情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
ふふ、兄さんが病も祓えるなら、私は生きてけませんよ。
…ええ。恐らく、は。ですけど、ね。
[口元を吊り上げて見せ。瞼は閉じる]
物好き、ですか。
それは兄さんや…私も入る、のでしょうか。ねぇ…
生業である以上、否、と言えないのが辛いところでありますが。
[肩を揺らせば、開いた眼は男を映し]
まぁ。兄さんが病に伏せたら薬を持って参りますよ。
薬売りが平和に薬を売れるような世がいいがねぇ。
[わらった。]
おれも赤い花の宴は御免こうむるねぇ。
死人花が咲くにはまだ季節が早すぎる。
吉兆ではないな。
よろしくないことだ。
[感嘆の声には笑みを向ける。
白い鳥は命ぜられた場所へと飛び立った。]
そんな世が出来るなら是非ともして欲しいものですがねぇ。
[ふふ、とつられるように。
もう一度肩を竦めて見せた]
最も。薬が売れるのがそういう時、なので。
本当、喜んで良いやら悲しんで良いやら。
ま。吉兆じゃないなら…気だけは確かに持たなければなりませんねぇ。
[笑みが見え。飛びだった鳥を見つめ。
其の姿が見えなくなれば]
…紙の鳥、か。
便利そう、と思うよりも先に、童が喜びそう、と思ってしまうのは。
失礼なのでしょうかねぇ。
[困ったように笑って]
そりゃぁそうだな。
[しとしと降る雨、
長い前髪を右の手でついと避けた]
恐らくは、ああ。恐らくは、だ。
全く厄介だ。
[首を横に振る]
物好きには、そうだな。入るだろうねぇ。
生業であるならば、それは染み付いているゆえ仕方がない。
[肩を揺らす様子には瞬きひとつ。]
それは有り難いことだ。
まけてもらえればもっと有り難いがね。
――ああ、薬を買うようになるかもしれないなら名を知らねば不便か。
おれは白藤というが、薬売り、そちらは?
兄さんでも、恐らく、って付けるんだったら…
本当に厄介なのでしょうねぇ。
[傘を少しだけ傾け。傘の斜を雫が滑った。
端から飛びつ水。地に落ちれば雨と共に弾けた]
そう…兄さんとは気が合いそうだ。
まけるかどうかは…私の気分次第でしょうか。
[禿の髪を一房。指で摘めば小さく笑んだ]
白藤…ね。
私の名は、汐、と。言います。
ふ、随分高く買われてるもんだ。
陰陽寮のものでもないんだがねぇ。
[冗談めかしてひとつ笑うと、後ろ髪の翡翠が揺れる。
落ちる雫はまだやむ気配なく。]
それは嬉しいことだ。
堅い言葉使わずにすむ相手ってのは貴重でね。
薬を売るときも気分がいい事を祈るさ。
[汐、と名を復唱し]
海の――満ち引きのことかね?
まぁ、なんにせよ。よろしくというところか。
私には分からぬ物ですからね…雇われるほどの技量があるなら信に値するでしょう。
[摘んだ一房。指の腹で潰せば微かな音が鳴り]
貴族や役人の方には…堅い言葉でなければ縁を切られてしまいます故…その苦労も分かち合い、ですか。
なんともはや。
…ええ、海の傍の出、でして、ね。
[苦笑を零すと、ゆる、と辺りを見回し]
さ、て。
そろそろ、お得意の所へまわってきましょうか、ねぇ。
[背負う箱を担ぎ直し。小さく笑んだ]
私には気の流れが深くは分かりませんので。
白藤の兄さんの話は助かりましたよ…
それでは、また。
成る程ね。
[頷いて、ありがとう、かね?と眼を細め]
そうだな。礼儀作法には厳しいもんだ。
下手な口をきけば叩き斬られかねないというもの。
[肩を小さくすくめた]
海か。随分遠いな。
流れ流れて都まで……か。
ああ。行って来な、根付いて、水を遣るために。
[小さく手を挙げて、ひらり、振る]
役立てたんならよいことだ。
それじゃぁな。
[順繰りに辻を巡り、屋敷のぐるりを巡り、いまは屋敷へ入るべく門を目指す。
薬売りの姿をしたものが、屋敷から出て雨のなか何処かへ向かって行った。]
……やまいあらば、薬の入り用もあろう。
さしずめ、商いどきといったところか。
雨とて、無碍に花を散らすばかりでは無いな。
[いずれもっと現れる。
さればさ、押し止めるよりはむしろ…]
[流れ者の術士に目を留め、]
……御身、まだこのようなところに居られましたか。
お勤めご苦労に御座います。
して、わたくしなどには何ぞの変わった風にも見えませぬが、
ことの進捗は如何に御座いましょう。
[穏やかな涙雨は未だに止まず、
橋の下にて雨露を凌いでいた白狐はつまらなそうにため息をつきました。
ふと思いついたのか、河辺に育った大きな蕗の葉を、一つくわえて折りました。]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 6日目 エピローグ 終了 / 最新