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隻眼の ミツル に 6人が投票した
アレクシス に 1人が投票した
隻眼の ミツル は村人の手により処刑された……
今日は犠牲者がいないようだ。人狼は襲撃に失敗したのだろうか?
現在の生存者は、千早、グレン、アレクシス、シエラ、セシル、コトブキの6名。
[何度か攻撃をされそうになっただろうか。感情のままに泣いている最中、泣き声に呼応して千早周辺の空間が歪んでいた。あらぬ方向へ刃が、魔法が屈折する。]
うぁぁああぁぁぁあぁぁ…
[彼からもらったリングをはめた。]
―闇の底―
[歩いていると、ぽつりぽつりと、見知った気配を感じる。
彼らは今何を想い、何処へ向かうのか―――…]
音楽というのは、不思議ですね。
[想い出を辿りながら、ふと口にする]
僕の楽器の先生は、
酷く、冷たい目をした男性でした。
けれども、彼の奏でる音は、
恐ろしい程に澄んでいて、美しかったのです。
[悲しい曲が、ときに癒しになるのだ。
心のない人間の演奏が、時に救いになるのだ]
だから、僕は。
……僕でも、音楽なら、
人と繋がれるのではないかと、思ったのかもしれません。
[くるり、と回した花が地面へ落ちる。
その場所から、ゆらりとオルガンが姿を現した。孤児院の礼拝堂の片隅で、ずっと生徒たちを見守った楽器に、それはとてもよく似ていた。
闇の底、薄らと明るい花畑の中、不自然にオルガンは佇む]
[連れ添っていた彼女の手を、そっと、放して]
ツリガネ。
貴女とのお話は、楽しくて。
ずっと連れまわしていて、すみません。
少し、休憩しましょうか。
[オルガンの蓋を撫でてから開けると、其処には懐かしい鍵盤の並び。
一つ、二つ、確かめるように音を紡いで、やがては滑らかな指の動きに合わせて曲が紡がれていく]
――――――……♪
[音は何処まで届いていたのか。
演奏は、ただ穏やかに、続けられる]
もう…何でもいいわ…
陣営なんて関係ない…
もう……
[素早くリロードをし、魔法を込め、引鉄を引く。]
グレン…アレク…あなたたちだけでも…!!!
『フィ・ナーレ』
[空間複製。ポータル内に入った弾丸が、別の複数のポータル"全て"に複製される。無数の弾丸が、飛び交う。弾がきれれば再びリロードし、射撃を繰り返す。]
…はぁ…はぁ…はぁ…
[200発ほど撃っただろうか。魔力消費も激しく、体の感覚がほとんどなくなっていた。二人に傷はつけられただろうか。]
―闇の底―
ここは……そうか……
俺は死んだんだな……
俺は千早を守れたのかなぁ……
俺がいなくてもきっとあの指輪が彼女を守ってくれる…
それにクロロの墓も周りの花も俺の魔法が守ってくているだろう…
[どこかで綺麗な音色が聴こえる…]
気のせいか…
地獄にそんな音がするわけないよな…
特に理由も無く軍に入り、特に意味も無く人を殺し、俺は今まで何をしていたのか…
しっかり、していればこんな事にはならなかったのか?
そんな俺がみんなのいる天国に行けるはずがないよな…
まあ、いつも1人だったんだから寂しくは無いか…
[1人何処かに歩き出すミツル**]
[エリィが皆の名前を呼ぶたびに広がる花畑。造花とは思えないふわりと安らぎを与える香り。その姿は、昔の泣き虫だったエリィの姿と重なるように見えて。]
[これを孤児院の皆が見たら何でも許してくれそうだなあ・・・と、クロロは苦笑し、過去を懐かしむように語り始める。]
エリィ。また、さ・・・一緒に色んなことをしようよ。
花を眺めたり、魚を釣ったり、料理を作ったり、些細なことで笑いあったり。
[一緒に・・・それは五年前に始まった戦争により壊された、少年少女たちの決して裕福ではないが幸せであった時間。
そんなことを語った後、ふと、真面目な顔でエリィに向き直り・・・それから頬を少し赤く染めながら]
僕は・・・もしまた何かが起こっても、今度は絶対にエリィの側から離れない。
僕はエリィが誰よりも大切で・・・大好きだから。
―だから、エリィも安心して。僕が一緒にいるよ。グレンもシエラもきっと、この光景を見れば――
[クロロの告白にエリィがもし顔を上げてくれたなら。エリィの眼には、照れたように笑う自分と増えた花々が映るだろう。**]
[ぐらり。意識が戻れば、ミツルの身体が倒れる所で。
今の間の記憶の共有は無いけれど、其れでも獣の声が聞こえて――、どういう事かは、ハッキリと分かっていた。]
[敵同士だと割り切っては居る。
其れでも、自分が此処に在るのはミツルのお蔭で。孤児院に居た頃は気付かなかった。其れでも、軍に入って暫くして気付いて――それでも、知らないフリをしていたけれど。
何処か、また世界の一つを失った喪失感。
帝国に居た頃は――全てを、見て見ぬフリをしていたけれど。
何かが変わると信じて――組織へ来たけれど。
セシルの、理由が無ければ帝国に居た時と同じだと言った言葉を思い出す。同じ事を繰り返すのは、もう嫌だった。]
(此処から何かを変えるには――どうするべきなんだろう)
[誰も傷付けずになんて、綺麗事だ。結局何処かは救う事も出来ない。現にミツルは―――――。]
(くそ、考えてる余裕は無いか……?)
[>>0千早の周辺の空気が歪むのを感じれば、一旦バックステップで距離を取る。答えなんて見つからない、戦うしか無いと言えば過去の自分に同じだと笑われそうだったが。其れでも死んだら毛頭無いのだ。
生きてさえいれば――、何時か答えが良いのしろ、悪いにしろ見つかる筈。死んだら元も子もない。戦うな、なんて綺麗事も言う気も無いし、其れは既に遅い事柄で]
―――ッ、
[弾丸が、飛び交い始める。死ぬ気はさらさら無い。
ただ、自分一人生き残るよりは、自分が死んでも親友に全てを託した方が、きっと良い未来へと変えてくれそうな気がして。
魔力を、防御に全力で注ぎ込む。グレンの方へと飛んだ弾丸は大気の重力を歪ませて地面に叩き落とす。自分の方へ飛んだ弾丸は重力を移動させて8(15)程千早へ返す。――当たるかは分からないが。
唯それでも広範囲で多数の銃弾に、しかも一部は別の動きをさせるとなると流石に操作に漏れがあるもので。単純にグレンを避けて、自然の重力を強めて下へと叩き落とせばいい銃弾ならまだ操作は其処まで難しくは無い為、あらかた下へと弾けただろうが。]
[自分へ向かうものの方向の転換は多少は返せたりしても精々軌道がズレたり勢いが多少殺されるくらいで。熱を持った弾丸が身体を貫く。致命傷は避けたものの――、幾つかは身を掠めとり、更に右肩や左足、腹部辺りはもろに受けて、じわり、と衣服に赤いシミを作り始める。熱を帯びる銃創に、痛みに顔を歪めては思わず膝を落としそうになる。]
……させねえ、よッ……!!
グレンだけでも―――。
[其れに一気に魔力を使った故に消費も大きく。それでも多少残った魔力を剣へと注げば銃の形へと。相手も恐らくこれだけの魔法、ある程度は魔力も削れてるだろうと踏んでは重力の弾丸を3発程放ったが照準は痛みで大きくブレる。一発くらいは何処かに当たれば良い。]
[回復魔法なんて分野は使えない。其処まで動けば、身体は限界、とばかりに膝を付いて。息が荒ぐ。視界が、揺れる。見かねた獣が溜息を付いた。それでも、先程の様に獣が多少無理しても出張る気が無い限り譲る意思は彼には無かった。]
[>>6:63グレンの方へと、眩む視線を彷徨わせて。
地に足を付けた彼に向って、張るのは虚勢。彼はあらかた弾き落としただろうとは言え、何処か銃弾を喰らってしまっては無いだろうか。]
…千早の相手は――、俺がする。
アイツも、殆ど魔力は残ってないだろう…よ。
……あんま残ってねえんだろ?魔力。逃げろよ。
[もし、何か回復薬など彼女が持っていれば。
魔力もだが、この負傷具合では獣へと変わらない限り――、いなせる自信は無かった。もしそうなった場合、本当にぎりぎりの状態で支配から軽く抜け出せる状態になるかもしれない。これ以上衰弱した場合も同様に。
そうなれば彼を守れる自信も無く。
彼を信じていないのではなく、『信じているから』こそ言った。
に、っと痛みを無理やり抑えて。笑顔を一瞬称えて。]
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