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この混沌こそが聖杯にたどり着き根元を求めるものに対して働くと言われるあの霊長の抑止力なのかもわからんな(適当
っち。
どうしたっていうのかしら。
[舌打ち。]
あ、情報ありがと!
多分、情報を持ち帰るとか、そういう魔術師としての彼なりの目的があったんだと思うわ。
その目的を満たすためなら自害も命じるかもしれない。
だって、魔術師だもの。
そういう生き物だわ、彼らは、多かれ少なかれね。
[そう言い残して入口へ走る。
途中で杯を引っ掴み、樽から葡萄酒を注いだ。]
ブライ、どうしたの?
今はきっとあの野郎が警戒してるわよ。
―――そんなに、切羽詰まってるの?
[やっぱり「1組多い」ことが影響しているのだろうか?
まだ3組は残っているはずなのに。]
ほら、飲みな!
[杯を差し出す。]
彼は私の命の恩人です。
再契約に至るまで私を保つ事が出来たのは…
彼のおかげだったんです。
まさか、こんな形で恩返しをできるとはおもってませんでした、が
[ふと上空にサーヴァントの気配を感じる。
ブライをクレティアンと共に運ぶ最中、思わず上を仰ぎ見る。]
…来ましたね。
[番組が終わる。ふぅ、と一つ息を吐き、それから気づいた。
令呪のうずきを。
そして、感知するまでもない、魔力の奔流を!]
な……キャスター!
防いで!
[とっさに叫ぶ]
―――、了解しました。
[言葉と同時に、教会の床に魔方陣が展開する。]
みなさん、この陣の中に。
外にいる人は流石に守りきれません!
[補修の済んだアストロラーベを何個か周囲に投げて、魔力の底上げをする。リリンからの魔力供給が少ない状態でもこれでなんとかなるだろう。]
[その時、「塔」に流れる魔力が揺れた。]
えっ、
―――嘘でしょ!!
ここが気付かれたなんて!
くう、「はじめて」だ!
また!!
[キャスターの声に陣に飛び込んだ。
魔力の渦を見れば、しまった!とばかりに、]
どうして、教会って攻撃しちゃいけないはずなのに!
[両腕で頭を守るように伏せて]
[キャスターが展開した陣へと飛び込む。
この魔力は知っていた。一度身を持って味わっている]
来たわねシェムハザ……!
[歯噛みする。
ここは戦闘エリアではないどころか、住民たちが住んでいる1Fだ。あいつが本気で暴れればどうなるか……考えたくもなかった]
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