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…何、私は一度助けて貰ったからねぇ…
兄さんの方が正しいかも知れません。
法師様の事が、よく…分からなくなってきています故。
[首を捻る様子に、困った様に笑って見せ。
憮然と見ている様には頬を掻きつ…]
…何。
法師様の車の上に居ました所を。見ただけで…
名前は知りませんがねぇ…何者かも。
[何処かへ消えてしまった織。
織とすら知らないのだが…視線を白藤に戻す]
…兄さんは、あの方が何者か、分かりますかねぇ?
[尋ねてみて。ふと。何か聞こえた様な気がして目を向ける]
桐弥…こんな所で奇遇、だねぇ。
[ようやく頭の隅から名前を引っ張り出して。名を呼ばれるとようやく笑み]
白藤、さん。
そっか、昨日も見たんだ。確か大殿のお邸で。
[口にしてからしまった、と思ったが、慌てるそぶりはなく]
京に来てたんですね。
[駆け寄って見上げる]
[傍にいた汐にも気づき、気づいて礼をする]
昨日はありがとう。まだ布は巻いてるけど、もう、あんまり必要はなくなった、かな。
[自分の手を見る。巻いていた布は既に綻んでいて]
[鳶尾の紡いだ、帝の一文字に微かに表情は揺れて。
かといって、安倍に抱き取られたならその言葉問うことも、彼の腕を解くことも出来ない。
ただ、感情の揺らぐ瞳で鳶尾を見る。
先ほどまでの静けさが嘘に思えるほど、揺れて、揺れて]
あなたへ教うることなどありませぬ。
然う、
こころを与えるもあなたであれば
こころを乱すのもあなたにあります。
あれの謂う通りに、闇へ繋いでおけばよかったのか
ただ遣えておればよかったのか
あなたは何を望まれたのです。
私は
人恋しきにつくられただけでしょうか
助けてもらった、か。
どっちも、どっちも、だねぇ……。
[項に手を、小さく息を吐く。]
やはり奇妙な縁だな、なんともはや。
あれは、識だ。屋敷で話したろう。形代の識だよ。
高名な陰陽師に仕えていたんだろうが
今ははぐれてるようだ。
[陽の光が眩しいか、額の上に手を翳し]
おれも名前は知らないがね。
…おや。
兄さんも知り合いか。
[同じように名を呼んだ白藤に目を瞬かせ。
桐弥の言葉には頬を掻きつつ]
ん…傷が治れば良いだろう?
布を使わずに手に傷を負っても私は知らぬ。
[薬も勿体ない。と、口元だけで笑って見せ]
[ひらり、手を振る。]
……大殿の?
盗みにでも入ってたのか。
[わらう。あの姫君であるとは気づきもせずに]
あぁ、雇われてな。
お前も都にいたとはな。随分なときに来ちまったみたいだが……。
[二人の話す「識」が何者かもわからず、首を傾げて]
識? 法師様? 話は良く見えないけど。
ああ、そうだ。白藤さんなら何か知ってるかな。
橘の中将様が死んでしまったって話。襲われたって聴いたけど。
まだ、誰が襲ったのか判らないんだ?
…どっちもどっち、か。
[ふふ、と困った様に息を漏らし]
確かに人間とは思えなかった、が…
あれが、形代の織だってのかい?
そりゃあ…何とも、見た目麗しく作ったものだねぇ。
[式の話を聞けば、考えることが分からぬ、と。
白藤と同じように、項に手をやり]
はぐれ…?
…あの法師様は。車の上に乗っていても、何もせずにいたが…
彼方にも奇縁があるのか。ねぇ…
[少し考えていたが。
続く言葉には、そうか、と小さく]
鳶尾──
[嗤い含んだ声で、静かに囁いた。]
先におれは言うたな、
「おれとお前の繋がりは、呼び出した者と呼び出されたものであるとして、それだけとは思うてはいない」と。
お前はおれが使役する式ではあるが、さのみにあらず、ひとつの存在としてお前の意志を尊んでいたつもりだ──
[二人が同じように自分を知っていたことに驚いているのを見て]
おれからすれば、二人が知り合いだってのも驚きだけどね。
そうそう、大殿の邸は入ったはよかったんだけど、あんまりいいものがなくてさぁ。
すぐに出てきたから何も盗んでないよ。
[入ったのは、まだ大殿自身が生きているときであったが、そこまでは言わず]
傷はね、もう傷を治す必要も余りなくなったんだ。治ればそりゃいいんだろうけど、どうせまた傷になるし。
私の意志とやらを尊び、なんとされますか。
あまりも思う苦しさに
あるじへ向ける刃のあるものとは
私であってもついぞ思いも致しませんでした。
嗚呼、此れにてあなたは満足されておりますか。
盗み…
…私には、兄さんと桐弥が知り合い、って言う方が不思議でたまらないのだが…
[聞こえてきた言葉に、半眼で二人を見やり]
治す必要が…余りなくなった?
…ま、盗みをやっていれば。
確かに指先が上手く使えた方が良いだろうしな…
傷が滲みるのは我慢しろよ。
[何処か投げ槍にそう言って]
おれが、おまえを無聊を慰める為の便利な道具だと思っていたと言えば満足か。
違うだろう。
[一転、嗤いが消え、]
おまえは、
おれを抱きたいか?
おれのこころが欲しいのか。
[やさしく、問い掛けた。]
ん、ああ。
都で会った……花山院のな。
[と、門をちらと見て。
橘中将の名が出ると、少しばかり眼を伏せ]
仔細はおれもちと分からないんだがね。
大殿が“殺された”呪と同じではないかと見てる。
下人から聞いたことだが――
ひとの手の痕が残っていたということだ。
誰かは、まだわからんな。
[首を傾ける。ゆらり、翡翠がゆれ]
そんな目で見られると薬を塗ってもらった手前悪いなって思うよ。
ただ。
もう手を綺麗に見せる必要もなくなったってことだ。
[わずかに表情を翳らせて]
[出てきたのは自分で。これ以上「姫」の姿でいることに限界を憶えたのは確か。それでも。離れることは辛いと思った]
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