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[来た時と同様、空へと戻っていくアサシンの姿を、
視線だけで追い――ふつ、と。…姿が見えなくなった途端、
歪んでいた時空が再び元に戻る錯覚に、一度だけ榛を瞬いた。
微温湯に浸りきった、少しだけ鈍い感覚に
姿の見えなくなった空へと、一度だけ視線を向ける。]
―――ああ、判っているとも。
パピー。
[赤竜の言葉に、一つ、頷く。
…虚実だとは思わないが、全てが真実だとは思い難いのは事実。
掌の中にある羽根に一度視線を落とし――
軽く握り直すと、服の内側へとしまい込んだ。
これで、下手に紛失する事も無いだろうと**]
どんなに、「時間」が、あることか。
―――もうそんなには、ないんでしょうけど。
[「ループ」は「永遠」ではありえない。
エネルギーを消費するからだ。
観測する者がいる以上、永遠は存在しない。
経年劣化を生じてしまう。
どんなに完璧に巻き戻っても、それを観測するものの存在する限り、それは永遠ではなく地続きの未来だ。]
――――そうか。
生憎と、俺は地の理も天の理もついぞ縁は無かったが。
貴君に示せるのは我が槍と、――――そうだな。
人の理ぐらいなものだろう。
俺はランサーだ。
……その時は、敬意を以って挑もう。キャスターよ。
[扉が開き、そして閉じると同時に、差し込んでいた光が弱まる。
そこに、灰色の鎧を纏う男の姿は、既に無く。]
でもね。
[かつて「忍神町」であった灰を手に取り、風に流す。
渇き切ったソレは、すぐに空気に溶けてしまうようだった。]
こっちは端っから負け戦、覚悟が違うのよ。
まだまだ、泥仕合に付き合ってもらうわ。
上げる
[「塔」を見下ろす。
彼らは今、どうしているだろう。
彼らのことを考えると、狂おしく愛しい。
ああ、まだ私は人間を離れ切らない。
今回も挫いてあげる。
今回も助けてあげる。
今回も私の身勝手、押し付けてあげる―――]
…、あれがランサーのサーヴァントだったのですか。
知らずに戦っていたら、串刺しでしたね…きっと。
[親方から、卂いぞ、とだけしか情報を得てなかったから
彼の姿が消えてからひとり呟く。
みちるの姿を探す為、図書館の中へ踵を返しがた、
外から聞こえる破壊音に思わず口元を黒い手で覆う。
堪えきれず、小さく声が漏れて、
手袋の端から垣間見える*口元は緩い。*]
―1F 南ブロック 商店街―
[素直な礼には金萌葱の眼を細めた。
その後の、何処かくすぐったげな、
淡さをはらんだ笑みに
はたと眼を瞬かす。]
どうか、されましたか?
[クレティアンは恋物語を編むのにも長けていた。
ふとした欠片を拾い上げるのにも、長けていた。
されど、すぐ真顔に戻ってしまった淡さは、届くに至ず消えてしまう。]
――え?
[>>208想定外の申し出に、
ランスロのほうを振り向いた。
これには騎士も面食らう。]
……、彫刻、……どうだい、ランスロ?
悪い気はしないかな。
[悪戯に問いかけて、身に余る光栄、と生真面目な騎士は続けた。]
ではその話も買い物をしながらで。
……貴女は、生前彫刻師だったのですか?
どのような作品を?
[物語の一端を、捕まえるように。
詩人は邪気なく問いかける。
歌うために生まれたような澄んだ声は、心地よく響くのだ。]
[>>189 果たして兄里ケイが、願いの問いに答えたかどうか。
蕎麦を食べ終え、ふと周囲を見れば……はす向かいに座るサーバントが息づかいのように発する、魅了のスキルに屈した一般人が自分たちを囲んでいた]
…………。
[唇に指を当て、ふむぅ、とその人垣の様子を見る。
一所に長居しすぎたせいだろうか。魔力に当てられた人々の目は血走り、熱に浮かされたかのようだ。包囲は徐々に狭まりつつある。
―――おそらく。
あと少ししたら、雪崩のように人が殺到するだろう]
情報交換はこれくらいで十分ね。
ごちそうさま。おいしかったわ。
また会いましょう。……今日みたいに、仲良くお話するかは分からないけど。
[少し強引に話の流れを断ち切り、セイバーを伴ってそそくさとその場を退去する。
その間際、一言だけ小声でそえた]
……あなたたちも大変ね。
[店を出てすぐ、店内で大きな騒ぎが起こったようだが……振り返ることもなかった**]
―1F 南ブロック 商店街―
[その後は、本当に和やかな買い物となる。
林檎そのものより絞ったものの方が咽喉に優しそうだ。
柑橘類もよいらしい。
粥は米をゆるく炊いたものであるらしい。
卵を落とすと栄養になる。
それから吟遊詩人の人当たりのよさは、
生気の欠けたこの町の住人にも有効なようだ――などなど]
……この時代は豊かですな。
だが……我々が居る街は、妙ですが。
[赤い果実を手に、ふと小さく呟き、空《地上》を見上げた]
―1F 南ブロック 商店街→―
[透けた壁の向こう羽ばたきの音が聞こえる。
鳥の群れだ。さかしまの世界から羽ばたいた。]
白い鳥が舞い上がる
…―――否、空へ落ちていく
[即興詩のような言葉は、独白だ。
嗚呼、何たる――神話の世界めいた光景か。]
私は物語を求めて此処に居る。
――貴女の作品も、見てみたいものです。
[名も知らぬサーヴァントに向き合い、
彼女らの拠点へ送り届けるまでの道すがら。]
送り届けるまでがエスコートです。
どうか無事に主の元へお帰りを。
[拠点までアーチャーを送り届けた詩人は、
衣をふわりと持ち上げて、
古風な一礼を向けたのだ**]
罰則、ではないな。
祝福はそうだけど。
私の、願いは。
[尋ねられて、一度口をとめた]
令呪を無理矢理剥がされると、人はどうなると思う?
魔術師のあなたなら、知っているよね。
魔術回路は使い物にならなくなって、最悪死ぬ。
生きていることは僥倖かもしれない。
呪術には、神の声を聞く、と言う側面がある。祈祷だね。
祈り、祝福を届ける、それは兄里で言えば後継者にしかできないことだ。
だけど、令呪を奪われて、その力は喪失した。
失われたその力を、取り戻すのが私の願い、だよ。
[協会の魔術師であれば、いずこかで行われようとした、その聖杯戦争を知っているかもしれない。令呪を剥がされた何人かのマスターがいたこと。死に至り、あるいは廃人になり、あるいは魔術を失って]
ああ、そろそろ潮時かな。
[周りの声がうるさくなっていた。かぐやの魅了で集まった人が、少し離れてざわりとしている。
話を切って立ち上がったリリン達を見送り]
聖杯戦争を続ける以上、又どこかで会うだろうけどね。
大変かな? そうでもないよ。
[彼らが去ってから、周りの声はよりいっそう大きくなった。なだれ込んできそうな人垣に左の掌を数回握っては開き]
少しだけ、静かに。
[唱えるのは言霊。簡単な祈り。魔力を乗せたそれは容易に集った者達を沈静化させる。
要は眠らせるのだが]
行こう、さくら。
[レジで暗示からは離れていた店員へ支払いを済ませて*外へ出た*]
―???―
こ、ここは何処だ。
頭が痛い……。
[車に乗り込んで移動を始めたはずだった。
其処までは何も不思議ではなかったが、
雲行きが怪しくなったのは道中で警察に追われた所からだった。]
予想以上に疲れていたようだな。
情けない事この上ない。
それで、貴様あの後無茶はしていないのだろうな?
この街での活動に支障はまさかあるまいな?
[気絶していた自身の失態を棚に上げての質問だった。]
―南ブロック―
だから、そんな怒るなよ!辰ぅ!
[片翼の青年が天に広がる地表へと消えた後、歩み始めたヘイズレクの耳に、パピーの声が飛び込んでくる。
バックにさえぎられているせいか、周りを歩く人々には気づかれない。]
辰を見捨てたわけじゃねぇって!
いいか、聖杯を破壊するか否かを決断する時って、どういう時よ?
俺たちが勝ち抜いて、目の前に聖杯が出た時だろ?
でも、その時アサシンたちは、高確率でいないわけだ。
ってことは、俺たちの好きにしても怒る奴はいないって事じゃん。
なのに、聖杯出るまで協力はしてくれるんだぜ?
……「そんな子に育てた覚えはありません」って、辰の心にその考えがよぎったから、俺がこうしてるんだけど……。
よぎったからと言って、本心と言うわけじゃないってのは、まあそうなんだけどさあ。
[本来ならばこれは、個人の心の中で行われる、ささやかな葛藤なのかもしれない。
もしそうだったならば、辰と良識によってあっという間に打ち消され、葛藤した認識すら薄い可能性があった。
しかしパピーの存在によって、それは否応無く表に出てしまう。]
それにさ、片翼って強そうじゃないか?
「ひ弱」とか言ってたが、ありゃ、天使的な何かだろ。
……え、イカロスだったらどうする、だって?
イカロスって、羽根作って落ちたって伝承のか……。
よ、弱そう!
[パピーは、あの青年がイカロスでない事を祈った。]
― ??? ―
少年は槍を振るっていた。
風が通り抜ける草原。遠く見える土色の街並み。
いずれにも気を割かず、ただ槍を振るい続けていた。
――天上にて見守る女は、彼が槍を取った理由を知っていた。
一心不乱に振るい続けるは死した父がため。――復讐がため。
ただ怨み一つで槍を握り、今日に到るまで片時も離さなかった。
師はなく。友はなく。
彼方に故郷の景色を置いたまま、少しずつその心を焼いていく。
少年は、輝き放つ具足の気配に気付かない。
女は、ついぞ声をかけぬまま、その草原を後にした。
――少年が復讐の暗雲より抜け出したのは、齢十五の頃。
父親の戦死の報より槍を取ってから、十一年後のことだった。
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