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ふあ!?
[彼から離れようとしたものの、がっちりと捕まえられてしまった>>+46。逃げられない
そして気づいたときには彼の顔が目の前にあって
唇が唇に軽く触れるのがわかった]
…っ〜〜!?!?!?
(…い、いっ、今っ…!?!?)
[ぼっ、とゆでだこのように赤くなり固まる
こういうことはまあ当たり前だがなれておらず、まるで生まれたての子猫のようである
それから何やら彼の言葉が>>+47が耳に響き───]
えっ、あっ、ちょ、あの………
[もはや完全に動揺していた
しかし…彼が逃がしてくれるわけもない]
先輩
私実はですね。
一度だけ演劇目指してたことあったんです。
大学入ってから少ししてやめちゃいましたけどね
主役とかそういうのはやれなかったですけど、必死にその役の心の気持ちとか大きな感情を表現しようとするとき
自分が変わるような
普段できないことをそのときは出来るんです。
例えば好きな人に告白したとか、叫んだりとか!そういうのもです。
絶対本当の私じゃ出来ないんですけどね。
[じたばたと一応離れようと試みてみるものの、それも虚しく終わるだろうか
顔を横に向けたまま目線だけ送りつつ、観念したように口を開く]
…え、えっ、と……じゅ、ジュリくんの我儘とはどんなものでしょう…?
[一体何を要求されるのだろう。彼の笑顔が怖い
気分は蛇に睨まれた蛙。俎の上の鯛
そんなスレイヤーに捕らえられたらミコサン*]
気持ちとかってはっきり言えたらすっきりするじゃないですか
あれとおなじなんですよ
言ってはいけない気持ちとかもありますけれど。
精一杯どういうことなのか伝えたいって後悔しないように頑張ってたら本当にそのときは失敗したーって思っても
後から後悔はしなかったんです。
まあ劇の話なんですけどね。
何か変な話しててごめんなさい。後で楽屋遊びにいけたら一緒にいこ?先輩
あ、2幕目始まるみたいです!
[再び劇に集中した**]
[第二幕開幕のブザーが会場に響く
それまでざわざわと騒がしかった場が嘘のように静まる
パッと客席の方へ照らされるスポットライト
その光の中でシリウスはフッと質の悪い笑みを浮かべた]
『はぁ…なんだってんだよ
村のみんなは平和ボケして祭りだなんだのと…
おまけにアイツは女と仲良く幸せ生活ってか…
オレは貴様みたいに甘くはないぜ…?
せっかくの祭りだ、オレがぶち壊してやろうじゃねぇか』
[そう言ってスポットライトの光が消えたと同時に足音を立てぬよう舞台袖に向かう
一応舞台の山場は超えた。とほっと胸を撫で下ろした]
[>>67の言葉を聞き、ハッとなる。]
私ね…自分に嘘をついて……
相手の幸せだけを願ったんだー…
その為なら、自分を壊しても良かったから。
今までずっと…本当の自分を閉じ込めてたの。
[そして、劇の最中。
カロルは観客席でスッと立ち上がる]
――そして
……そうだなあ。
[くすくすくすと擬音の聞こえそうな笑みを作り、自分の拳を顎の下に当てて考え込む素振り。真っ赤になって顔を背けている彼女の横顔から覗く眼差しを堪能した後]
この後、デートしよっか。
消毒液臭い場所でいちゃいちゃするのも風情が無いし。
[失っていた元気も取り戻したところで、あんまり追い詰める気もない。中途半端は今後の為にももっと良くない。警戒を解かせるべくさらっと空気を一掃するように、指先で彼女の頬をプニっと押すと]
ほら、どうせベニちゃんの事だから、慌しく駆けつけてくれたんでしょ?
お友達に途中経過とか報告とか要るんじゃない?
要らないならこのまま連れ出しちゃうけど。
ほら、僕ってばじっとしているの性に合わないし。
[慌てず急かさず。座り直して、安心させるように頭を撫でながら。*]
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