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風を読む青年 ポール は スターチャイルド アス に投票した。
黒猫 テトラ は スターチャイルド アス に投票した。
お喋りなリス パーシヴァル は スターチャイルド アス に投票した。
石化の目 メデュー は スターチャイルド アス に投票した。
スターチャイルド アス は お喋りなリス パーシヴァル に投票した。
不思議な魔法少女 ウィッチちゃん は スターチャイルド アス に投票した。
スターチャイルド アス は村人達の手により処刑された。
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか。
愛の嵐が吹き荒れる…。
人は、愛の前にはこんなにも無力なのだ……。
全ての遺言状が公開されました。
ー東の小川→神木ー
[ザッザッと草を踏み、草原を駆け抜ける。
宵闇深く、人の目には草の色など見えないかもしれないが、黒猫の目にははっきりと、夏の緑が映っていて。]
……。
[駆けても金魚の袋だけは揺らさぬよう、しっかりと胸に抱く。
邪魔にならぬよう、灯石は口に咥え、目指すは神木。
屋台街の灯りが照らす、巨大な木の影へと手を伸ばす
あと、すこし]
ぷぇっ!?
[空に浮かぶ星の中に、
砂糖の色をした星群が混じり、ふわり。>>2:82
それは透き通る瓶の中の金平糖。
夜空の色と天の川の輪郭は目に見えて歪み、
その歪みがゆっくりと屋台の中へと浸食・移動していって…]
神様、おかえんなしぃっ!!
[一旦、焼きトウモロコシ付き風船は祭壇代わりの台の脚に括り付け。リスは嬉しげな高く大きな鳴声を上げると、歪みへと駆け寄る。]
みなが神様にうめもん、集めてくなしってん。
気ぃばかかるもんをお好きばだけ、どんぞぉ!
廃墟ばどげでした? お気ば召したかなぁ。
[歪みを中心にくるり、くるりと駆け巡って、
目の在りそうな辺りをめいっぱいに見上げて鳴く。
足下からヒト(らしきもの)の頭部へという余りにも急な角度の中の視界は
遠くから近寄って来る、似た色の灯石>>2:79はまだ捉える事はできないだろう]
[アスは右手を掲げる。
遠く離れゆく空の穴、ightslategray色の風船>>2:78>>2:80を不思議な力で引き寄せる。
逆回しの様に風船はするすると地へと引き寄せられ、アスの右手に紐が握られた。
駆け寄るパーシヴァルが、周囲をくるりくるりと駆け巡れば、小さくも笑い声を洩らし、身を屈めた。]
ほう。皆が。
それは楽しみだ。
廃墟は興味深いものだった。
人の痕跡というのは常に面白い。
[パーシヴァルの頭を撫でようとし。]
じぇじぇじぇっ!?
[するりするりと帰って来る夜空の穴。
地面に近付き屋台の光、灯石の光に照らされれば
闇に溶けていたそれは青灰色の姿を取り戻し、人の手の位置でぴたりと止まる。
目の前の気配の高度が、歪みの高度が低くなる…気配の近さ、温かさが増した様な。
そんな空気の流れに首を傾げれば、頭上に触れるはあの心地よさ。
くふ、ふふふっ!ところころ笑い、
下から見ればぶれる夜空を透かす掌に頬を寄せる。]
そこば台にいっぺある物、神様ば為さ皆が集めたもんべなーっ。
焼きトウモロコシ、焼きそば、林檎飴、綿飴…おもしれ外見ば食物もあんど?
人ば痕跡面白がったか、えがったえがった!
廃墟ば不気味言って行かね人も居るけんど、こん時期のあすこもばあっちゃ好きやびんなぁっ。
[ぺちゃくちゃぺちゃくちゃぺぺぺぺぺぺっ。
小さな舌は回り続ける。
神様が心行くまで撫でたなら、一度彼のてのひらから離れて
どれかよかろな?と簡易祭壇の上から勧める屋台のごちそうに迷い出すだろう]
……え?
[裾をぎゅっと掴む彼女の表情>>4はうかがい知れない。だが、お遊びで言っているわけではないようで。]
なら、そこで話そうか?
[座るのにちょうどいい岩場を指差し、彼女をそこに誘導しようと。]
[ゼイゼイと息を切らせ、ようやく神木の下へと辿り着く。
荒い呼吸に上下する肩、求める相手と落ち合うその前に、少しでも静めるべきかと思ったが、急く心は自分でも止めることは出来ず。]
………。
[その人の姿を。と、求めた瞳に映ったのは、屋台街まで案内してくれたパーシヴァル>>3
小さな体でころころと笑うその声音は猫の耳にも伝わって、何か良いことでもあったのだろうか。と、ほわりと暖かな気持ちになれば、胸に金魚を抱いたまま、自然と足はそちらへと向かい。]
にゃ……?
[ふわりと浮かぶ風船>>2
なぜだか理由はわからぬまま、その周囲へと眼差しは引き寄せられる。
光の屈折か歪な人の姿が見える気がして]
はっ、はい!…なにかな?
[彼女の真剣な声>>6につい返事をして。彼女の顔をじっと見る。…お面のせいで表情は分からないが。]
[歪な人型の空間とおしゃべりなリスに、挨拶の代わりにくるる。と鳩のように喉を鳴らす。
邪魔にならないよう、口は噤んだままで。
ご神木の下まで届く屋台街の灯りの中で目を閉じる。
求める存在が近くにいる。そう感じた**]
(……僕は、彼女の過去を……受け止める。)
[大体どんな話かは予想できていて。たとえそれが予想と違っていても彼女自身を受け止める覚悟を固めた**]
じぇっ? テトラさ!!
戻で来たでなー!
[積まれた色とりどりの食べ物の中。
あれにすべか、こっちゃばすべかと彷徨いているうちに、
近付く灯石の光をようやっと、視界に捉え、その持ち主に気付く。]
小川ば行ったべ? 綺麗ぢゃったろな!!
こん星ば夜は涼しうてひかひかだど?
ちったぁせばもぅっとおおきゅうてひかひかすん物ば空広がるけなーっ。
[くるる、と喉鳴らし挨拶する猫>>9に手を尾をぷんぷん振り、
相手の静けさにもお構い無しにぺちゃくちゃと一方的に言葉をぶつけ。
喋りながらもお供えの中を素早く駆け巡り、本当にめまぐるしいこと。数往復した末]
ぉしっ、神様、神様神様かーみさまっ!!
海ば行うたなら此れなっ、テトラさもなーっ!!
[口にイカ焼きの串2本をバランス良く咥えて
ひらりと飛び降りると、てててて、と先ずは神様に駆け寄……ったのだが。]
[傍の御客人。口元のイカ焼き。
興奮も相乗し意識がさらさらに散漫となった状態で、
後の風景を透かし映すその身体との距離感を見誤ったのか。
ててててて、て、て、て、て て て ずずず。]
…………ひふぇっ!?
[小さなリスとイカ焼きは駆けた勢いのまま、見えない神様の身体を(恐らく)腿辺りまでうっかり駆け登ってしまった。
二本の串を咥えたまま。十中八九、神様の肉体に登っているという事実。
どこに引っかかっているのか分からない空踏む後ろ足。
何を掴んでいるのか分からない前足。空中にしがみついているようなこの状況に、]
…………ぴ。
[うっかり者の小動物は、イカの串を咥えたまま。
その中途半端な地上数十センチの位置で硬直。
端から見れば静止する風船の下方に、同様に空中で尻尾を立てたまま静止するリスとイカが浮いている様に見えるだろう]
[アスにパーシヴァル>>3が頬を寄せる。
小さなリスの小さな頬は、肉の器であれば擽ったさを感じさせるのだろう。]
ほう。
[僅かに感じ入った声を洩らす。
こうやって揃えられれば、滅びの星では見た事のなく記録のみに残っている食べ物ばかりがある。
先程、空より屋台街で売られている食べ物を見ていたが、
それでも綿飴や林檎飴といった繊細で瑞々しい菓子に、色とりどりの食べ物達はアスの興味を惹いた。]
この星に曽て居た者達、
その思念が未だ残り、
廃墟に留まっているかに思えたものだ。
[パーシヴァルの頬を頭を小さな耳を撫で終えれば、パーシヴァルは軽やかで俊敏な動きでご馳走の方へと向かう。]
む。
[アスは、パーシヴァルを見た。硬直している。
風船を左手に持ち替え、身を少し屈め、パーシヴァルをひょいっと摘もうとした。ひょいっと。]
じぇじ…ぁばっ!
[上からひょいと身体を持ち上げる力。
驚きついつい、いつもの口癖がぽろりと漏れるが
ついでにイカ焼きもぽろり、しかけて
慌てて小さな両手でキャッチ。
ほぉっ、と尻尾で器用に胸を撫で下ろす]
ぉおきに、かみさまっ!
せば、テトラさ!
くふ、くふふっ、こげな夜ば素敵な人来るもので。
ぱぱぱぱぱーーーーーんっ そこば神様おるね!!
[透ける身体と、人の形をなぞる風の流れ。温かい気配。
その向こう側には、テトラの姿が見えただろうか。
空飛ぶリスと、静止する風船の様子を見れば、言われなくとも『そこ』に何かがあるのは明白。
にも関わらずの喜色に満ちた、何処か誇らしげなご紹介]
[左手には1/3(5)程少なくなった金平糖の瓶と風船。
右手には摘んだパーシヴァル。]
なに、大したことではない。
ふむ………。
[アスは、イカ焼きを咥えたままのパーシヴァルを、頭に乗せた。
一度手頃な場所に乗せ、そこからイカ焼きの串を受け取るつもりで。]
[静かに喉を鳴らせばその音は、パーシヴァル>>11に届いたようで、手と尾を振るその様に、こちらも長い尻尾をゆらゆらとさせ応える。
絶え間ないおしゃべりに反応し、小川で見た光のことを話そうか。と思案したが。
ちょこちょこと目まぐるしく動くその小さな体に目が奪われれば、夢中でその姿を追ってしまい
全力で追いかけたくて、うずうずと裸足の足が地面を引っ掻く。
黒色の目が獲物を狙うように見開かれ、瞳孔がひらけば、いまにも飛びかかりそうになったが]
うにゃ!?
[まさに走り出そうとしたその瞬間、けれども足が動くことはなく、短い声が上がる。
狙った獲物はなぜか中に浮いていて>>12、その口には焼きイカの串。]
にゃー……パーシヴァルさん
大丈夫かにゃぁ?
[先ほどまで飛びかかろうとしていた、その本能は何処へやら。
焼きイカの串で喉でも突いているのでは、と不安げな面持ちで、そろりそろりと足を進め
なにやら空中で硬直している様子のリスの元へと向かえば]
せばせば、かみさま、かみさま!
あっちゃば今つかま…わぁ……おおおう!!
[くくく、と視界が広くなっていく。自分の高度が上がっているが故に。
普段樹木の上から見下ろす世界を見ているとはいうものの、透明な足下から見る世界というものは新鮮なもの。
彼の、物でいっぱいになった左手はイカ焼きをも取る事ができただろうか。
どちらにしろリスは喜んできぅきぅ鳴きながら、渡すのみ。
ほぉら、神様ばおるんやき!と言わんばかりに。テトラの方を見れば何やら、
自分の、全く知らない色をした、
とても幸せそうな風を彼女の方から感じて。]
じぇじぇ?
[首を傾げて、ほんのちょっぴり、お口をチャック。]
会いたかった……
ずっと、ずっと会いたかったにゃ。
[無我夢中で主へと、駆け寄る、とびつく。
心も身体も全て、投げ出すように。
目には見えない、けれども確かにそこに
永く求めていた存在がいるのだ。と
全身を満たす安堵を感じて]
――――。
[ほんのひと時。そっと目を閉じる。吹き込んでくる風が、パーシヴァルの感情の揺れを、そしてその近くにある二つの存在を伝える。]
――居場所、見つけたんだね。
[誰へとでもなく、そう彼は呟いた。]
[テトラが駆け寄り飛びつけば、
アスはその細やかな体を抱きとめる。
テトラからすれば、人の体ではない不思議な感覚を覚えるだろう
触れ合い混じる歓喜と安堵を、更に受け止める深き懐。
心と身体をすくうように、アスはテトラを*抱きとめていた。*]
[眼下に伸びた歪みが見える。
あれは自分の頭に伸びた温かさと同じ物だろうか。
かみさまのやわらかでくすぐったい手だろうか。
メデューに制された時に似た様に、
今度は口を、自分の意志で、ちいさな両手できゅきゅっと、閉じて。
その先にある、揺れる黒曜の放つしらない色を、興味深げにじぃっと見ていれば
色付いた風が、ごう、と吹いた。
あるべき所を見つけた、たましいが向かう質量のかぜ。
抱きつく、抱きとめる、二つのたましいがぶつかる振動。
それは頭上に伝わって、透明なリスの足場は微かに揺れ。
わとと、とふらついた拍子に、ずっと地を向いていた視線が不意に夜空へ上がる]
………ぁっ!
[塞いでいた口から、漏れてしまったか細い鳴声。
夜空を1人駆ける、か細い流れ星、光の線。
涼しい夜の星の空気にぶつかり。
納涼星と、流れ星が、額をこすりあわせた時。
ぽ、と鮮やかな色の花を咲かす]
…………。
[風が吹き荒れる。しかしそれは嵐などではなく。
まとわりつくように吹く風が彼の服をはためかせる。]
――――………。
[小さく弾け飛ぶ光。何かがカラン、と落ちる音。
その全てが風となり、今の彼に伝わってくる。]
………………。
[彼は超人ではない。何か業を背負っているわけでもない。
ただ、『何かが変わった風』を感じ取っただけ。]
……平凡な僕に、できること……。
[それはただ、目の前にいる彼女の話を聞き、受け入れること。]
[遠くで鳴る花火の音や周りの虫の音も今は彼女の耳には届かず。
もう一度、大きく深呼吸をすればぽつり、ぽつりと]
…私の生まれは、ここから遠い、遠い星です。
私の両親も、同じ目を持っていて…私たちは人目の届かない、森の奥で暮らしていました…
[緊張からか、声が掠れる。喉も乾く。
だけど、続けなければ。]
[ゆっくりと、顔を上げると少しだけ懐かしむように]
3人での暮らしはとても楽しかった………でも、ある日すべてが壊されてしまった、人の手によって。
[沈黙がまたやってくる。
自分の服を握る手が自然と強くなり、小さく震えて]
そこからはこうして誰もいない、見つからない土地を求めて転々として来ました…
[そこで出会った彼等。
久しぶりに感じた安堵。周りの目を、自分の目を気にしなくて良い時間。
短い間だけど、とても楽しかった。]
この瞳の能力を消す方法は、わかりません…
でも私は…‼︎
私はお面や顔を隠さずに前を向きたい…‼︎
ポールさんの生まれ育った星の自然をこの眼で見たい…‼︎
[ぽろぽろと、お面の下を流れる小さな雫たちは、やがて彼女の手にぽたぽたと流れ落ちる]
ポールさんは…私の眼が、怖いですか……?
[震える声で、そう尋ねる]
メ……デュー……。
[お面から滴り落ちる滴から目が離せない。
彼女は一体この下でどんな顔をしているのか。]
……………。
[怖い。正直な話、怖い。]
……でも、僕は決めたんだ。
君の過去も、君の今も……君の未来も。
全部、受け止めるって…!
[彼女のお面に、手をかける。]
[がば、と彼女のお面をはがす。
そこには涙で歪んだ彼女の顔。――彼女の瞳。]
……よく、頑張ったね。
辛かったろう?誰にも見られなかったのは。誰も見れなかったのは。
[つま先がずしんと重い。まるで石になったようだ。
いや、本当に石になっているのだろう。]
――もう、大丈夫だから。
君はもう、独りじゃないから。
[足の先からゆっくりと石になるのも気にせず、彼女に笑顔を向けた。――優しい、風が吹き荒れる。]
[お面に手がかかれば。慌てて彼の手を抑えようとするも、間に合わない。
開けた視界の先に見えるは彼の澄んだ翠色の瞳。
私はその瞳を…見つめてしまった――]
ま、まって…ポールさん……あ、足が…!!
[気にせず話し続ける彼に、灰色に染まってゆく体に…どうすることもできない自分に涙が止まらない。
俯き両手で顔を覆って――もう何も見たくない。]
どうしてっ……!どうしてそんなことを…?
石になったら…もう戻れない!
独りじゃない…?
本当に独りになってしまうのは……
[貴方なのに]
――だからって、君の顔を見ないままお別れとか、嫌だから。
君の顔を見ていたい。たとえ、僕が石になるにしてもね。
――大丈夫。どうにかしてみせるから。
[実際、どうにかする手立てなどない。
だけど、彼女を悲しませないと気丈に笑ってみせる。]
どうにかって…?私にも…方法なんてわからないのに……
[こうしている間にも、ぱきぱきと広がる石化。怖くて、見ていられない]
こんなことになるなら…あんなこと、願わなければよかった。
ポールさんが石になってしまうなら…あのままでよかった…!!
[笑いかける彼と比例して、彼女の顔は涙で歪んでゆく]
……そんなことないから。
[泣きぐずる彼女の顔にそっと手を触れる。]
僕は、ちっとも後悔していない。
絶対、絶対になんとかしてみせるから。
だから――君の顔をもっとよく見せて。
[彼女の顔をもう一度真正面から見る。もう石化を恐れることもない。]
(――とはいうものの、このままじゃ………)
[風が吹く。優しい風。]
……風よ。届けてくれ。僕たちに……メデューに、笑顔を……!
[願う。誰へとでもなく、風に乗せて願いを届ける。]
[かよわきちいさな生きものの、
純粋で透き通った歌が辺りに小さく響く。
パーシヴァルとテトラの鳴声は、まるで誰も目覚めぬ早朝の靄の中で美しく遠くから響いて来る大地の歌のような尊さがあった。]
ふむ。
[アスは肯定も否定もなく、
テトラの零した言葉>>29に笑うのみ。
その朗らかな思念は直ぐ傍に居るテトラとパーシヴァルにも伝わっただろう。]
んにゃ……?
なんにゃあ…?
[恍惚と喉を鳴らし、夜空に咲く花を見つめていたが。
自らの左手を中心に朧な光が灯れば、不思議そうに首を傾げる。]
………。
[左手にあるのは瑠璃色の金魚と、そして。
『灯石』
光溢れる小川で別れたままの三人のことを思い、猫は祈るように左手に頬を寄せる。
灯石から発せられた緑の光は細かな花となり、風に乗り夜空を舞う。]
[顔に触れる手にびく、と小さく反応して。
自らの手をそこに重ねてぎゅ、と握り返すと]
…ポール……さん…?
[ふわり、自分の体を優しく、暖かい風が包む。
自分の頬を包む優しい手と同じ、優しい風が。]
…え、笑顔……?
[赤い瞳から流れる涙は彼の手を伝い、石化する足元へと落ちてゆく]
………うわっ!
[途端に吹いてくる風。一瞬目をつぶる。
そして、次に目を開いた時には]
……こ、これは………!?
[風に乗り、彼らの周りに集まってきた、『光の花』。
優しく、穏やかに彼らの周りを漂う――]
[光舞う小川で共に過ごした彼らの元へ
行くのだ。と、漠然とした予感にふわりと笑う。
自らが求めていた存在を見つけたように、皆の希望がかなえばいいと。そんな思いを胸に抱いて*]
[頭上に、ぽつり引かれた光の線>>26。
長く流れ落ちる光は、納涼星の公転軌道の途中にある特殊な星屑地帯《スターダスト・ベルト》から、納涼星の引力に引き寄せられて墜ちて来たもの。
納涼星の上空で、納涼星の地表に墜ちることなくぱっと辺りに更に細かくなって散り、見えるは色鮮やかな光のみ。
色とりどりの星屑達は、自然の花火。
煙も立たず、音も立たねど、空を見上げずとも地上に光彩は投げかけられる。]
[最初のひとつを追う様に、ふたつ、みっつ、よっつ。
次々に夜空に落ちた星屑が花開き、周囲の人々が歓声を上げる。
傍に浮遊するリスが居る事に気付かない程に、皆は夜空の幻想に夢中で。
不思議な色の風を吹かせた、傍の猫の歌い声。
足下にいらっしゃる神様から感じられる、心地の良い感情の風。]
…ぅふ、くふふ、くふふふふっ!!
[ああ、嬉しさが伝染して、耐え切れずに、笑い声を漏らしてしまう。
かみさまも、お客さも、幸せそう、幸せそぉだべ。
ポールさ、メデューさ、あっちゃらも幸せだか?
─────────きっと元気でいるよ。
不意に、彼が風に乗せて届けた、祈りにも似た言葉が頭の中で再響して。>>2:=8
リスは全く知らない、彼等2人に何が起きているのか。
別れた後にポールから吹いていた風は途絶えてしまっていて、でも、]
えっ…?わ…な、なに…?
[周りをふわりふわりと漂う光。それは蛍の光とは違っていて。
暖かいような、頼もしいような。なんだかすこし懐かしい光。]
…えっ?灯石が…??
[先ほどから強く握りしめ、光を閉じ込めていた灯石。指と指の隙間から漏れ出す光が小さな花となって浮かび上がる。
やがてそれは緑色のと混ざり私達を包みこんでいった]
[親が何処かで元気で居るのを願うのと同様に、
彼等のよろこびを願う気持ちだけは、この現地獣はいっちょまえで。
ぺた、とちいさな両手を合わせて]
此所ば来たみなが、しあわせたぁれ!!
[空に開く花に願った。
…ふわり、弧を描き舞い始めたのは、彼等の為に準備した焼きトウモロコシの風船に、共に結びつけられた灯石のひかり。
それは蛍の様にひかひかともると、テトラの灯石の光花と踊りつつ、何処かへ向かって行く…
しかし、リスはそれに気付かなかった。]
…じぇじぇっ?
[夜空で咲き損ねた星屑が1つ、小川の方へ落ちて行くのに気付いたから。]
………えっ?
[彼の手元に、空から星屑が一粒。光となり、風となり彼の手元に舞う。]
(此所ば来たみなが、しあわせたぁれ!!)
……パーシ、ヴァル……!?
[聞こえた気がした。優しき小さき住人の声が。それは光の蝶と混じり、僕たちを包み込んで>>48――]
……メデュー!
[僕はとっさに、彼女を抱きしめていた。]
[小さい笑い声。]
しようのない子だ。
[テトラが伸ばした手はアスに触れる。
屈折率の変化。その向こうで輝く星屑の花火は水柿◆色。
テトラが拒まぬならば、腰に手を回して抱き寄せて。
先程テトラが視線を向けた方向へとアスも一度視線を向けた。]
………メデュー……?
[抱きしめられる感触>>52に戸惑いながらも、何がおきたか理解できないでいる。]
(……テトラ……パーシヴァル………それと………)
[だが、細かいことはどうでもいい。今喜ぶべきなのは]
(……この星に生きるすべての命よ、ありがとう。
……彼女を、もう一度笑わせてくれて。)
[もう目を見ても石化しない、彼女の美しい笑顔。
それを慈しむかのように、僕はぎゅうっとメデューを抱きしめた。]
[小川の辺りに落ちた一筋の光。
空で咲いたそれらの様に、ぱ、と細かい粒子を散らさなかったそれが、
灯石の光と混じり合い。異星の者達と混じり合い。
また違った種類の花を咲かせたことは…遠目からはわかりっこないのだが。
くるり、と神様の頭が微かに向きを変える>>53。
同時にパーシヴァルの向きも、小川の…傍の、ポールとメデューの方へ。]
んにゃっ。また吹いだ!
[途絶えていたポールからの風。もう言葉を乗せずとも、心地よく、
何処か安堵したような物が運ばれて来る。
少し香りの違う風はメデューの物だろうか。
目を閉じてぴんと耳と尾を立てれば、他の者達からもすずしく心地の良い様な。
ちいさな心臓を震わす様な、毛穴を優しく摘む様な。
ああ、こんな素敵な物に満ちあふれるから──この時期は楽しみで、だいすきなのだ!]
[もう一度彼の瞳を見つめる。幾度見つめても石化は起こらない。
喜びで顔が大きく綻び、目尻にはきらり、と光る喜びの雫]
…私の目も……?なおった、のかな…?
[心に重くのしかかっていた重荷が、鎖がガランガランと大きな音を立てて崩れてゆく。
もう何も私を縛る物はないのだ。彼女は軽快に立ち上がり彼の方へ振り向く]
た、立てますか?
[先に立ち上がると手を差し出して。]
さっ!皆さんのところへ、行きましょう?
しょうのない…子かにゃあ?
[問いかけるも、その口調には不安よりも、恥じらいが多く含まれる。]
アス…様。と呼んだ方がいいですかにゃ?
[腰に手を回され、抱き寄せられる。
その特異な感覚に、確かに自分の主はこの人なのだ。と深く実感すれば。
なすがまま力を抜き体を預けきり]
う、うん。
[彼女に手を差し出されて、その手を握ろうと顔を上げる。
その時、彼の眼前に飛び込んできたのは、心から笑う彼女の顔。]
――ははっ。行こうか。
[どうやら、僕もその時笑っていたらしい。
その時の顔がとても喜びに満ちていたものだったと彼女から――メデューから聞くのは、もう少し先の話になるのだが。]
私のことは好きに呼ぶと良い。
お前が主と仰ぐのであれば、
お前の望みのままに振る舞うと良い。
[恐らくは、アスの頭の上にいるパーシヴァルもテトラに近づく事になるだろう。]
砕ける星と
量子の降る夜に。
[アスが軽く、テトラの首から滑り落ちた金属の輪に足を掛けると、まるで最初から脆いものだったように、灰の様に砕け風に流れて行った。]
[その時 ]
あ……首輪が…
[サラリ、灰のように崩れる首輪。
脆く崩れるその輪に視線を移せば、思わず手を自らの首に当て。
深く 深く 息を吐く。
自由に息ができる。その喜びに身を震わせて。]
奇跡がおきたにゃ。
[灰となり風に消えた首輪、その行方を目で追いかけた後、静かな声で呟く。
その声は、ふわんふわんと宙に浮くパーシヴァルにも聞こえただろうか。]
/*
[再び、神様の頭が揺らぐ。
わとと!とバランスを取れば直ぐ傍にはテトラの身体。
主と仰ぐのであれば。貴方と共に。
会話の断片断片から、テトラさ、神様の御使いばなるがね?と何となく思い当たるも
幸せそうなにゃあという鳴声、穏やかな神様の声にもう一度、お口をチャック。
自分を優しく撫でた手、お客様を優しく抱く腕。
姿は見えずともあたたかい神様の身体にも、2匹のけものの身体にも、
等しく夜空の花の光は降り注
きぅ。]
じぇっ。
[……口は閉じれども、お腹の虫は黙らなかった。
静かに咲く花は花火の様な轟音はせず、その腹が鳴く音を誤摩化す事も無く。
思えば神様の為にかけずり回り、小さな胃袋の中身は既に栄養として消耗され切ってしまっていたところ。
きまり悪そうにお腹を抑えるが、時既に遅し]
[メデューと手を取り、道なき道を歩く。
どこに向かっているのかは分からない。
だが、不思議とこっちで間違いないという自信はあって。]
(風が……こっちから……?)
[ふと、開けた場所に出る。そこには――]
……テトラ?
[彼女の姿を見つけた。傍にパーシヴァルと……どうにも形容できない『存在』がいるのが分かる。]
[風が吹きすさび、彼女の長い髪の毛を自在に揺らす。
その姿はまるで、何か束縛から逃れて今にも宙に浮きそうな予感すらして。]
……行く、のかい?
[どこに、誰と。とは全く訊かず。
もう、彼女は自由なのだから。――僕は、そう感じていた。]
[2人は腹の音を聞いただろうか、どちらにせよこのムードを…!と
誤摩化す様にくるくると頭や尻尾を毛繕いしたりする浮遊リス。
その傍を不意に、棒手振の飲み物屋が陽気な、歌う様な呼び声を上げながら通り過ぎて]
んぁあ!
にいちゃ、其れラムネばね!?
ちょーだ、ビー玉ちょぉだあ!!
[透明な頭からひょいと、棒手振の青年の頭に飛び移る。
彼からすれば急に何処かからリスが飛んで来た様に感じただろう。
まさかそこに不可視の何かが居るとも思わずに。空のイリュージョンが起きている今こそ、おせんにキャラメル…等の稼ぎ時。注意深く周囲を観察できる状態でもない筈だ]
せばな! 神様、テトラさ、飲み物ば飲むべ?
夜ぁ…納涼星がもっと、もっと綺麗ばなるのは此れからだべな。
この夜ば明けても…まだ神様行っでね所あるべし?
テトラさも海の廃墟ば見ね? せっとも湖さ見に行くがねぇ?
にゃんこなら磯ば魚捕えがね? くふふっ、ちっちぇ星だども此所だけが納涼星ではねべ。
んだがらちゃぁんと、飲み物ば飲まねば!!
涼しうても水分ば大切!!
安心せね、奢るべな?
で!…なーぁにいちゃぁ去年凍石ば欲しがっちょったろ?
あっちゃ今年ば冬、にいちゃぁの為に見っけてそれば今ご神木に…
[ちょっと2人から離れたからOKとでも言うのか。
再び持ち前の甲高く早口な鳴声で一気に捲し立て、一方的に話を展開する。]
……んぁっ、ポールさ、メデューさ!!
[小川側から歩いて来た2人の姿を見つけたのはその時のこと。
2人が見えない『神様』の上に乗っていた時点のリスの姿を見ていたかどうかは定かでは無い]
…パーシヴァル!こんなところにいたのか。
……もしかして、そこにいるのが「神様」?
[パーシヴァルの姿を見つけ>>66。風に乗せて届いた「神様」かと思い尋ねた。]
くふ、くふふっ、くふふふふっ!!
ポールさ、だいせぇがぁい。こん人ば神様やびんっ!
素敵ば人きね、神様ば為にあっちゃいっぺごちそう集めたの。
[棒手振りの頭の上から、ぱぱーん!と両手を広げて
静止する風船を。テトラを抱く歪みを示し。その後にご神木の前の屋台グルメ達を指差す。]
…じぇ! そごの風船の袋ば中も皆ば為に買った焼きトウモロコシべな!
腹空いたならば食べ、食べ!!
……んにゃぅうっ、腹ば空いたんはあっちゃだったぁ。
[先程のテトラの笑い声>>68がすぐに蘇って来て、恥ずかしそうに尻尾で頭を隠した]
っぺー★
[説明しよう!
ウィッチちゃんは、皆で小川の蛍を見に行った後、宵闇に潜む祭り好き(?)の獣と短時間の間に魔法勝負(物理)を繰り広げ、強敵と書いて、とも、と読む仲にまでなっていたのだった!
その為、様々なイベントには関われなかったが、こう見えても不思議な魔法少女。美味しい出番への嗅覚は鋭く、ちゃっかりとポールとメデューの奇跡イベントには、魔法の力(?)を送っちゃったりなんかしていた。けしてこれは駆け足の解説などではなく、ト書きである。]
[そして今現在のウィッチちゃんはと言うと、とも、と共に再び屋台街へと戻って来ていたのだった。両手には、沢山の屋台の食べ物を抱えて、もぐもぐぺろりんこ。]
ひゃー、美味しいものが沢山だっぺー★
空も星屑花火で綺麗だし、星の皆にも見せてあげたいっぺー★
[ウィッチちゃんは空を見上げて、この夜を記憶するように目を輝かせる。月の杖の先には胡粉◆色に光が仄かに宿っている。
もしかしたら、パーシヴァルか、[黒猫 テトラ]辺りに出会っちゃうかも?]
テトラ……。
[最後に会った時とは、何かが違う彼女。何故だろう。今の彼女を見ていると――とても嬉しい。]
テトラ――君の居場所は、どこ?
[今度は答えが返ってくることを確信して。僕は訊いた。]
そうか。見つけたんだね。
…ははは、あははははっ。
[笑いが零れる。テトラも、パーシヴァルも、―メデューも。]
皆、幸せなんじゃないか。
どうして、こうなったんだろうね。
風が、星が、皆を導いたのかな。
[――もちろん、僕も。隣にいるメデューの手を、ぎゅっと握った。]
[顔を覆う尻尾の隙間から、近寄って来る胡粉色の光に気付く。
んにゃ?と尻尾をどけてみれば、そこには嬉しげな魔法少女。]
くふ、くふふっ!
お客さも納涼星ば楽しんでるがね?
でもやっぱ水分足りてね!
[彼女の抱えたごちそうを見て、にぃちゃ、追加で飲み物一本!と威勢良く声をかける。
出会ったばかりの少女にも奢る気満々のリス。皆に飲み物が行き渡れば、
さささ、乾杯でもせね?と勧めるのであろう。
きっとこの夜が明けた次の朝も……彼等に付き纏い、例の早口で観光ガイドでもおっぱじめるか。
また何処かからおいしい物を集めにかかるのか。
此所ば来たみなが、しあわせたぁれ!!
自分の住処の星を、各々が幸せな時を、楽しんで貰えれば。
お喋りなリスにとっちゃぁ、それが自分の幸せなのさ。
その幸せが、厳しい長い冬も乗り越える糧となる*]
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