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ショコラティエ アンジェラ は 少女 レリア に投票した。
少女 レリア は ショコラティエ アンジェラ に投票した。
墓守 ノア は ショコラティエ アンジェラ に投票した。
村娘 ポーラ は ショコラティエ アンジェラ に投票した。
見習い神父 ドレッセン は ショコラティエ アンジェラ に投票した。
自警団員 レオナルド は ショコラティエ アンジェラ に投票した。
ショコラティエ アンジェラ は村人達の手により処刑された。
次の日の朝、村娘 ポーラ が無残な姿で発見された。
現在の生存者は、少女 レリア、墓守 ノア、見習い神父 ドレッセン、自警団員 レオナルド の 4 名。
[頷いたポーラに、ほうっと安堵の息をついた。]
――良かった。わかってくれて。
[くしゃっと泣きそうな顔で笑って。
右手で、目の辺りをごしごしっと擦った。]
間に合って、良かった。この間話したとき連れていってあげてれば、もっと良かったんだけど……
でも。ほんとに、今度こそ。しあわせに、なろうね。
[微笑む。]
[音も立てずに鞘から抜かれた銀のダガーは、夕闇に光り。
抱いた友は、むずがるように体を動かし。
姉以外の者に触れられたくないと。触らないでと身じろいだ。
傷つけられた肩が痛む。けれども今は、その痛みもどこか遠い。]
祈るよ、ずっと。いつまでも。
[それはアンジェラへというよりは、自分自身へ向けた誓い。]
―――――だから。
さようなら。
[大事な形見。養父から災厄から守られますようにと譲られた証を。
心臓の裏側をめがけて、埋め込んだ。]
[娘は魔性の音に魅入られて。
少女の手にある銀色も認識することはなく]
うん。
[微笑を浮かべたまま、少女との間にあった空間を埋めた]
[腕の中で大切の一つが崩れ落ちる。その背から流れる血が、黒いフードをより赤黒く染めてゆく。
悲鳴、怒号。村の人間が集まって、己の凶行に指を刺す。
その一方で、殆ど最初から事の起こりを見ていた村人が自警団へと走り、今はもう誰も居ないBoite du bijouへと入る者もいた。
そんな雑音が耳を通り抜けてゆくのに。なにも聞こえない、聞きたくないと思っていたのに。]
『あんたなんかと、友達にならなきゃよかった』
[崩れ落ち、侮蔑した眼差しを向けたまま、あざ笑い血を吐くかつての友の今の際の言葉は、深く胸に残された。
その言葉に、表情は変えずに。ただ、静かに目を閉じた。]
クク、ク……
楽園を拒んだ人間の行く道は辛いな?
全てを失い、全てに裏切られ、全てに嫌われても、なお生きていかなければいけないのだからな。
それとも、今からでも楽園を熱望するかね?
それでも、私は構わないよ。
―――来るものは拒まない。それが、この楽園パレードの起きてだからね。
まあ―――それでも、君は不幸しかない世界で生きていこうとするのだろうね。
―――愚かな選択だ。
[紅は鮮やかに花ひらいた。
そしてゆっくりと溶けて消えてゆく。
花さかせた娘の身体もまた同じく]
[安らぎを求め。笑顔を浮かべたまま。
闇の中へと垂直に堕ちてゆく]
何故?何故…?
何故私が死ななければならないの?
[後方から聞える、仮面の男の言葉。]
…ええ、望まないわ。そんなもの望まない!
祈るですって?
じゃあこれが貴女が望む私の居場所だっていうの?
ノア…絶対に許さない…!
[断ち切られた鎖達。愛する姉と。友と。]
私は何も悪くない。
幸せになりたかった。それだけじゃない…!
[立ち上る気力さえなく、ただ、地表を濡らす]
[アンジェラの言葉に、アビスが口をゆがめる]
この世界で幸せになろうとすること事態が間違いなのだよ。
その事はすでに説明したと思うがね。
―――まあ良い。好きにするが良いさ。
好きなだけこの世界で、生まれ、そして死んでいくがいい。
[アビスが、そこまで言うと、その後方から一つの気配。
アビスがその「女性」の頭を優しくなでた]
――― 一人でな。
[女性の名はソフィー。
彼氏に死なれ、妹に殺された、哀れなる女性の名前だ]
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