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…そんで、出来れば――、
セシルとも其れを見たいとは思うのは唯の俺の我儘だろうけど。
[>>44グレンがセシルに投げ掛ける声を聞きながら、
彼女もまた兄の死と言う呪縛に囚われている様にも思えた。
自分には出来ないかもしれないし、今誘いは断られたばかりだけど。
自分を解き放ってくれた二人に、何か出来るのなら。
手を伸ばす事くらいは、したかった。
グレンは>>45誘うでも、切り捨てるでもなく、目を逸らしただけだったけれど。彼もまた彼女を切り捨てる事は出来ないのだろうなと思えば何処か嬉しく思えたのは何故だろうか。
――確かに、彼女は彼の死を無駄にしたくないのだろうけど、でも。]
……まあ、俺はそう言うだけで決めるのはお前だけど。
連合の兵に殺されたから――、マオが死んだ事に縛り付けられていて、グレンの言う様に意味を求めて。アイツはそんな事望むかな、とも思うけどね。……ま、俺はアイツじゃないから分からねえけど。
[其処まで、ぽつり、と零して。発言を親友の真似をして、放り投げてみたのだった。]
―回想・後日譚 孤児院―
思えば、あの時からかなあ……あたしがここに慣れたのは。
[あんたの辛い料理のおかげよ、そう言って恥ずかしげに笑い、アルフはツリガネに紅茶をすすめた。
何故、言いたくなったのだろう、と思いをめぐらせれば、そういえば二人が出会った時期だと思い出す。
だんだんあんたの味覚に慣れてきた、だのなんだのと軽口を叩きながらも、アルフは優しげな微笑みの、その少女が友人として大好きで。]
……なんつか……ありがとね。
(たぶん、お互いにとってたいした切欠じゃあなかったんだろうけど、さ)
運命よりも何よりも、奇妙なるものは、人の縁。
昼下がり、みなしご達のティータイムは穏やかに過ぎていく。**]
[頑張って作った結果のもの、その言葉が嬉しくて>>+30。
自分の何かが認められたような。そんな感覚。
おずおずと残骸を差し出して、彼女を見上げ]
あ、あの、えっと…!
……ありがとうございます…!
[頭を撫でられながら、精一杯のお礼。
上手く造れるようになったら、たくさん渡そう。
そしてお花で埋め尽くされた花壇も見て貰うんだ。
夢はどんどん膨らんで、にこりと笑い]
エリィのこと、そう言ってくれた人は初めてです。
いつか魔法が上手になったら、見てくださいね!
[そんな平和で穏やかな、孤児院の日常。
少女はまだ知らない。誰かを喜ばせたいと思っていたはずの魔法で、誰かを傷つけることになる未来を――。*]
ーキインッ!!
くっ…!!
[金属が弾かれる音。剣を持ったまま、弾かれた衝撃で腕が上がり無防備な状態になってしまう。
ミツルは、悲しげにこちらを見ていて。ミツルのことだ、クロロがここで攻撃をやめればクロロへの攻撃も止むだろう。
しかし、クロロは。]
どいて…よ。
僕、は、千早、を…ころさない、と…。
[もう、彼の頭には千早を殺すことしかなかった。再び、電気を纏わせた刃をミツルに向けようとした瞬間。
目の前を斧が通り、腕にそのまま当たる。いつもならこのぐらい避けられるのに…魔力も体力も底を尽きかけているクロロには、どうしようもなく。]
ぐ、あああああっ…!!
[武器を落とし、片腕から血飛沫をあげながら…クロロは後方へと吹っ飛んでいった。]
―闇の底―
"次があるならばツリガネと共に、穏やかな世界に在りたい。"
[それは心からの願いではあったが、其の為にも、自分は最後まで妹を見届けたいと思った。其れで漸く、許される気がしたのだ。
けれどそれがツリガネの新たな旅立ちの邪魔になるのは、嫌だった。
だから彼女には一度、お別れを言うつもりだったのだ]
えっ。
[しかし、返ってきた言葉は、予想外の物。
背中に感じる体温が、温かい]
ツリガネ。
何時まで待つことになるのかも、
此処で無事に時を過ごすことができるのかも、
分かりませんよ。
……一緒に、居てくれるのですか?
[ちら、と振り返ると、自分の背中越しに彼女の姿が見える。
少しの思案の後、小さく息を吐くと、優しく静かに頭を撫でた]
ありがとう。
貴女には、敵いませんね。
[困ったように浮かべる微笑みは、何処か嬉しそうで。
そっと、手を差し伸べた]
ではその間に、教えてください。
貴女のこと、なんでも。
もっと、よく、知りたいのです。
[彼女が手を取ってくれるのならば、ぽつりぽつりと会話を交わしながら、ゆっくりと歩きだすだろう**]
―現在・帝国・参謀長執務室―
………アレクシス補佐官が前線に?
[へぇ、それは知りませんでしたと、興味の無さそうに呟けば参謀長は呆れたようにため息をつく。
黒い上着はソファーの背もたれかかったまま、制帽は膝元に放置され、放り投げた本人は優雅に紅茶を楽しんでいた。
謹慎を言い渡されてから数日間。クルークの情報は司教殺害時点で止まっていた。
ツリガネやアルフが殺された事も、アレクシスが出向いているのも知らなかったのは本当だ。
前線でアレクシスと鉢合わせしていたら少々面倒だろうな、と彼女を行かせてしまった事に少々後悔しながらも表情には出さずに口を開く。]
それで?お咎めなしで解放する代わりに僕も前線へ行けと?
[参謀長は首を横に振る。
復帰後は変わらず自分の補佐を。ただし重要な会議にはしばらく出席しない事。
そして、事と次第によっては前線へと。]
……承知しました。仰せのままに。
[空になったティーカップが静かに置かれれば、軍服を確りと着こなし、制帽を被りその場を後にした。
目的地に足を向け、自分への処罰の軽さに気持ち悪さを感じつつも歩みは止めない。*]
アルフさん、覚えました。
[名乗る彼に、至極真面目な顔で答える。どこか誇らしげな色すら覗かせながら]
何回も、練習してきました!
[ブチ抜くわよぉ、の言葉に、反射的に掌で頬を押さえつつ]
ぼ、僕は、マオと言います。
宜しく、お願いしますね。
[情けない格好のまま、苦笑を浮かべた。
なお、この条件反射に今後長年苦しまされることを、この時の彼は知らない**]
連合国の統治の形には興味ないし、多分私はそこにはいないし。
[そう呟きながら、聖職者の紋章をはずそうとするように指でひっぱってみせた。]
グレン君にはお返しに仲間の死体と戦わせてあげようか、その時は。グレン君は本気だから本気で返すよ。
――まぁ、でも、今はその時じゃないっていうのはそうね。
私も今からやりあう気分じゃないし、曲がりなりにも帝国領だし。
色々ありがとう、グレン君。
[目をそらしたあなたへの柔らかな礼はその最後の言葉と、アレクのことも含んでいたのかもしれない]
―とある少年の懺悔と告白―
月明かりが綺麗な夜だったわ。
いつも優しく絵本を読み聞かせてくれるあの人が、夜になるとどこへ行くのかが、知りたくって……あたしは忍び足で、母さんの後を追ったの。
見たのは……一人の「女」の姿。
あの時あたしは、あの人が「神」なんかじゃなくて「ただの女」なんだってことを知った。
うん、馬鹿なのはあたしの方よ。あの人はあたしを育てるために身を売ってたのに……あたしはそれを「気持ち悪い」なんて思っちゃったんだから。
だから次の日は読み聞かせを聞かなかったわ。いきなりつっけんどんになったあたしを、あの人は困ったように見て、笑ってたっけ。
……それで、その次の朝よ。母さんの体中に赤い"こぶ"が出来て。
町医者に見せたら匙を投げられたわ。末期性病は助からないって。
だからあたしは――あいつに会いに行った。
魔法で馬になって、遠くの領主の館へ。鳥になって窓から入り込んで、せめて最期に会ってと。そしたらあいつ、なんて言ったと思う?
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