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[白いロングコートを風にはためかせながら、男は青空を眺めている。]
……ちっ……いい空じゃないの。
[女神は随分と皮肉ね、といいながらポケットのうちの煙草をさぐって、そういえば切らしていたことを思い出す。もっとも、この身体では吸えるかどうかなど、わかりはしないのだが]
……だって、いきが、
[もう自分は、呼吸をしていない。焼け焦げ、胸にぽっかりと空いた穴を確かめるように触れる。教会に戻り、大切な友を亡くし、怒りで撃ち抜こうとした相手に逆に殺されて。彼は孤児院の馴染みに似ていた気がしたけれど、今となってはよくわからなかった。]
停戦協定……ね。
[あの国にはそんなもの、はなから受けるつもりはなかったのだろうか。戦争は今まで以上に激化し、泥沼となり、生きている者を悲しみへと引きずりこむ。悲しみは憎しみを産み、憎しみは更に悲しみを産んで――。あるのは、破滅だけだ。]
それなら、いっそ全部滅んじゃえばいいわ。
幸せも、悲しみも、全部。全部ひっくり返って、何もなくなってしまえばいいのよ……。
青空の下で静かに笑う彼の姿は、まるで不吉を願う白い鴉のようだった。
[>>32崩れた死者の兵を眺めてから、>>34『振られた』と格好悪い、と彼女自身の事を述べるセシルの方へ視線を落として。>>32、>>33グレンと同じく彼女の奥にある感情は見逃していたが――何処か。
彼女の先程迄の問い掛けは、彼女自身は自分と違う、れっきとした人間であろうが。それでも自分と同じ様に内にある『人』を見出せてなかった様に思い返せば、そう思えた。
――彼女の自分を何でも良いから一人にしたくなかった、と言う心情には気付けなかったけれど。それでも、此処で彼女を置いて行くのも躊躇われるのだった。何処か、心の奥底に靄が残る気がして。]
[再び、セシルの元に歩み寄っては傍にしゃがみこむ。
今度は、自分の意思で。『そっちの方が良かったんだと思う』と言って、彼女の誘いを蹴って未だ――心配してくれてる彼女に対して。
回答を濁すのだけでは無く、自分で選んだ答えをちゃんと出さなきゃならないのだろうなと、また思う。
戦争から降りるという選択肢。其れを提示されても、横に首を振って。何方にしろ、一人だけ死んだ事にして仲間が戦ってる傍で見過ごすなんて、少し前の自分であったとしても出来ないだろう]
……確かに理由が無いなら一緒かもな。
それでも、何か変わるなら――、俺はそれを見てみたいと思う。
………少しでも、こんな俺にでも出来る事あるんじゃないかと思うからさ。
[『そんなんじゃ、やっぱ駄目か?』と苦笑を浮かべながら。
そんな彼の様子は完全に過去の呪縛から解かれている様だった。]
…そんで、出来れば――、
セシルとも其れを見たいとは思うのは唯の俺の我儘だろうけど。
[>>44グレンがセシルに投げ掛ける声を聞きながら、
彼女もまた兄の死と言う呪縛に囚われている様にも思えた。
自分には出来ないかもしれないし、今誘いは断られたばかりだけど。
自分を解き放ってくれた二人に、何か出来るのなら。
手を伸ばす事くらいは、したかった。
グレンは>>45誘うでも、切り捨てるでもなく、目を逸らしただけだったけれど。彼もまた彼女を切り捨てる事は出来ないのだろうなと思えば何処か嬉しく思えたのは何故だろうか。
――確かに、彼女は彼の死を無駄にしたくないのだろうけど、でも。]
……まあ、俺はそう言うだけで決めるのはお前だけど。
連合の兵に殺されたから――、マオが死んだ事に縛り付けられていて、グレンの言う様に意味を求めて。アイツはそんな事望むかな、とも思うけどね。……ま、俺はアイツじゃないから分からねえけど。
[其処まで、ぽつり、と零して。発言を親友の真似をして、放り投げてみたのだった。]
―回想・後日譚 孤児院―
思えば、あの時からかなあ……あたしがここに慣れたのは。
[あんたの辛い料理のおかげよ、そう言って恥ずかしげに笑い、アルフはツリガネに紅茶をすすめた。
何故、言いたくなったのだろう、と思いをめぐらせれば、そういえば二人が出会った時期だと思い出す。
だんだんあんたの味覚に慣れてきた、だのなんだのと軽口を叩きながらも、アルフは優しげな微笑みの、その少女が友人として大好きで。]
……なんつか……ありがとね。
(たぶん、お互いにとってたいした切欠じゃあなかったんだろうけど、さ)
運命よりも何よりも、奇妙なるものは、人の縁。
昼下がり、みなしご達のティータイムは穏やかに過ぎていく。**]
[頑張って作った結果のもの、その言葉が嬉しくて>>+30。
自分の何かが認められたような。そんな感覚。
おずおずと残骸を差し出して、彼女を見上げ]
あ、あの、えっと…!
……ありがとうございます…!
[頭を撫でられながら、精一杯のお礼。
上手く造れるようになったら、たくさん渡そう。
そしてお花で埋め尽くされた花壇も見て貰うんだ。
夢はどんどん膨らんで、にこりと笑い]
エリィのこと、そう言ってくれた人は初めてです。
いつか魔法が上手になったら、見てくださいね!
[そんな平和で穏やかな、孤児院の日常。
少女はまだ知らない。誰かを喜ばせたいと思っていたはずの魔法で、誰かを傷つけることになる未来を――。*]
ーキインッ!!
くっ…!!
[金属が弾かれる音。剣を持ったまま、弾かれた衝撃で腕が上がり無防備な状態になってしまう。
ミツルは、悲しげにこちらを見ていて。ミツルのことだ、クロロがここで攻撃をやめればクロロへの攻撃も止むだろう。
しかし、クロロは。]
どいて…よ。
僕、は、千早、を…ころさない、と…。
[もう、彼の頭には千早を殺すことしかなかった。再び、電気を纏わせた刃をミツルに向けようとした瞬間。
目の前を斧が通り、腕にそのまま当たる。いつもならこのぐらい避けられるのに…魔力も体力も底を尽きかけているクロロには、どうしようもなく。]
ぐ、あああああっ…!!
[武器を落とし、片腕から血飛沫をあげながら…クロロは後方へと吹っ飛んでいった。]
―闇の底―
"次があるならばツリガネと共に、穏やかな世界に在りたい。"
[それは心からの願いではあったが、其の為にも、自分は最後まで妹を見届けたいと思った。其れで漸く、許される気がしたのだ。
けれどそれがツリガネの新たな旅立ちの邪魔になるのは、嫌だった。
だから彼女には一度、お別れを言うつもりだったのだ]
えっ。
[しかし、返ってきた言葉は、予想外の物。
背中に感じる体温が、温かい]
ツリガネ。
何時まで待つことになるのかも、
此処で無事に時を過ごすことができるのかも、
分かりませんよ。
……一緒に、居てくれるのですか?
[ちら、と振り返ると、自分の背中越しに彼女の姿が見える。
少しの思案の後、小さく息を吐くと、優しく静かに頭を撫でた]
ありがとう。
貴女には、敵いませんね。
[困ったように浮かべる微笑みは、何処か嬉しそうで。
そっと、手を差し伸べた]
ではその間に、教えてください。
貴女のこと、なんでも。
もっと、よく、知りたいのです。
[彼女が手を取ってくれるのならば、ぽつりぽつりと会話を交わしながら、ゆっくりと歩きだすだろう**]
―現在・帝国・参謀長執務室―
………アレクシス補佐官が前線に?
[へぇ、それは知りませんでしたと、興味の無さそうに呟けば参謀長は呆れたようにため息をつく。
黒い上着はソファーの背もたれかかったまま、制帽は膝元に放置され、放り投げた本人は優雅に紅茶を楽しんでいた。
謹慎を言い渡されてから数日間。クルークの情報は司教殺害時点で止まっていた。
ツリガネやアルフが殺された事も、アレクシスが出向いているのも知らなかったのは本当だ。
前線でアレクシスと鉢合わせしていたら少々面倒だろうな、と彼女を行かせてしまった事に少々後悔しながらも表情には出さずに口を開く。]
それで?お咎めなしで解放する代わりに僕も前線へ行けと?
[参謀長は首を横に振る。
復帰後は変わらず自分の補佐を。ただし重要な会議にはしばらく出席しない事。
そして、事と次第によっては前線へと。]
……承知しました。仰せのままに。
[空になったティーカップが静かに置かれれば、軍服を確りと着こなし、制帽を被りその場を後にした。
目的地に足を向け、自分への処罰の軽さに気持ち悪さを感じつつも歩みは止めない。*]
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