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[――おいで。
投げられた一言は小石の如くに泉に落ちて、水面に波紋を広げた。
密かな毒をも抱いた甘い誘いは水底にまで沁み入り、揺らぎが強くなる]
……なんで、
不快だよ、
不愉快だというのに。
[言葉とは裏腹に、足は進んだ。
かれの瞳から、目が離せない。
幼き魔の眼には戸惑いが浮かぶも、隠れた好奇のいろがあった]
[遅々とした足取りでかれらの傍らにまで辿り着いたところで、かくりと膝が折れた。
ふわりと地面に広がる、穢れなき白。
かれの抱く紅と青の前では、儚く失せてしまいそうだった]
[黒い落葉が敷き詰められた地に、広がる純白。
膝をついた小さな魔は寄る辺なく、まるで今にも泣き出しそうなほんとうの迷子に見えた。
けれども、その瞳の深い水の青に潜む好奇心を読み取った淫魔は、更に引き寄せようと白く艶めく腕を伸ばす。
巣に掛かった蝶を絡め取ろうと糸を繰り出す蜘蛛のように。]
別に……
[ザリチェの唇に己のそれを合わせ、くすりと笑う。]
僕は他人の「初めて」というものに、さほど執着したりはしません。穢れを知った後の「色」は、純粋なる「色」よりも美しいこともままありましょう――…音楽と同じです。その「色」の深さには、その方の生き様が映るのですから。
[そう紡ぐジュアンの唇は、ザリチェの柔らかな肉と薄い皮で再び塞がる――ジュアンの口内にザラザラとした突起に覆われた器官が入り込むと、かれはそれを受け入れ、転がし、弄ぶ。]
ああ、でも………たまには「穢れを知る瞬間」を拝見したい気もしますねぇ。真っ白な方が、どのような「色」を見せるのか……あははっ。楽しいですよねぇ。
――…悦び、渇望、痛み、絶望…――
ありとあらゆる感情が交じり合い、「白」に「闇」を落とす、あの瞬間―を―…
[カサリと足音のする方向へと振り返り――…]
――…ね?ニクスさん……
[かれは、*笑った*]
[蝶は抵抗の様子を見せず、糸を受け入れた。
艶めいた肌は触れそうほどに近く、魅惑的ないろに吸い寄せられてしまう。
己のか、かれらのか、吐息の音が水面にさざなみを立てる。
避けるように緩く瞬きはしたが、視線を逸らすまでには至らない]
い、ろ――?
「二クス」に「色」など無いよ。
[そう紡ぐ声すら、絞り出すようだった。
虚無ではなく、かれらに呑まれてしまいそうだ]
ジュアンは案外と理屈好きなのだな……
己はそんなことはどうでも良いよ。
心地良く、愉しければそれで良い……
[笑み含んだ声の語尾が擦れ、絶妙の震音を響かす。
会話の間もその底流には低く絶え間なく、時に鋭く強く、愛撫の奏楽が流れ、止むことはなかった。]
[ザリチェは、ジュアンによって弾き鳴らされる楽器である自分を、余すところなく眼前のニクスに晒した。
ジュアンの指と舌と唇と膚で、妙なる音を生み出し、高まる旋律そのものとなっていく自分を。]
ニクス、ニクス、
いろ、を、教えてあげるよ。
[淫魔は、清水にインクの蒼を落とすように、近付いたニクスの頬に指先を触れさせた。
羽毛で撫でるが如き、繊細で軽やかな刺激が膚の上を滑り──]
[絶えぬ音色は流れる川のようで、けれど、それとは異なる色を含んでいる。
青い眼に映り込む妙なる楽器の姿は、起伏のない、乾いた己の身体とはまるで違う。
呑まれぬようにと片手を地に突き自らを支えながらも、瞬きもせずに見つめるさまは、深き水の底を覗き込もうとするよう。
ゆるりと伝わる刺激はじんわりと入り込み、透明な泉が仄かに色づく。
濡れた眼が、揺らいでいる]
くすぐっ、たい。
[小さく声を上げ、眼を閉じる。
けれど何処にも、嫌悪の色はない。
その先をねだるように*頬をすり寄せた*]
[鋭く打ち払われた手は、宙を彷徨う。]
下世話?
―――上品な者など居るものかしら
[声をあげて笑った。
ウェスペルを背後から抱くように、ブラウスの立て襟に指をかける。]
ッ、
最低限の品格というものがあるだろう――!
ええい、悪ふざけも大概にしろっ
[首元に触れられ微かに身を捩る。
2人の狭間で、うまくいかない。
触れるのが好きではないがそれどころではないようで
ロネヴェの白い指を引き離そうと手をかけた。]
[ウェルペルの身体が、己の舌の動きに合わせて震えたのが心地良かった。
喉の奥で嗤い、抵抗するウェルペルのベルトに手を掛ける。ちょうど、ウェスペルの太腿に手を這わせ、シャツを剥ごうとするロネヴェの動きに呼応する様に。]
そうだな。・・ウェス。
お前を軽くつまんでから、アーヴァインを殺しに行けば、少なくとも《候補者》として、相対するになんら過不足無い程度には回復するだろう。
ああ…今日はやさしくしよう。
お前も、女と男を同時に味わうのは、刺激が強かろう。
[そう云って、ウェルペルの背と肩をやさしく撫でた。]
品格なら分けてあげたいくらいに持っているわ?
―――悪ふざけは淑女の嗜みよ
あら、存外に優しいのね。クァルトゥス。
[ウェスペルの手は冷たいようだ。体温ではなく、質感がそう感じさせているのかも知れない。]
[制止に抗うように力を込め、華美ではないが上品なしつらえのブラウスのボタンを千切る。]
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