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[2−Aに向かう途中、やたらと視線を感じる。学内一の有名人で、かつ長身で目立つ上に、今日はいつもと違って、女物の着物を着ているため、イヤでも目立つのだろう。
しかも、その隣にいるのは、さらに長身の目つきの悪い官憲軍人]
ここでござるな。
[2−Aに着けばそう、昭吾に言う]
へぇー!シュシュあるの?作るの難しくないの?
[凄いね、なんて感想を零しながら目を輝かせる姿は、小さな子供に見えたかもしれない。
可愛いので、気に入ったのがあれば買って帰ろうか。
普通の男の子がシュシュを作れば驚きは倍増だが、晋くんは手先が器用そうだから何でも作れそう、というのが菖蒲が抱いているイメージで。
本当にその通りかどうかは彼女はしらない。
少しづつバザーの売り場へと近づく度に、晋くんの足取りが重くなっていっているような気がして、一度止まると。]
…行くの嫌?別の場所周る?
[なんて聞いてみたが、どうだっただろうか。]
―バザー―
[売り場に足を踏み入れれば、目に入ってきたのは様々な種類の手芸品。
ぬいぐりみにランチョンマット、マフラーにレース編みのコースター。
入る場所を間違えたのだろうか?と一瞬戸惑ってしまう程完成度の高い品々が並んでいたのでした。
ゆっくりと、品物を見て周る。
テディベアを見つければ、心なしか頬を染めながらなでりなでり。]
可愛いなぁ…誰が作ったんだろう?
[同じ部である晋くんなら知ってるかな、と聞いてみたことだろう。]
>>488 昭吾
いや、拙者にはああいうのは似合わないでござった。
肩こるでござるしな。
[肩をくるくると回してストレッチするような動きをする]
向き不向きは、確かでござるな。
そう言えば、昭吾殿も、球技はダメと言っておったでござるな。スポーツは何でも得意そうでござるけどな。
[自分もよくそう言われるので分かるのだが]
― 女子会デート>>486 ―
奏美ちゃんと一緒ならどこでもいいよー。
……この音何やってるの? 野球?
[と言いつつ散策してすぐ、グランドに出たらカキーンという小気味の良い音が鳴ったのに興味を惹かれた。
野球部名物、『うちのエースから打てるものなら[[ bb ]]で打ってみろ』 が開催されている音だ。
もちろん見えなくては参加しようがないので彼女自身は応援するしかないのだが]
――奏美ちゃん、やってみたら?
ホームラン打ったら私にも音で分かるし。
[そんなお願いをしてみた。
ヒット以上なら景品が出るらしい。]
いや、そうでもないよ。
模様を型紙にデッサンしといてその通りに編んでいくだけだから、なれれば難しくないよ
かぎ編みで煮込み料理作ってる空き時間に作れるし
[目を輝かせる姿は何だか少女みたいで
其れが可愛いなぁ、なんて思う>>489
足取りが重くなっているのは気付かれていたようで
一度彼女の足が止まり、尋ねる言葉にぶんぶん首を横に振る]
いや、大丈夫。うん
[自分の作品がばれなけれなよいのだから
嫌じゃないよと言えば、今度は誤魔化すかのように早足で会場へ向かった]
ーバザーるでござーるー
[売り場はそこそこ人がいる様子で
そして自分の作品はまぁ売れている方だなと残りの数を見てほっとした顔をする
品物を興味深そうに見て回る彼女にほんわかとしつつ
テディベアを撫でる姿に笑みがこぼれる
そんな折、だれが作ったのかと聞かれてとっさに>>490]
さ、さぁ……誰だろう
[と、誤魔化そうとした折に、哀れ卓球部の先輩が自分に気づいて]
『倉重君、あんたの作ったここのコーナーの、結構売れゆき好調!
そこのくまのぬいぐるみもあと3つだしさ
こんなことならもっと作っといてってお願いすればよかったかな―』
……。
[なぜ いま いうのだ。ぴしりと固まったままくちをぱくぱくするのだった]
―ウェイトレス・午後―
[午前担当の子達と交代してウェイトレスへ。
始める前に鏡でチェックして、着崩れたりしているところは綺麗に直した。
大体の打ち合わせをしてから教室へと]
うわぁ、混んでる。
[思わずそんな事をぽそりと言ってしまった。
だけどのんびりしている暇は無いから注文を聞いたり、食べ物を運んだり。
菖蒲みたいに笑顔で対応、は私には無理。
愛想笑い?なにそれ美味しい?
無理に笑うと逆に怖くて子供が泣きそうだとか、何だとか。
お客さんに無愛想だね笑ってみて、って言われたので頑張って笑ったら、
『人それぞれ向き不向きがあるから。頑張ってね』
と肩を叩かれて言われてしまった。
……そんなに酷いだろうか。
これはもしかして宗像と並んで無表情給仕の名をほしいままにしそうな予感]
―女子会デート―
実は何をしているか全部は把握してなくて……ってえ?
野球?
[首をこてり、と傾ける。確かに何か小気味のいい音が聞こえてきた。
何だろうと言ってみれば野球部名物(以下略)]
これ、打たせる気あるかな。
[打てる物なら打ってみろ、だし。
私運動壊滅的だし]
え?!私?!
私が運動全般へったクソって解って……るよ、ね?美穂?
[それでもやれというのね?そうなのね。
よし、打てなかったら妖怪のせいにしよう]
恥ずかしいから三振しても笑わないでね!!
[そういうと、見学席に美穂を座らせてチャレンジ。三球のうち一級でも打てれば良いらしい。
さて、結果は……2(5)1.空振り三振 2.ピッチャーフライ 3.一本だけヒット 4.ホームラン 5.どこからともなく現れたダグラス先生の頭にクリーンヒット]
[かきーんと、奇跡的にヒットを打てた……と思ったら。
思い切り打ち上げてピッチャーの方へ。ピッチャーフライだった]
『はい、残念賞ね』
[そう言って貰ったのはうまい棒二本。コーンポタージュ味。
美穂の所に戻ればそれを渡して]
……当たったけど、取られちゃったねぇ。
>>493 昭吾
[寸劇の教室に入ると、一瞬観客の目線がこちらに飛んできたのに気がついた]
(出演者より目立って御免)
[そう、心の中で謝った]
……。
[劇が始まってしばらくして隣から寝息が聞こえてきた]
お疲れ様でござる……。
[もし、昭吾の頭が傾くようなら、肩を貸すつもりで]
[時は少しだけ遡り。
編んでいく、と聞けばどうやら布で作るタイプのシュシュでは無いという事が分かった少女は目をまんまるくする。
空き時間に作れるという事は、恐らくそんなに時間はかかっていないのだろう。
そこから推測できる事は、晋くんは手芸品も作り慣れてるという事で。]
す、凄い…!編むって事はレースか編み物?
晋くんが料理上手なのは知ってたけど、手芸が上手って知らなかった
[また一つ、知らない彼を見つけられた喜びと同時に浮かぶのは、
女子としてこれで良いのだろうかという、ほんの少しの意地。
だがしかし、ぬいぐるみや他の作品を見てしまえばそんな物は空の彼方に吹き飛ぶ事を彼女はまだ知らない。
どうしても行きたくないようなら、引き返す事も考えたのだが>>494。
先ほどとは打って変わって早足で向かう彼に、一体どうしたのだろうかと首を傾げるばかりだった。]
[砂糖漬けフルーツポンチを合間に食べている。ちょっと気持ち悪い。
……少しずつ注文も減ってきたのだろうか、なんて思いながら。]
[1―Bの教室を出た時と同じように腕を組んで歩いているのに、気持ちはずいぶんと違う。
愛おしい気持ちが溢れ、どうしようもなくて]
漫研に行こうか?でも、せっかく二人で居るのに漫画を読む時間にしてしまうのもつまらないし、どうしよう、他に行く?
そういえば、三美は漫研の手伝いってしなくて良いのか?
[今か後かは知らないが、>>#5の3(6)のトラブルに合うかもしれない]
ー少し前のお話ー
(し ま っ た)
[編む、と言わず布地のものと言えばよかった>>501
後悔してもあとの祭り。はははと乾いた笑いをこぼしつつ]
まぁ、編み物だね、うん
[毛糸のもあるしレースのものもある
彼女の亜麻色の長い髪に似合うものがいいなぁなんて考えていたら
作りすぎた、とは言えない
これ以上はばれはしないだろう、そうであると信じたい
そんな思いは木っ端みじんになるのは、そう遠くなかったのだった]
―ばざーるでござーる―
…こんにちは、先輩?で合ってますか?
ここのコーナーの物って、晋くんが作ったものばっかりなんですか?
[くまのぬいぐるみがあと3つと聞いたその瞬間に。
菖蒲の中でお迎えする事が決まったので、撫でていた子をそのまま抱いて先輩に尋ねる。
…はて、先ほど聞いた時には彼は知らないようだったのだけど。
様子が少し可笑しかったのも確かなので、詳しい話を聞かせて欲しいと頼めば教えてくれた事だろう。>>495
くまのぬいぐるみは勿論、レース編みのコースター、シュシュ。買おうかどうか迷っていた物が全て、晋くんが作ったものだと。
話を聞き終われば先輩にお礼を告げてから、くまを抱いたまま、キラキラとした眼差しを晋くんへと向ける。
その勢いはいつかの教室で、暴走していた時のテンションに似ていたかもしれない。]
凄いね!晋くん何でもできるんだね…!!
私不器用だから尊敬しちゃうなぁ…!
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