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ふっふふーん…。
[鼻歌まじりに大理石の塊を持ち込んできた。]
ふっふふ→ん。
[やっとランサーがこちらに来たからとうきうき気分で彫刻の準備中。]
ちっがーう。
コレジャナーイ。コレジャナーイ。
そうじゃないんだー…。
[仕方がないのでまるごしランサー君をモデルに「ね○どろ○ど・らんさぁ君」を作りはじめた。]
[まるごしランサーくんは無垢な瞳で見つめている。]
[まるごしランサーくんは動き出した!]
[まるごしランサーくんは身振り手振りで何かを主張している。]
[まるごしランサーくんは『おれだってやれるんだぜ!』と言いたいようだ。飛び跳ねている。]
[まるごしランサーくんは服がない。]
[まるごしランサーくんはまるだしだ。]
[まるごしランサーくんは無垢な瞳で見つめている――。]
ええい動くな。
[ぺしぃと叩いてモデルを強要。]
好きなポーズを取っていいからしばらくじっとしていてくれ。そうしたら完成する。
[言っている間にね○どろ○どの造形はだいたい整ってきている。]
[まるごしランサーくんは頷いた。]
[まるごしランサーくんは動かなくなった。]
[まるごしランサーくんは無垢な瞳で見つめている――。]
大丈夫だ。そのサイズでレーティングもなにもない。
[まるだしランサーくんへ向けて言い切った。完璧に全裸として話を進めている。]
…――。
[>>7 キャスターの呟きに、
詩人は物憂げに眼を伏せただけ。
何を謂うにしても言葉が見当たらない。]
……、? ぁ、……
[キャスターの詠唱が重なるにつれ、
体の痛みが僅かだが和らいでいく。]
魔力が、……ああ、貴方の、あの、力か、……こんな風にも、使えるん、ですね……
[ぞくっ]
ん。なんだ…?
[辺りを見渡すがなにも解らない。]
とにかく完成と。
…もう2、3点バリエーション作っておくか。
後はもうモデルはいらんが望むポーズがあれば指定してくれていいぞ。
[まるごしランサーくんの頭をお疲れ様だと人差し指で撫でた。**]
[無理やりな癒しだと自分でも思う。
敵を討てるというのに施しをする甘さは、
―――お互い様か、と。
肩を貸した英霊を見れば、仄かに口の端を上げるだけ。]
私の力というより、この地が持つ力を
少し借りている…といった所でしょうか。
[宝具《アトラス》で、恩恵を受けた彼なら解る所ではあるのだろう。]
…、…っ
[自分の残った魔力を道具で無理やり増幅させての魔術。
額にじわりと浮かぶ汗は、少し俯き長い前髪で隠す。]
行きましょう。
クレティアン…。
そして、マスター達。
[未だに詩人らしき彼をライダーのサーヴァントなのだろうかという疑問は口にせずのまま、リリンの手を(拒まれたらしぶしぶ引くが)取って下の階層へと意識を向ける。]
――…、クレティアン。
アサシンの羽根には決して触れてはいけません。
どうか、バーサーカーの悲劇を…
そして、みちるのような事が…二度とないよう、
心に留めておいてください。
―――、それでは。
[そう言えば、クレティアンと妹尾柊とは違う場所へと*転移する。*]
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