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……甘そう。
[かぐやが食べているものと同じパフェがセイバーの前に並ぶとそんな感想が漏れた]
儀式については、知らない。
そもそもうちは、魔術師じゃないから。
正確に言えば、呪術師、かな。
巫女とか、新刊とか、あんな感じの。でも、魔術刻印は、ある。
[だから協会には所属していないんだ、と言って]
リリン? なんか、鈴みたいな名前だな。
私は、兄里。兄里、ケイ。
[正直な所、ケイ自身ケイという響きの名前は好きではなかった。だから、余り名乗らずにいたのだが]
少しばかりこの街の軍隊に追われてな。
もう少し身体も鍛えねばならんようだ。
せめて、一人で国を相手取る程度は欲しい。
[ランサーは首を傾げる男を観察していたが、やがて]
そうだな。
――――一つ、頼もうか。
仮に策略であるにしても、正直なところ、地図とやらをどう書くのか興味がある。
そうだね、3年前からここにいる。
君のマスターは面白い恰好をしているね。
その様子だと、令呪のみ移植したゴーレムのように見えるけど。
聖杯が壊れれば、この塔も消える。
ここにいた人は町ごともとの場所に戻される。
何故こんなことを僕が確信をもって言っているか。
それは、僕のマスターがこの聖杯を作った人間の子孫だからだ。
彼も聖杯の破壊を願っている。
む。甘いものは良いと思わぬか?
[自分と同時代の貴族は、現代で言う糖尿病が多かった気がする。かぐやは知らないが、よく動いたであろう武家の人間は、汗をながすゆえに塩分を好んだのではなかろうか]
そういうときはこれよ。この「めにゅー」とかいうやつ。
これを見ると、名前ではわからぬが、ある程度見た目で判断がつくぞ。
これとか、じつにたくさん木の実が乗っておる。
[フルーツグランドデラックスなどと書かれている謎のメニューがそこにはあったので、セイバーに勧めた>>151 >>154]
………かつては世界の果てを示すは大地と海原のみ。
まさか、聖杯の知識を得るまでは、平面に書き起こせるものであるとは思いもしなかったが。
[淡々と。しかしてどこか懐かしむように呟く。]
やはり、貴君は神の山々であろうと地図に起こせるのであろうか。
―1F商店街>>155 ―
[戸惑われているらしきに少しだけ首を横に傾ける。
なおランスロは少し後ろで
じっとその様子を見守っていた。]
絶好の…貴女を討つ機会、
ということですか?
[吟遊詩人は、薄い唇にやわらかな笑みを敷く。]
――それは、意味がない。
貴女の物語がわからない。
私が欲するのは、貴女の物語だから。
[歌うように、重ねた。]
それに、……非礼を働くのは私の信条に反します。
ただの私の我が儘ととってくださって結構。
ご納得いただけると、良いのですが。
[なぜうちのサーバントはいちごパフェを食べているのだろうか。きっと甘いものが好きなのだろう]
呪術系で、巫女や神官か……。
たしかこの国独特の宗教があったわね。その流れを汲む魔術師ってこと?
[たしかに、この土地独特の風土に根ざした呪術なら、協会への所属はメリットが薄いだろう]
そうよ。鈴の音色からとったの。かわいいでしょ?
たぶん短い間でしょうけど、よろしく、ケイ。
[これは何らかの撹乱なのだろうか、とパピーは考えたが、話の途方も無さを聞くと、あまりそうとも思えない。
ここで断ると、同じような事を他のチームに持ちかける気もしていた。]
これほどの魔術をなしえるものの子孫が、今後悔していると言う事か……。
それで、ひ弱を自称するあんたが、俺たちにしてくれる協力って何なんだよ。
[結局のところそれである。まだ戦い始まったばかりなのだ。
利用できるものは、何でも利用していきたい気持ちはあった。]
― 西ブロック 図書館 1階 ―
ここに逃げて込んできたわけでは…ないですよね。
[日本に軍隊…?と、思案するが、彼の恰好から見て、何かを軍と表現しているのかもしれないと推測してみる。が、推測の範囲からは出なかった。]
……… エッ? 国!?
[変な声が出た。
この英霊は一体、と鎧から何か解らないかとまじ、っと見つめた。
とはいえ、地図の書き方に興味があると言われれば、]
本当ですか?
嬉しいですね。
すみません。
紙を貸ります。
[受付の横に設置されていた小さな紙を一枚拝借する。
懐から方位磁石とペンを取り出せば、まずは北を確認する。
ペンが紙上を走ったと思えば、よく解らない速度でサラサラと動く。
図書館周辺から大学周辺に至るまでの道のりが住宅地図に似た形でどんどんと書き上がっていき、]
出来ましたよ。
[どうぞ、とランサーの前にその紙を差し出した。
本人としては基準点や等高線も描かず道と住宅の四角を書いた程度のそれは手を抜いた部類の地図に値する。]
――3年。
[ぽつりと、言葉を落とす。
つまりその間、仮にもサーヴァントたる存在が、その力を持ってして解放を試みて――それが成し遂げられていないと言う事だ。]
…つまり。
街をこの塔に縛り、維持しているのが聖杯であるが故。
聖杯が解体されれば元に戻る、が。
…その前に、願いを叶えるなどをして維持するだけの力を失えば、
場が崩壊し消える…という認識であっている、か?
[アサシンの言葉に、眉を寄せる。
これが事実ならば――己の願いは、多くの人の命と引き換えにすべき事ではないが。
…さて、何処まで信じて良いものか。]
この話、――信ずる証拠は。
いや、嫌いではない。嫌いではないが……
慣れんのだな、きっと。干柿くらいの甘みが一番馴染む。
で……どれ。……これが全て木の実なのか?
ふうん………少々気味が悪いくらいに鮮やかだのう。
[英霊の女から差し出されたメニューを興味深そうに眺めている。
パフェで手こずっていたので注文まではしなかったが]
召喚師、ではないなら、楽師とか?
楽師が何で戦うのかわからないけど。
[思いつくままにあげてみる。
キャスターがいる以上、他のクラスであることを考えた方が良い]
、私は、リリンのサーヴァントが、セイバーであることを知っている。
だから一つだけ、こちらの情報を開示しよう。
さくらは、ああ、私は彼女をさくらと呼んでいるのだけど。
さくらは、本来呼び出されるはずのサーヴァントのクラス、そのどれにも当てはまらないんだ。
つまり、そこにも異変は起きている。
[正しいクラス名を言うのは戸惑って、開かすのはそこまでに止める]
ひ弱な僕でも一応はサーヴァントだ。
頭数が多ければ、それだけで十分じゃないのかな。
もっとも、僕みたいな足手まといはいらないという事であれば、それも仕方ない。
少なくとも君たちには敵対行動をしない、君たちが不利であれば可能な範囲で手を貸す。
それでは利点にならないかな。
物、語?
[むしろそれこそ言っている意味が解らない。という顔で首を傾げたがその後に続いた言葉には成程と納得できた。]
この状況で仕掛けるのは信条に反するという事か。
変わり者だな…いや。そんなもんか。
[自分も充分変わり者だなと思い言葉を留める。]
無粋を言った。有り難く言葉に甘えさせて貰おう。
病人に食べさせるにお勧めの飯はあるだろうか。
[手伝うという言葉>>149に戻り、質問をする事にした。]
>>160
世界のはじまりを…知りたいと思った事はありますか。
[鋭い眼光はどうやら向いていない。
むしろ、どこか角が取れたような口調に、つい口を滑らせるのはこちらの方。]
……、そう、聖杯の知識に感謝はとてもしています。
まさか、地球が太陽の周囲を公転していたなんて。
[は、と眉を下げた顔で息を吐いてから、]
あなたの言う神の山々が地球の一部である限り、
地図に起こせないものはないでしょう。
君の認識であっているね。
証拠を提示する事は難しいが、例えばそうだね。
聖杯が何故彼らを生かしてるんだい?
本来は不要なものだ。
だがそれを維持している理由は?
マスター、君も理解しているだろう。
この塔自体が聖杯の内部なら、聖杯が彼らから魔力を搾取しているのを。
君たちが望みをかなえれば、魔力が消費される。
その結果、この住民はどうなるか。
確かにその緑のとか躊躇するの。食べてみれば木苺よりも良いぞ。
……ああ、しかし干し柿は捨てがとうありんすな。
[メニューをセイバーに渡して、自分はパフェの続きを食べつつ>>167]
あら。
[あるじの情報開示に少しびっくりしていた。相変わらず、妙なところで公正にいこうとするあるじだなあと思っている>>168]
……そうだね、私たちが使うものは、魔術とは似ていて、けれど違う流れをくむものだから。
存在の仕方からして、違う。
魔術師が魔術を使うのは、主に自分たちの為だと聞いた。
研究し極めるものだと。
呪術は、人の為に磨きその力を使うもの、だから。
[現実は、それほど良いものではないのだが。何しろ、使う相手がかぎられているのだから]
お見受けする限り、名のある戦士の英霊なのでしょう。
ならば解るはずです。
戦においても、地を理解する事が
勝利に繋がる事も多いと言う事を。
[そこまで言えば、ん、と口許に黒手袋を添えて、]
喋りすぎましたね…。
みちるに怒られてしまいます。
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