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ふわり ふわり ふわり
私は頬撫で。
何の力も持たぬ妖にございます。
ふわり ふわり
人間様にも名を知られぬこの惨めな私を
どうか、どうかお仲間に入れてくださいまし。
ふわり
9人目、鵺 ミナ子 がやってきました。
ヒョーヒョー…
[暗闇から聞こえる奇妙な鳥の鳴き声。そして霧が立ち込める。
その霧の中にゆらりとゆれる影が見えた。女だ。]
百鬼夜行に人間が紛れ込んだという噂を聞いたのだけど…?
なんなのかしら、一族ごと呪われたいの…?
本当だとしたら…どんな恐怖を堪能させてあげようかしらねェ
[フフフ…と女が艶やかに笑うと、一層霧が濃くなっていく。]
あぁ…それにしてもこの身体は…いろいろ気を使うわね…
鼠男には敵わないかもしれないけれど、上々に化けたんじゃないかと思うわ
普段の姿は想像できないくらいにね…?
10人目、【花】 初花 がやってきました。
戦に敗れたあの人の
悲願が叶うその日まで
たとえこの身がが朽ちるとも
滝に打たれて祈ります
ヒトなる異形の者どもよ
私の願いを叶えるならば
直ちに名乗りを上げなさい
代わりに我が身を差し上げましょう
ここに集いし妖怪達よ
我が名は【花】とお呼びください
茨木童子 は肩書きと名前を 【茨】 茨木童子 に変更しました。
11人目、夜雀 色羽 がやってきました。
チッチッチッ…
[…は奇妙な音色を奏でながら遠目に騒がしい行列を眺める]
あゝ、またこのお祭り騒ぎの始まりか。俺も今回は流れに乗ってみるか…いつもは山狗様にお使えしていてなかなか参加出来なかったけれど、お暇を頂けたし。
[無意識の内に行列の中へと引き込まれた…は足取り軽やかにまた奇妙な音色を奏でる]
チッチッチッ…チッチッチッ…
あ、そうそう、俺のこの姿どう?まさに人間そのものって感じだよね。俺だって本気出せばこれくらいちょちょいのちょいな訳。みんな、よろしくな。
あ、狼様いるじゃん…やっぱ、俺みたいな下等な妖がこんなところに参加しちゃいけなかったんじゃねぇの…。山狗様は楽しんで来いって言ってたけど…ああ、俺帰ろうかな…。
[狼の姿を目にした…は、色鮮やかな袖を軽く振るい、行列から一歩退く。頭を抱えては一人ブツブツと念仏を唱えるかのように悩み始めた]
12人目、【獏】夢食い 獏 がやってきました。
やあやあ、楽しいことはいつでも大歓迎さ、獏だけに。
皆よく勘違いするけれど、俺は現実世界に居る白黒のあれとは違うから。キマイラ的な素敵ボディの持ち主なのさ、そこんとこ宜しく。
…おや、人間が紛れ込んでいるのかい?それは厄介なことになったもんだ。人間の夢はうまかったりまずかったり…人間はおいしいのかい?慣れないモノを食って腹を壊すのは勘弁だが。
>>17 狼様
…ひいっ、狼様じゃん…。やだ…俺ちょっといつもすみません。せっかくの狼様の獲物のヒトの肩に俺が乗っかって休んでたりしてるときにわざわざ見逃してくれるとか本当にすみませんすみませんすみません…山狗様にも狼様に迷惑かけるなっていつも言われてて本当にすみませんすみませんすみません…
[…は、声をかけられた相手を認識するや否や、頭を深々と下げて謝り続ける]
>>19 しん
そーゆーもん?俺も楽しんでいいのかな…てゆーか、あんたの着物かわいいな。俺もそうゆーのにすれば良かったかなぁ。
つーか、なんかさっきから妖怪たちざわざわ噂してるけど、何?ヒトが紛れ込んでるんだって?
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