情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
すまん……こんな重いもの、若いお前達に任せてしまって。
[ドラガノフの傷と同じく、ワシも抉られる。
何1つ出来ず、遺せず、やった事と言えば結社員としての責務を
彼らに押し付けただけだ。]
すまん。
[フィグネリアに置いて行けと言っておいて。
ワシは、置いて行けそうにない……。]
イライダ! そいつに触るな!
[止めに入ったイライダに慌てて手を伸ばす。
傷付かない様にとどれだけ伸ばしても、この手は全てを擦り抜ける。]
シュテファン、すまん。
[イライダがワシを「人間」だと叫んだ。
それを確信出来る者がいるとすれば。
シュテファンが何故イライダを託したのか、理解してももう遅い。]
イライダ、もう遅い。
それは、ワシじゃ……無い。
[それ以上は辛すぎて、ワシを呪う気も失せて、
その場からワシの身体はフッと消えた。]
(馬鹿は風邪ひかないはずでしょ、ばかトロイ、って…言われん、のかなぁ……)
[ぐらぐらし始めた体の代わりに、心を奮い立たせて戦わなくちゃいけないのに。
回る視界はものの役に立たず、心の中では鈴の音が、さりげなく清潔に整えられた水回りが、交わした軽口、小突かれた痛みがくるくると優しく笑いかけてきていた。
……そして、弱い部分がふらふらとそちらに引き寄せられるまま、何も分からなくなった]
― 資料室 ―
[“テレーズ”――いや、ポラリスがこちらの世界へ来るまでここに居ようと考えていた。
けれど、会って一体何を話すというのだろう。
リー・リーとだってそうだ。
人狼かもしれないと思っていた彼らが人間だったとして、自分は一体どんな言葉を投げかけるつもりでいたのか。]
――――……。
[言いかけた言葉を音にすることをやめて、フィグネリアはふっとその場から姿を消した。]
─ 朝・薪小屋 ─
[早いのか遅いのか、それすらもわからない。ふと寒さに身動いで、何か袋のようなモノが落ちる音にぼんやり目を開けた]
(なんだったっけ…あ、ポラリスに、預かった、やつ……)
[面倒だから春まではと伸ばしっぱなしにしていた髪が頬を掠めたところで、ようやくハッと意識を取り戻した。
皆は。イライダは、無事か。
憑狼に付いた傷が本人に残るなら憑依も容易でないだろうが、彼女が一番危ない。もう一匹の深夜の凶行も知らず、ぎしぎし痛む身を慌てて起こした]
いって……!
[何か凝った刺繍>>3:72が入った袋を手に取り、かつ立ち上がり走ろうとしたところで、よろめいて積まれた薪の角に頭をぶつけた。
見れば、ずいぶんと絶妙に薪の合間に挟まって気絶していたようだ。こんな微妙な奇跡の無駄遣いするくらいなら、倒れた時にぶつかっておけば良かったものを。
勢い拍子抜けしたところで、腹が鳴った。……生きてる。打ちのめされても生きようとする体の、なんて間抜けで、見苦しくて、それでも眩しいこと。そうか、昨日はまともに食事もしてなかったっけ]
悪い、ポラリス……。
みんな終わったら、十倍返し、するから…。
[呟いて、乾いた口の中に胡桃を一粒含む。行かなくては。備えなくては。もしかしたら、最後となる今日に**]
− 処刑の時 −
[「ドラガノフ」を憎むトロイも庇うイライダも見ていられなかった。
ただ吹き荒ぶ白い嵐を見ながら、この支部内で決着が着くまで
止まないで欲しいと願ったのは事実だった。]
……リー・リー。
[気付けば処刑の時を迎えていた。
ワシが昨日投票した人物。
あれは……人間だと言うのに。
また生きている者に背負わせるものが増えてしまった。]
もっと真面目に修業を続けていたら、もう少し違っただろうか。
[過去なんて振り返っても仕方ない。
言い聞かせても返って来る後悔に、そっとリー・リーの
遺体に近付いて、触れた事の無い髪を撫でた。]
もう少し、お前の友達とやらの話も聞いてやれば。
[後悔。]
―朝―
[目が覚めると傷がひどく痛んだ。
怪我を理由に寝ていようか。
誘惑に負けそうになるもベッドから体を起こす。]
さてどうなるか。
[眩暈がする。
これは片目のせいだろう。
重い足を引きずるように、『儂』は部屋を出た。]
― 吹雪の中 ―
[気が付けば真っ白い世界の中を歩いていた。
記憶にないのに、来た事があるような気のする場所だ。]
[雪の上に仰向けに倒れる。
音はしないし雪の感触もない。そして寒さも感じない。]
[私は何をしているのだろう。
此処で倒れていても、彼と会える訳でもないのに。
自嘲的な笑みが零れた。]
[そしてそのまま瞼を閉じた。
朝が来るまでこうしていよう。]
[建物に戻れば、イライダが、トロイが、アミルが、“テレーズ”の骸を見るところを目にすることになる。
また誰かが慟哭するかもしれない、壊れるかもしれない。
そして自分は無力感を覚えるのだ。]
[死者生活一日目にして、既にだいぶ打ちのめされた。
自分の無力さに、自分の愚かさに。
もしかすると、未来永劫こうやって心を痛めつけられ続けるのだろうか>>3:*10
少しだけ、あそこから離れて落ち着く時間が欲しかった**]
─ 少しして ─
(……ポラリス。十倍返しと言ったな。あれは嘘だ)
[すみませんごめんなさい、針の穴をくぐるように何とか解決出来たとしても、財布空っぽなんで小遣い稼ぎに行くまで待ってもらう必要があります。……手の中には、可哀想な感じにぺそっとした袋。つまり、そういうことである]
これ、ずいぶん凝ってるけど、なんなんだろな。
ポラリスに、実は刺繍趣味がなかったとも限らねえけど……。
[どちらかと言えば、彼女と親しいテレーズの方がイメージに合う。そういえば、まず情報と無事を確認するためにポラリスに会うには、本人の部屋と資料室、どっちが早いだろうか。
まず、いくら無理でも冷静にならなきゃ、無駄死にするだけだ。別れを告げるように斧をそっと立て掛け、血塗れた剣とナイフになんとか最低限の手入れを施して、昨夜よりいくぶんマシな足取りで、支部内へと向かおう]
[殺された者が去る瞬間に魂の色は見れたけれども、
その先がどんな世界かは知らない。
これから行く場所だから、知りようもないよね。
見ているだけの私に安堵した表情を向けて去っていくだけだ。
例え人間でも、獣であっても。
…実際に死んでみたものの、なーんにもする事がないね。
イライダの近くをフワフワしてはみるものの、
着替えとか、お風呂とか、流石についてはいけない場所があって。
じゃぁ、どこ行くかって言えば…男の部屋は嫌だ!
ポラリスも今では狼だし、その両方を兼ね備えたドラガノフの部屋を覗くなんてとんでもない!
事務所で鳩を眺めていたら、背後からザワザワと声がした。
つい最近まで近くに居た声が聞こえてきた。
『私たちの声は霊能者にしか聞き取れませんよ。』
シベッタだ!
『アミルは多少なり感性はあるようですが、
私たちの声が聞き取れる程ではありません。
生存者が死者を恐れるのは、
その時の心境が反映されて聞こえるから迷う者、
恐れる者には悪しき内容として反応してしまうからです。
アミルは連日人を殺してしまったかも
知れない恐怖から罵倒に聞こえたのでしょうね。』
彼は皆の代わりに手を下した訳なのだから、
仕方のない事だったのに。
救うにはどうすればいいのかな?
『残念ながら私たちは能力を持たない生存者に影響を与える事はできません。
彼が立ち直るか、絶望して自ら命を立つかを見守るのが限界ですよ。』
そんな…。
『人と言うのは皆業を背負って生きているものです。
私たちもかつてはそうだった故に処刑されたのですから。
あなたも同じでしょう?』
シベッタの深くて柔らかい声に、最期に見た彼女の顔を思い出した。なんでこの人が殺されなきゃならないだろうって感じた事も。]
アミル……とポラリスは大丈夫か。
[ふと足を止めて、名を上げた者達の部屋の方向に視線を向ける。
ワシと違って腕の立つ2人だ。
それでも心配になって往復していた道程を外れた。]
テレーズは……。
[もう1人、憑狼がいる。
「ミレイユ」の残り香が教えてくれた。
名を呼んで口を閉じた。
歩いていた足が止まる。
きっと、この先に惨劇がある。
彼女の姿を探せば見てしまうだろう光景が恐ろしくて、
ワシはそのまま動けなかった。]
はは……単に歳を食っただけか。ワシは。
[あ、今気付いたんだけど!
シベッタの次はもしかして
フィグネリアがフレンドだったかも知れないんだ?
あんまり話した事なかったから、
仲良くできたかな?
我ながらおかしな心配だと思う。]
ー 資料室 ー
…ポラリスか。
ああ、それはテレーズだろうな。
気分が悪いならあまり見るな。あとで俺が片付けておく。
[イライダが目覚めたのとどちらが早かったろうか。
ばさりと音がして振り向けば、口に手を当てて立ち竦むポラリスの姿があった。>>36]
ポラリス、アンタにひとつ聞きたいことがある。
ミレイユに狼が憑いていた時…『そいつ』に、アンタと俺が似ていると言われた。
どう思う?俺は、あいつが狼だったとわかった時、あの言葉は、俺にアンタへの仲間意識を持たせるためのものだったんじゃないかと疑ったんだが。
[相手の出方を伺うように沈黙して様子を見る]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新