人狼物語(瓜科国)


128 赤と黒 Le Rouge et Le Noir


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泡沫の雨 ニクス

放って置けば候補者が減っただろうに、
というのと、
変わっているのは唯一ということだからかな?

[口許に立てた指を添え、小首を傾げる。
幼い動作と、緋色に濡れた姿は不釣合いだった]

( 161 ) 2008/01/22(火) 22:14:44

地上の穢 ロネヴェ

[川面に、影が浮かんだ。
 水の流れに従い、身を退く。]

[襲撃者は、水を高く跳ね上げて降り立った。
 開けた場所で、身を隠しながら襲い掛かる事が出来なかったからだろう、上空から訪れた”候補者”は、飛沫の向こうで両手に番えた刃を掲げる。]

[ゆっくりと、敵を振り返った。]

[水しぶきの向こうの目が、己の身体に引き付けられる様子を見てロネヴェは満足げに笑い]

[炎を放った。]

( 162 ) 2008/01/22(火) 22:24:12

触れずの君 ウェスペル

……。

[難しい表情を浮かべる。]

あのままなら――……次の標的は私になったろう。
だから殺した。それだけだ。

[血腥い中に幼い魔、不釣合いでありながら
とても自然な姿のようにも思えた。]

“ただひとつであること”に拘るのだな。

( 163 ) 2008/01/22(火) 22:27:27

渇きの君 ザリチェ

[男は正しく灼き尽くす劫火であり、貫く槍であった。
ザリチェは自らその劫掠を受け入れ、自身もまた炎と化して燃え上がった。
引き裂かれた大地となり、赫灼たる溶岩流をその裂け目から溢れさせた。
鉄床となり、熱せられた刃の下で打ち据えられた。]

( 164 ) 2008/01/22(火) 22:28:04

泡沫の雨 ニクス

アハ。

[無邪気に咲う]

ひとつには成れないから、
ひとつで在りたいと思うのさ。

[振り返り、物言わぬ躯となった魔を見下ろす。
ああ、あの鳥の主だろうかと、そんな思考が過ぎった。

音も無く現れる虚無の孔。
横に跳び、逃れた。
ウェスペルとの距離が開く]

( 165 ) 2008/01/22(火) 22:40:06

地上の穢 ロネヴェ

[攻撃を防ごうと交差させられた腕を、烈しくうねる魔の炎が砕く。名も知らぬ魔を襲う、殴り付けるような、強い衝撃。
 ひときわ強い一撃は、ロネヴェの心中で燃える嫉妬の為せる業だった。

 特別な執着がある訳では無い。
 唯、己の美しさを信じて疑わぬ心。
 己以外のものへ目を向ける事を許さぬ傲慢。
 その衝撃でもって魔を打ち倒した。追って、川面に腕を突き入れる。相手の手にしていた刃を奪い取り、水中で首を撥ねた。
 水面に血が溢れ、二刀の使い手は二度と浮かび上がることは無かった。]

[ロネヴェの手にあった刃も消え失せた。
 持ち主が彼方へと落とされたからなのだろう。

 力と共に感情を放出し、一時の高揚に頬を染め、しかし茫洋とした貌で水面の血が流れ去ってゆくのをただ眺める。]

( 166 ) 2008/01/22(火) 22:44:48

地上の穢 ロネヴェ、メモを貼った。 メモ

( A75 ) 2008/01/22(火) 22:47:25

渇きの君 ザリチェ


[彼はまた、そそり立つ塔であり、侵略者の破城槌を幾度と無く受けて開く城門でもあった。
杯であり、飲み干す唇でもあった。

やがて、昇りつめた灼熱の槍が幾千幾万の火花を散らして落下するのを、炎の海となったザリチェは感じ、自らも己が海の中に熔けていった。]

( 167 ) 2008/01/22(火) 22:50:35

瑠璃音ノ五シキ ジュアン、メモを貼った。 メモ

( A76 ) 2008/01/22(火) 22:50:49

泡沫の雨 ニクス、メモを貼った。 メモ

( A77 ) 2008/01/22(火) 22:52:08

渇きの君 ザリチェ、メモを貼った。 メモ

( A78 ) 2008/01/22(火) 22:52:27

触れずの君 ウェスペル

故の――ただひとつか。


[闇が広がる。
ニクスと反対側へ飛ぶ。距離が開く。
深淵は口をあけて、敗者を飲み込んでいった。]

私には目的がある。

[離れた蒼へ顔を向けて]

それを果たしたとき、
再び合い見えるのも面白いかもしれんと思えたぞ。
変わり者のニクス。

[眼を細めた。
笑んだように見えたかもしれない。]

( 168 ) 2008/01/22(火) 23:01:56

触れずの君 ウェスペル

生きていれば、いずれ。

[立っていた時、候補者であるならば逢うは必然。
そうでないなら――自明の理。

次の瞬間、
黒の外套を翼のようにはためかせ
ウェスペルは森の奥へと消えた。]

( 169 ) 2008/01/22(火) 23:04:43

渇きの君 ザリチェ、メモを貼った。 メモ

( A79 ) 2008/01/22(火) 23:04:58

触れずの君 ウェスペル、メモを貼った。 メモ

( A80 ) 2008/01/22(火) 23:06:01

瑠璃音ノ五シキ ジュアン、メモを貼った。 メモ

( A81 ) 2008/01/22(火) 23:06:26

地上の穢 ロネヴェ、メモを貼った。 メモ

( A82 ) 2008/01/22(火) 23:07:28

堕ちたる魔槍 クァルトゥス

[触れる掌、指先、唇、舌、クァルトゥス自身の躯で。味わうザリチェの膚は、それ自体が魔物であるかの様だった。クァルトゥスは、己の動きに合わせて蠢き、内側から得も云われぬ貴石のごとく輝く、その様に魅せられた。
 貫いたザリチェの肉体は、男の力強さと誇り高さを見せながらも、誘い込む娼婦の媚態。しなやかな身体の奥に秘められた女の裡は豊潤で、灼熱の槍に絡み付き果て度無く快楽をもたらした。]



…離したく無い、
と飽きるほど懇願されただろう。

[悦楽の海を泳ぎ終え、互いの汗が混じり、ぬめる相手の首筋を撫でながら囁く。青い髪を撫でるクァルトゥスの声は、以前より心無しか親密な物に変化していた。

 森は二人の周囲だけが異様な静寂に満ちており、互いの呼吸音だけが響いていた。]

( 170 ) 2008/01/22(火) 23:08:26

渇きの君 ザリチェ、メモを貼った。 メモ

( A83 ) 2008/01/22(火) 23:08:43

( A84 ) 2008/01/22(火) 23:09:39


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