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【ランサーくんの魔眼講座「まがんってなあに?」】
元々受動体としての機能を持っている眼球に、能動体としての機能、要するに眼球を介して魔術的効能を他者に与えたもののことを指す。
現代の魔術師の場合は後天的手術によって魔眼の機能を保有する場合が殆どだ。無論、こうした後天的魔眼は先天的魔眼保有者にスペックで劣る。
では先天的魔眼保有者というのは何かと言えば、眼球と接続されている脳の機能そのものが常人とは異なる者、先代以前の霊的改造が遺伝として受け継がれた者、元より生体機能として保有している者の三種類が在る。
『脳の機能』として持ち得ている者は一概に超能力者と呼ばれるが、これはコアな話題に入るので今回は省こう。魔術師の場合は後天的手術か『遺伝』によって保有している場合が多く、基本的には『視る』というシングルアクションで作動させる魔術刻印みたいなものだと思えばいいだろう。
【ランサーくんの魔眼講座「まがんってなあに?2」】
元より生体機能として魔眼を保有している者は、神や天使、吸血鬼や悪魔といったいわゆる「人外」連中だ。ラインナップを見ての通り、人間が保有し得る魔眼よりも強力なものを持っているケースが多い。
こうしたものは特例《ノウブルカラー》と呼ばれ、多くは他者の運命そのものに干渉する。更にノウブルカラーの魔眼にはランクがあるとされ、魔眼の色によってより強力になっていく。
通常は赤や緑といった単色の魔眼だが、より強力なランクであれば黄金に、更に強力なものは宝石のように偏光し、最大の魔眼としては『虹色』の魔眼と言える。だが『虹色』の魔眼は非常に特殊であり、シェムハザの魔眼は虹色ではなく宝石偏光の魔眼を指していると思われる。要するに、神域レベルの非常に強力なやつということだ。
ちなみに、有名なメドゥーサの魔眼は宝石ランクの魔眼であるとされている。参考までに。
コンソメパンチは……ポテトチップスの味の種類の一つよ!
[異常に好き、ということは、きっと貪るように食べていたのだろう。落とし穴の上に置いておけば、間抜けにかかったかもしれない。あるいは投げつければ気を逸らせたかもしれない。だが現在、コンソメパンチは所持していないのでこの情報は使えない。
メモに書いてあるループの言葉。これが今回の異常の原因であり、根幹なのだろう。もしかしたら、たとえアサシンをここで打倒し勝者が聖杯を手に入れても、参加者はそのループに囚われてしまうのかもしれない。
このメモの筆者は、そこから抜け出すための方策を考えていたようだ。
その方策……ヒイラギを見れば、どうやら少年はそれに気づいたようだった。
それが何か分からないが、きっと彼なら、正しい答えを導き出したのだろう]
ッく
[>>153 視線を逸らすだけでは意味はなく、ずし、と身体に重荷を背負わされたかのような感覚が襲う。地に両手をつけたまま、押し潰されそうにすら感じる。]
、は
[息を吐く。]
アルフレートの場合は振り回すというより振り回ってるという方が正しいな。
ランサーはよくがんばった。うむ。
[周囲に感知の魔術を展開する。
麻痺の魔眼と直接目を合わせれば、また呼吸もできなくなるほどに行動不能になってしまう。
対策は単純に、シェムハザを見ないこと。
戦況を把握するため、ソナーを使用し続けること]
……っくぅ。
[それでも強力な魔眼は身体の自由を蝕む。……だが、問題ない。手足は動く。魔術回路は使える。
自分が動けなくなるより、決着の方が早いだろう。
戦いに意識を向ける。
自分ができることは多くないだろう。何もできないかもしれない。どこかで隠れていた方が良いかもしれない。
それでも、見届けたかった。自分のために、見届けなくてはならなかった]
[びし、と内で何かひび割れる感覚。
それが何か気付いていても、気に留めてはいけない。
>>152リリンの命がこの身体をまだ縛っているのなら、
もう少し、無理は出来るはずだ。
龍脈から溢れる魔力の供給もある。]
―――…、 顕現せよ。
[手を翳すは、光を纏いながら浮かぶ球体。
青と緑の光を帯びたそれに、指が―――、触れる。]
[常に光で覆われていた球体が、その真名で呼ばれると
周囲に光を飛散らせ、本来の姿――色褪せた地球儀が姿を見せる。
飛散した光が、幾何学の魔眼の力の方角を狂わせる。
時に屈折、時に反射する。
光の範囲を広く、広くと意識を広げる。
びしびし、と内から聞こえる悲鳴は顔に出さない。
その光によりキャスターだけではなく、
マスター達へ向けられる魔眼の力も弱く感じるだろう。]
コ、コンソメパンチのポテトチップスなら知ってるけど…
英霊が食べるんだ?
[親方は殆ど食事を取らずエスプレッソとパンの類
レティはお茶とかジュースとか品良く少量の食べ物しか食べていなかったから…]
しかも、あんな濃い味のポテチ沢山食べたら成人病まっしぐらだよ。
[きっと英霊だから成人病とか気にしないのだろう。と…自分なりに決着を付けてみた。]
[肩が荒く上下する。動きそのものは大きくはないが、宝具の同時使用なて負担が大きすぎる。
ふと、龍脈や魔法道具である程度底上げはしていてもマスターへの負担がどれ程になるかまでは考えていなかった。]
…ッ、 リリン。 すみません、すこし無茶をしました。
だいじょうぶ、ですか。
さすがにここまで生き延びた英霊だ。
魔眼くらいは対応出来るみたいだね。
だけど、ここから先は手加減なしだよ。
[右翼が光を増す。
魔術師の拘束魔術と、詩人の具現化させて英雄たちに襲われようとしているが、彼は冷静だった。]
サーヴァントにとって、食事は自身の魔力回復の手段でもあるわ。
おそらく、コンソメパンチはシェムハザに最も適した食材なんだと思う……!
[ヒイラギへの応答は、苦々しげに。
それを貪るように食べていたとしたら……果たして、アサシンの今の魔力はどれほどまで膨れ上がっているのだろう。
キャスターの宝具により真雁の効果が薄れる。大丈夫かと聞かれて、応える声は力強く……足手まといにだけはならないという、決意に満ちる]
ありがとうキャスター。
わたしは大丈夫。全力でいきなさい!
Αντισταθείτε
[左の翼の羽根が舞うと、その光る輪にぶつかり弾ける。
単純な魔力の衝突だが、彼の羽根をもっての抵抗は第二節までの魔術と同等となり、さらにそれをこの右の翼が後押ししていた。
彼の翼は、右と左では役割が違う。
左は魔術礼装でも増幅や詠唱簡略化を目的とした”増幅礼装”であり、復元されている右の翼は特殊魔術を行使するための”限定礼装”であった。
その限定礼装は、ただ大気のマナを魔力として抽出する事に特化していた。
つまり、これは彼が自分の子孫の家系、つまりブライジンガー家に伝えた増幅魔術。魔力を貯蓄するためだけの魔術の源流である。
右の翼は大量のマナを無限に排出し、左の翼はそのマナを暴力的に使う。
ただそれだけの機関だが、これが彼の行使する魔術であった。
高度な術式を用いず、一たび戦闘が始まればアドバンテージを取り続けられる、まさに神秘と神秘が衝突していた古の時代に生きた魔術師の答えの一つであった。]
エルドアペル。木製の地球儀。俗称『地球リンゴ(大地のリンゴ)』。いわゆるメルカトル図法で投影された世界地図から派生した宝具と思われる。一口にメルカトル図法と言っても色々あるので、興味があれば調べてみよう。
[魔眼が軽減されれば、光の鎖はシェムハザの場所を確実に捉え、その手足、羽を狙う。
卓上に広げられた世界図の上、その上に手を添えながら上を見上げる。]
―――…、 リリン
[>>191 マスターからの力強い声に、頷きを返し]
感謝します!!
言われずとも全力を出さなければ、
私の心が許さない相手でもあります。
[ちかりと脳裏を過るのは、―――、少女と青い鳥。]
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