく徴ばかり]
[ ずるぅり ずるぅり と 衣の下に潜り寄せ集められる穢れの脈動止まることなし]
[四方八方より迫り来る 白藤死した時如くの蛇蟲 濁流覆われるが前の高く覆われる壁に面向け
今こそ 徴満ちゆき 空に消え去るか … ]
[茫とした面 茫とした湖(うみ)の目]
[ つねひと ]
[狐のぬれそぼつ二対の眸は水晶のように穢れなく
嗚呼 押し寄せる澱みは
皆 寂しく
皆 怒りて
憎く 辛く 痛くて
何をも求めて
何をも喚(おらび)呪う]
──花山院邸・廊下──
[無我が羅生門にたどり着いた頃。
狐の影にすがるように路端にすわりこんでいたおとこは、おのれが真言で囲みんで、狐を閉じ込めていた花山院の屋敷に戻っていた。]
[中庭がすぐ見える場所、奥座敷に続く廊下にただずみ、おとこは困ったような笑みを浮かべている。]
[うすあかの霧] [穢れ] [怨みの声]
[入りたくとも、添うもの多過ぎて 奥座敷にはいれぬ。]
[おのれが書いた真言の 衣の壁。 御簾越しに、銀色の毛並みをおもう]
──この帳 戒めを破り、
わたしが おまえに触れれば
呪は、あわれなおまえを取り殺してしまうだろうねえ。
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