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夢を失った少女騒霊 カナ=アナベラル に 1人が投票した
水橋パルスィ に 8人が投票した
ウサ耳の生えた 雪だるま に 1人が投票した
普通の魔法使い 霧雨魔理沙 に 1人が投票した
水橋パルスィ は村人の手により処刑された……
次の日の朝、蓬莱山輝夜 が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、夢を失った少女騒霊 カナ=アナベラル、ウサ耳の生えた 雪だるま、普通の魔法使い 霧雨魔理沙、Alkaid/Benetnasch 十六夜咲夜、フリーのカメラマン トミー、開陽武曲の剣士 魂魄妖夢、忘れ物を取りに 梓(あずさ)、忘れられた怪奇作家 佐取(さとり)、流離う世捨て人 カミカゼの9名。
―― 昨夜 ――
[襲われかけた後、個室に戻りまた寝てしまいました。そして目を覚ましたのは、ついさっきです。]
こっち、でしょうか?
[そして私は、廊下で偶然であったメイドさん?に露天風呂の話を聞き、寝すぎて疲れのたまった身体をほぐそうと、向かっていたのです。]
ここ、ですね。……確かに、いい場所ではないと聞いていましたけど、これは…
[露天風呂、確かにいい響きだったのですけど…。]
脱衣場が、外なんですね。
[つまり、寒そうなのです。ただ、雪は多少収まっているように見えたので、私は入る事を決め、脱衣場への渡し板の上を歩きます。…やっぱり寒いです。ですが、誰も居ない場所で休む為なら、この寒さ位…!
・ ・ ・ ・ ・
…ええ、結論から言うと、駄目でした。
収まっていたと思った雪は、私が脱衣場にたどり着く直前、急に強さを増して――]
ここも、駄目なので…、いや、違――
[ただ今度は、寒さではない、別の何かが、私を包んだのです。
そして私は、隙間に落とされてしまいました。]
>>2:82>>2:83
…あくまで俺の為なんだから、礼なんていらねえよ。
[取って付けたような誤魔化しを聞いて輝夜が笑う。
気恥ずかしくなってそっぽを向くが、彼女が椅子から立ち上がってこちらへと来ると何事かとまた振り向く。]
…んを。
[額をつんとつつかれた。
何とはなしにそこを撫でながら彼女の続く言葉を聞くと、また顔を背けてしまう。
照れている時の癖のようなものだ。]
よせよ、王子さまなんて柄じゃねえ。したっぱの騎士くらいが俺にはお似合いさ。
…だが、引き受けた。泥舟に乗ったつもりでいな。
[なんて、いたずらっぽく笑った。
…そう言いつつも、この時はまさかその日のうちに事が起こるなんて、まだ思っていなかった。]
>>+8
ちゆりって言うんだ、私は古明地こいし。
うん、私もいつの間にかここに居たよ。
[無意識で動いていると、そういったことは日常茶飯事だが。]
ここから出たいの?
ここはスキマの中なんだって、誰かが言ってた。
異変を解決すれば、出られるかもしれないって。
それとも、どこかに出口があるかもしれないね。
[探してみる?なんて聞いてみるだろう。]
―― スキマ ――
[ここは時間の流れも曖昧だ。
そんな中で何かを探して動きまわったり、誰かと会話したり、
意識の海を漂ったりしていただろう。
そんな時、ここへ新たに人が落ちてくるのが感じられた。]
――大丈夫?
[落ちてきた人の側に寄り、ぺたんと座り込んで声をかける。]
ー昨夜ー
[人が一人いなくなったとあって、その日の夜は中々寝付く事が出来なかった。
布団の中でただ寝付くのも待っているのもなんだし、折角だから山荘を軽く見回ってこようかと思い立ち、布団から出るとそのまま廊下へと繰り出す。
しばらく歩いていると、やがて少し離れた場所で床の軋む音を捉える。
続いて扉の開く音。この近くにある部屋と言えば、談話室か。]
(…こんな時間に、誰だ?)
[気配を殺しながら、自分も談話室へと向かう。
そして、扉に手をかけた所で…室内から、短い悲鳴が上がったのを耳にする。
ここ数日の間で言えば、自分が最も多く聞いている声だった。]
…輝夜!?
[彼女に何かあったのだろうかと、勢いよくドアを開け放つ。
しかし、室内には人影は無く…
ただ、窓の外では雪だるまが佇んでいるだけだった。]**
[朝/談話室にて]
[昨日置かれたグランドピアノ付近で、相棒"ギター"を弾く]
走りだせー 前〜向いてー
かじかむ手でぇ 空に描いた〜
君の未来に祝福の〜 あーかーり〜と〜も〜すー
切り開け〜 その手でー
聞こえてるかい この声が〜
素直に笑える事 抱きしめー 今 走り〜だせ〜
[唄い終ると、余韻を奏でつつ思案する]
(事態は好転しねぇか…
無駄に歳喰ってるのに手が出せんとは、不甲斐ねぇな)
唯の自然現象ならそれこそお手上げだが…
そうでもないだろう。
黄昏のカミカゼ、厄介事もお手の物よ。
["どすっ"]
……うぅ。
[最悪ですね。せめてお風呂から出てからにしてほしかったです。]
誰ですか?
[お尻をさすりながら、私は目を凝らして辺りを見回しました。]
パルスィ?
[辺りを見回す少女の姿を、記憶から引っ張りだした。]
私だよ、こいし。
パルスィもここに来ちゃったんだ。
ここはスキマの中なんだって。
[見つめるその様子は、少し心配そうに見えるかもしれない。]
─ 自室 ─
[昨日の探索でも特になにか発見があったわけでもなく、ただ山荘内を詳しく見て回るだけとなってしまった。それが悔しかったのか寝つきは悪く、まどろんでいるだけだった。
怪しいと思う奴は、いる。ただ、確証がないだけ。]
(ただ、何もしてこないわけがない……
山荘を孤立させる力がある……慎重に……)
[まどろみの中、そう思った時だった。]
───ッ!?
[2名の感じていたはずの気配が、消えた。まどろみの中、すぐさまいなくなっただろう二人の人妖には当たりをつけた。
話はしてないが、山荘内で見かけたパルスィ。
それから竹林の姫さんだろう。]
…………霊夢なら、もう解決できるのかな。
[山荘に居もしない"天才"のことを呟いた。]
わっ、こいし様っ。びっくりしましたよ、もう。
[急に目の前に現れた様に感じてしまう、この方の登場に慣れる事はあるんでしょうか?
そんな事を頭の隅で考えながら、私はこいし様に問いかけました。]
スキマ、ですか?
そう、スキマ。
[こくんと頷いて。]
不安定だから、できたんだって。
吹雪の異変を解けば、元に戻るらしいよ。
[じいっと見つめる。]
誰かの声が言ってた。
パルスィは、きこえる?
はい、聞こえていました。
反応は、殆どしませんでしたけど…、あの、こいし様?
[質問された事にしっかりと答えていたのですけど、ちょっと気になったことが。]
私の顔に、何かついてますか…?
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