情報 プロローグ 1日目 2日目 エピローグ 終了 / 最新
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次の日の朝、吹雪型駆逐艦 東雲 が無残な姿で発見された。
戦いが始まる。
生きる為に戦う者。死から逃れる為に戦う者。
誰も皆、自分の意思を持って…この海で、戦い、そして―
現在の生存者は、金剛型一番艦戦艦 金剛、暁型三番艦駆逐艦 雷、特V型駆逐一番艦 暁、金剛型4番艦戦艦 霧島、古鷹型二番艦重巡洋艦 加古、飛龍型航空母艦 飛龍、球磨型一番艦軽巡洋艦 球磨、島風型一番艦駆逐艦 島風、加賀型一番艦正規空母 加賀、龍驤型一番艦 龍驤、扶桑型二番艦戦艦 山城、翔鶴型一番艦正規空母 翔鶴、球磨型二番艦軽巡洋艦 多摩、暁型四番艦駆逐艦 電、青葉型1番艦重巡洋艦 青葉、赤城型一番艦正規空母 赤城、暁型駆逐艦二番艦 響、古鷹型一番艦重巡洋艦 古鷹、特型駆逐艦三番艦 初雪、特U型駆逐艦一番艦 綾波、白露型四番艦 夕立 の 21 名。
―――鎮守府側
艦娘達の元に、提督から作戦指令書が発令される。
「XXXX年XX月XX日 イチゼロマルマルより作戦名「リンド沖奪還作戦」ヲ発令ス。
深海棲艦ニヨッテ奪ワレタリンド前線基地ノ奪還ヲ命ズル。
尚作戦遂行ニアタリ、目視シタ深海棲艦ハ可能ナカギリ轟沈シ、海域ノ安全確保ヲ優先スベシ。
マタ、我ガ佐々保鎮守府を謀反シタ艦娘ニ関シテハ可能ナカギリ拿捕セヨ。
タダシ、現存イル艦娘ノ安全ヲ最優先トシ、拿捕ガ困難ダト判断シタ場合、撃墜セヨ。
本作戦の旗艦ハ霧島トスル。各艦隊ハ、霧島ノ作戦判断ニ従ウベシ。
諸君ラニハ苦シイ戦イを強イル事、誠ニ申シ訳ナイ。
私カラ送ル言葉ハタッタ一ツノミダ。
―――全艦、生キテ帰ル事。コレハ全テニオイテ優先スルモノトスル。」
―――深海棲艦側
早朝、リンド前線基地にいる全ての深海棲艦に脳波で命令が下される。
『ホンジツイチゼロマルマルヨリ、アノチンジュフヲハカイスル。
カクインハ、キノウカクニンシタサクセンドオリニウゴクコト。
サクセンメイハ、"ヤクシャ"。
ミズヲスイハイスルキシンノナマエノトオリ、ショクンラガキシンノゴトキカツヤクヲスルコトヲノゾム。』
[―今まさに、かつてない程大規模な戦争が幕を開けようとしていた。
果たしてどちらが勝つのか。そして、どれだけの艦が生き残る事が出来るのか。
―――答えは、暁の地平線の彼方だけが知っていた。]
/*
お待たせしました。2日目を開始して下さい。
2日目は72時間となります。また、早めに吊り先を【球磨様】にセットしておく事をお願い申し上げます。
以下に予め出そうな質問にお答えします。
★提督は何処にいるの?
☆避難地下室にいます。尚、いかなる人間であっても入場出来ません。霧島でもです。
★時間軸は?
リアルと一緒です。つまり、72時間の戦争です。
昼戦・夜戦のタイミングは各自にお任せします。尚、72時間後には球磨の轟沈及びリンド前線基地が奪還されます。
(球磨の轟沈タイミングはある程度お任せしますが、3日目の夜-早朝くらいがベストだと思います。)
★鎮守府(深海棲艦)のNPC艦は出していいの?
構いません。ただし鎮守府側はPL以外の艦はそこまで強くないでしょう。せいぜいLv20程度。
逆に深海棲艦側はE4クラスの艦がいくつか紛れていても構いません(やりすぎは駄目ですが)。
――2day深夜:霧島、準備を終えたあとに――
[提督からの作戦指令書を見て、妖精たちを使って霧島は残っている味方艦へ伝令を飛ばした。]
司令からの言葉は皆さんが聞いたとおりです。
佐々穂鎮守府艦隊旗艦としての命令を伝えます。
前日の鎮守府への奇襲、また、艦隊から離反した者が多数存在。
この件に関し、敵艦隊旗艦球磨を除籍処分。
又、その他出奔した者を全て戦没したものとして扱います。
各々、出奔者と似た艦影を発見しても敵だと思うように。
彼らは死者です。死霊です。亡骸です。亡霊です。
魂が深海の暗い底に縛られた可哀想なかつての私達の同胞です。
一つ。彼らの拿捕を命じます。言葉によって彼らを絡めとりなさい。敵に惑わぬように注意しながら。
一つ。敵が対話の意思を持たない場合。また、抵抗された場合は、あなた達の命を最優先。撃沈を命じます。…成仏させてあげなさい。
以上が状況の報告。
艦隊編成に移る。
まず、鎮守府を背にして半円の輪形陣をとります。
中央に空母、円の内側に戦艦、重巡、外側に駆逐艦を配置。艦隊から離れた前面に敵航空機の早期発見のため艦を二つ配置します。接近を許さぬよう、遠距離から戦艦を筆頭に砲撃を始めます。
敵艦隊と接触後は、各自味方空母、航空機の護衛に務めるとともに、交戦を始めよ。
そして決戦を開始後、こちらから短期決戦を挑みます。
この場合輪形陣から広がるように単横陣にて扇形に囲うように敵基地に襲撃、一艦ずつ集中砲火を浴びせ、敵艦隊を撃滅。
作戦の迅速な成功を。
皆、今日の1000には作戦を開始します。戦闘準備を。
では、皆さん。伝令を終わります。
――暁の水平線に、勝利を刻みなさい!
>>1:518>>1:519
[球磨との邂逅の後、決意を新たに鎮守府へと戻ると初雪から今夜奇襲を行うことを持ち掛けられた。
交戦はなるべく控える方向で行くようだが、夜戦は自分の得意分野だ。]
多摩の手も借りたいって?…しょうがないにゃあ。
[なんて、軽く答えてその日の夜に備えただろう。]
―――夢―――
[私は瞳を閉じて、夢を見る。最初の時を、終焉の刻を。妹たちが所属する鎮守府への栄転、それが決まった矢先の出撃。高速で迫る魚雷から空母をかばい、痛みと、苦しみ、悲しみの中に轟沈していく私を、夢に見る。]
[――それは、悪夢だった。沈んだ先に待っていたのは、深海の勢力ではなく、……忘れ去られた、艦娘達の瞳だった。思わず悲鳴が漏れる。恐い、苦しい、たすけて、誰か、響、電、雷…!言葉は浮かんでくるけれど、その瞳に抗うことはできず、その暗い園の中へと沈んでいく。そして触れてしまったのだ。その”群”に、その苦痛に、憎悪に、嫉妬に、激怒に。―――慟哭、に]
>>#1
――リンド沖元前線基地、食堂――
……ああ、レギオン、了解
[夢から覚めた私は、聞こえてくる声に返事を返す。……夢見が悪かったからか、表情は、暗い]
―――しっかりしなきゃね、レディとして、赤城さんや妹たち…鎮守府の皆をエスコートしなきゃいけないんだから
[ふうと吐息をつき、私は大きく伸びをしました。その無人の食堂、おそらくはかつては艦娘や妖精、軍人さんたちでにぎわっていた面影は既になく。暗く沈みきったその場所を一度ぐるりと見渡して]
……うん、ここを、皆で埋めなきゃね、ねえ”レギオン”?
[そう、独り言を呟きました。そう、独り言を―――]
「ええ、そうね」「でも作る人がいないわよ?」「間宮さんを落とせば良いんじゃないかしら」「私は作れないしね」
[幾人もの声が、食堂に響きます。否それは私一人の声。…レギオン、それは個でありながら…、文字通り、”群勢”なのです]
「さあ」「いきましょう」「暁の水平線に」
……絶望と、狂喜を刻みましょうか
[そうして食堂を出て行く、4人の”暁(私)”。もちろん表情は笑顔のまま、一人でも多くの仲間を増やそうと、踊るように――ドックへと向かうでしょう]
――夜明けと共に見える光景――
[夜明けが過ぎれば、鎮守府から85m。そして、前線基地から30m先に、艦列が浮いているのが解るだろう。艦隊の旗艦は、もはやその姿を変えたサラトガ>>1:526。
サラトガを始めとした空母艦より哨戒する無数の艦上戦闘機によって、制空権をとるのが著しく難しくなっている。]
[そればかりではない。駆逐艦ほどの大きさの浮遊する丸い何かが、サラトガの周囲に浮いている。浮遊要塞。かつて、幾つかの戦場で確認され、そう呼ばれた何か。それが3つ浮いている]
[悪夢の海の番犬は、そっと目を閉じる。・・・そして開く。
見果てぬ悪夢は、目を閉じても終わらない。]
更新時間が24時間延長されました。
ー二日目夜ー
>>0>>1
[奇襲の準備をあらかた終えた所で、霧島の伝令から提督の指示を知らされる。
それを聞いて、「裏切り者は問答無用で撃沈させよ。」と言われなかった事に胸を撫で下ろす。]
(霧島の編成に多摩(軽巡)がいないにゃ。好きに動いていいってことかにゃ?)
[などと、もちろん冗談半分ではあるが考えながら、まあ、駆逐と重巡の間にいれば間違いないだろうと、ひとまずは深夜の奇襲作戦を決行すべく、出撃ドックへと向かった。**]
─夜戦出撃前─
[初雪は机の上に置かれた短刀を見つめる。
鞘から抜かれた刃面は、鈍色と銀色の入り混じった輝きを見せていた。]
……。
[配属されたての頃から、接近戦での護身として用い始めたものだった。
それがいつの間にか、敵を斬るのが目的となっていたのを思い出す。厭戦になったのも、仲間を喪ったから。]
…でも。
[短く切り揃えていた髪も、刀を使わなくなってからここまで伸びてしまった。]
でも今度は…違うから。
[今のこの刃は護る為にある。そう心に誓って、初雪は短刀を鞘に納める。]
――夜明けと共に――
[まだ日の上らぬ内から、艦載機を飛ばすことが可能になっていた。
…暗がりの中で弾除け以外のことが可能になる日が来ようとは思わなかった]
………
[静止し目を閉じて、精神統一。
それから目をあけて、矢筒から矢を一本取り出し、弓を構える。
普段敵前では武射式で斜めに構えているのだが、此度において最初の一撃は礼射式で真っ直ぐ構える。
これからこの海域を火の海と化させるのだ。…始まりくらい、礼儀を重んじても良いだろう]
『…終わりの始まり、かしらね』
[小さく呟いて、深海棲艦の艦載機を発艦させる。
>>6 夜明けと共に広がる光景は、さながら終わらぬ悪夢のようであった]**
―回想・1d―
大井っち!無事でなにより…
それよりもさっきの放送聞いた?!
[大井の姿を発見すれば、急いでかけより、再開を喜ぶ。
が、一つ確かめなければならないことがあった。
彼女は裏切り者でないのかどうかを―]
ねぇ大井っち…大井っちは違うよね?
内通者なんかじゃないよね?
[そう訊ねればどう反応が返って来ただろうか。
また同じことを気にしていた彼女>>1:+21が、
自分と同じことを気にしてて、それを聞かれれば、
自分は違うと答え、どうやら内通者でないことに安堵するだろう。]
それにしてもさっきから何が起こってるのかわからないけど、
まだ起きたばかりで、さっきお風呂に入ったばかりだから、
私の装備は工房に預けたままなんだよねー。
非常事態みたいだし、丸腰じゃ戦えないから、
一先ず武器を取りに行きたいけれど、大井っちも一緒にいこ?
[そう言って大井が嫌がらなければ、一緒に工房へと足早に、
武器を探しに向かっただろう。]
―回想・2日目早朝―
[工房から武器を取りに行った後、
敵からの攻撃で傷ついた自分よりも幼い艦娘の保護や、
破壊された場所の整備にあたっていた。]
一体いつまでこんなこと続くんだろ…。
早く帰ってきてよ提督ー…。
[大井は一緒に居ただろうか。
そんなことをボヤきながら消火作業をしていると、
一瞬、そう距離は離れていない、提督室の方から光が見えた気がした。
その次の瞬間―。]
どごぉぉぉおおおんんん!!!!
[爆発音>>1:397が鳴り響き、こちらの方まで爆風が飛び、
自分の目を疑う。]
な…?!!なんで提督室が?!!!
[一瞬のことに呆気に取られていると、
先程の爆発によって破損した艦の破片が飛んで来ていることに気づかず、
ギリギリのところで気づいて躱すものの、足を捻ってしまう。]
っつ‥!!!
うぅ…油断したみたい。こんなとこで足捻るなんて。
早く修理したーい。
[何が起こったのかも気になるが、
先程と同等の爆発が起こらんとも限らないこの状況で、
確かめに行くには、気が引けることもあり、
仕方なく足を引きずって、医務室へと向かっただろう。**]
>>518>>519
[その後、霧島さんの元へ向かうも彼女も急襲によって大破し、入渠を余儀なくされたことを聞かされる。…かつての仲間の手によって。
けれどもどんなに悲嘆に暮れたところで、深い闇へと堕ちてしまった艦娘達は否応なしにこの鎮守府へと侵攻してくるのだろう。…それが深海棲艦の在るべき姿なのだ。
そんな折、初雪さんによって召集された私を含む数名に、夜戦への出撃要請がかかる。
大規模な決戦に至るための陽動、ということらしいが]
(お姉ちゃん達…来る、かな…)
[迎撃にあたるとすれば、鉢合わせる可能性は非常に高いだろう。
……沈めるためじゃない、助けるために。
そんな決意を胸に秘めて、真夜中の大海へと出撃する。]
━1d 夜/医務室━
夕立ちゃん…?
[夜戦へと臨む前、私は友人の見舞いへと来ていた。特に詳しいことは聞かされていなかったが、食堂で見た彼女の様子と現状起こっている事変の中で私は勘づいていた。
彼女の中にも"なにか"が存在していることを。
けれども気付いた素振りはおくびにも出さずに、私はにこりと微笑んで彼女の横たわるベッドの横へと立つ。]
大丈夫、なのです?
具合まだ悪いのですか?
─ 1d夜:医務室 ─
[夕立は霧島が去ってからしばらくあとに目を覚ました。頭痛は既に収まったものの、念の為、と言われて今日はここに泊まることとなった。]
(あの頭痛はやっぱり……)
[夕立はなんとなく察していた。話そうとするならば妨害する、と。ただ夕立はひとつだけ安心していた。]
(霧島さんは気づいてくれる。
そうすれば、みんなを傷つける前に、あたしを処分してくれる
……でも、金剛さんのことだけでも辛いのに、ごめんなさい……)
[申し訳なさはあった。霧島の手を姉型であり、恋人でもあった金剛の血だけではなく、さらに私の血で汚せというのだから。また一人の命という咎を背負わせてしまうのだから。
そんな時、電の声(>>11)が聞こえた。]
あれ、電ちゃんっぽい?
うん、急に頭が痛くなったんだけど、今は大丈夫だよ!
[笑顔で迎えるだろう。]
[ 夜の海を進むバンシーの元へと、通信が入った。
鎮守府より、前線基地へと向かう敵影ありと。
先行部隊は損害を受けている、位置を考えても迎撃に向かうのは自分が適任だった。
わずかに進路を変え、その方角へと向かう ]
『…電。』
[ 彼女がいるだろうと、確信めいた予感はあった。
電>>10が海を進めば、やがて彼女の正面に立ちはだかる。
装甲も武装もかつての姉のまま、しかし深海に囚われ光を奪われた、昏い瞳を持って ]
[>>1:518>>1:519より二時間経過]
[リンガ基地より20km地点]
(ここまで…来れた…)
[初雪達は順調にリンガ基地へと接近していく。このまま何も無ければ、無事に敵基地を攻撃出来る。]
(何も…無いのが…一番…)
[後1時間もしない内に、リンガ基地に到着するだろう。]
>>12
[出迎えてくれた笑顔は、見た目には普段と変わらない朗らかなそのもので、間違いなく夕立ちゃんのものだった。]
…そっか、よかったのです。
お腹、空いてませんか?
体調悪いって言ってたから…果物なら食べられるかなって思って持ってきたのですけど…。
[まずは体調に問題はないようだ。安堵の笑顔を向けながら、がさごそと紙袋からごろんと林檎を取り出すと、それを手のひらに乗せて夕立ちゃんに見せる。食べると答えれば、皮を剥いて切り分けてくるだろうか。]
――1d夜(>>522)――
古鷹……青葉……。
[たて続けに大事な人の喪失を知らされてしまったあたしは…まだ、塞ぎ込んでいた。]
何が、「こういうのが・・・幸せなんですかねぇ・・・?」だよ。
恥ずかしいくせに無理しやがって…
幸せに決まってんじゃんか。楽しいに決まってんじゃんか…。
[あのお風呂での青葉の、はにかんだような笑顔が浮かぶ]
何が、「またね」だよ…黙ってどっか行っちまってんのにさ…。
「またね」なんて言うんなら、また何度でも会わなきゃダメなんだぞ、古鷹ぁ……!!
[どんな気持ちで古鷹がこの紙を遺したか…]
嫌だよ……。戦いたくないよ……。
[彼女らと相対した時、もし砲口を向けられたら…あたしは、2人を撃てるだろうか……]
[結局、この夜は眠れなかった。]
―仄暗い蒼―
うふふ、まさか自分から逢いに来てくれるなんて、思わなかったわ…
[たった一人で、単横陣形で並び泳ぐ。その眼前には初雪の率いる艦隊が見えていた。>>10 >>14。……射程まではまだ遠いが、彼女達も認識したかもしれない。辺りを見渡すと、どうやらバンシーもでてきたようだ>>13]
ふふふ、ようこそこの黒青の入り口に
「歓迎するわ」「レディとして」「たくさんもてなしてあげる」
[全員笑顔を浮かべながら、……そして瞳は、深海の底にいた艦娘達の成れの果てと同じ暗い瞳で、私は彼女達に語りかけたのでした]
――2d昼――
すこー……すかー……
[この日、真っ昼間から壁に寄りかかって眠る加古が発見された]
……Zzz
[いくら気負っていても、いずれ限界は訪れるものなのだろう。
その後大目玉食らったのは言うまでもない。]
>>13>>14>>18
…やっぱり、来てくれたですね。
雷お姉ちゃん。
[順調に航行を続けていた矢先、立ち塞がるのはあの時と同様、闇夜の如く光のない瞳をたたえた姉の姿。
さらには彼方から4つの機影、横一線に並び近付いてくる存在に目を凝らせば…]
暁お姉ちゃんが…四人…?
[どういうことかと目を疑うが、そもそも一度沈んだ艦船だ。理屈や常識などは通用しないのかもしれない。]
…迎えにきたですよ。
[それでも私は、武器さえ構えずに目前の雷お姉ちゃんにもう一度手を差し出した。
一縷の望み。無謀と言われようが、対話で私は雷お姉ちゃんを救いたかった。]
>>13>>18
暁型駆逐艦の、お出迎え…
こんにちは、です。
[姿形は似ているそれらを確認して、初雪は渋い顔を作りつつも挨拶する。]
電…平気?
[小声で電に問うてから、彼女らに向き直り砲を構える。]
ごめん、推して参ります…
[片手には連装砲、片手には逆手持ちの短刀を握り締める。]
(生かさず、殺さず…)
[暁の片割れに狙いをつけながら、機を伺う。]
>>19
うん、じゃ一緒に食べるのです。
[うんと頷いて、果物ナイフを取り出すと夕立ちゃんに見守られながら少し覚束ない手つきで林檎の皮を剥いていく。
…だいぶ皮に身の残ってしまった林檎を見て、えへへと苦笑いしながら等分に切り分けて、種をくり貫いてお皿に並べ、最後に爪楊枝を刺して出来上がり。]
…あの、上手くできなくてごめんなさいなのです。
[なんて申し訳なさそうにしながら差し出すだろう。]
『電……。』
[ こちらを見つめる電>>21が、手を差し伸べてきた。
青黒く塗られた瞳が、その手をじっと見つめる。
後方からはレギオン>>18もやってきている。
おそらく戦闘が始まるのだろう ]
『来てくれて、嬉しいわ。』
[ 柔らかく、ぞっとするような微笑みを浮かべる。
そして、彼女を誘うように、両手を広げ差し伸べた ]
『電、私と一緒に、沈みましょ。
響お姉も一緒に来れば、またみんな一緒に居られるわ。
ずっと一緒って、みんなで約束したでしょ…ね?』
[ 連装砲の砲門は、電を向いている ]
――2d深夜――
>>0>>1
[結局…この時は来てしまった。心の準備も、まだ出来てない。ただ…]
o(絶対に撃沈しなきゃいけないわけじゃない。なら…)
[そんな、淡い希望。]
[そして、あたしの配置は輪形陣の内側に決まった。本音を言うと、最前線に出たかった。でも…部隊でそんな我が儘はできない。それに…頭を冷やすにはいい位置かもしれなかった。]
>>21 >>22
ふふ、こんにちは、初雪、電
「驚いた?」「それとも」「これぐらい普通かしら?」
[他の暁たちと一緒にお辞儀をします。そのまま雷に向き直る電を横目に、私たちを狙う初雪に笑いかけます]
あれ、なんで撃たないんですか、初雪
…ああ、指令から私達を拿捕しろ、とか言われたんですかね?
[なんて笑います。そして暁たちはいっせいに両手の砲塔を…八基を初雪に向けました]
あははははっあまいですねえ、シロップに蜂蜜と練乳を溶かして黒砂糖を溶かし込んだぐらいに甘いですよ!
……狼を羊の群れで飼おうなんて、そんな危険なこと、よくする気になれますねえ!
ああ、狼というかはゾンビでしたか!!
[楽しげに、本当に楽しげに笑います。もちろん、砲塔は向けたままで]
…初雪たちも、なってみれば分かりますよ、この絶望も、憎悪も、だから……
[一瞬笑顔が消え、泣いているような表情で、呟いて――]
…「「「「死んで?」」」」
[いっせいに、その砲撃が放たれました。感情的になっているがゆえ、狙いは甘かったでしょうが]
―3d 早朝―
――どごぉぉぉんっ!!!
[再び、鎮守府に轟音が鳴り響く。
もう、鎮守府に居るものは何が起きたか、分かっているだろう。]
[食堂と・・・作戦会議室が跡形もなく吹っ飛んでいる。
食料貯蔵庫が隣接しているなら、同じく跡形も無いだろう。]
―リンド基地・改造ドッグ―
>>#1・・・ユグドラシル・・・了解よ。
・・・そろそろ爆発したかしらねぇ・・・私の置き土産。
[改造を受けながら、そう思う。
私は現在、昨日まで着ていた装甲を全て外し、深海棲艦の黒い装甲を素肌に纏っている。
さらに砲門を戦艦のものに、魚雷を雷巡のものへと取り替えつつ、本体である私自身も改造中だ。]
さて・・・もうすぐ終わるわね・・・
[そんなことを言いながら、作戦へ思いを馳せる。]
>>26>>27
随分、怖くなった。
[以前の暁の姿を重ねながら、初雪はただそう返した。]
…レディってなんだっけ?
[哄笑する暁達を見て苦々しげに呟いた。今の暁は囚われている。
多少の痛い目は覚悟してもらわないといけない。]
[…それは八基もの砲を向けられたこちらも同じだが。]
多摩、後方で援護よろしく。
[そう言い切るか切らない内に初雪は一斉射を浴びる。]
……っ!
[半数は大きく後ろから左舷に旋回することで避ける。もう2つは広角砲でいなし、]
せいっ!
[もう2つは並んだところを撫で切った。破片が初雪の肌を裂いたが、さしたる怪我はない。]
…魚雷一斉発射。
[初雪の腿に取り付けられた8本の魚雷が半数は端の暁Aに、残りは牽制にそれぞれの暁BCDに向かった。]
まず、あなたから…
[逆手を順手に切り替えて、魚雷に続いて暁Aに連撃を食らわせようとする。]
>>23
うん、一緒一緒♪
[慣れない手つきで林檎を向いてくれる電。
その友達の姿が嬉しいのに、もうすぐ見れなくなる。
電の優しさと、自分の残酷な現実が襲ってくる。
だけど、笑顔で。友達を悲しませないように、夕立は笑顔を保った。]
ううん、こうしてくれるのが嬉しいっぽい♪
[申し訳なさそうにする電にそう言葉をかけ、爪楊枝が刺さったリンゴを受け取り食べる。]
うん、美味しい♪
電ちゃんはいつも優しいよねぇ。
[電との交友がどの程度深かったかはわからない。だけど、夕立にとっては友達で、その優しさが、嬉しくて、悲しくて……]
うん……このりんご、美味、しいよ……
[嬉しくて笑顔なのに、目から涙が溢れるのだった。]
>>30 >>31
へえ、ぼんやりしているようにみえて、すごいじゃない!
[砲撃をかわし、撫で斬る初雪に拍手をする。うん、このコも意志はそれなりに強そうだ。向けられる魚雷管に、目を細めて]
おお、それは怖いなあ、…っと!
[発射された魚雷のうち2基を打ち落とす。一基は右舷へと回避し、残り一基は、その魚雷を掠めるように移動する。…ちっっと装備と魚雷がすれ違うときに火花のようなものが散る。あと数センチ、いや、数ミリずれていれば中破は行っただろう]
ふふふ、容赦ないわねえ。
ああ、恐い怖い、貴女は深海より恐いわ
本当に…『綾波相手でも、そんなに恐いことをするの?』
[純粋な興味と、仲間からの報告にあったつながりからの揺さぶりをかけるために、その名前を口にした]
>>1:520
扶桑・・・姉さまに・・・こうやって抱っこされるなんて・・・
久しぶりです・・・。むにゃ・・・。
[青葉に背負われてそんな寝言をこぼすだろう]
[次の朝、爆発音で目が覚める]
・・・敵にしてやられましたわ・・・。
・・・って私なぜ自分の部屋に・・・。
[青葉さんが運んでくれたのでしょうか・・・
とにかく、霧島さんの所に向かう事でしょう]
― 2日目深夜 ―
[提督からの指令に続き霧島からの伝令が>>0>>1なされる
霧島のそばで遠距離への砲撃が主な役目になる
未だに左で撃つ事をためらっているが]
・・・了解。
[深海棲艦になってしまった艦娘を先ずは何とか説得しなければならない
それが叶わないなら撃沈させる事も止む無しと
複雑な気分になるがこれも鎮守府を護りきるために仕方のない事]
―出撃ドッグ―
・・・ふぅ。
[改造、補給が終わり、私はここに来た。
ここから出れば・・・私の戦いが始まる。
その為の改造だ。
現状の私は、重巡リ級flagshipのステータスを全て+5にし、主砲や私自身の改造により、8inch三連装砲を16inch三連装砲へと積み替えている。
さらに、装甲も変わっており、いつもの服ではなく・・・深海棲艦の様な・・・禍々しい装甲を素肌の上に纏っている。
肌の露出が激しいが・・・防御能力が格段に向上していた。
自分の性能を確認し、ニヤリと笑って・・・]
さぁ・・・ユグドラシル・・・出るわよ!
[ドッグより出撃する・・・]
―開戦:3日目イチゼロマルマル/リンド前線基地から5km
[開戦時刻。ヴァジュラは前線基地から程よく離れた場所で待機していた。だが、その周りにいる艦隊はまるで異質だった。それは―]
[―砲台も一切積んでいない、駆逐艦の艦隊だった。
そんな艦隊が、3艦隊分。そしてその旗艦を務めるのが…ヴァジュラであった。
ただヴァジュラ自身の艦は、殆ど手付かずであった。
武装も"金剛"の時のままであり、装甲もほぼ改装した箇所はない。ただ―ヴァジュラ自身の周りに、気味の悪い陽炎が見える。それが…金剛の船でありながら異質さを大きく際立たせていた。]
『…さあ行くわよ。目標、佐々保鎮守府。
暁の水平線に、深海の水音を奏でるわよ。』
[そうして金剛率いる深海駆逐艦の大艦隊が高速で進んでいく。あまりにも異質な、艦隊達が。]
/*
村建てです。見てなかった質問に返答を…
>>多摩様
吊られる=轟沈と考えていたので…。
ただ、多摩様の言う事もごもっともなのでそこは流動的になっても構いません。ただ、"必ず72時間で戦闘は終わる"という事は動かしませんので、どうにか球磨を無力化する様な感じに頑張って下さい(
また、球磨様や他の人の意見等も尊重する様お願い申し上げます。
>>1:503
……Не за что(どういたしまして)。
[抱いていた腕をぱっと離し、ティーカップを戻す様子を見守る。
どうやら、立ち直ることができたようだ。]
だろうね。霧島なら、そうしているはずさ。
[立ち上がる電を見上げ、自分も立ち上がる。]
……さ、行こうか。
[くるりと踵を返し、部屋から出る。]
>>24
[その瞳に、悲しみを漂わせ狂気を帯びた微笑みに、昨日の私だったら射竦められて震えていただけだったろう。
でも今は違う。確固とした意思でもってして、向けられた連装砲にすら怯むことなく雷お姉ちゃんに向き合う。]
…私、お姉ちゃんとなら沈んでもいいやって思ってたのです。お姉ちゃんが好きだから、大好きだから。
お姉ちゃんのいない日常なんて考えられないって思ってたから、いっそのこと沈んじゃえば…って。
でも、違う。
[首を振って言う。]
…沈んだら、寒いのです。寂しいのです。悲しいのです。
そんな眼をしたお姉ちゃんを…見たくないのです。
…お日様の下で、笑っているお姉ちゃんが見たいのです。
[思いを吐き出すと一瞬ふっと笑顔を見せ直後、私は一気に加速をする。
武装も単装砲しか積まず、弾薬すら最低限に抑え、高温高圧の缶を積んで出撃していた今の私は機動力だけなら島風ちゃんにだって劣らないはずだ。
雷お姉ちゃんが砲撃を繰り出してくるようなら、それを掻い潜って一気に距離を詰めようとする。]
―リンド基地から数q―
[開戦時刻――球磨は旗艦として、他の裏切った艦娘よりやや奥に布陣していた]
(……さて、これで終わりにできるかクマ?)
[周りには戦艦や空母が控え、さぞ強力な艦隊に見えるであろう陣形。実際には練度が低いメンバーによる張りぼての様な豪華艦隊だった。
ライトも眩しいくらいにつけあからさまに本陣めいたそれは、誘蛾灯の様に鎮守府の艦娘達を誘っている様に映るかもしれない]
(この戦いで鎮守府を、多摩ちゃんを沈められるならそれはそれでもいいクマ。本当に姉妹にまたなれるんだから。でも……)
[そこで一旦、思考は途切れる。考えるのは、自分が轟沈した時の事――]
>>32
美味しい…?
えへへ、よかったのです!
[笑顔を見せながら林檎をかじる夕立ちゃんに、にこりと微笑み返して、自分も一つ爪楊枝を摘まんであーんと口に運ぶ。]
ううん、優しくなんか…夕立ちゃんのこと心配だっただけだから、当然…夕立…ちゃん?
[みるみるその笑顔から、滴が溢れていく。
…その笑顔の裏に、どれほどの悲しみを背負っていたのか。きっと私には、到底理解してあげられないのかもしれない。
それでも、私に出来ることは…。
その体を痛いくらいにひしと抱き締める。]
…私の、お姉ちゃんも…ね。
きっと、夕立ちゃんと同じなの。沈んで、深海棲艦になっちゃって、今は海の向こうで、泣いてるのです。助けてって…泣いてるのです。
だから、私は絶対に…助けにいく。
大切な人だから。
…話してほしいのです、夕立ちゃんのこと。私は君も…助けたい、から。
―― 早朝 ――
>>6>>9
…来た。
[明るくなりつつある空を黒に染めるが如く、無数の艦載機が空を舞っていた。
本来、”海上なら”恐怖すべき夜間の飛行機。幾ら練度が高くとも、艦載機は出せない……が]
生憎、こちらは今地上に居るのよね。
深海棲艦は、地上を攻めるのが初めてかしら?
”敵の地対空兵器を把握してから攻撃は行え”。
強い力を持ったとしても、基本を忘れるのは良い事ではなくてよ?
まして、相手が私たちならね。
[対空装備なら、積めない事はないのだ。
特に、加賀と赤城の二人は。
虎視眈々と、もう少し彼女達の艦載機が近づいてくるのを待っている]
『そう……大好き…。大好きだわ……電…。』
[ 向き合う電の言葉>>40を聞くその表情が、次第に曇り始める ]
『…沈んだら…寒い、寂しい…悲しい……。』
[ 今、自分がどんな眼をしているか。
今の仲間たちを見れば分かる、きっとそれと同じなのだろう。
電が沈んだら、同じ眼になるのだろうか。
だけど見たいのは、そんな悲しい電じゃない。
彼女の心からの笑顔が見たいのは、同じこと ]
……。
[ ふっと見せる笑顔>>41に、瞳が、揺れた。
加速する電に、深海棲艦としての本能が、連装砲を放たせる。
しかしそれは一度きりで、想定外の機動力により次弾の装填が終わらぬままに二人の距離が詰まってゆく ]
>>43
[電の優しさが嬉しい。でももうこの先見れないかもしれない。様々な感情が混ざり合い、笑っているのに夕立の涙が止まらなかった。]
あ……
[ぎゅっと抱きしめられる。そして、暁も深海棲艦となったのだった。そんなことを忘れてしまうほどに、夕立も抱え込んでいたのだった。]
そう……知ってたん、だ……
あた、し……前の海戦で、みんなを助けたくて……えぐっ!
敵さんがいっぱいいる中に、みんな逃げる隙つくろうって……!
それで……あたし沈んじゃった……
[涙がぼろぼろと止めど無く溢れ、うまくしゃべれなく、何を言ってるかもわからないというのに、夕立は何かを電に伝えようと喋った。]
それで、あたしの中にっ、誰かがいて……!
「お前は段々私たちに染まっていく」って、毎晩言ってきて……!
>>45
[ふわりと海面で弧を描きながら初撃を疾風の如くかわし、次第に二人の距離が迫る。
追撃は…ない!装填までにあと幾ばくかを要するかは分からないが、今しかない。
足回りが軋む。自分自身にかかる負荷で艦装がバラけてしまうんじゃないかと思うほどだ。それでもどうにか踏ん張って少し、あと…少し。
必至に手を伸ばして、雷お姉ちゃんに触れることが出来るだろうか。]
― 出撃・イチゼロマルマル ―
姉さま…山城、必ず帰ってきます…。
[こちらの装備は一切手を加えていない
新装備を加えた所で使いこなせなければ、結局は同じ事
ただ、護衛として5隻の駆逐艦を引き連れて出航する
敵はどれほどの戦力を有しているか分からない
自分の能力から鑑みれば、戦いは厳しいものになるだろう]
聞こえますか・・・青葉さん・・・!
山城よ・・・。
[おそらく戦場に出ているだろう青葉、いや正確には
青葉だったものに通信を入れようとする]
>>33
…ども。
[刀を握った腕をのんびりとだらけて応える。
久しぶりに砲弾を切ったことで響く衝撃は腕が鈍っているのを痛感させる。]
……。
[綾波のことを言われると、初雪は顔をわずかに曇らせる。けど、脳裏に木霊するのは去り際の言葉。]
―生きてる方が、死んでいる方に引き摺られては…ダメですよ――
…私が使うのは活人。
殺さず、そして活かす。
[それが一番難しいことは殺人剣使いだった初雪がよく理解している。だが、綾波の言葉はそれを背負わせるには充分だった。]
暁も、活かす。たとい、4人であろうと100人であろうと変わらない。
綾波であっても。私はこの刀で皆を活かす……っ!
[そう小さく芯の通った雄叫びをあげて、初雪は暁Aの胸元へと迫る。小さく構えた柄の狙いは暁の鳩尾だ。]
>>49 山城
・・・ん?
[進軍中に通信が入る・・・それは・・・]
・・・あぁ、あんたね。
残念だけど、青葉はもういないわ。
私は「ユグドラシル」・・・よろしくね?
[青葉の声で、青葉のまねをしながら、自己紹介をする。]
・・・で、何かようかしら?
私に沈めてもらいたいのかしら?
[くすくすと・・・青葉ならしないような、暗い笑い声が響くだろう。]
―1000:開戦の狼煙―
[始りは予定通りに。現在は艦隊を編成し、リンド基地へ向かうところだ。しかし、海上50km地点に哨戒させていたレーダーピケット艦5隻より、敵艦隊も同時刻に向かっているとの報告が入る。全艦に向けて告げる。]
…予定を変更します。
各艦、それぞれに艦隊を編成して迎撃に向かってください。
一部20隻に近い大艦隊の報告も入っています。
必ず生きて帰ること。出撃を開始してください。
私、霧島が敵の射程外より援護します。
[臨機応変に策は変えなければならない。敵も同様に考えていたのだとすれば、能力に劣るこちらが不利。しかし。出撃しなければならない。この艦隊決戦に置いて勝利を掴み取るために。]
>>44
[幾つかの艦載機たちが、加賀の待ち構える所へと向かっていく。牽制程度の爆撃を喰らわせようとするが、射ち落とすことはそれほど難しくは無いだろう]
(…流石に簡単に攻めさせてくれるとは思ってませんよ。)
[一航戦は決して甘くは無い。
憧れ続けた背中なのだ。…それくらいは分かっている]
……っ!
[ 急速に接近する電>>48、恐らく相当の負荷がかかっているだろう。
分からない、どうすればいいのか分からない。
砲の一つでも向けられていれば、迎撃に動いていただろうが。
揺れる黒の瞳に、困惑の色が混ざり始める ]
『や……ダメ…私達は……!』
[ 気圧されたように後退を始めるが、速度の差は圧倒的で。
触れた箇所は、水のように冷たかっただろう ]
>>46
[聞き取ることすら怪しいくらいに泣きじゃくり、言葉を詰まらせながら語る夕立ちゃんの体をしっかりと抱き止めながら、ぽんぽんと何度もその背中をたたく。]
…夕立ちゃんは頑張ったのです。
えらいのですよ。
[身を賭してでも仲間を救おうとする覚悟。さぞや決断に勇気がいっただろう。そんな夕立ちゃんを労うように何度も、何度もその頭を撫でつける。
…そしてやはり、夕立ちゃんの中にも存在しているのだ。深海棲艦としての意思が。]
ありがとなのです、全部話してくれて。
もう…一人で抱えなくていいのです。
[何を力になってあげられるのか、私にはまだ分からない。けれどもこうして温もりで包んであげたら、少しは彼女の…彼女の中の誰かを慰めることができるのだろうか。]
―二日目、夜襲戦―
>>31>>50>>51
[何故か4人に分裂している暁(ニンジャ?)の8発同時砲撃を、初雪は普段からは想像できないような機敏な動きで全ていなして見せる。
さらに、手にした短刀で暁A(暫定)に斬りかかった。]
・・・もう全部あいつ一人でいいんじゃないかにゃ。
[なんて小さく呟きながら、暁B〜Dが初雪に攻撃をしないよう、威嚇砲撃を行う。
・・・一応は、微々たる差ではあるが、自分がこの中では一番丈夫で耐久もある。
相手の攻撃はなるべくなら自分が引き受けるべきだろう。]
・・・暁!数さえ揃えれば多摩に勝てると思ったにゃ!?
甘いにゃ!ヨウカンをチョコレートと生クリームでデコってグラニュー糖を振りかけたくらい甘いにゃ!
[なんて挑発してみるが、果たして・・・]
>>55
[至近距離にまで二人の体が迫った。気圧されて動くことの出来ない雷お姉ちゃんの冷えきった腕を、あの夢の中で届くことが出来なかった腕をがっしと掴み…ぐいと引き寄せる。]
…沈んだのに、気付いてあげられなくてごめんなさいなのです…でも、ちゃんと聞こえたから…お姉ちゃんの本当の声、聞こえたから。
[私の体がどんなに冷えたって構いはしない。むしろ、私の温もりを分かち合えれば…それでいい。
ぎゅうと全力で抱き締めて…]
助けに来たのです、お姉ちゃん。
>>52
ユグドラシル・・・ね。
青葉がすでにいない事は聞いているわ・・・。
風呂場で爆弾を仕掛けたのもあなたね・・・。
今思えば、爆弾を見つけた時点で気付くべきだったのかしらね。
[疑いが確信に変わったのは、爆破があったあと
そう聞かされたからだ、デジカメのことも]
あなたを助けに来たわ・・・。
といえば、虫がよすぎるかしら・・・。
あなたにこれ以上、私達の姉妹達を手を出させたくはないわ・・・。
[死して尚、青葉の体を借りて仲間達を撃沈させるなんて、青葉にしてみれば、これほどの苦痛はないのかもしれないだろうか]
>>56
[ソロモンの悪夢という自分の肩書きに自惚れていた。だから自分ひとりでなんでもできると夕立は慢心していた。それが、彼女をここまで苦しめることになってしまった。
これこそが、彼女・”夕立の悲劇”だったのだ……]
怖い……あたしがあたしじゃなくなるのが……
いやだよ……みんなともっともっと一緒にいたいよ……
[夕立の本心。一人になりたくない。
だから皆と離れたくない。そして、皆を傷つけたくない。]
……ありがと、電。
あたし、みんなを傷つけたくない……
だから……もしもの時は……
[今までよりもっと信用したから。電が好きになったから。
電と初めて呼ぶことができた。
だが、その先は言えなかった。
電が優しい子だと知っているから。だから直接は言えなかった。
……電はどう反応してくるだろうか]
『ぁ……!』
[ 伸ばされた電の手>>58が、冷たくなった腕を掴む。
脳裏に蘇るのは、沈められ、海底に引き込まれた時のヴィジョン。
水面に伸ばした手を掴み、引き上げるしっかりとした暖かな手が ]
…電……っ、私…は……。
[ 沈んだ者は、沈めた者は、みな冷たい。
冷たくて、悲しくて、苦しくて、それをいくら分かち合っても。
決して得られない、暖かな温もりが、包み込む。
孤独に支配されたバンシーの、本当に欲しかったものが ]
『あ……あぁっ…う…うぅ……っ!』
[ 氷が溶けてゆくように、瞳から涙が溢れ出す。
深い闇が、溶けてゆくように、ゆっくりと流れだしてゆく ]
>>59 山城
えぇ、鎮守府に爆弾を仕掛けてたのはわ・た・し♪
まぁ、入渠所を爆破できなかったのは残念だけど・・・
提督室、食堂、作戦会議室・・・これくらいは破壊したからね・・・まぁ、あの時は青葉を出してやってたしね。
なーにも知らなかったのよ、「青葉」は。
私の命令どおりに動く・・・お人形みたいなものよ。
だから、貴方を騙せたでしょう?
[くすくすと笑う。]
青葉と私の関係は・・・まぁ、教える義理もないわね。
で、助けに来た・・・?・・・青葉を?
ふぅ〜ん、何をどうすつもりかとかは聞かないわよ?
だって、不可能なんだもの!
・・・私が、貴方を轟沈してしまうからね!
[これ以上ないほど楽しげに、青葉の声で総断言する。]
待っていないさい?絶望を貴方にプレゼントしてあげるわ?
[くすくすと暗く笑う・・・]
>>60
もしもの時は…。
[途切れた言葉の意味を、私は理解していた。けれどもそんな結末を誰が望むのか。少なくとも私は…嫌だ。だから私はにっこりと微笑んで]
…誰も傷つけなくていいように、またこうやってぎゅってしててあげるのです。
その夕立ちゃんの中の"誰か"が、もう傷つけたいなんて思わなくなるまで…。
…えへ、私お馬鹿さんだから。こんなことくらいしか出来ないけど…夕立ちゃんも大切な大切な…友達だから。
[それで解決するなんて確証もない。けれども嘘も偽りもない瞳で、彼女を見つめて言う。]
>>47>>54
(…もう少し、もう少し引きつけてから…)
[この砲を使うのは初めてだった。
ついでに言えば、おそらくこれから使う事など無い砲である。
なんせ、海上で加賀がこれを撃つことはできない砲なのだから]
[加賀:装備
41cm連装砲、41cm連装砲、41cm連装砲、三式弾]
[赤城:装備
41cm連装砲、三式弾、流星、彩雲]
[海上で放てば、おそらくは転覆する砲。
だが地上で、半ば座り込む形で態勢を維持。砲の発射を可能としていた。
隣には寝袋がある。
おそらく、何時でも発射態勢に移れるようにしていたのだろう]
…――今です…!
最大仰角。
全砲門、開け…
[艦載機の先方に向けて、41砲を向けて――]
―――撃てッ!!
[――三式弾の雨を降らせただろう。
一機も逃がさない。そんな気迫すらあった]
>>61
[泣いている。雷お姉ちゃんの中の誰かが泣いている。
悲しくて泣いている?寂しくてないている?
ううん、私には嬉しくて…深い深い闇から解き放たれることへの涙に見えた。]
…ずっと、辛かったですよね…貴女も。
大丈夫…一緒に、連れてってあげるのです。眩しくて優しくて…暖かい、世界に。
[そう語りかけながら、次第に氷解していくように温もりを取り戻していく雷お姉ちゃんと、両手を重ね合わせてその指を絡める。]
…ふふ、でもやっぱりお姉ちゃんは大好きなお姉ちゃんなのです。
そんなになっても覚えててくれた。
[気が付けば、温かいものが頬を伝う。…この涙も嬉しくて、自然に溢れてきたみたいだ。]
約束、ちゃんと覚えててくれたのです。
―決戦当日―
>>53
[霧島の号令を受けて、次々と各艦隊が出撃していく。
自分も駆逐艦、軽巡洋艦を数隻伴って、ドックより出撃するだろう。]
球磨・・・今、迎えに行くからにゃ。
[今はまだ、遥か遠い姉妹の元へと、進み始める・・・]
[ 電が両手の指を絡め>>68、その熱を分け与えてくれる。
指から伝わる脈動に、どくどくと、胸の鼓動が合わさってゆく ]
『…いっ…しょ……に……?』
[ あの時、海底から手を伸ばしていたのは、雷だけではなかった。
自分がこんなになっても、電は笑ってくれる。
海底から引き上げて、暖かく受け入れてくれる ]
…忘れるわけ……ないわよ…。
だって、だって大好きな電との、約束だもの……。
[ 海へと雫が流れ出るたびに、瞳の濁りが薄れてゆく ]
破っちゃって、こんなことしちゃって、ごめん…ごめんね……!
[ メモに残していた言葉を、今度は自分の声で伝えた ]
>>62
・・・ふふっ。
『青葉』は爆弾の事を知らないのね。
それを聞いて安心したわ・・・。
[この状況下でなぜか笑みがこぼれるだろう]
それならなおさら・・・、
あなたから青葉さんを返してもらわなければならないわ。
[青葉を助ける方法があるのか聞かれてはいないが]
なら、青葉さんを乗っ取っているあなたを倒せば青葉さんを戻してもらおうかしら・・・。
[いつになく不敵な笑い]
>>70
そうだよ、元気でちょっとお転婆くらいな夕立ちゃんが一番夕立ちゃんらしいって思うのですよ。
だから…うん、えへへ。
[体に埋めてきてくれた夕立ちゃんの頭を、両手で包み込むように頬に添えて指の腹で涙を拭いながら]
…私も、ありがとうなのですよ。
諦めないって、言ってくれたから…勇気沸いてきたのです。
[大切なものを取り戻しに、この声が、この手が届くまで絶対に私も諦めてなるものかと、そう心に誓った。]
>>67>>73
…!?
[まさか、地上とはいえ正規空母がこうもがっつりと主砲を積んでくることは想定出来ていなかった。
鎮守府方面に近づけていた幾つかの艦載機達が、三式弾によって撃墜されていく]
(ああ、そういえば――…)
[運命のいたずらとやらが無ければ、彼女は戦艦になる筈だったということを思い出した]
……
[サラトガの方を確認すると、後退を考えているようだ。
…此方の戦力の本命は装甲空母姫の彼女。それならば―]
『――行け』
[僅かでも、戦力を削りたい。
三式弾の雨をかろうじて掻い潜った僅かな艦載機は勢いを殺すことなく――鎮守府へ特攻を試みるだろう。
無論、その前に再び撃ち落とされる可能性があるが]
― 3d 08:10 寮の自室 ―
[その日の寝起きは最悪だった。
いつものように日の出前には目が覚めたものの、抜け切らない疲労で体が重く、結局この時間まで布団から出られなかった。
布団から出なかった理由はもうひとつあり、次の指令が行くまで自室待機を命じられていたからだ。
そして、布団から出れた理由は、新しい指令が届いたからだった]
リンド沖奪還作戦……。
[指令書に書かれた作戦名を読む。
この基地の沖にある前線基地が奪取され、敵の支配下に置かれているらしい。
それを奪還する作戦だ。
叢雲に与えられた任務は]
後方支援……か。
[いつもと変わらない]
――>>42・回想――
[球磨の提督は優秀だったと言われているが……実際のところは、ただ人を勢いづける事が得意なだけの人間だった]
(……何が希望だクマ。名将だクマ)
(全部……全部、指揮を出したのも、作戦を立てたのも球磨がやったんだクマ。それなのにアイツは、球磨を一番大事な戦で艦隊から外して別の艦に乗って行ったクマ。球磨だけには生きていて欲しいとか言って、余計なお世話だクマ!)
[その戦いは、負け戦だった。大援軍がやってくるまでにせめて時間を稼ぐだけのどうしようもない勝負である事は知っていた。それでも、価値のない戦いに行って沈む事が出来ていれば、球磨だって心残りはなかっただろう]
(あのバカ提督……よりにもよって、残した球磨の装備全部ダメコンにとっかえて出ていく程バカだとは思わなかったクマ。そのせいで、球磨は、何度も何度も……)
[あのバカ提督は球磨が生き延びられるように良かれと思ってやったのだろう。だがそれは言うまでもなく逆効果だ。主砲も魚雷もない状態では、戦えるはずがないではないか。
むろん戦ったところで、残された遠征隊と球磨だけではどうしようもなかっただろうが……球磨だけは、沈められては復活し、また沈められ……まさに生き地獄を味わう羽目になった。
そして最後の轟沈、愚かな戦術を取った彼を恨みながら沈んでいった球磨は気が付くと――深海棲艦となっていたのだった]
(深海棲艦になったら、もう艦娘を沈めたいと言う衝動からは逃れられない。終わりのない復讐を、自分がもう一度死ぬまで実行し続けるしかない……虚しくてぬるい、無駄な戦いだクマ)
――さあ!魚雷発射、艦載機出撃、主砲用意!水平線の鎮守府を、影も形もなく有耶無耶にするクマ―!!
[ついに、本陣たる球磨の艦隊が前進を始める。練度の低さから、艦娘にとってあまり脅威ではないが、鎮守府自体に届けば、確実に壊滅せしめる威力を持って]
[前線に出なくていい。
そう聞いて浮かんできた感情は、実力を認められていない悔しさと、それを上回る安堵だった。
任務に意識が行き、それがふと緩んだことで、頭に浮かんできた顔があった]
そういえば、東雲はどこに行っているのか知らない?
[指令を持ってきた艦娘に聞く。
一昨日は任務で会うことができず、そのまま事件が起こり、昨日までずっと作業をしていたため、気にする暇が無かった。
帰ってきているのなら、一緒に任務ができるかもしれない。
そう思ったのだが]
――――――。
[目の前の艦娘は、思ってもみないことを告げてきた]
………………え?
―1030:出撃後、艦砲射撃―
[それぞれ出撃した艦と同速で私も進軍する。30ノットで四半刻程も進めば、水平線上に敵艦隊を補足した。報告に会った大艦隊も確認。
今の私は、視認さえできればあとは狙いを付けることができる。戦艦なら視認可能距離は34km。小型の駆逐艦でも28kmまでは補足可能だ。
回頭し、味方の艦隊を見送り、精密射撃の体制に入る。味方艦が会敵するまでに牽制砲撃をする。もっとも、それは的中を狙うものだが。弾頭、炸薬を詰めると、最後の、暁と行った演習が思い起こされた。誰に言うでもなく呟き、準備を始める。]
暁。全部すっ飛ばして見本を見せてあげる。
艦砲射撃とは、こうするのよ。
大和型搭載測距儀、基線長15.28m、倍率30倍、誤差率0.001%。
角度測定、角度89.150°、89.165°、89.064°、89.101°
距離計測結果、30897.01m。31452.12m、28057.74m、29212.71m
これより砲塔側での修正に入る。
動揺修正。動的方位盤占位差修正。取付面傾度修正。目標運動見越。再度動的方位盤占位差修正。高低差上下修正。間隔差上下修正。間隔差左右修正。間隔差距離修正。弾種弾量修正。視風力修正。気温修正。出跳角修正。
発砲諸元、よし。
照尺、よし。
戦艦霧島。主砲、四基九門、砲撃開始します。
[淡々とした口調。全ての調整を終え、狙いを定めて、各艦隊毎に迎撃を行う。佐々穂鎮守府の悪夢を見せてやる。司令の命令には、目標の拿捕が含まれているが、瀕死にして持ち帰ればいい。私が彼女らの尻拭いをするのなら、撃沈間際まで痛みを分からせるのが責務ってやつだ。一基撃ち、一基撃ち、一基撃ち、一基撃てば、最初の一基が次の装填を終了している。戦艦の主砲は、敵艦隊へと降り注ぐ。]
>>71
[不揃いだった鼓動が次第に重なっていく。熱も鼓動も一つになって、帰ってきてくれのだとやっと実感する。]
でも…でも…約束、破ったから…許してあげない、のですっ…。
[なんて涙混じりで、少し悪戯っぽくそんな返事をして…こつんと額が触れる程に顔を近付けて]
許して…っ、あげないのです…。
…一緒に帰って…毎日、毎日いつでもそばにいて…離れないって、約束してくれないと…。
許してなんか…。
[光を取り戻していく瞳の色の奥を、息すら掛かるほどの距離でしっかり見つめながら、言う。]
>>73>>75
(……予想外に撃ち洩らしが多い…ッ!)
[この後、を考えるとあまり良い展開ではない。
幸いにして龍驤は下がってくれたが――]
…あの子、やるじゃない…!
[――翔鶴は楽にはいかない様だ。
反転される事は考えて多少の練習はした。だが、気迫を持って突撃されることは考えてなかった。故に、即座に角度を変えて三式弾で迎撃するなどという技はできなかった]
(――できれば、日の出までは持たせたかった…!)
[砲撃は相変わらず遠方の敵に続けて――]
― 08:23 ―
[基地の中を走る。
呼吸は乱れて滅茶苦茶であり、速度もいつもと比べるべくもない。
それでも、全力で走る]
東雲……!
[あの艦娘はこう言っていた。
東雲は任務中に行方不明になり未帰還である。本部は深海棲艦によって撃沈させられたものと考えている、と]
そんな……そんなはず……!
[信じられない。信じたく、無かった]
――紫電改二、発艦してください。
ここ《鎮守府》は譲れません…!
[飛行甲板ではなく、陸の滑走路から艦載機を発艦させた。
――迷子になる可能性を考慮すると、鎮守府のサーチライトが見える鎮守府上空しか使えない。
なにより、夜間は着陸できないのだ。出したら昼を待つしかない。
だが海上に比べれば、大分使いやすくなるのも事実だった。元々、月光などの艦載機は夜間でも使える機体なのだ。
陸を使えばその他の艦載機とて夜間運用ができる。
…陸を使えば、という規格外の使い方だが]
敵《翔鶴》の艦載機を撃墜してください――!
[鎮守府上空へ迫る機体を、紫電改二が落としにかかった]
>>79>>80前
[進撃途中に見えた艦載機、魚雷、砲弾(>>77)は無視。これは短期決戦だ。司令は地下深くに潜ってもらっている。この戦闘での敗北は、壊滅を意味する。他の艦に迎撃を任せ、霧島は一路、敵が視える場所まで進んでいた。]
>>72
・・・はっ!!!
[思わず、鼻で笑う。
まさか、青葉を救う・・・なんて発想がくるとは思っていなかったから。]
・・・まぁ、いいわ。
貴方のその甘っちょろい考えごと・・・沈めて青葉と同じ様にしてあげる!!
[ニヤリッと獰猛な笑みを浮かべる・・・もうすぐ山城の艦隊が見えるだろう・・・見えると同時に、私は16inch三連装砲を二門同時射撃を開始するだろう。]
― 08:29 ―
[走って、行き着いた場所は本部の建物内にある地下へ続く扉。
普段も立入禁止の札が掛かっているその奥には、緊急時用の地下壕がある。
地上の執務室も破壊されている現状、そこに本部が置かれている。
地下壕には複数の出入り口があるらしかったが、叢雲が知っているのはこの場所だけだった]
提督っ!
[扉に近づこうとするが、警備をしている艦娘に止められる]
お願い! 入れて!
東雲は!? 東雲はどうなったの!?
[警備を押しのけて扉に触れるが、鍵で閉ざされた重い鋼の扉はビクともしなかった]
提督ーーーー!!
[その叫びも、冷たい扉に跳ね返されてしまっただろう]
[ 触れ合うほどに顔を近づける電>>81へと、もたれかかるように少し体重を預けて ]
う……うん…うんっ…。
一緒に…帰ろう……っ。
毎日…もう離れない…よ…離れないから……。
ずっと一緒に…みんな……一緒に……。
だから…だから……。
[ かつて見た夕日よりも、ずっと眩しい光を持つ瞳を、映す。
鏡のように、同じ色を、映し出す。
瞳の奥、昏い水底から、眩い光へと向けて、浮上してゆく ]
…ごめんね。
(…!遠方射撃…!しかもこれ程正確なのは…間違いない、霧島ね…!)
[ヴァジュラが率いる艦隊のすぐ側で大きな水飛沫が上がる。それは霧島の砲撃に他ならなかった(>>79,>>80)。
―戦艦の砲撃というのは、たとえ直撃をしなかったとしても、水面を一時的に大きく凹ますには十二分すぎる程の破壊力を持つ。つまり、目の前で大きな凹みが出来上がればどうなるかと言うと―]
『…艦隊の隊列が、乱れる…!しかも一機、波に浚われた…!』
[隊列は、簡単に崩れる。だがそれで黙っているヴァジュラではない。]
『いいわ、それならこっちもやってあげるわ!メインディッシュは後にしようと思ったけど、そっちがその気なが受けて立つわよ!』
[そうしてヴァジュラもまた方位盤射撃装置により敵艦隊への砲塔角度を調整していく。]
(左右動揺角良し、上下動揺角良し。角度発信器良し。―修正角を旋回角と俯仰角を代入…)
『―――ここっ、撃てーっ!』
[そうしてヴァジュラもまた、46cm三連装砲と41cm連装砲を霧島含む艦娘達の方角に向けて砲撃する。移動しながらの射撃に命中精度はない。せいぜい直撃する可能性は5%程度であろう。だがそれでも着弾地点には一時的に大きな波を引き起こし、主砲の破壊力を否応なしに理解させる事になる。そしてその間にもヴァジュラ達の艦隊は再び隊列を保とうとしつつ、只管に鎮守府へと前身を続けようとする―
それは即ち、霧島との対峙がすぐ近くに待っているという事に他ならなかった。]**
>>51
[どうやら、初雪は白兵戦に持ち込むつもりのようです。私はその刃を腕で防ぎます。そのまま刃を握りしめ、固定します。鮮血が溢れ、あたりの海をほのかに赤く染めて]
あはは、残念でした
死んでるものは生かせませーん
[そのままぐいとひきよせると、全力でキックしました。]
[扉を叩くのを止め、頭を押し付ける。
ひんやりとした冷たさが、少し冷静さを取り戻させた。
――なにをやっているんだ私は。
後方支援を指示されて安堵していた?
私は馬鹿なのだろうか。
前線に出るのが怖かった?
東雲はそれ以上の恐怖と戦っていたというのに。
そして、もう――
鋼の冷たさは、心の奥にまで染み込んできた]
…………。
[身を起こした叢雲の瞳には、鋼の冷たさが宿っていた]
>>78
えへ、ごめんなのです。
[拗ねたような口振りの夕立ちゃんは少し元気を取り戻してくれたみたいで。安心もしたけれど、彼女の悩みが解消されたわけではない。
いつ何時、その心が深海棲艦に乗っ取られてしまうか分からないけれども、それでも目の前にいる夕立という明るく元気なこの子は…大事な友達だ。]
うん、その意気なのです!
一緒に…がんばろ、夕立。
[なんて、声をかけながら暫くは夕立ちゃんの好きなようにこの体を預けて抱き締め続けているでしょう。]
>>82>>83>>86
く…っ
[鎮守府へと特攻をしかけていた此方の艦載機を、加賀の紫電改二が撃墜しにかかる。…やはり、一筋縄ではいかないか。
艦載機同士のぶつかり合いにおける連度はやはり加賀のほうが上だ。性能差で補ってはいるが、ひとつ、またひとつと此方の艦載機は撃墜されていく。
…時間稼ぎと弾薬削りくらいにはなるかもしれないが。
いくら加賀でも、艦載機に気を回しながら砲撃を続けるのは多少は負担になるだろう。
それから、ふと異変に気がつく]
龍驤!?
[味方である自分も想定外な一部の戦闘機の反転に一瞬戸惑うが、すぐに平静を取り戻して]
――無茶はしないでよ。
[少しだけ、口元が歪む。…笑っているのかもしれなかった]
>>91
なんて無茶な…!
[暁の防御方法に呆気に取られながら、思いっきり暁の蹴撃を腹部に受け、吹き飛ばされる。]
か…はっ…!
[思わずその場にうずくまりかけるが、腹部を抑えて何とか堪える。刀は強く握っていたが、暁の手に残されてしまった。]
…死んでる…?
その血が流れていても、死んでるなんて言えるの…?
[代わりの高角砲を構えて、その流れる血を指摘した。]
>>1:492
……汚れてるとかじゃありませんよ。表情です、表情。
[苦笑し、力ない加賀の髪を撫でる。]
気持ちはわかりますが、私たちに落胆している暇はありません。傷が治ったら、すぐに作戦行動に参加してもらうことになります。
切り替えなさい。
上官命令です、加賀。
……提督。
[語りかける。
でも、それは誰にも聞こえない声]
私は初めて命令に反します。
私は許せない。
東雲を、妹を奪った深海棲艦が。
それ以上に、妹を守れなかった自分自身が。
だから、私は命令に反します。
貴方は初任務のとき、私を褒めてくれましたね。
ネズミ一匹すら捕まえられなかった私を。
それでも、よくやったと言ってくれました。
今回も私を褒めてくれますか?
いいえ、たぶん貴方は怒るでしょう。
許してくれとは言いません。
だから、謝るつもりもありません。
>>1:493
霧島さんはその凛とした顔が一番にあっているわ。
[そう吹っ切れた様子の姿を見て、わたしも自然と顔は穏やかになる。]
わかりました。ではいい作戦を頼みます。
(……あれ?たぶん解けないって言っているけど、どう解くんだろう?)
[そう考える余裕も出てきたわたしはそう言いつつ。霧島さんの場所を後にした。]
[姿勢を正し、敬礼の姿勢を取る]
駆逐艦、叢雲。出撃します。
[そして扉に背を向けると、港に向かって歩き出した。
声が届いていたら、提督は止めてくれただろうか。
それは、もう分からない]
……。
[口を一文字に結び、真っ直ぐ前だけを見て歩く。
それはどう見ても戦士の顔だった。
戦場に赴き、敵を倒し、そして……**]
――1〇〇〇、出撃――
……了解。
[霧島による作戦変更(>>53)が伝えられた。旗艦、空母艦の護衛ではなく、各自での迎撃戦。]
o(まったく、せっかくゆっくり頭を冷やせるかと思ってたのに。)
[ただ、これは好都合でもあった。前線に出れば、古鷹や青葉と会えるかもしれない。そして……あたしは……!]
絶対…取り戻してやる。
[あたしが率いるのは、自分と同じ重巡洋艦を中心とした部隊。
重巡のバランスの良さと多様性を重視し、様々な敵に対応できるように編成してある。]
重巡洋艦の良いところ、深海凄艦共にたくさん知らしめてやろう!
[気合いを入れて…古鷹がよく言っていた台詞を真似て。]
……加古、出撃!…みんな、ついてきて!!
>>86>>93
…反転…?
…無茶な真似を、しますね。
[単純に敵機を撃破する、という上では嬉しすぎる誤算だ。進撃中と撤退中、二度しかなかった撃墜の機会が一回増えたのだから。射角を大幅に調整する必要もない為、この機を逃す手は無かった。
――問題は、万が一接敵した場合のこちらの危険度が上がる事]
…尚更、通す訳にはいきません…!
[砲を構えて、龍驤の機体に狙いを定めて――]
…っ!
[――放つ寸前、目の前に紫電改二が現れた。まばたきする程の刹那の間に、トリガーを絞る手が躊躇いを覚える。
…だが……]
(…みんな優秀な子。…勢いは崩さない、避けて頂戴…!)
[構わず、その指を引き絞った。
今までのように、一定間隔で砲を放つ]
「たいみんぐはつかんでますです?」
「よけれなくもなきかな」
[その一定の間隔を、こちらの艦載機は覚えていたのだろう。弾が出るほんの一瞬の間で、大きく機体をロールさせ、射線から離れた。
その先ほどまで艦載機が居た場所を三式弾が飛び、対空砲火となり龍驤の機体を襲った]
…良い判断…!
[近くの空を飛ぶ艦載機が邪魔になる事はない。問題なく打ち続け、地上砲撃で敵機を落とそうとし続けるだろう]
>>95
…むぅ…
[この表情は癖みたいなものなのだ。簡単には治らない。
…髪を撫でられると、なんだかあの日の赤城の部屋での出来事を思い出す様だった]
(…何考えてるんでしょうね)
[少しだけ赤面。
それから真面目な声の赤城を見ると、きりっと表情を引き締めて]
赤木さんに言われちゃ、仕方ないですね。
わかりました。
戦闘までには元の気持ちに戻るつもりでしたから。
大丈夫ですよ。
[しっかりとした口調で答える。
もう、体の傷は完全に癒えたようだった]
>>88
うん…じゃあ、許してあげるのです。
[頬を濡らしながらにかっと笑い、伝える。離れて更に気付かされた心の内を、抑えるコトなく言葉へと変える。]
…大好きなのですよ。
世界で一番、誰よりも。
…おかえりなさい、なのです。
[私の手を取り浮き上がってきたお姉ちゃんにはそんな言葉を投げ掛けて。でも、それだけじゃ、見つめ会うだけじゃ伝えきれなかった。どうすれば伝えられるか、きっとまたまた幼い私には分からなくて…。だけど…]
…ちゅ。
[どんな言葉よりも、きっと伝わる、そんな気がして…私は唇をお姉ちゃんに捧げた。]
>>79>>80
[向こうの旗艦……霧島による、凄まじい練度の砲撃は、球磨の張りぼての様な艦隊にも容赦なくダメージを与えていた。このまま無理に進撃をしても、鎮守府にたどり着く前に全滅するのがオチだろう]
『はいはーい。今日はそろそろ下がるクマー。全軍撤退、および入渠をさっさと済ませるクマー』
[今は最終決戦の前半。今日はこちらが大威力である事を見せつけておけばいい――そうすれば、相手の注意はこちらいくらか向けやすくなるだろう。そう思い、ぼろぼろになりつつある戦艦や空母を撤退させていった]
『ばっはは〜いだクマー。多摩ちゃん、霧島ちゃん〜』
[聞こえているかわからないが、そう大きく声を出して下がっていく]
─ 3d開戦直前:鎮守府・医務室 ─
[夕立は自室にいた。電と約束こそしたが、どうしようもない不安は襲ってきて、ひとりでいることすら怖く、医務室にまた泊まった。
しかし、一睡もできなかった。何故か嫌な予感が強く、不安が強かったせいだ。]
……朝、なのね
結局寝れなかったっぽい。
[いつ乗っ取りに来るのか、いつ戦いが始まるのか、それがわからないからこそ、休める時にしっかり休まなければならないのだが。
その時、ついにリンド沖奪還作戦の発令が出たのだった(>>#0)。]
ついに、なのね……
─────────────ッ!!?
[ドクンと胸が大きく鳴る。全身がまるで自分のものではないような、全身に糸が巻きついてくるような強烈な不快感に襲われる。]
>>105続き
[夕立にはこの感覚はわかる。トワイライトが出てくる時だ。しかし、いつもとは比較にならない強烈なものだった。]
まさ、か……
『サテ……ワタシモ、ウゴカナケレバ……』
[最後にまたトワイライトの声が聞こえた。その瞬間、今までにもなかったほど簡単に、夕立は己の身体を奪われてしまうのだった。]
『トワイライト、サクセン「ヤクシャ」……開始スル。
マズハ武器ヲ調達、ソノノチニ、トキヲミテ武器庫ヲハカイ。
ソノゴ、鎮守府ニ爆薬ヲセッチ。ハカイ活動ヲカイシシマス。』
[完全に深海棲艦に染まっていないトワイライトの脳波がどの程度届くのか不明だが味方に伝え、トワイライトは医務室をあとにした。]
>>99>>100>>104
[紫電改ニに加賀の砲撃が当たるかと思ったが――]
(避けた…!)
[厄介なことに妖精さんはかなり優秀のようだ。
…もっとも、此方の機体に妖精さんが乗っていたら鎮守府に向かって特攻なんて真似はさせられなかっただろうけれど]
……
[――どうする?鎮守府に特攻させた艦載機たちは紫電改ニに撃墜され、残りあと僅か。
新たに発艦させる?…いや、再びあの砲撃の中を掻い潜らせるのはリスクが大きい。
それならば、鎮守府上空の残りの艦載機を加賀に直接ぶつけて――]
…!!
[自分が心の何処かで避けていたその思考に行き着くより早く、龍驤が戦闘機を加賀目掛けて落下させようとしていることに気がつく]
(直撃はせずとも、加賀さんに隙は生まれるはず…!)
[砲撃が止むことを期待し、弓を構える。
鎮守府へと向けた新たな艦載機の発艦の準備にかかりながら、加賀の様子を窺うだろう]
>>85
そう簡単に私が沈んだら、扶桑姉さまに合わせる顔がありませんもの・・・。
まあ、せいぜい戦う相手を間違った不幸を呪う事ね・・・。
[まがまがしいオーラを放つその艦隊が近づいてきた
砲撃を全力で回避し、副砲での牽制の後、右の主砲をユグドラシルに向けて発射するだろう
まだ、左の主砲は使わない]
>>57
んー、あなたの相手をすると、球磨さんが拗ねるかもしれないんですよね
だからあまあま、上等です
[牽制の砲撃を交わしつつ、電や初雪の援護ができないように取り囲むのです]
でもあなたたちだって、夜戦とはいえ戦艦も連れないで強襲なんて
アイスクリームにシュガーパウダーとココナッツミルクと蜂蜜をかけてチョコバナナにつけて食べるくらいあまいですよ!
[といいながら、牽制の魚雷を打つ]
>>94
ええ、こんなもの、動くための燃料にすぎないもの
[奪い取った短刀で自分の腕を切る。・・・痛みなんて感じない、そんな隙間がないくらい、私の心は沈んでいる]
そうよ、海上の私はただの亡霊。私達は底でしかいきられない
[笑顔のまま、にこにこと語りかける。血にまみれた短刀はそのまま放り投げた]
でも、深い海は寒くて、くらくて、寂しいの
だから――
いっしょに、逝きましょう?
みんなで笑いながら、ね?
[その笑顔のまま、酸素魚雷を初雪に放つ]
>>109 山城
・・・ちっ、やっぱりブレるわね・・・
[本来戦艦用に作られた砲を、チューンし、さらに青葉自身を改造することで搭載を可能したが・・・使ったことの無い砲なので、青葉に在るデータでは現状有効な照準がつけられていない。]
ふん、調子に乗らないことね!
その程度の砲撃、なんてことは無いわ!
[牽制の副砲を避け、主砲を回避する。
その間に、ロ級とハ級のflagship艦が両脇から周りこみ、山城の周りに居る駆逐艦を砲撃してゆく。]
・・・次弾装填・・・牽制後・・・順次、時間差砲撃っ!!
[6inch連装速射砲が山城の動きを制限しようと放たれる。少しでも舵を切れば直撃しそうな・・・そんな絶妙の距離。
そして、制限した後、その進路を計算し、時間差で当たるように砲撃する。]
>>111
暁…っ。
[暁の心が暗く淀んだ水底にまで沈んでいるのが解る。目の前で見せられた凄惨で自虐的な行為には正気があるとは考えられなかった。]
暁…あなたをそこまで堕としてしまったのは…
[そこで言葉を切らざるを得なかった。空中を短刀が舞う。それを掴み取ろうと、初雪は猛然と駈け出した。]
くぅっ……!
[短刀を掴むものの、追いすがる酸素魚雷の内一発を被弾した。片足をもがれそうなほどの激痛が初雪を襲った。]
[小破]
>>112
当たらないわね・・・。
ここは使うしかありませんわ・・・。
副砲での砲撃の後、主砲よく狙って、てー!
[flagship艦からの攻撃は駆逐艦に任せる
動きが制限される
ユグドラシルの攻撃とほぼ同じタイミングで副砲で動きを牽制して、その進路を計算して時間差で
左、右の順番で主砲を発射する]
・・・つっ!
[まだ左の主砲を撃つ瞬間、左肩がわずかに震えたろう
傷は完治しているはずなのに弾道がそれる事だろう]
そこは当たらないわよ・・・──きゃああっ!
痛い・・・やっぱり不幸だわ。
[連続砲撃が来た
避けようとするとその地点に砲撃が来る
完全に動きが読まれているらしい
右腕の装甲が剥ぎ取られる──小破]
>>114 >>115 山城
・・・くっ、同じタイミングで・・・っ!!
[牽制も、砲撃もほぼ同じ・・・こちらの砲撃は山城の装甲を確実に削ったようだ。]
・・・こっのぉっ!!
[一発は何故か弾道がそれ、当たらない、けれどもう一発は私の方に確実に向かい・・・]
・・・きゃっああああっ!!
[左脚部に被弾。
けれど、改造したおかげか、それほどの被害は出ていない。
だが、やはり相手は戦艦・・・小破してしまった。]
・・・くっ、やるわね・・・っ!
でも、甘いっ!!
[再び、主砲による六連射。さらに今度は、それにあわせ、隠すように22inch魚雷後期型を放つ。]
>>113
ふふ、ずいぶん悲しげな目をするのね?
[被弾した彼女を、笑う。暗く冷たい瞳のまま、満面の笑みで]
・・・どうする?まだやるの?
[クスクスとわたしはといかけたのです]
>>117
……まだこのくらいなら…
[とそこまで言いかけたところで初雪は口を噤む。これ以上痛みすら恐れぬ相手に刀は殺人剣となるだけ。]
…いえ、これ以上やると電が悲しみます。
[ここが機とみて、初雪はC4に雷管を差し込み、暁と自分との間の海面へ放った。]
……綾波によろしく。
[即座に高角砲を撃ち込み、C4を起爆させる。]
─どっぱああああああん‼︎‼︎
[恐ろしい程の高さの水柱が立ち上がって、しばらくの目くらましにした。手段を講じなければ、落ち着いた頃には初雪の姿は無くなっているだろう。]
>>118
あはは、悲しんでくれるといいですがねえ
[バンシー・・・いや、雷と電の様子>>88 >>102を見て笑う。……あーあ、そっち選んじゃったかーと対して残念そうに聞こえない口調で呟きつつ]
分かったわ、貴女の勇姿、しっかり伝えておきますね♪
[と初雪の言葉に笑いました、そして…]
……うわあ、もう、髪が濡れちゃったじゃない
[と、レディっぽいことをいって遠くはなれていく初雪を見送りました]
―回想・1d―
[廊下を出て少し走れば、
探し人がこちらに向かってきていた>>+0]
北上さん大丈夫!?怪我はないかしら?
…ええ、私は大丈夫。北上さんも無事みたいでよかった。
[彼女の様子にほっとする。
放送のことを言われれば先ほどの内容が頭を巡る。]
そんなわけないじゃない!
球磨さんが敵だなんて…そんな……
[ぐっ、と彼女の手を握って目を見る。
その目に浮かぶ不安を感じ取り、
彼女も自分と同じことを考えていたことに気が付く。]
北上さんも…違うのよね?よかった、嬉しいっ!
[彼女が裏切ってなかった。そのことで顔が綻ぶ。]
私もさっき起きたばかりなの。…皆は大丈夫かしら。
それに、球磨さんのほかにも内通者がいるのよね。
どうして―――
[「ここまで気が付けなかったのかな。」
そう言いかけて、それは無責任だと思い言葉を切った。
遠征が多く、鎮守府を開けがちにしていた自分が
言っていい言葉ではない。
まるで自分がいたら気が付けたというようで、
そんなものは高慢に過ぎない。]
武器は私も預けっぱなしだわ。
危険な遠征もここのところなかったの。
自分以外の武器でも今のままでも装備できる、
強い武器が何かあるといいけど…
九三式酸素魚雷とかね。
[前線にこそ出たことはなかったが、
遠征で地道に稼いだ経験値で、
間もなく改装が可能になるはずだった。
敵との遭遇時に先制魚雷も打てたかもしれなかったのにと
タイミングの悪さに苦虫をかみつぶした**]
私も、大好きよ…本当に、電が一番大好き。
電がいないと、私、ダメみたい。
[ 涙目のまま、にかっと笑う電>>102に、微笑みかける。
暖かい光の灯った瞳と、紅みの差す頬は、満ち足りていて ]
……ただいま。
[ しっかりと見つめて、戻ってきたことを伝える。
そして、柔らかく熱い彼女の唇を受け入れた ]
ん…。
[ 熱を帯びた胸の奥でぼんやりと、すっかり拿捕されちゃったな、なんて考える。
冷たい腕にがんじがらめにされていた時よりは、ずっとずっと、心地のいいものだったけれども ]
>>120
[重ねるだけの口付けをほんの数秒、交わしてから思い出したように私は慌てふためいて顔を背ける。…視線だけはちらちらと雷お姉ちゃんの顔を追い続けながら。]
ご、ごめんなさい…なのですっ。
えと…何で、私…こんな…!
[無意識の内に最愛の人に初めて捧げた愛の証に、自分でも戸惑いつつ、それでも唇に残る温かくて柔らかい感触にぱぁっと頬を染めて…]
…嫌じゃ、なかったですか?
[なんて潤んだ瞳で、濡れた唇で、うかがうようにぽつりと問う。]
>>103
[遠くで球磨が艦隊を率いて現れるのが見えた。
しかし、霧島の超長距離射撃の連射を前に旗色が悪いと判断したのか、くるりときびすを返すとそのまま撤退してしまう。]
球磨…!
[追おうとも思ったが、敵の戦力もまたかなりの物だというのは今日の戦いで痛感していた。
追った所で、迎撃隊に返り討ちにされるのが関の山だろう。
今はできる限り敵の戦力を削って、明日以降、一気にカタをつけた方がいい。
そう判断し、去り行く球磨の背中を、歯噛みしながら見送った。]
>>0>>1
─鎮守府内─
[暁に撃たれた片脚は装甲で護られはしたものの、大きな火傷を負っていた。
一撃必殺の可能性もあった中でまだこれは運がいい方だったろう。]
痛い…マジ痛い。
[小破しつつも帰投した初雪は、入渠ドックに入りながら駆逐艦の後輩から霧島の作戦要項を伝え聞く。]
分かった。済んだら…出撃します。
[こくりと肯いて、駆逐艦を下がらせる。]
ー入渠ドックー
先輩も無茶する…。
[赤城があれだけ入念に施した拘束を霧島が無理やり力づくで解いた跡を見て、初雪は苦笑いする。]
ふう…
[ドックに入り、治療を受ける。痛みで力んでいた緊張が和らいで、思わず気の抜けた声をあげた。]
…綾波もああなってるのかな。
[狂気の慟哭と言うのか、暁が見せたあの片鱗は初雪の全くの想定外であった。]
…拿捕…なんて、無理なのかな…
[鈍っていた自分への後悔と不安で胸が一杯になる。
入渠中は口をへの字に曲げて、へこたれないように努めていた。]
[ 慌てたように顔を背け、こちらをちらちらと伺う電>>121。
唇に残る甘い感触に意識が向いているのを感じながら、頬を染めてそんな彼女を見つめ、繋がる手を握り返す ]
…何よもう、謝らなくたっていいのに。
[ 静かに激しく、内側から鳴り響く鼓動が、身体を全部溶かしてしまうんじゃないかと思えるような心地に包まれて。
潤んだ目を細め、溢れた熱い涙が火照った頬を濡らす ]
ぜんぜん。嬉しい。
ありがとう…大好きよ、…愛してる。
[ 潤む視界で見つめたまま、きっと同じだろう想いを伝える。
その頃には、ずっと心を蝕んでいたバンシーの悲しみの声と、気配はほとんど無くなっていた。
やっと満たされて、成仏できたのだろうか ]
>>110
[流石に自称レディは安っぽい挑発に軽々と乗ってくれるほど子供ではなかったようだが…ひとまず、自分に注意を向ける事はできたようだ。]
初雪に四人がかりでかかって落とせなかったのに、よく言うにゃ。
分裂したら戦闘力も4分の1になっちゃったのかにゃ?
[相も変わらずヘイトを稼ぎながら、牽制魚雷は横に逸れてかわす。
いくらなんでも沈めるつもりのない攻撃に当たるほど鈍亀ではない。
見れば驚くことに、雷は電の説得により正気を取り戻したようだ。
出来れば暁の事も彼女の姉妹達に任せたいが、一人二人くらいは無力化しておいた方がいいだろうか…]
…雷、電、響!この困った長女は任せてもいいかにゃ!?
[そう声を飛ばす。引き受けられれば包囲網をどうにか突破して引こうとするし、彼女たちもまた撤退するのなら、このまま暁を引き付けてしんがりを勤めるだろう。**]
―ヒトマルマルマル/決戦当日―
[去り際に鎮守府の出撃ドックの一部を破壊、そのままリンド前線基地へと帰還したベグレイターは今リンド基地の出撃ドックにいる。]
<いよいよ…ようやくあの場所を破壊できるんですね。>
[話し方、見た目、装備、深海棲艦としてのすべてが古鷹のものであるまま、今まさに出撃の準備を完了させた。そして聞こえる>>#1。]
<ベグレイター了解しました。
待っていてくださいね、古鷹。今からあなたの妹も他の皆も"道連れ"にしてあげますから。>
[そうして数隻の軽巡ヘ級や駆逐イ級を随伴させながら、ベグレイターは出撃を開始した。道中の交戦には脇目も振らず、一直線に鎮守府を目指して。]
>>125
[愛してると言われて、今までずっと曖昧で、それでも心にずっと持ち続けていたふわふわした想いの正体を見つけた気がした。
一番身近で、一番歳の近い姉妹…それだけでは収まりきらない本当の"好き"。
重なって溶けて混ざりあってしまいそうな程に、心は一つになって…触れあった部分から感じる熱は、優しくって元気で…私の愛するお姉ちゃんのものだった。]
…えへへ、う…嬉しいけど、ちょっとだけ…恥ずかしいのです…。
でも、胸の中がほわってあったかくなって…もっと、言ってほしい…です。
[そして不意にもう一度雷お姉ちゃんの唇を奪ってから、えへっとはにかんで]
…お返しは、いくらでもするのです…だから、毎日言って?いっぱい、言って?
>>104>>107>>108
[大分落とせている。
砲撃で半分以上を落とせたのは大きい。
見れば、既に空は大分明るかった。悪夢の終わり、それの始まりだ。
そんな事を思った矢先の事であった]
――!?
嘘でしょ…
[艦載機自体が加賀目掛けて特攻してきた。
なんて使い方。これに近い戦い方を、重雷装巡洋艦の娘が嫌っていたな、なんてふと思った]
[一度だけ空を見る。
突っ込んでくる機体、明るくなりつつある空。こうなってしまえば、腹を決めるしかない]
―――強制解除《パージ》!!
[命じ、体から三つの砲を全て外す。飛行甲板に収納してあった三式弾だけは外す余裕がなかった。吹き飛ぶ様に体から離れる砲台を尻目に、軽くなった体で思いっきり跳んだ。
背後の爆発に多少飛ばされながらも、大した怪我は無かったようだ]
(奇策は、もうお終いね)
(できる限りは削った。…後は…)
[陸に待機させてあった、他の艦載機に目配せする]
――敵の艦載機が落ちた今が好機。
この空を取り戻すわ。
[エンジンの音を響かせ、艦載機が地上を走り、空へ舞う。
加賀の腰にホールドしてあった飛行甲板を肩部に再装備。普段の彼女の姿へと戻った。
背に翼の音を感じながら、海へと降り立ち、眼前を見つめる]
一航戦、出撃します。
他の子も同時に出撃。一気に決めます。
[新しく増える艦載機の数を確認しながら、駆逐艦に目配せする。
彼女達を先行させつつ、後ろから赤城と共に前へ出る。
向かう先は暁の水平線。その先に立つ二人の影だ]
勝利を掴みましょう。
―回想・2d―
[運がいいのか悪いのか、その後"敵"と遭遇することもなく、
北上と同様の任務にあたっていた。
提督の帰還を待つ彼女の言葉>>+3を聞き、
小さく舌を打つ。]
帰ったら嫌味の一つでも言ってやらなきゃ、ですね。
[それでも、帰還を待つ気持ちは自分も変わらなくて。
こんな作業などさっさと終わらせてやろうと、
火の手が多い方に回ろうとした瞬間、地面が揺れる。]
-戦場-
>>113
了解したわ。島風出撃します〜。
[加賀さんたち空母の護衛でもある駆逐艦の私が出撃する。そのスピード的に他の駆逐艦の最前線にいるだろう。]
(……この先に龍驤さんたちがいるのかな…)
[そう、走りながら、ふと訓練所で一緒に訓練したことを思い出した。]
―回想・1d―
[大井に嬉しそうな顔をされれば>>+14、自身の表情も綻び、
思わず大井の頭を撫でる。]
よかったー。大井っちが敵だったら、どうしようかと思ったよ。
疑ってごめんね。
[と、謝罪をし、共に武器庫へと向かう。]
ただ、魚雷だけだと、海中戦になるとは限らないから、
単装砲くらいは持ってきた方がいいかも。
基本はやっぱ雷撃がしたいけどー。
[等と話ながら武器庫へ着いた後は>>+3へ。]
きゃっ!?提督!!?
[一瞬呼んでから、いないのだとすぐ思い返し辺りをみまわす。
爆発したのが提督室だと気が付き、
自分よりもその近くにいた北上を確認した瞬間だった。]
北上さんっ!!!
[飛び散った破片は、彼女にあたることなく壁に叩きつけられるが、
カクンと沈む体に慌てて駆け寄った。]
―回想・2d―
[医務室まで辿りつけば、たくさんの艦娘が負傷し、
轟沈寸前の艦もたくさん居た。
その為、医療班は自分まで手が周り切らないだろうと思い、
手当は自分でする。]
やっぱ被害、たくさん出てるんだね…。
というか、これだけ被害出てると、物資とかいつまでもつんだろ…。
提督も相変わらずいないしさ。
[先程提督室が爆発したことを思い出す。
あんな鎮守府の内部まで爆破させられるなら、
他の武器庫や食料庫もやばいのではないかと。]
かといって移す場所もないしなぁ…
そういやごはんは昨日の夜、差し入れの乾パン一つ食べたっきりだっけ。
あー…少し休んだら、ご飯だけは食べに行きたいかも。
後、予備分の食料も。
[動かなければならないとわかっていても、
先程の損傷と、艦が敵襲を受けてからの披露でややうつらうつらとしていた。
大井が傍にいるなら、そう伝えた後、
そのままその場で、暫くの間、意識を落としていただろう**]
[近寄るとかわす時に足をひねったらしい。>>+4
さっと、温度が冷える。]
北上さん傷つけるの……誰?
[犯人の痕跡が少しでもあるのならと
爆発した提督室に乗り込もうとするが、
「修理したい」の言葉に冷静になった。]
大丈夫?この状況では安全かどうかも怪しいけど、
とりあえずは医務室に行ってみてもらいましょう。
[歩きにくそうな北上に肩を貸し、
提督室を一瞬睨むと、医務室へと向かった**]
>>126
あはははは、別にここで落とす気がなかっただけですよ
どうせ、みんな沈めるんですもの
綾波や他の鎮守府の皆と一緒のほうが良いでしょう?
[初雪に向けたのと同じ、狂喜の笑みを多摩さんにも向けます]
…さあて、誘われているけど、どうしましょうか
[四人全員とも、にこりと微笑んで…もし電たちが向かってくれば見逃し、こなければ2人ほどで追撃しようとするでしょう]
━《洋上のどこか》━
[単艦リンド基地を目指す飛龍。その姿は、海面と見分けがつかないほど手の込んだ迷彩が施されている。電探も作動させず、(敵)味方の通信を受信はすれども発信はせず。今の彼女を目視で発見することは、著しく困難であろう]
……。
[海図と羅針盤だけを頼りに進む**]
─ 3d開戦後:鎮守府武器庫 ─
[トワイライトは当たり前のように夕立を装い、武器庫へとたどり着く。まだ夕立が深海棲艦に染まりきっていない為、姿が夕立のもの。だから大型の砲は使えない。仕方なく、夕立のいつもの装備を何食わぬ顔で奪った。]
『フム……悪クハナイ。』
[装着し、感触を確かめる。元々はトワイライトも駆逐艦だった為、この手のものならば慣れている。これで戦えると判断すると、これらの武器を探しながら設置した爆薬のスイッチを取り出す。
これも夕立が寝た後に体を奪い、入手したものだ。少量の為、あまり大規模な爆破な起こせないが、誘爆を誘い弾薬や魚雷、爆雷を使用できなくするぐらいはできるだろう。
そのまま、何食わぬ顔で武器をかあ出撃ドッグに向かう振りをし、爆破の圏外へ移動する。]
『ミナソコニハ、イケナイケレド、"ナカマ"ノタメニ……』
[スイッチを押す。小さな爆発音の後、連続的に巨大な爆破が起き、鎮守府の一角が炎に飲み込まれていく。
トワイライトはそれを見て不気味な笑みを浮かべるのだった……]
>>129 >>130 >>131 >>132
あはは・・・無茶すんなあ。
空母ってのは、無茶するんが仕事やないで?
[強引な回避、という言葉でなんとなく括ってしまっていいんか。
加賀の勇敢、を通り越して蛮勇としか言えぬ行いに、笑う]
――来るか。せやったら・・・
向かえたろか。翔鶴。いっぱい。いっぱい、歓迎したろうな。
[先の攻撃によって、結果的に30機余りの艦載機を失のうた。
せやかて。まだ、こっちの優位はある]
一航戦と・・・島風か。誘い込んだろ。
折角やし、最後に一声ぐらいかけたいしな。
[そう、翔鶴に声をかける。
加賀達は、加賀の砲撃の射程外にいた艦載機たちが、ゆっくりと後退するのを観測するだろう。まるで、手招きするように。]
>>129>>130>>131>>136
[砲撃が、止まる]
『…先行する駆逐艦、確認。』
[艦載機が察知する。…流石、行動が早い。
龍驤が放った戦闘機は加賀に直撃はしなかったようだ。
明るくなりつつ空。あちらが征空権を取り戻そうとするなら今だろう。
迎撃しようと既に構えていた弓から鎮守府方面へと向かって、最速で艦載機を発艦させようとした刹那――]
…龍驤…
[最後に一声くらいかけたいと言うけれど、今更自分たちが彼女たちにかけられる言葉などあるのだろうか。
…そう思いつつも弓を張る力を緩めて、こちらの側で艦載機を旋回させながら待ち構える]**
……。
[ 言ってしまった後で、恥ずかしさに耳まで真っ赤になりながら、それでもこの想いは湯水のように溢れてくる。
思いやりのある、暖かい妹を、守りたくて、抱きしめたい ]
分かった、もっと…言うわね。
愛してるわ…電、ずっと大好き。
[ 不意に重ねられる唇に、驚いたように少しだけ目を見開いて、ゆっくりと目尻を下げ微笑む。
温もりを求めて、もう一度ぎゅっと抱きしめた ]
ん……。うん…毎日でも言うわ。
いっぱいいっぱい、何度だって言うね。
……大好きよ。
>>87>>89>>90>>103
[次々と命中し、爆炎を上げ、散っていく深海凄艦達。敵の一翼は崩した。敵主力らしい戦艦、空母の艦隊が回頭し、撤退していくのが視える。]
(あれが敵旗艦の艦隊か…)
[砲撃を続ける中、大型艦の中に浮かぶ軽巡洋艦の影が見えた。]
(敵旗艦は撤退した。こちらは3日は戦える分の弾薬燃料を積んできているから…今日は夜戦ね。)
[そう考え、敵を殲滅スべく案を練っていると、こちらの攻撃を受け、なお突き進んでくる艦隊群があった。的は多いほど狙いやすい。あの大艦隊にはもっと被害が出るものと思っていたが、思いの外外されている。]
姉さん…か。
[霧島はそう呟く。]
他の隊には被害が甚大。
ならば被害の少ない自分たちは私を迎撃に…ってところ?
[艦隊の内一つの艦影から、砲撃されたのが視える、恐らく深海凄艦と化した、姉さんだ。近くへと着弾し、大波が立つ。私が、するべきは。]
――霧島艦隊。目標を補足します。
[その顔は普段の出撃と同じものだ。しかし、声に悲痛なものをにじませながら、霧島以下、軽巡洋艦5隻は旋回、航行を始めた。]
>>135
…敵襲…っ⁉︎
[初雪が決戦へと向かおうとする折、武器庫が襲われたとの警報が鳴った。
出撃ドックから戻り、武器庫へと急ぐ。]
まさかこんな時に…
[上手い時を図っていたものだ。と内心感心しながらも、実質武器庫をやられてはかなりの痛手を被ったと言える。]
夕立…?
[奇妙な笑いを貼り付けた夕立の横顔が見える。まるで、あの暁のような…]
そこを、動かないで。両手を上げて、ゆっくりこっちに振り向いて。
[夕立の金色の髪に狙いを定めて、そう促した。]
>>136
[航空機たちが、下がっていく。それはさながら、私たちを誘導しているようだった。]
……加賀さんどうしますか?追撃でもかけますか?
[主役である空母の加賀さんに支持を仰ぐだろう]
―リンド基地から約10q地点―
[霧島艦隊によって中破、少破した戦艦たちを入渠させ終わり、再び戦場へと舞い戻る。昨日と同じく練度を無視して威力を重視したド迫力の艦隊だ]
……ここからが本当の勝負だクマー。ここからは夜戦もするし、オールナイトでどっちかが沈むまでやりあうクマ。
[そういう球磨の姿も、既に腕や艦載機は深海棲艦としての姿に変貌している。自身の名の象徴であるFAEB……燃料気化爆弾を可能な限り搭載し、いつでも発射できるようにしながら出撃していく]
ここからがショーの始まりだクマ!主砲発射クマー!!
[球磨の号令と共に、戦艦たちの主砲が数撃てば当たると言わんばかりに放たれる。ただ下手に近づけば蜂の巣だろう]
そこを…どけぇ!
[戦艦ほどではないにしても、重巡洋艦だって火力は十分ある。一隻、また一隻と敵艦を撃ち倒して行き…]
…っ、あれは…
[そんな最中、この乱戦を無視して鎮守府を目指す艦隊の影を捉える。
偵察機の妖精によると、それは……
報告を受けた瞬間、あたしは全速力でその部隊の眼前に向かっていた。鎮守府が危ういからなんて理由じゃない。だって、そこにいたのは……]
――――……古鷹ァァァァァッッッ!!
[>>127…張り裂けそうな思いを込めて、叫んだ]
>>136>>142
[反転した艦載機を追う形で進む。
…向こうは下がらない。被害を気にして、このまま下がってくれれば楽だったのだが。
背後にまだ残っている敵機を片付けようと、随伴していた紫電改二を後ろに向かわせた。挟撃されるのは避けたい。]
攻撃を避ける。戦略的目標は達成しました。
これだけ被害が出れば、総攻撃までに再び攻めてくる事はないでしょう。
対しこちらの被害は微小。温存し、総攻撃の時まで待つのも手です。
[が、と、小さく続けた]
約三十。
これだけ落とせているチャンスは、総攻撃までにもう無いでしょう。
打って出ます。
島風、一番槍は任せましたよ。
[進むのは、やめない]
>>146
了解したわ。妖精ちゃんと10cm連装高角砲ちゃん進め!
[そういって、できる限りの航空機を破壊しつつグングンと進むだろう。ただ、わたしは内心なんとなくこれが誘われているふうな感じもしたので変に全力を出さずに攻撃するだろう。
それを見て、相手はどのように動くのだろうか。]
>>116
(・・・どうしても左の主砲の照準が合わない・・・。
扶桑姉さまにも会えず、青葉さんも助けられず、私はここでこのまま終わってしまうのでしょうか・・・。)
きゃあああっ・・・。
ううっ・・・。
[こちらも両肩の主砲、副砲を連続射撃を行うが、
相手の主砲を避けようとするが、主砲を隠すように撃たれた魚雷が両足部に命中]
(でもここで諦めたら・・・、扶桑姉さま私に勇気を貸して・・・、)
青葉さん、聞こえているなら返事して・・・。
佐々穂に帰りましょう・・・。
みんなきっとあなたが帰ってくるのをまってるわ。
[迎撃しながらも『青葉』に語りかけようとする
声は届かないかもしれない、でもここで諦めたら、
何もかも失いそうで]
>>143
…やはり…
[夕立の声の調子、それは間違いなく深海棲艦のものだった。]
繰り返させないで。
手を上げて、膝を突いて。
[彼女の元の性質から察せられる強さ。それは古参の初雪でも敵わない強さかもしれなかった。]
[その甘さが命取りになろうとも、活人を立てた初雪は夕立をおいそれと撃てなかった。]
…さもなけば、その脚を斬る。
[かちゃ、と刀の存在を仄めかして告げた。]**
>>145
[激化してきた戦闘の中、時折現れる艦娘を僚艦に任せ…時には自らの手で撃ち落としながらも鎮守府へ向かう速度は緩めない。そこに前方からの艦影が…]
<加古…>
[彼女の叫びを聞いて身体が一瞬負荷がかかったように動かなくなる…も、それは些細な事。もう主導権は"ベグレイター"が握っている。]
<よかった、探したんだよ。>
[喋り方や声音は古鷹のもの、だが気配など細かい部分は偽りようがない。]
<またねって言ったからね…ちゃんと、迎えに来たよ?>
[笑みながら本来の古鷹の意図とは真逆の事を言って、20.3cm連装砲の砲身を向ける…]
>>150
古鷹…。
[そこにいたのは、間違いない。その姿も、艤装も、喋り方も、声音も…]
あたしも、ずっと探してた。
[しかし…]
でも、それはお前じゃない。
[妹を誤魔化すには、足りない]
あたしは、古鷹を迎えに来たんだ!!
[そう叫びながら、20.3cm連装砲を構える。しかし…その砲身は細かく震えていた。]
『―――来たわね。』
[ヴァジュラの32号対水上電探が霧島と軽巡洋艦5隻を捕捉する(>>140)それに合わせて、ヴァジュラもまた駆逐16隻(1隻は波に浚われたまま沈んだ)を指揮する。]
『さあ、これが私から貴方に贈る"プレゼント"よ。
沢山、受け取って頂戴。』
[そのまま駆逐艦の大群は綺麗な単横陣を敷き、一機一機がただ真っ直ぐ鎮守府へと進んでいく。
砲台も何もない、異質な駆逐艦隊が。
無論、このまま何もしなければ駆逐艦隊は霧島や他の鎮守府側の艦とすれ違う…または、激突するだろう。
だが、武器も何も持っていない。高速とはいえ直進するだけの駆逐艦を各個撃破するのは―問題ない様に見えるだろう。
―だがそう見える事…それ自体がヴァジュラの罠なのは、言うまでもない。]
>>149
[かちゃ、と音がする。刀だとトワイライトには即座に分かった。
動揺することもなく、悠然と構えるその姿。
手練なのだろう、と予測するのは容易かった。]
『ソノ身体デ、銃火器デハナク、カタナヲツカウ……
貴女ヲ、アマク見テイタヨウデス。ソノ無礼ヲオ詫ビシマス。』
[そう言うとゆっくりと手を挙げていく。]
『………トコロデ。
「"ヒト"トイウモノハ、全力ヲ出スコトガデキナイ。」
ソンナ話ヲ聞イタコトハ、アリマセンカ?
身体ノ強度ガ、全力ノ衝撃ニ耐エラレナイカラ、ダソウデス。
ダカラ"ヒト"ト言ウモノハ、常ニ身ヲ守ルタメ、
無意識ニ、手ヲ抜イテイルノデス。』
[ゆっくりと手を挙げていきながら喋るトワイライト。]
>>152
[流石は姉妹と言うべきなのか…ベグレイターは感嘆する。]
…私がわからないの?
[仮に違うと判っていても加古にその引き金は…引けるのだろうか?]
>>156
…わかるよ。…お前は古鷹じゃない。
古鷹に憑りついた深海凄艦、だろ?
[震える右腕を左手で支える。しかし、震えは収まらない。]
あの手紙、古鷹に書かせたんだろう?
…あの手紙に込められた想いもわかってないくせに、古鷹を騙るな!
あれは、もう会えないって覚悟の「またね」だ!
[震えながら、それでも前を見つめたまま…]
お前の中に古鷹がいるんだろう!?返せよ!!
[あたしは、叫び続けた]
>>151
……
[抱きついてきた龍驤を抱き返すことは手にした弓のせいで出来なかったけれど、片手で頭をそっと撫でる。
…小さな身体に抱えきれない程の矛盾を抱えている龍驤は、見ていて痛ましかった]
…この前、散々謝りあったでしょう?
[この前というのは前線基地でのドッグの出来事。
もういいから、と言うように出来る限り優しく微笑んだ。
――例えば、すぐにでも武器を放り出して彼女と共に投降するという選択肢を取れるのなら?]
(…無理、ね)
[戦わないことを、沈めないことをこの深海棲艦の身体は許してくれないのだから]
[>>146>>147 艦娘は進撃を止めないようであることを哨戒させていた艦載機が察知し、龍驤から離れた]
― 鎮守府海域 ―
[ 戦闘は既に始まっていた。為すべき事は一つ。それに向けて様々な思惑が動いているのだろう。戦いの火蓋が切って落とされたとき、両軍が行った激しい砲撃戦により、敵、味方共に被害が出ているようだ。そして、深海凄艦の…非武装の駆逐艦隊が鎮守府に向かって侵攻を開始するのが見えた。 ]
――あれは…。
[ 綾波が目を伏せる。見なくてはならないと思いつつも、直視する事は出来なかった。
目を伏せたまま、じっと。"その時"が来るのを待つ。 ]
>>153
おかしいわね…何も積んでいない…?
[ここから視える金剛の艦隊は単横陣で横に広く範囲を取り、駆逐艦がただ馬鹿正直に突撃しているだけだ。それも、兵装を積まず。]
…ふむ。
[と考えていると、幅を取った横合いから声がかかる。]
「霧島さん!敵は何も積んでいないようですよ!?試し打ち、試し打ちしていいですか!?」
「なぁ〜んで那珂ちゃんは普通の装備で夕張が特別なんですかぁ〜?」
…はぁ
[軽く頭を抱える。連れてきた軽巡達は、夕張、阿武隈、川内、神通、那珂の5人だ。彼女らはまだ経験が浅いが、それは言い返せば適切に指示をだせばこれ以上無く動いてくれるのだ。こんな感じにちょくちょくうるさいのが悩みの種だが。]
あなた達の中で一番練度が高い者に魚雷、主砲それぞれ新装備は与えるって言ってたでしょ?今回は、夕張と川内。那珂はもっと訓練を頑張りなさい。
あと夕張。撃ちたいでしょうけどまだ。
「うぅ〜那珂ちゃんだって、艦隊のアイドルだもん〜。」
「早く撃たないと主砲が錆びてしまいます!」
[そんな駄弁を聞き流し、敵艦隊を見やる。]
さぁ、敵は戦艦と大艦隊よ。落ち着いて対処しなさい。
夕張は阿武隈、神通を率いて敵艦隊右舷より補足。
私は左舷より近づきます。川内、那珂、ついてきなさい。
[彼女らは大きくはい!と返事をすると、別動隊として散開していった。]
さぁ、行くわよ二人共!
「夜戦…夜戦はまだですか…」
「もぅ!那珂ちゃんは皆よりすごいんだから!」
[そう言って、敵艦隊を挟撃の姿勢を取る。]
霧島艦隊装備
夕張:20.3cm(3号)連装砲 20.3cm連装砲 61cm四連装魚雷
川内:20.3cm連装砲 61cm五連装(酸素)魚雷
阿武隈、神通、那珂:20.3cm連装砲 61cm四連装魚雷
>>154>>155
どもです…。
[ゆっくりと手は上がっていくが夕立の長い口上に付き合う暇は初雪には無い。]
まあ、うん。そう。
[活人は待ちが基本ではあるが、機を逸すれば即ち相手の流れに呑まれるからだ。
適当な相槌を打って応えた瞬間、嵐の様な攻撃を受けた。]
……!
─ずがん。
[思わず高角砲を夕立のいた場所に撃ち込む。反動に逆らわず、初雪は大きく後ろへと跳躍した。]
せっ!
[散弾銃の様に唸り飛んでくる小石はわずかに稼いだ距離で、刀で以って迎撃する。刀から硬く弾ける音が続いて鳴り響く。]
[しかし動きを最小限に留めても、脇腹や髪を容赦無く抉った。]
っつ…!
[砂煙はどうしようもない。とりあえず近くの壁を背負うように後退しようとする。]
>>146 >>147 >>158
っぅ・・・ぐ・・・ん。
[どんな言葉を吐き出せばいいのか。自分が何をしたいのか。
頭を撫でられても、ぐちゃぐちゃになった心は嗚咽以外のモノを吐き出せない。ただ、少なくとも、最後の一線として・・・翔鶴だけは。苦しんでほしくなかったから]
せやな・・・ありがと。
[悲しく笑った後、そっと離れて艦載機を、そして浮遊要塞を操る。
牙をむく3つの球体は、三頭犬(ケルベロス)にも似ていて。]
―――来いや。
[島風たちが突っ切ってくるのを、迎え撃つ構えをとる。周辺海域の防空網を縮小して、攻めてくる空母機動部隊を迎え撃つ構え]
>>165
……まさか、訓練所で訓練した後に実践で戦うとは思わかったの…。……早く降伏とかできないの…?遠目から見てたけど、翔鶴さんと話している時の龍驤さんはいつもみたいでどうしても敵に見えない…。
[まだ、島風はすでに死すべき人の概念を知らない。いや、知ったとしても理解はできるが納得はできないだろう。そのためか、他に突っ切った駆逐艦よりもスピードはいつもよりも遅くなってしまう]
……早く戦わないとダメですか…?
[そう、困った顔で言うだろう…。]
[深海駆逐艦隊を挟撃せんとする霧島艦隊(>>160,>>161)に対し、駆逐艦隊は2機ずつの隊列を取り、それぞれの艦に向けて突撃を断行しようとする。
そのまま何もしなければ―正面衝突は免れない。
―だが、問題はそんな事ではない。]
『霧島。貴方達が連れて来た艦娘は―こんな修羅場を経験した事はあるのかしらね?もしそうでなければ…
…彼女達は、ここで"私"と同じ道を辿る事になるわよ?』
[―接近し、駆逐艦の甲板の上を良く見ればあるものが置かれている事がわかるだろう。
―――シートに隠された、大量の弾薬と火薬が。
そう、この駆逐艦隊は―"艦自体が爆弾"なのだ。
攻撃すれば、その場で戦艦の砲撃にも引けを取らない…否、下手をすればそれ以上の爆発が発生する。
さらに漏れ出た燃料が海に引火し、周囲を火の海にする。
もし攻撃機や爆撃機があの艦隊に攻撃をしていたら―その爆風と火によって悉く飛行艦隊を破壊していっただろう。これが、ヴァジュラの取った"対空手段"であった。仲間を仲間と思わない、卑劣な犠牲を用いた兵器。]
『―この娘達も艦娘のなれの果て。そんな艦娘を爆破させる器量、貴方にはあっても…周りの子は、どうかしらね?』
>>158>>165
(今まで沈めてきた船も、あんな風に心を持っていたのかしらね?)
[今更の思いに内心で苦笑い。あるいは持っていたのなら、目の前の彼女らは艦むすの姿をした深海棲艦なのだろう]
(呼びかけに応じないなら沈めればいい)
(…なら、要は何かしらの形で呼びかけに応じさせればいいのでしょう?)
(悪いけど、例え実験動物扱いになったとしても、生きてもらうわ)
(同法殺しは後味が悪いもの。偽善だとしてもね)
[内心で腹を決める。敵の艦載機が固まり、防御の姿勢を取った]
こちとら最強の駆逐艦と最強の機動部隊よ。
正面からやらせてもらえるなら、撃ち負けはしないわ。
[慢心ではない、力ある故の余裕、そして自信。
それを心に、敵中央、翔鶴の真正面目掛けて紫電改二を放つ。奇策は打てるだけ打った。後はやることをやるだけだ]
>>160>>161
[霧島艦隊が二手に分かれたのを確認し、こちらも動く。別れた方の右側、霧島がいる方を狙って]
左舷に敵艦……艦爆隊、出番だクマー!相手はほとんど軽巡、恐れる必要なんてないクマ!!
[自分がその軽巡であるはずなのだがそんな事は知った事かと言わんばかりに、空母に艦爆機を発進させる。球磨の特殊爆弾は使わない]
さあ、沈んで砕けて……みんなみんな、堕ちてしまえばいいんだクマ!!
[球磨の基本的な思考プロセスであり、その癖一番大好きな姉妹艦にだけはむけられない深海棲艦としての本能を解き放つように、全力で爆撃にかかる。主に軽巡の川内や那珂を狙って飛んでくるだろう]
>>163、>>164
[これで決めれるとは思っていない。当たり前のように後退、その時に砲撃していた。蹴り上げた姿勢のトワイライトは身を捻り、直撃を避ける。しかし、装甲に大きく掠め、先ほどの足の負傷もある。痛みこそそれほどでもないが、動きに影響が出そうだ。
【小破】といったところだろう。]
『……ソコ。』
[体勢を立て直すと、砂塵の果てに「12.7cm連装砲B型改二」を向ける。戦場の基本は情報。中庭の状態は把握している。
刀とつぶてのぶつかる音。砂塵のためにこちらには来れない。ならば後退。壁の付近だろう、とトワイライトは読んだ。]
───ズドォンッ!
[砲撃。予想がずれた。だが、このまま当たれば、初雪は直撃ではなくとも大打撃を受けてしまうだろう。]
>>166>>168
[島風はどうやら迷っているように思えた。…それならば、龍驤に任せて大丈夫だろうか。
そして、加賀は真正面からの紫電改二を放ってくる。
――やはり正攻法で来るほうが、彼女らしい。]
『どうやら、慢心している訳では無いようですね?』
[ノイズ交じりの声でくすりと嗤う。そんなことは分かっている。彼女達は栄光の機動部隊。
…五航戦の翔鶴が、憧れていたのだから]
『…今度は沈める気で来てくださいね?』
[周囲を旋回させていた艦載機が紫電改二を迎撃する。
…その威力は先ほど鎮守府付近でぶつかり合った時よりも上がっているように感じられるかもしれない]
>>166 >>168
『―――ようこそ、やな。抵抗は無意味や。皆沈んでもらうで。』
[到着したのに気づいたのか。かつての“龍驤”のコードで、無線通信が飛んでくる。一瞬、翔鶴に見せた揺らぎは、飲み下して・・・
冷酷な深海棲艦の声に、聞こえる。]
『あー。最後に、一言だけ。言っておきたい事があってん』
[蝗のごとく艦載機が空を舞い、水面にて唸る浮遊要塞は狗のよう]
『実はな。ウチのこの関西弁、キャラづくりで始めたんよ』
『・・・しらんかったやろ』
[横須賀で生まれたこと。ずっと佐世保に配属されていたこと。それを隠したこともない。だから―――]
[皆、言われなかっただけでとうに知っていただろう]
・・・はじめよか。プラマーダ。
[言葉とともに、無数の艦載機が、雨のように魚雷を降らす]
>>167>>169
[彼女たちも伊達ではない。座学はバッチリと叩きこんである。その内に鎮守府を背負ってもらわなければならないのだ。危機回避の術はある程度は織り込み済みだ。"妙な動きをする敵機、敵艦には気をつけろ"というのも、かつての"神風特攻を敢行した海軍"のことも、学ばせている。
接近を躊躇わない様子に、疑わないわけがない。そしてそこまで近づかせるのは、愚の骨頂ってものだ。
可及的速やかに、魚雷発射管、主砲発射の用意を済ませている。]
分かっているわね?あなた達。
「いっぱい那珂ちゃんのスコアにしちゃうんだから!」
「夜戦用の…装備がぁ〜!」
「試し打ちですね!どでかい花火をあげてあげます!」
「どこかの夜戦バカには負けないんだから!」
「当たってください!」
[私は見ているだけだ。彼女たちの無鉄砲さ、真っ直ぐさはよく知っている。彼女たちが今後歩むべき道には、同じく軽巡のフラッグシップ級や戦艦フラッグシップ級を何隻も相手にしないといけない。そのために、この鎮守府の防衛戦は必ず勝利しなければいけない。彼女たちの度胸が試される。敵艦右舷前方、左舷前方。それぞれに別れ、敵艦の分断を図り、クロスファイアの如く、彼女らの主砲、魚雷が斉射の構え。演習では互いに打ち合わせ、互いの息も合っている。味方への誤射はまずない。片方の射線から外れても、もう片方の射線に入れば当たるであろう砲撃、雷撃だ。]
…ちっ!那珂、川内、回避!
「えっ、きゃあっ」
「ひゃぁっ!」
[彼女たちを狙った砲撃(>>169)に、すぐに指示を出し、狙われていない私が駆逐艦を迎撃する。]
主砲九門、斉射!!
[ここまでの接近戦なら狙いはある程度でも当たる。しかし、あたったところで、既に近くにまでの接近を許し、波を立てるだろう。それによって体勢を崩した川内と那珂に、砲撃が当たる。]
「夜戦まで…大破するわけには行かないんだよぉ!」
「なんで那珂ちゃんに〜!」
[敵の砲撃により、那珂【小破】しかし、川内はなんとか切り抜けたようだ。砲撃の来ていない夕張隊は駆逐艦達を切り抜け、艦隊から距離を取ったことだろう。]
>>170
[ヒヤリ、と悪寒がする。戦場に長けた夕立がしてきそうなことと、この状況の糸が依り合わさって、一つの線になる。
初雪は本能を信じてその場に伏せた。]
───ズドォンッ!
[果たして、先ほどまで初雪がいた場所近くの壁には、大きな穴が穿たれていた。]
[声にならない悲鳴を上げて、初雪は衝撃波に揉まれ、吹き飛ばされる。]
(読まれてる…この状況は、まずい…)
[けほっと小さな咳をして呼吸を整え、身の確認をする。]
[全身が擦り傷だらけで、セーラー服の腹部からは血が滲み始めていた。【小破】までいっている事を確認する。]
どうする…?
[ひとまず中庭の木陰で砂煙が収まるのを慎重に待つ。]
>>171>>172
いつ私が慢心したかしら?
貴女こそ、図に乗って慢心してるのではなくて?
[にやりと、同じ様に薄く笑い、無愛想に答える。
売り言葉に買い言葉。ある意味で対等に認めた証であった。以前の五航戦相手なら、鼻で笑って終わりだったから]
さぁ?
何故裏切ったか、どうしてこうなったのか、貴女は深海棲艦なのか。
貴女の口にも体にも、聞く事があるわ。
悪いけど、望み通りにはできないかもね。
[敵艦載機の攻撃能力が上がっている気がするという事実に、小さく舌打ちする。加賀の艦載機と装備は一部を除けば前と同じだ。紫電改二、流星、そして副砲。唯一、爆撃機だけ零式艦戦62型に変えていたけれど。艦爆を海面近くで飛ばし、その先を飛ぶように紫電が飛んでいる。少し後ろに流星という陣形だった。
多少押され気味になりながらも、撃墜されない様に紫電は戦っている様子]
>>172
……どうしても無理なの…。
[その発言で、私自身はいやがおうでも理解する。この戦いの現実を…。]
……今になって、そんな誰でも知っているようなネタバレ言葉をかけるんですか?……そんなまるで冷たい言葉で倒されるのを期待するなんて……。
[そう言いつつも、島風にも一粒の雨が頬を流れる…]
…龍驤さん…アナタってひとは…サイゴまで…めいわくを…かけけるなんて………!!!
[それは素直に思いを言って置かなかい龍驤さんへの非難か、それととももう戦わないといけなくて、龍驤さんを倒してしまわないといけない悲しみをまぎわらすものなのか…。早く頭の中を無理矢理にも切り替えようとする私には分からなかった。]
[そういうしまかぜは無言になりつつも、魚雷を回避するように動くだろう]
>>172
あら、そう。
いいのよ、素の口調で喋ってくれて。
[飛んでくる無数の雷撃。
それらを強引に体をねじって回避運動する事でかわす。
ぎりぎりを貫いた雷撃に内心で冷やせを流しながら、龍驤の方を向いて]
私に、構っている暇があって?
[ちらりと、島風と赤城の方を向いただろうか]
>>126>>138
[何度も、何度聞いても飽き足りることなく、私の心に幸せをもたらしてくれるお姉ちゃんの大好きに、私も何度だって頷いて、与えてくれた以上に幸せを返したくって…]
ありがと、なのです。
はう…。
[きついくらい、それでもそれが心地いい程の抱擁で声が漏れて、とろんと瞳がとろけて…もう一度それに応えるように口付けを交わそうと…。
けれどそれは多摩さんの声で遮られて、まだ成さねばならないことを思い出す。]
…暁お姉ちゃんも、助けないといけないのです。雷お姉ちゃんも…手伝ってくれる、ですか?
[本当に私達姉妹が幸せを掴むために、成さねばならない。抱きしめあうお姉ちゃんにそう問う]
>>176
[外した。そう直感が告げる。だが回避したとして吹き飛ばされたはずだ。そこまでは読めた。爆音の残響で初雪の咳が聞こえていなかったのが、トワイライトには不運だっただろう。]
(………ドコダ?)
[飛ばされる位置までは予測できない。しかし……]
(……コレハ、"血"ノ臭イ?)
[かすかに香る、戦場で夕立が嗅ぎなれた臭い。その感覚はトワイライトにも引き継がれていた。匂いのする方にあったもの。]
(アノ木陰、カ……)
[砂塵の中でも覚えているその方角。そちらに向け、12.7cm連装砲B型改二、10sm連装高角砲の両方を向ける。その木ごとと吹き飛ばし、とどめを刺す。]
『チェックメイト……』
[砲撃のトリガーに手をかけた……]
>>178
さあ、どしてやろな。
まあ、もうすっかり慣れて、これが素ぅになってもたんは確かや。
[島風の慟哭に。うちもまた悲しそうな笑みを浮かべて。
ただ、それ以上答えることなく攻撃を行う]
うちは、手数多いさかいな。島風。どこまで耐えれる?!
[浮遊要塞のうち一つが、島風に向かって8インチ三連砲で攻撃する。そればかりではない。島風は気付くだろう。かつての演習の時のように。艦載機の魚雷投下が、明らかに一つの筋道を作っていることを。あからさまな罠に見える。島風自身はどう動くだろうか]
>>179
[こえに、にぃと、しかし目じりに悲しさを含んだ笑みを返して。
加賀に直接攻撃はしない。翔鶴の邪魔にならない程度に、艦上戦闘機を周りに飛ばすにとどめている。]
― 09:32 港から少し離れた海岸 ―
[出港準備に追われる港に向かえば、誰かに見咎められるかもしれない。
そう考えて、少し離れた砂浜にやってきた。
海にさえ面していれば、どこからでも進水できるのは艦娘の利点だ]
ここから迂回して後方を突けば、本隊の陽動にはなるかしらね。
[本格的な戦闘に備えて、出来る限りの準備は整えてきた。
弾薬と燃料は、本隊への補給の手伝いをするふりをして拝借してきた。
それに加えて、寮の自室で眠っていた接近戦用の武器――特殊加工がされた薙刀を持ち出してきていた]
まさか、こんなものに頼る日が来るなんてね。
[艦娘の基本武装は火砲や魚雷などの遠距離武器だ。
訓練で使っていたときは、離れた敵に対して無力なそれを扱う必要性に疑問を持ったりもした。
だが、実際に戦場に向かう今、柄を握った拳をしっかりと受け止めてくれる鋼の感触を、とても力強く感じた]、
[ 幸せそうな声を漏らす電>>180と、蕩ける瞳で見つめ合って。
そこへ、多摩の声>>126が飛んできた、顔を上げ彼女を、撤退する初雪を、暁…レギオンを見て、そして電と、響を見る。
まだ、この戦いは終わっていない ]
…うん、みんなで一緒にって、約束だものね。
もちろん、私だって、暁お姉を助けたい。
[ 電の問いには、力強く頷いて答えた ]
独りになんて、絶対にさせない。
[ レギオン>>133の方へ向く、四人ともにこりと微笑んでいた ]
暁お姉……お姉も一緒に帰ろうよ。
…大丈夫、電も私も、響お姉も…待ってるから。
>>157
<流石は姉妹ね…と言いたいけれど。>
[加古とは対照的な、静かな物言い。]
<あの手紙は確かに"私"が書いたもの、けれどこれも私の想い。>
<加古は本当に私を知っているの?>
[静かに…それでもわざと、彼女を煽る様な物言い。]
<私が古鷹の中にいるの…だから私が古鷹だよ?>
(ふーん…意外と冷静ね。見通しが甘かったかしら?)
[単純に突っ込んで行く艦隊爆弾を目の当たりにしながらも、霧島が率いる艦隊は見事な意思疎通でヴァジュラが用意した駆逐艦隊に攻撃をしかける。その結果―
―大きな水飛沫が上がる。駆逐艦隊と霧島自身の攻撃で2機1組で突っ込んでいた艦隊の片方に被弾し、それぞれ大きな爆発と共に、爆風と火のカーテンが敷かれる。残りの駆逐艦はおおよそ10機。]
『それなら、こうしましょうか?』
[だが駆逐艦隊は尚も怯まず真っ直ぐ突撃していく。間近で大爆発を起こせば、それだけで戦況は傾く。]
『―それに、この艦隊に恐怖もなければ感情もないの。その異質な環境に、いつまで心が耐えられるかしら?』
[さらに残っていた4機の駆逐艦隊は、別働隊として単縦陣になり、この海域から抜け出そうとする。
―そう、鎮守府を爆破する為の特攻隊として。そこに加え]
『さて、私も行くわよ。主砲五門、斉射!!』
[ヴァジュラ自身の遠距離砲撃も発射される。
それは霧島へ向けての砲撃。じっくり霧島の動向を伺っていたヴァジュラには狙いを定める時間があった。よって、その命中精度は上昇する―!]
[今日は前哨戦になるのかと思えば、霧島は並み居る敵艦を沈めながらどんどんと進んでいく。
それに追従しようとも思ったが、流石に一日でどうにか出来る量の敵とは思えない。
駆逐艦には劣るが、早さが売りの軽巡洋艦ゆえに、余計な物を積んで来なかった。
もし長丁場になるようなら、途中で燃料や弾薬が尽きてしまうかもしれない。]
・・・速さを維持するために、燃料を満タンまで入れてこなかったのが裏目に出たにゃ。
一度補給に戻って、2日3日くらいなら持つようにして・・・
後は、球磨の艦隊の内訳もわかったから、部隊を一度再編成・・・そうしたら、またすぐ出撃だにゃ。
[早く球磨に会いたい気持ちはあったが、必ず連れ戻す為には万全の準備が必要だ。
そう、はやる気持ちを抑えると一旦鎮守府へと戻っていく。]
―鎮守府―
[帰投するなり補給を妖精に頼み、さらに部隊の再編成を行う。
今回連れて行くのは軽巡洋艦が3隻に駆逐艦が2隻。
彼女たちは・・・かつて自分が遠征隊の隊長だった時に率いていた遠征隊のメンバーだった。]
・・・今、何が起きているかは知っていると思うにゃ。
命懸けの戦いになるけど・・・多摩に、力を貸して欲しいにゃ。
「ったく、待たせやがって・・・遅ぇんだよ。だが、そう来なくっちゃな。抜錨だ!」
「あらあら、張り切っちゃって・・・私も負けていられないわね。さあ、死にたい船はどこかしら〜」
「私に呼び出しがかかるなんて・・・え!?出撃!?ご、ご迷惑をおかけしないよう、頑張ります!」
「なになに、出撃!?待ぁってましたぁー!よーっし、張り切って行きまっしょーう!」
「・・・いつでも出撃可能だ。それに、痛いのは、悪くない。」
[突然の頼みにも関わらず、彼女たちは快く承諾してくれた。改めて、自分は仲間に恵まれていると心から思う。]
・・・皆、ありがとうにゃ。
てーとくの指令は大きく二つ。深海棲艦を倒して海域の安全を確保。でも・・・今までこの鎮守府にいたスパイ・・・「裏切り者」は、可能な限り生け捕りにするにゃ。
そして・・・必ず生きて帰る事。
それと、多摩からも一つだけ・・・
――佐々穂鎮守府に再び、おこたの温もりと球磨の笑顔を!
・・・元、佐々穂鎮守府遠征隊二番隊、「キャッツクレイドル」、出撃にゃ!
[かつてのように仲間達へと声を張り上げ、再び大海原へと漕ぎ出した。
愛しき姉妹を、取り戻す為に。]
>>173>>174>>175
[空母部隊による艦爆を上手く躱していく軽巡たちに、深海棲艦達が苛立ちを見せる。こちらの技術的に予想の範疇だったので球磨は平然としていたが]
……とはいえ、足並みくらいは乱せたかクマー?
[にやりと、気味の悪い笑みを浮かべる。次に発射するのは正真正銘自分の武器。それを積んだ戦闘機を発進させつつ霧島を挑発する]
ほらほら霧島ちゅわ〜ん、お仲間に頼るなりして早く球磨を沈めないと大事な仲間が沈んじゃうクマ?
[砲撃や爆撃によって波は揺れ、多少なりとも不安定になっているだろう。そこに――]
爆弾投下クマー!!
[超弩級の“爆風”が吹き荒れる。破片が全く飛ばない事で破壊力や殺傷力に関してはなんら大したことはないが、下手にバランスを崩せば転覆しかねない程の力が、霧島の率いる艦隊を襲う。あるいは多少金剛の駆逐艦も巻き込む勢いで]
―戦闘海域―
全体、全速前進にゃ!余計な消耗は避けるにゃ!
重巡、戦艦、空母は多摩達じゃ分が悪いから、他の連中に任せて振り切るにゃ!スピードならこっちが上にゃ!
撒く時は前後からの挟み撃ちにならないように考えるにゃ!いざと言う時は思い切って敵艦の真横を突っ切る事も、各員一旦散り散りに別れる事も視野に入れるにゃ!臨機応変に動くにゃ!
駆逐、軽巡洋艦は、補足されたら一旦引くにゃ!足の遅い艦に足並みを揃えているようならこれも撒くにゃ!足の速い艦だけで追撃してきたら、艦隊と離れた所を狙って各個撃破するにゃ!
多摩達の狙いはあくまで敵の旗艦でもある球磨にゃ!球磨さえどうにかすれば多摩達の勝ちにゃ!だからとにかく突き進むにゃ!
[号令を飛ばしながら、まっすぐに、時にはジグザクに、あるいは後退しながらも、前線基地へと進軍する。
道中で誰かに会うだろうか。それとも、そのまま本命へと辿り着けるのだろうか。]
>>177 >>179
[加賀さんも攻撃を避けることと戦闘機を発進させる。その態度は冷静でどこまでも加賀さんだった。なので、目が会った時にわかるだろう。>>178で目があった時にどうして、そんなにいつも加賀さんらしくペースを守れるのかと]
>>148 山城
・・・くくっ!!
[山城に魚雷が命中したことを確認し、愉悦に顔を歪ませながら、喉の奥で嗤う。]
戦艦って言っても、この程度ですか?
くくくっ・・・この程度なら、お仲間にするより・・・私の愛玩人形にでもした方がいいですかぁ?
[既に、勝ち誇った表情。
相手の左の照準はどうやら狂っているようで・・・主砲一つで今の私に勝とうなど、無理な話だ・・・だから、嗤う。]
・・・はぁ?
青葉に聞こえるわけ無いでしょう?
・・・いいわ・・・冥土の土産よ。
このボディはね。ちゃんと青葉のものよ。撃沈した青葉をね・・・バラして組みなおしたのよ。
・・・その際、私が組み込まれたの。青葉を支配するものとしてね!私の命令一つで、青葉の記憶なんて改ざんできるし・・・こうやって、乗っ取ることも出来るのよ!
・・・だ・か・ら!貴方の声なんて・・・届きはしないわよ!!
[全砲門を山城に向けて・・・一斉に放つ!!
放たれた、砲弾、魚雷が山城を襲・・・わなかった。
全て、大きくそれたのだ。]
・・・なっ!?ばかなっ!?・・・まさか、青葉っ!?
[ユグドラシルの驚愕の声が山城には聞こえただろうか。]
>>181>>182
……夕立、っ?
[冷たい声とは明らかに異なる、あの柔らかい声が聞こえてくる。
その声の方向に急いで目を向けると、あの夕立が膝を突き、頭を抱えていた。]
う、うんっ!
[とにかく今は抑え込むことが先決。初雪は思いっきり駆け出して、夕立のところまで奔っていく。]
負けないで、夕立!
[声を大きく張って、初雪は夕立をその身体を投げ打って抑え込もうとする。]
>>185
く…。
[歯噛みする。…抑えても、押さえても…主砲が震える。]
……知らないよ……わからないよ……。
[いつしか、涙があふれ始めてた。]
古鷹がなんで沈んじゃったのかも、どんな気持ちでお前と一緒だったのかもわからない。
だけど……!
[溢れる涙も拭わない]
お前は古鷹だけど…古鷹じゃない!
古鷹の中から出てけよぉ!!
>>183
[>>192の返事を返す前に爆撃機の魚雷の攻撃が目に映る]
[これは演習の時と同じ?と早めにわたしはすぐに気がついた。3つあった浮遊要塞の一つが、私に向けられていることがわかる。
あからさまな罠だけども、しまかぜはあえて乗ることにする。だが、もちろんただでというわけではない。爆撃機が飛び立って
すぐに、それこそ龍驤の想定外の早さでしまかぜは動く。]
…っ、61cm4連装(酸素)魚雷ちゃん行くよ。
[そう妖精に頼み。私を撃とうとした8cm連装砲が動く前に魚雷をぶつける。そして、連装砲ちゃんも本命の奇襲の方に銃を向け対応をした。ただ、わすがな躊躇はどうしてもあった]
>>177
『……そう』
[つまり加賀は、自分を沈める気は無いと?
沈めないで止めることが出来ると思っているということなのか。
それが甘さなのだとしたら、まったく嫌になる。
…何が嫌なのかも分からないけれど]
『あなた方も一度沈めば、纏めてその疑問の答えが分かると思いますよ?』
[底冷えさせるような、暗くて冷たい海の底を思わせるような、そんな冷え切った声で呟く]
[こちらが多少優勢のようだが、やはりそう簡単に紫電は落とさせてくれないらしい]
『攻撃…始め!!』
[続けて水平ギリギリから接近をしかける艦攻から、加賀の足元を狙って魚雷が放たれる]
[ …はっ、と顔を上げた。鎮守府の方で再び幾度かの爆発(>>135)が起きたらしい。小規模な爆発を起点にして徐々に大きくなる破壊。そして同時に感じる一つの気配。それは―― ]
"お仲間"ですね。さて、囚われのお姫様をお迎えに上がらなければいけませんか。
……まあ…お姫様…というよりは戦乙女とか、そっちの方が似合っているといえなくもないんですけどねぇ。
[ なんて、笑みを浮かべながら嘆息する。 ]
…丁度、潜り込み易くするように派手な花火も上げてくださっているようですし。
[ 音もなく静かに…しかし、確かな速さで鎮守府に潜入する。最初期の奇襲に比べて、幾分か敵の対応力は増しているだろう。少なくとも同じ轍を何度も踏むような連中でない事は確かなのだ。
――青みかかった瞳は何時しか血のような紅色の光を湛えていた…。 ]
>>191
[こちらに結構な速度でやってくる艦隊……それの旗艦である多摩を認め、球磨は心の底から嬉しそうな笑みを見せた。あの鎮守府で多摩に合っていた時と同じ様な表情を。
もう、深海棲艦としての己を隠す事無く多摩に向き合えるのだ。心の底にわだかまっていた苦しみはもうすぐ消えてなくなる――どちらの敗北になろうとも]
戦艦、空母はヴァジュラちゃんの援護に向かうクマー。ヴァジュラちゃんはとっても強いから、足手まといにならない様にだけするんだクマー?
[指揮を飛ばす。艦隊のほとんどはヴァジュラに背後に回っていき、彼女あるいはその後方の前線基地を守る事になるだろう。残ったのは球磨及び、数隻の軽巡深海棲艦。多摩達と似たような陣形を取り、迎え撃つ]
……魚雷発射クマ―!!
[軽巡としての本来の戦い方、魚雷の発射による先制を他の深海棲艦と同じタイミングで放つ]
加賀。
[交戦中、ずっと口を閉じていた赤城が口を開く。]
翔鶴の方と制空権の維持は任せます。今の貴方になら、この空を任せられる。
私は、龍驤の方へ。
[機は満ちた。砲の重さは、体になじんだ。進むべき道も見えた。]
一航戦、赤城……いえ。
天城型巡洋戦艦、赤城
出ます
[凛として龍驤を見据え
41cm砲を担いだ赤城が、浮遊要塞へと踏み込んだ。]
>>180、>>184
[暫し後方支援に徹していたが、抱き合い続ける雷と電の姿を確認し、周囲を警戒しつつも近寄る。]
……電。雷を、助けられたんだね?
[そう言い、雷の方を見る。
瞳に明るい光が宿っており、纏う雰囲気は最早深海棲艦のそれではない。
それは確実に、自分の知る雷だった。]
……さて、次は姉さんを助ける番かな?
>>186>>190
「やりましたよ霧島さん!新兵装、バッチシです!」
[夕張隊から連絡が入る。]
馬鹿…!全部撃沈してないのなら気を抜かない!
「ええ分かってますって…ええ!?」
「霧島さん、敵艦、怯みません…!」
「このまま負けるなんてイヤなんだけど!」
[夕張の油断を諌めると、すぐに神通からの連絡が入る。阿武隈の言葉を聞く限り、押されているようだ。普通の駆逐艦にはない動き。教えていたとしても、油断は仕方ない。だが、気迫十分。実践は経験になる。私はこの状況でなお、彼女たちの気持ちを後押しする。勝つ。そして、敵を沈める。]
すぐに体勢を立て直しなさい!神通、駆逐艦はあなたが、一番訓練で冷静になれてたのは貴方!落ち着いて対処すれば問題ないわ!阿武隈、敵航空隊を撃ち落とす!夕張!せっかくの新兵装を活かす機会よ!長距離射撃!砲撃の仕方は教えたでしょ!?急ぎ、正確に撃ちなさい!
爆撃、砲弾により安定が難しい場合は隔壁を開き海水を船体に注入しなさい!ある程度の揺れには対応できる!
川内、那珂!夜戦がどうのアイドルがどうの言ってたら、ぶっ飛ばすわよ!全砲門開けて、対空に専念しなさい!揺れに対しては同様に!
[一瞬で指示を出し、迎撃。そして夕張は球磨に向かい、集中し、狙いを定める。彼女は私よりも要領がいい。すぐに狙いを済ませ、球磨率いる艦隊へと20.3cm(3号)連装砲 20.3cm連装砲での砲撃を開始する。彼女も多く兵装を乗せたがり、結果重くなってしまったりと、私と性質が似通っているのだ。球磨は、夕張の砲撃により、私の超長距離砲撃を思い起こすだろう。それくらい正確な砲撃が、球磨と、球磨率いる艦隊へと襲いかかる。]
[しかし、それで動き回った隙は、確実に狙いを定めるには十分だった。そしてそれを見逃すほど、金剛も甘くない。]
ぐ…ッ!!!
[霧島の周辺へと5つの砲弾が落ちる。直前に舵をぶん回し、なんとか直撃を避けた。確実に落としに来ている攻撃。爆風が身を包み、少なくないダメージを与える。]
…私は、貴方を超えなきゃね…金剛型一番艦、金剛!!
「霧島さん!大丈夫ですか!?」
ええ、対空は任せたわ。私もメインディッシュを、頂かなきゃね。
迷わない!迷いは敗北への第一歩!だから私は、貴方を超える!!!
[叫び、主砲の轟音が響く。9門の斉射は例え正確じゃないとしてもその威力は甘くない。そして、46cm三連装砲。この砲弾は九一式徹甲弾である。水中に入ってもなお敵艦を目指す。金剛はバランスを取った。私は…力を選んだ!!!]
>>197
・・・っははははっ!!!!
せやな、せやなあ!!!
[浮遊要塞に魚雷がぶつかり、大きくひるむ。
だがしかし、四連装酸素魚雷をもってしても一撃で破壊するには至らず、まだ活動を続けている]
っくでえ!!!!
[16inch連装砲の火砲が、島風を狙って轟々と音を立てて放たれる。
想定外の速度で動く島風と、躊躇いもつ島風。その攻撃は互いに決定打にならなかったようだ]
>>201
―――姐さん。なんやそれ。次元界ジョークか?
[砲塔を背負った赤城に、そう言って笑う。だがしかし、一切の容赦はない。互いに、そうであるはずだ。
待機していた二つの浮遊要塞のうち2つが、8インチ三連装砲を向ける。それだけではない。一つはサラトガと赤城の間に浮かび、壁になる姿勢を向ける]
>>193
はぁ・・・はぁ・・・。
わたしはどうなってもいい・・・。
だけど、青葉さんは返してもらうわ。
[こちらの左がまともに機能しないのも含めても
戦力差がありすぎる、でも負けたくないという意思は貫きたい]
・・・。
[ユグドラシルから『冥土の土産』を聞かされる
もうすでにユグドラシルから青葉の意思は
完全に消え去ってしまったのだろうか]
(ごめん、扶桑姉さま・・・、佐々穂のみんな・・・。
私には・・・青葉さんを救う事ができませんでした。)
[ユグドラシルの全砲門からの一斉射撃
先ほどのダメージの蓄積でほぼ避ける事ができないと
悟って、撃沈される覚悟を決める]
[>>200猛然と進んでいく事しばらく・・・ようやく、目的の人物を探し当てる。
深海棲艦のような肌で身を包んだ球磨を捉えた・・・そう思った瞬間、球磨の艦隊が魚雷を放って来た。]
・・・っ!回避行動!
[短く、そして鋭く言い放つ。
咄嗟に艦隊は回避に移ろうとするが・・・やはり全弾回避とまでは行かないか。
「痛いぞ・・・だが、悪くない・・・」とか言いながら、連れていた駆逐艦の一人が小破してしまう。わざとじゃないだろうなお前。]
・・・全体、広がるにゃ!単横陣で行くにゃ!
[号令を出し、全体が横一列に並ぶ回避を重視した陣形を取る。
相手も軽巡ばかりのようだ・・・なら、大きな火力はいらない。相手の攻撃をいなしながら一隻ずつ落としていけばいい。]
球磨!力ずくで連れ戻しに来たにゃ!
・・・砲雷撃戦、用意にゃ!
[一斉に砲撃を放つ。他の艦はそれぞれの艦に、そして自分は――球磨へと。
手を抜いて勝てると思っているほど自惚れてはいない。
全力で相手をし・・・その上で、彼女を連れ戻すつもりだった。]
>>207
・・・!?
[弾はすべて、大きく逸れていった
一体何が起こったのかと当惑する
そのあとユグドラシルの驚愕の声を聞く、それは・・・]
・・・まさか、青葉さんなの?
青葉さん・・・私の声が聞こえるのですか!
[変わり果てた姿になっていても、青葉の意思が未だ消えていなかった事を示すのだろうか]
>>198
もう冷たい海の底は勘弁願いたいわ。
貴女だってそうでしょう?
深海棲艦になって冷たい海の底に引きこもるより、普通の艦むすとして温かい陸で暮らした方が、楽よ。
[それとも、深海棲艦も陸で暮らしているのかしら?なんて付け足した。…この事件で思う事がある。深海棲艦と艦むす、一体何が違うのかと。同じ人型なら分かり合ってみたい。平和を望んだあの駆逐艦ではないが、密かにそう思った]
そもそも、まだ貴女が深海棲艦だと決まった訳じゃないもの。
もし貴女がまだ翔鶴ならば、助けたい。
[甘えに近い、後輩へのおせっかいだ。
…ここで確かめる術が、無い訳じゃないから]
[水上ギリギリを飛ぶ艦載機を見ると、少しだけ苦い顔をした。同時に、殆ど思考を挟むことなく副砲を構え、自分の進行方向へ魚雷を放とうとしている艦載機だけを狙い撃ちした。接近したなら撃てばいい。
本来一航戦にのみ付けられたのが砲。それを活かせるのもまた、一航戦たる彼女であった。
今度はこっちの番と、爆装を積んだ艦爆が一気に宙を舞う。紫電改二の影に隠れるようにして飛び、翔鶴目掛けて爆撃をするだろう]
>>206
龍驤、貴方なら知っているでしょう?
[この決戦による、赤城の懸念は一つ。頑強な敵要塞に対し、こちらの火力があまりに低すぎる事だ。
航空戦を挑んでいたのでは、耐久度の面でジリ貧になりかねない……よしんば勝てたとしても、艦載機損傷によるボーキの消耗が激しい。今の余剰資源でそうなってしまっては、修復も追撃もままならない。
だから]
私は冗談が苦手です。
[赤城は砲を背負った。]
戦艦が足りてないので、戦艦として来たまで。
[砲を背負ったうえでの自らの移動速度、敵艦載機・砲の射出角度から想定される着弾時間。それらを計算し、有効な砲撃地点に移動し、足を止め]
>>203
……倒れないのかクマ?いい加減沈んじゃえばよかったのにクマー。
[超弩級の爆風を受けても、彼女たちは倒れない。それを見て、わずかに表情を顰める。霧島の指示のおかげなのだろう]
やれやれ、球磨と違って霧島ちゃんは優秀な司令官だクマー……!?
[緊急回避。頬を掠めるかと思う砲撃に球磨の装甲が衝撃で歪んでいく。よほどの超距離砲という事か]
駆逐艦、単横陣!球磨をあの砲撃から守るクマ!どれだけの犠牲が出てもいい。牽制しつつ、壁になるんだクマ―!!
[駆逐艦が並んでいき、その身を挺して砲撃の壁となる。艦娘には出来ない。無茶苦茶な防御方法だった。撃たれては鮫の様な深海棲艦が沈んでいく。金剛の援護に向かわせた戦艦群も、到底ただでは済まなかった]
>>196
<残念だけどそれはできないわね。>
[加古の言葉は古鷹…いや、ベグレイターには届かない。最後にもう一度加古に会いたいという古鷹の願いは聞き遂げられたのだから。そして、ベグレイターの望みは名前の通り、"道連れ"なのだから。]
<なんでか、どんな気持ちかは…加古もこっちに来たら、わかるんじゃないかな。>
[そうしてベグレイターは躊躇いもせず引き金を引く。だが、それは加古が避けようと思えば避けられる程度に留められてしまった。]
全砲門―――――撃て!!
[こちらを向く三連装砲を厭わず浮遊要塞へと砲撃し――――――]
―――――――
[自らに着弾するギリギリで、砲撃を躱す。]
(次)
[最有効地点への移動、そして砲撃……
戦略上はなんら難しいことはしていない。ただ、動いて、躱して、撃っているだけだ。
淡々とそれを行い、赤城は龍驤への距離を詰める。]
>>207 >>210 山城
・・・ちぃっ!!うるさいっ!!今のは偶々よ!
もう一回やれば・・・あんたなんかっ!!
[再び、全砲門を山城に向ける。
・・・が、ノイズが入り照準が定まらない・・・これは・・・]
くそっ・・・お前は私が支配してるんだっ!!大人しく・・・っ!!
[それでも、ブレる照準・・・]
ぁあっ!もうっ!!止めよ止め!
こんなに照準ブラされたら、勝てるものも勝てないわ!!
[イライラしながら、ユグドラシルが吼える。]
あんた、ちょっと待ってなさい。
今すぐ青葉を消して、あんたも消してあげるわ。
[びしっと、山城を指差した後、駆逐flagshipと共に後退しようとする・・・]
― 佐々穂鎮守府 ―
[ どうやら起こった爆発は一定以上の混乱を引き起こしてはいるようだ。緊張の糸が途切れたのだろうか。何れにせよ、"アヤナミ"にすれば好機には違いない。勝手は知っている。ずっと、この場所にいたのだから。――そして。 ]
……あら。
[ 気配が少し弱く感じられた。視線を向けると…そこには…気を失って倒れる夕立(>>209)と、それを支え、声を張り上げる初雪(>>195)の姿。 ]
(――なるほど。)
[ くすり、と笑みを浮かべる。 ]
さてさて、どうしたものでしょうか。此処にはお仲間を迎えに来たのですけれども…。
ひょっとしたら…仲間ではなくなってしまうかもしれないんですね。
……解ってますよ。ええ。解っています。
[ 誰にともなく言い…高射砲の仰角を下げ…身体を傾け…発射する。毎秒2発もの砲弾を発射する機関砲だがしかし、一発一発丁寧に初雪と夕立の周りの地面にめがけて投射する ]
――"仲間"から離れてもらえますか?
"私達"の仲間をお迎えに上がりました。今のは威嚇ですけれど、次は確実に当てますよ。いえ…"当たり"ますよ。
[ そう、冷たい声で初雪に告げた。 ]
>>203,>>205
[駆逐艦の爆弾が霧島率いる艦隊によって一機、また一機と撃墜されていく。その内、霧島艦隊の艦隊を狙った駆逐艦爆弾は全て撃墜されるだろう。
―その海上を火の壁を形成させながら。火と煙によって視界が遮られるのもまた、ヴァジュラの狙いの1つであった。さすれば、残った4機の駆逐艦爆弾が離脱するからだ。
そしてヴァジュラ自身は―]
『っつぅ!どれだけ主砲で打ちたいつもりよ!それで動きを止められたら、一瞬で水底行きよ…!』
[霧島の長門型にも匹敵する爆風と、装甲を貫通する徹甲弾に襲われる。そして霧島の放った一撃はヴァジュラの艦に的中した―はずだった。]
『――ふぅ、危なかったわね。"姫"でなかったら今ので大破よ、全く。』
[だが、ヴァジュラ自身を覆っていた陽炎の様なものがヴァジュラの甲板を徹甲弾が貫通する前に、弾けた。その結果…ヴァジュラ自身の艦にダメージはない。だが同時に纏っていた陽炎も跡形もなかった。
―それは防御手段を無くしたという意味では【小破】と言っても差し支えがない。そんな所に球磨から増援が来る。戦艦と空母が、それぞれ数機。どちらもそこそこ(エリート)の能力を兼ね備えていた。]
(…全く、準備がいい事で。)
[内心そんな事を思いながら、すぐさまヴァジュラは空母を中心とした輪形陣を敷きなおし、火の壁が覆う地獄の海へと前進する。]
『―越えられるものなら、越えて見なさい!
その前に、この艦隊で貴方と貴方の仲間を―全て水底の音を聞かせてあげるわ!』
>>206
>>201
>>216
赤城さん……。そんな姿でもあったんですか、
[お互いの攻撃が致命傷にならなかったあと、会話できる余裕があるのかそう驚きをあらわにする]
……赤城さん。やっぱり倒さないといけないの…。
[一筋の迷いはやっぱりわたしは存在しているようだ。そう言っているうちに、>>215での姿が見える。なのでわたしは、迷いつつも赤木さんの方向とは90度反転した方向で近づいて連装砲で攻撃する。]
>>208
……悪くないっていうなら、そのまま沈んじゃえばいいクマ。続いて主砲発射!クマ。
[じわじわと傷を広げて行こうとするかの様に、小破した駆逐艦を集中的に狙っていく。回避を中心した陣形相手ではあまり戦果は出ていないが……こちらは軽巡を単縦陣にして、狙いを定めて行こうとする。
球磨を含め、深海軽巡達の動きはほとんど回避を考えていない。多摩達の攻撃によって確実に沈められていくだろう。
多摩を見据えて、言い放つ]
生憎と、連れ戻されるつもりは微塵もないクマ!もう……あそこで自分の衝動を抑えているのは限界なんだクマ!
多摩ちゃんの事も、あの時言った通り沈めたくはないクマ。でも戦いを始めれば、深海棲艦としての衝動には抗えない……それだけはちゃんとわかってもらうクマ。
追撃戦に移るクマ―!!
[更にもう数発、主砲による戦闘を開始する。練度の差こそあろうが、弱点を責める事を中心とした攻撃は無傷とはいかないだろう。
>>214
……ッ!
[古鷹の姿をしたそいつは躊躇うことなく主砲の引き金を引いた。
でも、狙いが甘い。それは今のあたしでもなんとか避けられる程度で…]
…そうだね。…確かにそっちに行けばわかるかもしれない。
[紙一重で砲撃を躱したあたしは涙を拭い、再び向き直る。
……主砲は、下ろしたまま]
でも、あたしが一緒にいたいのは…あたしの大好きな姉さんは、お前じゃない…古鷹なんだよ…
― 10:13 ―
[海岸を出発してしばらく進む]
(リンド基地に直線で向かうわけにはいかない、かといって離れ過ぎたら間に合わなくなっちゃう)
[慎重に進路を考える。
今日も海は穏やかだ。
まるで、あんな戦いなんてなかったように]
(……あれが夢だったら、なんて考える訳無いでしょう)
[そんな段階はとうに過ぎ去った。
今はただ、前を見るのみ]
>>212 >>215
そらあ、姐さんはジョークいっとらんつもりやろけど。
赤城姉さん来ました!で戦艦でした!は結構なジョークやで。
海軍白書の誤植やあるまいに。
[余裕を装うが、実際のところは余裕ではない。赤城が“その可能性ある”事は理解していたが。本気で来るとは。装甲空母姫いえど、長らくアレを耐えられるとは考え難い。一撃食らうたび、あからさまに浮遊要塞がゆらぎ、きしぎ。そしてゆっくりと落ち始める]
ーーーちい!!!
[さらにみれば>>221、島風の連装砲の十字砲火。浮遊砲台は、赤城の壁にせねばならぬ。となると自然とこちらはがら空きになる。]
ーーーっぐ・・・!!!
[鋼(クローム)の空母姫としての装備に命中し、煙を吹く]
【小破】
ーーーっしゃあない。くらえやぁ!!!
[食らうのもものともせず、島風に艦上爆撃機が。
そして、赤城に艦上攻撃機が襲いかかる。
艦上爆撃機の急降下爆撃と、艦上攻撃機の魚雷。
先の戦闘で数を減らしていても、その脅威は生きている]
>>209>>218
…良かった、息はある。
[夕立の口元に手をやると規則正しい呼吸が感じられる。とりあえず医務室に移動させようとした時。]
きゃっ…!
[突然の砲撃に身を竦めさせながら、夕立の身体を庇う。砂塵が舞い、土くれが弾け飛んだ。その元へ目をやると…]
…あ、…!
[綾波が、いた。]
[しかし告げられる言葉は間違いようもなく、敵のそれだった。]
……断るって、言ったら?
[初雪は夕立を地面に横たえて、ゆっくりと立ち上がった。
手には刀、そして高角砲。息は緊張で震えていた。]
>>216
[ユグドラシルの攻撃は続くものの、すべて外れて大きな波しぶきがあがるだろう]
(そうか・・・、
まだユグドラシルは青葉さんの意思を制御し切れていないのか・・・。
なら、青葉さんの体からユグドラシルを・・・)
青葉さん・・・聞こえますか・・・。
今から私はあなたからユグドラシルだけを撃ち抜きます。
かなり乱暴な手ですが、今、思いつく事ができたのが、
これしかなくて・・・。
[その場を立ち去ろうとするユグドラシル、いや青葉に
そう声を掛ける
今、ユグドラシルを逃がせば、もう二度と戻らないと確信して]
だから、青葉さん・・・。
どこを撃てばいいか示してください・・・。
[これは賭けである]
>>211
『…!』
[副砲によって艦攻は撃ち落されてしまう。
加えて紫電改二の影に隠れるように艦爆が爆撃を放とうとしている。
戦闘機で紫電改二の動きを阻みながら、装備していた連装噴進砲で上空の艦爆を狙い打つ]
『く…っ』
[直撃は避けることが出来たが、損傷は小破といったところだろうか。…加賀の言葉に動揺しなければ、避け切ることも出来たかもしれなかった。
正規空母翔鶴はもう居ないのだと確かに伝えた筈なのに、それでも可能性を捨てていないというの?]
…そんなにお節介な方だとは思いませんでした。
[それはノイズの混じらない、まるでかつての翔鶴そのもののような声だった]
加賀さん。ありがとうございます。
[…こんなことになる前に、遠慮しないでちゃんと話しておけばよかったと心底思う]
だけど――もう、戻れないんです。
[翔鶴の身体が受けた損傷を回復させながら、徐々に変貌していく。それは姿だけならば加賀も知っているであろう空母ヲ級の姿に酷似していた。
…ただ、その性能は計り知れないが]
一緒に訓練は、出来そうにないです。『――ごめんなさい』
[その言葉と共に、威力の上がった艦載機達が一斉に攻撃を始めるだろう]
>>226>>227
[ 息を吐く。 ]
……その子は…夕立さんは、深海凄艦なんです。それは、貴女も存じている筈。
次にその子が目覚めたとき…夕立さんが、夕立さんでなければ…。深海凄艦の意識が再び夕立さんを蝕んでいたら。
貴女はおろか、他の子に致死的な脅威となる事は…理解されているのではないですか?
貴女達が守ろうとしたものを全て壊されてしまうかもしれない。
…それに。
…もしも…離れなかったら。夕立さんでないものが、夕立さんの振りをして、致死の一撃を繰り出してきたら。
どう、対処するつもりなんですか?
[ どこか、困ったように言葉を逸らしていた。 ]
>>222
[小破した駆逐艦目掛けて、主砲が放たれていく。
そして、さらに追撃戦による主砲のおかわり。
集中的に狙われた駆逐艦は、一発、二発と被弾してしまい、その薄い装甲が災いして大破してしまう。]
若葉・・・!無理はしちゃだめにゃ!ここは一旦引くにゃ!
他の艦も中破以上の損傷を受けたら下がるにゃ!自分の命が最優先にゃ!
[支持を飛ばし、さらに自分の身体を使って大破した駆逐艦を庇うように、彼女と敵との間に立ちはだかる。]
球磨・・・多摩だって、球磨に無理をさせるのは嫌にゃ。
でも、だからって離れ離れになるのも嫌にゃ!
雷は自分の中の深海棲艦に打ち勝ったにゃ!球磨だって優秀だから、きっと勝てるにゃ!
だから多摩は諦めないにゃ!絶対絶対、気を失わさせて、縛り付けて引きずってでも球磨を連れて帰るにゃ!
[大破した駆逐艦が撤退していく中、彼女の盾になりながら無事な艦と共に砲撃していく。
こちらも軽く被弾したが・・・まだ大丈夫なはずだ。]
【33/42】
>>225
(ダメージは与えている…。)
[……そう油断していたのがまずかった。そうはいっても航空機は未だに残っていたのだ。訓練の時では見られなかった爆撃機の急降下の動きは想像以上に早かった。なので、避けようとしたが少しの炎はあたってしまう。]
ヒャッ…。高角砲ちゃんと妖精ちゃん、爆撃機の対処にあたって
[そう言って、爆撃機の対策をしようとするだろう**。]
[島風【小破】]
>>224,>>225
では、悪い冗談……いえ。
悪夢を味わってもらいましょうか。
[砲の重さ、要塞の速度、交戦に必要な判断材料はすべて、さっきまでの時間で分析し終えている。
二つの目は、自分に向かう全ての射線を捕えて動く。]
……薄い。
[迂闊に踏み込んだように見えて――――――
その実、敵艦載機の発艦を確認してから対処できる位置で赤城は立ち回っている。]
三式弾、発射!!
[早い段階での三式弾の射撃。撃墜ではなく、敵艦隊を散らすことが目的。散った魚雷の海を抜ける。かすった髪が少し焼けた。]
私を落としたいのなら、今の3倍の艦載機は連れてきなさい。
[移動しつつ呟き、止まり、砲門を挙げ]
発射!!
[41cm砲を撃つ。]
>>228 山城
・・・っ、あんたっ・・・!!
[山城を睨みつける。
現状、この身体の支配権は・・・おおよそ、7:3と言ったところか・・・青葉が悉く邪魔をして・・・砲撃はもはやただの威嚇にすらなりわしない。
だから、山城の声を止める手立ては無い。]
そんなこと言った・・・てぇっ!?
[無駄・・・と言おうとした瞬間・・・右手が勝手に動く・・・それを止めようと、左手で必死に押さえ込む。]
この・・・やめろ!青葉!
あいつが何で撃つ気か知らないけど、貴方だって、唯ではすまないわよ!?
[ユグドラシルが叫ぶ。しかし、右手は止まらず・・・抑えられながらもそれども動いて・・・自分の身体の中心線の胸の下辺りを指差して・・・止まる。
同時に、ユグドラシルの顔色が一瞬、青ざめる。]
っちぃっ!!・・・狙わせなければいいのよぉっ!!
[照準を付けず、でたらめに前方・・・山城に方に向かって乱射する。
照準を付けてない分、何発かはそちらにいくかもしれない。]
>>213>>219>>220
[砲を撃った瞬間に当たる、と確信した。――が、彼女の周りを覆うゆらりとした何かが、蠢いて、砲弾を弾いた]
―――っえ?
―――「て、敵の守り方が異常です!旗艦を囲んでただ盾の様に守っています!でも、それすら三号連装砲の敵じゃありません♪
兵装実験軽巡じゃなくて、兵装"実践"軽巡に変更するべきじゃないですか!?ひゃっほぅ!!ってあっ、ちょ、敵援軍、戦艦と空母、共にエリート級、出現しましたぁ!」
…はしゃがないって何度もいったでしょ夕張!
[そして夕張からの戦況報告が入る。あちらは上手くいったようだ。よし。そしてまず、今起こった現象を整理する。金剛を先ほどまで覆っていた影は今はない。つまり、あれは防御手段だったと見るのが妥当か。
また、敵の援軍を確認する。それに、川内達は怯んでいるようだ。その様子は、私もまだ経験が浅かった頃に沖ノ鳥海域で敵の侵攻中核部隊と会敵した時の恐怖に似ていて]
「霧島さん…那珂ちゃんあれとは戦いたくないかもぉ…」
「あんなの夜戦なら一発なのに…!」
[味方艦から軽い諦めの声が漏れる。しかしここを乗り越えれば、彼女たちは成長する。だから私は不敵に微笑んだ。]
さすがに正面から超えるほど、私は甘くないですよ?
戦況分析は正確に。
あんな大きい張子の虎。あなたたちにとって最高の獲物よ。
姉さんに成長を見せてやりなさい。
夕張!敵旗艦隊からの追撃はないわね!?
各自散開!敵輪形陣から全速で距離を取れ!乙字で移動、左右に振って、敵砲撃、雷撃を避ける!
[そういうと、驚いた様子で川内と那珂が見てくる。それに目をやって、過敵艦隊から離れる。向うからは、逃げ出したように視えるだろう。高速戦艦。軽巡洋艦。その機動性はこういう場でこそ生きるのだ。]
…離れたわね!?各自回頭を始め!敵艦隊群めがけて、魚雷を発射!避けられない程の魚雷の散布で追い詰めろ!
[こちらは航空機を持っていないのだ。対空砲火に使う護衛艦も、離れてしまえば効果をなくす。大きい的だ。各自に積まれた21本の魚雷が、全方位から襲いかかり、網目状に絡まりあい、回避を難しくする]
>>180 >>184 >>202
・・・ふう、で、感動の再会は終わりましたか?
[つまらなさげに、雷と電の様子を見るのです。・・・少しだけ、いらだちが見えるかもしれません]
まったく、みんななにも理解してないのですね
・・・私達は怨霊なんですよ?
救うとか、なんとか・・・
羊の群の中に、おーかみさんは入れないでしょ?
[言い聞かせるように、かつての私の口調で喋ります]
あんまり勝手言うなら・・・食べちゃいますよ、ひつじさんたち?
[にこやかに、そう言いました]
― 10:32 ―
ドォン ドォオン
[遠くから砲声が聞こえてくる]
始まったわね……。
[遠回りしすぎた?
そう思って、進路をリンガ基地方向に少し修正する。
――その判断が運命を左右した]
>>232
[艦娘らしく、中破以上の進撃を避ける多摩に対し、球磨の率いる駆逐、軽巡達は大破しようが沈む直前だろうが、その砲弾と魚雷で攻撃し続ける。恨み辛みを吐き出すように、自分が沈むまで]
『……離れ離れになんかならないクマ。今から多摩ちゃんも鎮守府の皆も沈んで、球磨と同じ深海棲艦になるんだクマ?』
[球磨自身が魚雷や主砲を撃つたび、その姿が深海棲艦としての物になっていく。今出した声は深い不快なものになったが、すぐに戻る]
そっか。雷ちゃんは元に戻ったんだクマ?あの裏切り物は後でお仕置きだクマー。
[表情には怒りがない。堕ちていくはずの仲間が戻った事に対する寂しさと悦びが混じったような、複雑な表情だった]
…球磨には、出来ないクマ。雷ちゃんとは違って、深海棲艦になってからももう相当時間がたってるし、それに…沈む時、球磨は提督や艦娘の事を恨みながら沈んだクマ。もう心にすっかり結びついて、溶けちゃって……ほとんど同じになっちゃったんだから]
>>231
そう、だね。
夕立は、強かった…とても。
私も今痛いけど、他の子だともっと痛いと思う。
[自分の軋む身体を綾波に見せるように動く。それだけ夕立の戦闘力は並外れたものがあった。]
こんなことしてるのは、信じてるから。
[一瞬で追い詰められた時、夕立が深海棲艦に立ち向かったことが初雪の挫けかけた心に新しい灯火をくれた。]
深海棲艦に刃向かう夕立が、きっと強い子だから。
今は無理でも、いつかきっと…その可能性に、賭けるには、充分…
[そこまで言って、顔をより真剣なものにする。]
綾波だって、信じてる。信じてるから…
[そう言って静かに武器を下ろした。]
私は、守る…。
>>241
[気を失わせてでも連れていくとの言葉に、球磨の動きが止まる。多摩の砲雷が直撃し、装甲を中破レベルでぼろぼろになるが、気に留めない]
さあて……そろそろ本気で行くクマ!!『フェイ・クルーザー』の艦爆を受けて、吹き飛べクマ―!!
[本来ありえない軽巡による爆撃を放つ。それは多摩の率いる艦隊の上空へと飛んでいき、凄まじい爆風を撒き散らした。少し離れている球磨ですら風を受け、吹き飛ばない様に身構える]
>>236
わかったわ、そこを撃てばいいのね・・・。
[青葉が右手で弱点を指し示すので、
右の主砲で狙いを付ける]
ユグドラシル・・・青葉さんは返してもらいますわ・・・。
[ユグドラシルが必死になって乱射を行う]
きゃああっ・・・。
ぐあああっ・・・。
[右の主砲に命中して、使用不能になってしまう・・・]
ここまできて・・・不幸だわ・・・。
でも・・・こうなったら・・・やるしかないわ。
[もう手立ては一つしかない]
[左の主砲はまだ生きている
左側の主砲を青葉の指差す方に向ける]
・・・照準が定まらない・・・。
[あれから一度だってまともに飛んだ事がない左の主砲
自分の耐久力を考えれば、チャンスは一度だけ
威力を考えれば、これをはずせば、おそらく青葉は戻ってこないだろう
そんな考えが頭をよぎりノイズが走る]
扶桑姉さま、青葉さん、佐々穂のみんな・・・
私に力を貸して!!!てー!!!
[自然に目をつぶり、右手が左腕を支えるように構える
心静かに1発撃つ
その弾は一直線にその目標に向かって飛んでいくだろう]
暁お姉……。
[ レギオンが、僅かにいらだちの表情を滲ませる>>240。
暁に取り憑いている怨霊は……憎悪だ。
だけど、ゆっくりと首を振って、その言葉を否定する ]
どんなになっても、暁お姉は変わらないわ。
それに、私達は羊じゃないし暁お姉も狼じゃない。
みんな一緒の、艦娘なんだから。
[ まっすぐに彼女を見据えて、はっきりと言う。
バンシーは、深海棲艦にもなれなかった思念の集まり。
ゆえに、完全には染まりきっていなかった。
成り立ちをほぼ同じくするレギオンもまた、望みは残っているはず。
電の手を握る、何があっても守り続けるという意志を示すように ]
>>229>>230
(小破…!?)
(…くっ……零式艦戦じゃ爆装が軽すぎる…!)
[彗星と零戦の違いに内心で歯噛みする。積んでる弾が弾なら、今ので中破まで持って行けた筈だと、そんな風に思う。連装噴進砲《ロケット》を受けた紫電改二が何機か食われた。…避けた機体は、散り散りになりながら避けてゆく。
それでもノイズの無い言葉を聞くと、無愛想な顔が少しだけ明るくなって――苦く崩れた]
翔鶴…?
…貴女、まさか…
[訓練の事を覚えていてくれた事で湧いた、翔鶴への僅かな期待。
そして――彼女が真の意味で深海棲艦になってしまったのではないかという、多少の絶望]
――馬鹿な子…!
[黒銀の体。忘れるわけもない、見慣れた敵艦の姿。
将来有望な後輩の変わり果てた姿に、加賀の目が悲しそうに細くなり――怒りに飲まれて鋭くなった]
[空を埋め尽くす敵の艦載機の群れを、上から狙う影があった。
零式艦戦62型、爆戦。爆撃を行った先ほどの艦載機だ。爆装を弱くした代わりに、この機体は多少の対空性を持っているという特徴があった。
ある意味で奇襲となるその攻撃。それで多少の隙が生まれたのなら、翔鶴のロケットを散る様にして避けていた紫電改二がその隙を狙い、落としにかかる。
合計、約六十機の艦戦による空撃だった]
…戻れないかは、提督が決める事よ。
提督に会わせる為に、貴女を鎮守府へ送るのが私の義務。
[艦載機を落としに、或いは足止めさせながら、加賀本人は翔鶴の周囲で半円を描く様に動いていた。移動の隙を補う様に、流星が雷撃の弾幕を張る。…その雷撃には大した殺意はなく、集弾性は低いものだ。代わりに、ばらけさせるような雷撃によって回避に専念させ、翔鶴をその場から大きく動かさないようにするような動きであった]
悪いわね。
あなたに比べて、艦齢が長い分、私頑固なのよ。
口先で言われた位じゃ、諦めないわ。
[丁度太陽を背にし、日の光で見えにくい位置への移動だろうか]
>>238,>>239
[残ったこちらの駆逐艦隊は一先ずこの火の海の戦線を離脱した。
いずれ鎮守府近くの護衛艦によって迎撃され海を燃やすか、鎮守府自体を燃やすか。それはまだわからない。
だが少なくともヴァジュラにはもうその事を考える気はなかった。今この瞬間は―霧島率いる艦隊しか目に見えていない。]
(離れた―成る程、そのまま反転して魚雷を撃つつもりね…)
[逃げた様に後退する霧島艦隊を見て、ヴァジュラはそう判断する。そもそも霧島のあの性格で、逃げ出そうなんてヴァジュラは露も思わなかった。だからこそヴァジュラは―]
『―行きなさい、爆雷機、爆撃機。貴方達が牽制よ。
あいつらを堕とすまで、帰って来ちゃ駄目だから。』
[そう空母に命令を出す。すぐさま飛行機とはとても言えない不気味な丸型の物体が空母の滑走路から射出される。そして相手が回頭し、魚雷が発射されたと同時に―]
『主砲、一斉発射―撃てっ―――!!』
[残った戦艦と、金剛自身の巨砲が火を噴く。艦を狙う必要はない。相手の狙いが読めるのなら、何処で撃てばいいのかは―予測射撃をすればいいだけの事だった。そのまま魚雷を発射した直後の霧島艦隊達に爆撃と爆雷と砲弾の3重の雨が降り注ぐ。]
『さあ、これで――くぁ…!!痛…!!』
[だが同時に、回避ではなく攻撃に全精力を傾けた分、魚雷の回避は不可能であった。ヴァジュラを守る様に配置されていた戦艦はその大量の魚雷の直撃を受け、機体が横に傾く。所謂【中破】状態だ。一部の砲台も使用不可になった。そして当のヴァジュラ本人も―まだ中破こそなっていないものの、その損害は決して安くはない。対空砲の一部がひしゃげている。]
(まだ――まだ、こんなもんじゃないでしょう…?!
貴方の力は、そんなものじゃ―ないでしょう?!)
[それでもヴァジュラの顔は、まるで愉悦を楽しむが如く、歪んだ笑顔を作り出していた]**
>>233 >>234 >>235
ーーっちぃ。えげつないで赤城姉さん!!!
[浮遊要塞を盾にしながら回頭。島風が爆撃機への対処をしている間に、16inch連装砲を赤城へと向ける。装甲空母姫言えど、二人を相手取り続けるのはきつい。ならば、火砲の強力な赤城からという判断は自然なものだった]
―――これでも、くらいや!
[その言葉とともに、赤城に16インチ連装砲が。そして残り2つとなった浮遊要塞の8インチ連装砲が向けられ、矢継ぎ早に砲雷撃が放たれる。その間にも、赤城の砲撃を受けて浮遊要塞は煙を吹いてゆく]
島風も、忘れとらんから安心しぃ!
[艦上爆撃機に対処している間に、艦上攻撃機に島風を攻撃するように指示する。魚雷が降り注ぎ、島風を狙う]
>>240
…私は、怨霊なんかに全部奪われちゃうほど弱くないって…暁お姉ちゃんは、弱くないって信じてるのです。
だから…絶対に…!
[雷お姉ちゃんだって戻ってこれた。だから今は信じないといけない。信じて、手を差し伸べるしか私には出来ないから…。
そして握られた雷お姉ちゃんの手を一度私もしっかりと握り返して]
帰るのです、皆で。
暁お姉ちゃんも手繋いで…皆で。
[雷お姉ちゃんと手をほどいてから再び、私は駆ける。限界まで速度を上げて、ぐねぐねと蛇行しながら狙いを定めさせないように、四人いる暁お姉ちゃんの内の一番近い一人へと接近していく。]
>>252
(早――――――)
[回避は間に合わない。否、今から移動できるスペースで、安全圏まで逃れることはできない。ただでさえ砲を担いで移動速度は落ちているのだ。だからと言って、今は傷を負うわけにはいかない。赤城の装甲は戦艦並ではないのだからなおさら]
(ここ……!!)
[追い込まれない位置に立ち、体を揺らす。それでも、爆風と避けきれない被弾で傷を負う]
[赤城・小破]
まだ、です。
射角良し……発射!!
>>245 >>246 山城
このっ・・・このぉっ!!
[出鱈目に乱射し、あたり一面が水しぶきに覆われる。
そんななかで、山城の叫び声が・・・どうやら、命中したらしい・・・にぃっ・・・と口角を上げ・・・]
落ちろ!落ちろーーーーっ!!
[ひたすらに・・・全ての弾を撃ちつくさんばかりの勢いで撃ち続け・・・]
・・・あ
[それは、間の抜けた声だったか・・・そう、水しぶきや自分の放っている弾幕で・・・見えなかったのか・・・
「何故か、弾幕を掻い潜り、正確に私の・・・胸の下辺りを狙う」砲弾がもう、回避不能な場所までやってきていた。]
・・・あ、青葉・・・あんたっ!!
・・・ふ、ふざけないでよっ!や、やっと・・・身体をっ!!
い、嫌っ!!
[そう、叫んだ瞬間・・・着弾し、大爆発が起こる。
爆炎が・・・消えた後・・・青葉の胸の下辺りが抉れ・・・親指大の何かが・・・ぽろりとそこから落ちる。
同時に、青葉が纏っていた艤装が、黒い装甲が剥がれ落ち・・・何一つ身に付けていない青葉が・・・ふらっと倒れてゆくだろう・・・]
>>242>>243
……そう。"初雪"には余り危険な目にはあって欲しくはないのですけど。
[ そんな風にいうと…構えていた機関砲から腕を放す。自然、仰角は元に戻った。 ]
その子一人の為に、自分の命を危険に晒すと。
その子一人の為に、皆の命を危険に晒すと。
その子一人の為に、今まで皆が守ろうとして…戦っているものを壊されるかもしれない事を…許容、するんですね。
[ まったく、皆頑固ですねぇ、と苦笑しつつ ]
……"初雪"。提案があります。
…夕立さんを、私に預けては頂けませんか?
もしも、深海凄艦として覚醒したとしても、私を殺そうとはしないでしょう。"夕立さん"からしてみれば、一応、精神(いのち)の恩人とか、そういうことになるでしょうし。
夕立さんの意識が勝れば…私は彼女を安全なところまで送り届けましょう。
夕暮れの雨雫となるか、黄昏に染まるのか。
私からはどちらの呼びかけをすることもありませんが…。少なくとも、抜き身の刀を抱えたままという現状よりは安全になる筈です。
問題があるとすれば、この提案に鎮守府側のメリットが皆無なところでしょうか。
>>241>>244
・・・「オマエ」には言ってないにゃ!球磨は、そんな事望んでないにゃ!
[海の底から話すような声で、自分も鎮守府も沈めると言う球磨に牙を剥きながら吠える。
攻撃を行う度に、段々と球磨が深海棲艦に侵食されて行くのを見て次第に焦りの色が出始めるも、どうすればいいのか、どうすれば救うことが出来るのが、検討がつかない。]
球磨が無理だと思うのは勝手にゃ!でも、多摩はこの目で見たんにゃ!
助かるかもしれないなら・・・助けられるかもしれないなら、やれるだけの事はやらせろにゃ!
[そう叫んだ時、球磨が爆撃を放って来た。
それを咄嗟に躱すも、とてつもない爆風が多摩達を襲い、吹っ飛ばされてしまう。]
[ 手をほどき、駆け出す電>>253に続いて走り出す。
大丈夫、離れていても、ずっと繋がっている。
速度は追いつけるものではないけど、彼女へ向かう攻撃が来たら撃ち落とせるようにと砲を構え、他のレギオンを牽制しつつ電の動きを支援する ]
・・・にゃあっ!?
[一回転、二回転、三回転。爆風によって、身体が宙を舞う。このまま水面にぶつかれば転覆、轟沈もありえるかもしれない。
空中で無理やり体勢を整えると、大きく両足を開き、両足と左手を水面について着地する。
他の艦は・・・被害は甚大だが、幸いにも沈んだ艦はいないようだった。]
皆・・・撤退するにゃ。後は多摩に任せるにゃ。
・・・大丈夫、球磨が、守ってくれるから、心配ないにゃ。
[なんて、本人が聞いても首を傾げるだろう事を言いながら、仲間達を逃がそうとする。
そこを狙われないように、球磨を砲撃で牽制するが・・・意味があるかはわからないが、試しに深海棲艦に侵食されている部分を撃ってみよう。]
【中破】【18/42】**
>>223
<くっ…!>
[今の状態の加古を仕留めるのは容易い、だが砲撃の瞬間に狙いを"外された"。]
『本当に妹思いなんですね。』
[そんな事を狙いを逸らした本人へ向ける…主導権は完全に握っているはずなのに、ここまでの事ができるのだから。]
<それならもうやることは決まってるね、でも…加古に私が撃てる?>
>>248>>249
[訓練のことは加賀と戦っていてふと思い出したのだった。
約束を取り付けたのはつい最近のことの筈なのに、遠い過去のことのように思えてしまう]
『…提督にこんな姿で会える訳が無いでしょう?』
[加賀の口から出てきた提督という言葉に表情を歪める。
…12cm30連装噴進砲は以前改造を受けた時に、提督から与えてもらったものだ。
自覚は無いけれど深海棲艦になってもなおこの装備だけはそのままなのは、思い出を捨て去ることが出来ないことの顕れなのかもしれなかった]
『!!』
[自分の艦載機のさらに上を飛ぶ加賀の零式艦戦62型に気がつく。奇襲と気がついた頃には時既に遅く、爆装をかわそうとして隙の生まれた艦載機達は、紫電改二によって落とされていく]
『…それなら、諦めさせるまでです』
[流星の雷撃を回避しながら艦載機に指示を送る。
紫電改二が撃ち漏らした幾つかの艦載機が、上空から加賀へと急降下爆撃を試みるだろう]
『――絶望ト共ニ、沈ミナサイ』
>>255>>256
[主砲を撃つ瞬間、自分の左手を支えるように
誰かが手を差し伸べたように見えたような気がする]
・・・扶桑姉さま・・・。
[それは夢か幻か、それはだれにも分からないだろう
しかし言える事はただ一つ、自分の放った『左』は
正確に指し示した目標を撃ち貫いたようである
それは大変嬉しい事だったが、それよりもまずは]
青葉さん・・・。
しっかりしてください・・・。
私、私・・・青葉さんのおかげで・・・ううっ・・・。
[一糸纏わぬ姿となった青葉の元へ駆け寄り、
彼女の体を支えようとするだろう
感謝の言葉を伝えようとするが上手く言葉が継げない]
>>261
……。
[その言葉に、あたしは再び砲口をそいつの方に向ける…]
……わかってんでしょ…。
[しかし、主砲は、また下げられる]
あたしに、姉さんは撃てないよ……。
[あれは姉じゃない。いくらそう思っても、姉の身体を撃つなんてこと、あたしには……]
>>257
…。
[ほー…っとため息を静かにつく。こちらの"綾波"も話の通じる相手で良かったと心底思う。夕立を預けるのは、少し引っかかったが。]
…でも、それって…夕立は結局いなくなるんだよ、ね。
ほんとのほんとに、悪いコトを夕立にしない?
[綾波に敵意はないのだろう。ただ向こうも夕立を連れ帰ることが必要なことのように思えてきた。]
私の、初雪の目を見て…言える?
[じっと、綾波を見据えた。]
>>254
[こちらも、回避する余裕はあまりない。せいぜい、直撃を避けるために移動する程度のモノ。だからこそ浮遊要塞がいる。
せやけど・・・]
くっそ、きっついわ・・・!!!
[赤城の砲撃は冷静沈着で。そのまままの攻撃を許さない。]
こうなったら・・・しゃあないか・・・
[上空を飛んでいた艦上戦闘機が、くんっ、っと機種を下げる。
それと同時に2つ目の浮遊要塞がひび割れて沈みゆく]
さあて。
・・・・・・・・・ええもんやな!
自分以外に傷つくもんがおらんってのは、ええもんやなっ!!!
[上空を哨戒していた戦闘機たちに、赤城へと殺到させる。
DEATH FROM ABOVE SKY。降り注ぐ死に死せるものらのせめてもの誇りとかない。それは神風などという高尚な名乗る資格はない。ただの、自爆特攻や。]
>>258
……オマエ?誰の事だクマ?球磨は球磨で『『フェイ・クルーザー』だクマ。』
別に諦めろとは言ってないクマ?ただ多摩ちゃんがどんなに怒ったって、諦めなくたって……何も変わりはしないんだクマ!!そんな物……そんなの、おたごめかしに過ぎないクマ!
[爆撃が多摩を、周辺の駆逐艦達を吹き飛ばす。何故か奇跡的に、沈んだ艦娘は一人もいなかった。その光景に疑問を感じる]
何を考えてるのか知らないけど、そんなものは儚い希望だって教えてあげるクマ!魚雷発射クマ―!!
[何を血迷ったのか他の艦達を撤退させていき、あまつさえ自分が守ってくれるなどと言う訳の分からない事を言った。そんな多摩に現実を知らしめようと。自分は既に染まりきってしまった深海棲艦なのだと証明するように。その隙をついて魚雷をありったけ発射させていくが……何故か一発も当たらない]
>>267
…ずいぶんと多摩ちゃんは幸運艦だクマ?だったら……どうあがいても多摩ちゃんの願いはかなわないって事を教えてあ――
[にやりと、意地の悪い笑みを浮かべる。認めない。自分がわざわざ外したなどと言う可能性は決して。言い終える前に多摩の撃った砲撃が――]
なっ……球磨の力をもってしても、ここまでかクマ……?
[直撃した。大破では済まない。急所となったその一撃は球磨の機関部分を壊滅させ、運行不可能に。否、浮かぶことすら不可能になる。
よって当然、球磨の体は海水に沈んでいく。止める事も叶わず、あがきもせず。目の前で沈んでいく姿をまざまざと多摩に見せつける事になるだろう]
>>263 山城
・・・ぁ・・・んぅ・・・や、山城・・・さん?
[虚ろな目つきで声のするほうを見る。
やはり、被害は甚大であり・・・今すぐどうこうということはないだろうが・・・危ない状態には違いない。]
あ・・・ははは・・・青葉・・・深海棲艦・・・だったんですねぇ・・・
・・・今・・・全部・・・思い出しまし・・・うっ!!
[吐き気を必死に抑える。
・・・自分がばらばらにされていくところを思い出しのだ、無理もないだろう。]
あはは・・・ご迷惑・・・かけちゃいましたね・・・面目・・・ないです・・・
[いつもの・・・けれど、とても弱弱しい笑顔を山城さんに向ける。]
>>253 >>259
っ!・・・いいわ、あなた達を沈めれば私のこともわかるはずよ!
[向かってくる妹たちに対して容赦なく銃口を一斉に向ける。理解できない、なんでわらえるの?何で信じれるの?なぜなぜなぜ・・・!]
私たちが死んだという事実は変わらないわ!私もいずれ感情すらない化け物になるのよ!?なんで・・・
[笑顔は消えて、怒りと戸惑いが浮かんだ顔で]
なんで、いつもみたいにできるのよぅ!
――延長戦<<フェイク・ルーザー>>――
[時刻0034。深海棲艦の旗艦として動いていた球磨は軽巡多摩の砲撃によって敗北した。球磨の体は深く深く沈んでいく。かつて沈んだときの同じように、抵抗する気力すらなく無気力に。これで海上の戦いには終止符が打たれる……
はず、だった]
――『な〜んて、事にはならないんだクマ?』
[深い不快な、海底からの声を響かせる。沈んだはずの球磨の体は――応急修理女神の効果によって本人の意思と関係なく、その姿を海上に再び現していた。
その姿は完全に、深海棲艦の物となり球磨だった時の面影は全くない。特殊な爆薬もすべてなくなっている。あれは球磨の本当の性質を隠すための偽装に過ぎない。
一度完全に沈み、敗北を偽装して慢心や悲しみを与え……その隙をついて沈める事こそ球磨の、『フェイク・ルーザー』の最も得意とする戦術だった]
『さて……今多摩ちゃんは球磨が沈むところ、ちゃんと見たと思うけど』『もう一度、球磨を撃てるかクマ?沈められるクマ?』『言っとくけど次はない……もう一度沈めば、球磨は本当に海の底だクマ』
[女神の力によって強化された主砲と魚雷が……ぎしぎしと、多摩へと向けられる]
>>266
(……!!)
[急にバランスを崩した戦闘機から察する。やると思っていた、だからこそ、これを積んでいる。]
(何のために……三式弾などといういつ誘爆するかわからない物騒な物を積んできたか、わかってなかったようで!!)
[考えた当初は、幾らなんでも無茶苦茶すぎると自分でも思った。だが、自爆特攻してくる敵艦に有効な手が撃てないのならどのみち沈む。
うつのが早すぎても当らない。遅すぎれば自分のそばで爆発して自爆するだけだ。そもそも敵に当てられなかったら、無残に自爆特攻を受けて死ぬ。動く目標に、ただでさえ弾速の遅い三式弾を当てる。無謀な策だが……。]
(……)
[既にその策への賭けはしてしまっているのだ。
三式弾を装填、全段発射体勢を取り]
……っここ!!
>>265
まあ…夕立さんが戦う事を望むのであれば、戦場で見える事になるかもしれませんけどね。
[ どっちの夕立さんになるかは解りませんけれど、と釘を刺しておいた。 ]
…先程も言ったとおり。私は夕立さんに何も呼びかけはしません。
どちらの意思が勝るのかは夕立さん次第、ということになります。
[向かってくる、否、落ちてくる艦隊の中央に……撃つ!!
三式弾は、弾けた。赤城の近くで大きな爆発が湧き上がる。残った艦載機の直撃と、自分で起こした爆風の被害で、傷は負ったが……赤城はまだ、立っている。
赤城:中破]
……
……死ぬかと思いました。このような博打、二度と行いたくはないものです。
[頭から血を流しつつも、砲を構え……]
発射
[砲撃を、行う]
…疑う気持ちも解ります。多分"綾波"なら信じてもらえたんでしょうけれどね。
[ でも、と言葉を切って、笑う。 ]
そういう言葉を返す、ということは私に預けるという選択肢も検討していただけているのですよね。
[ じ、っと初雪の瞳を見据える ]
……私は、どちらの手助けもしません。貴女達の仲間である夕立さんの手助けも。私達の仲間である夕立さんの手助けもね。
純粋に…彼女の…夕立さんの心の問題となるでしょう。
もしかしたら、"初雪"の意にそぐわない結果になるかもしれません。
[ でも、その程度では諦めないんでしょう?なんて言いつつ…微笑んでいた。 ]
>>264
<そう…>
[こっちもつくづく姉想いなのね、と呆れながら]
<それは私に大人しく撃たれるってことでいいのね?>
[今度こそ外すまいと、ゆっくりと主砲を加古に向ける。]
>>262
違う…ッ!!!
[会えるわけが無い。そう言う翔鶴の台詞を、半ば遮る形で叫ぶ。
会えない事を悲観してるのは、歪んだその顔を見れば分かる。それくらいには目の前の相手の表情には心があった]
…貴女の姿は、問題なんかじゃない。
貴女の心が、その想いが―――翔鶴なら。
[艦爆の急降下爆撃。
回避運動こそ取るが、避ける事ができない。頭に、背に、爆弾が直撃し、燃え上がる。
――それでも、飛行甲板と…腕に装備した副砲だけは守りきった]
連れて帰ってやる。
絶対に逃がさない。
[そのまま一定のポイントまで移動して――ターン。
流星を一度空に舞わせながら…副砲を構えた]
…言ったわよね、私。
貴女の口にも、体にも、聞く事があるって。
[銃口の先に翔鶴は居ない。
恐らく、彼女が少し動けば当たるだろうが、動かなければ当たらないであろう場所を狙っている
その代わり銃口の先に居るのは、龍驤の姿であった]
口で正直に答えないなら…
体に…心に聞いてみせるまで。
[丁度太陽を背に取った位置取りだ。
龍驤からは、逆光で加賀が何をしているかは見えないだろう。ただ、距離の近い翔鶴なら、シルエットで何を構えているか分かる筈だ。そして、振り向けば射線に龍驤の姿がある事も]
――貴女は、翔鶴なの?
応えて、みせなさい。
[トリガーを引き絞り、放つ]
― 10:37 ―
[海面を滑るように走る]
(急がないと間に合わないかもしれない……)
[そんな焦りが生じたのは、偏に実戦経験の無さからである。
その焦りが中途半端な進路変更を決断させ、その結果――]
――あれはっ!
[進行方向に見えてきたのは3つの異形。
それは忌むべき敵、深海棲艦]
こんなところで!
[恐らくあれは、哨戒部隊だろう。
こちらから見えているなら、相手からも見つかっていると考えるべきだ。
こちらが単騎なのが相手に伝わってしまえば、陽動の意味は無くなる。
見逃すことはできない]
やるしかないわね……。
[戦う覚悟を決める。
兵装の準備をしながら接近すると、相手の姿がハッキリと見えてきた]
艦種は――。
[雷巡チ級が1体、駆逐ロ級が2体。小規模の水雷戦隊だ。
敵艦もこちらに向けて進攻してきている]
― 10:38・会敵 ―
┌────────────────────┐
│ │甲:雷巡
│ 甲 乙 丙 │乙:駆逐
│ │丙:駆逐
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ 叢 │
│ │
│ │叢:叢雲
└────────────────────┘
>>275
…う。
[綾波とは違う"綾波"とはいえ、その目を真っ直ぐ見てしまったことは後悔した。
胸がきゅう、と締め付けられて、とても辛かった。]
…分かった。でも、諦めないから。
[そっと夕立をお姫様抱っこして、綾波の方に近づく。そのまま、彼女の前まで歩んだ時]
あなたも。
[そう呟くように言った。]
>>272 >>274
―――ほんに。赤城姉さんは。無茶ばっかしよるな!!!
少しは休みいよ!
[その言葉は、平時の鎮守府で口にしていたら平和だったかもしれない。ただ、ここは戦場で、その言葉は敵にかけられる言葉。既に浮遊要塞はあと一つ。そして、一つきりでは艦砲射撃を防ぎきれない。焦りが心の中にある]
ーーーっぐはっ!!!!
[赤城の砲撃が、まっすぐに自分に突き刺さる。島風への対処もせねばならず、そして上空の艦上攻撃機の操作もせねばならぬ。
痛みの中で、とれる手数の多さがかえって混乱を招き、動きは精彩を書いてゆく]
ーーーやられるわけに、いかへんのや。
翔鶴を、おいてくわけには・・・っ!!!
いか。へん、の、や ぁ ぁ あ あ あ!
[島風に振り向けていた艦上攻撃機のうち半分を赤城に向ける。それとともに、16インチ連装砲が、火を吹く。浮遊要塞は、もはや砲撃能力を失い、ただの壁になっていた]
【中破】
>>269
よかった・・・青葉さん・・・。
[どうやら青葉の中のユグドラシルを取り除く事が出来たようで安心する、
ただ、危険な状況には変わりはないようだ無理もない]
無理しないで・・・。
ううん・・・そんな事はないわ・・・、あなたはただ深海棲艦に操られていただけなのよ・・・。
青葉さんが私の声に反応してくれたから・・・
こうやって私はあなたを助ける事ができたわ。
青葉さんがこうやって戻ってきてくれて、本当にうれしい・・・それだけで充分よ。
おかえりなさい、青葉さん・・・。
[満面の笑みで青葉の笑顔に答える事でしょう]
それより先ずは傷の手当てをしないとね・・・。
鎮守府へ戻りましょう。
[こちらもユグドラシルの攻撃を受けて、装甲は大分ボロボロになっている、いわゆる中破状態だ
こちらもこのまま進軍する体力はない]
さあ、青葉さん帰りましょう・・・。
[残りのフラグシップ艦は駆逐艦に任せて、
青葉を背負って、一旦鎮守府に戻ろうと思います]
>>277>>278>>280
『な…っ』
[艦爆は確かに加賀に直撃したはずだ。
何故それなのに怯まないのか。止まらないのか。
…何故そんなに必死になれるのか]
『あ…』
[そんな思考をしていたのが、いけなかった。
振り向いて確認する。加賀が副砲を向けているのは――自分にとって何を賭してでも守らなければいけない存在で]
――龍驤!!
[ちょうど彼女が中破したのが見えた。今から加賀に艦載機を飛ばしても間に合わない。それならば――]
…!!
[全力で走って、砲撃と龍驤の間に躍り出た]
[そうしながら、島風の方をちらりと向く]
―――島風ぇ。
ためらっとるんか。
[その表情は、優しいもの]
躊躇いは要らんで。
落ちたないけど、落とさないかんのや。
赤城にはもう言うてるけどな・・・深海棲艦には。
和平という概念がない。うちらは、孤独を埋めるために他者を沈めないかん狂った化けもんや。
―――怪物の幸福を甘受するか。
人として死ぬか。その二択。
[攻撃しながら、優しい表情を向けるのは。
それは矛盾していたかもしれない]
―――島風が、ウチがほんまに幸せになれると思う方選んでええ。
>>250>>251
[霧島は離れると同時に川内たちの中央に位置するように動く。両翼に彼女たちを配置し、戦況をつかみやすくするためだ。しかし、それでも自分も逃げ出したということを装うために反転しているのは変わりない。爆雷撃機を視界に収め、それぞれの攻撃を躱しながら、魚雷発射までに至った。]
よし!あとはついてきた航空機を撃ち落としなさ……!!!
全艦衝撃備え!海水を排出し、隔壁を閉じなさい!あとでダメコンに!
今は防御を再優先!!っきゃぁあ!!
[艦載機だけならばなんとかなるのだ。しかし、敵を焦らせるための策が効かなかったことに悔しさをにじませる。そうしている内に、回頭直後で速度も出ていない中、全員に砲撃が降り注いだ。それは直撃だけは避けるが、やはり爆風によりバランスが崩れる。そして、そこに生まれた隙は、敵の艦載機も見逃さない。それぞれに熾烈な爆雷撃が行われる――]
「〜っ。やっぱ、ちょっといろいろ積みすぎ‥?」
「やっぱあたしじゃ……くぅ」
「あぁっ!!」
「ふぁぁぁあぁ!夜戦…まではぁあぁ!!」
「いった…!痛いって言ってるじゃん!」
[艦隊はほとんど【中破】気合で避けた川内だけが【小破】で済んだようだが、それでも中破に近い。霧島自身は魚雷を発射したわけではなかったので、まだ余裕を持って対処できた。しかしそれでも【小破】相当の損害を受けた。主砲が一基。使い物にならなくなったようだ。
先ほど放った魚雷は、遅まきながら命中したのが分かった。被害はこちらと同じようなものに視える。]
…っふふふ。あはははは!
[なぜだか笑いがこみ上げてきた。そうだ。まるで姉さんと戦っているみたいなんだ。彼女は、ドックで話した時に性格が変わってしまったようだった。だけど、この落ち着き具合からの主砲の砲撃。まるで金剛みたいに思い切りがいい。]
っくくく。これは、超えなきゃいけなくなりましたね。姉さん!!
行くわよあなた達、もう少しだけついてきて!!
[川内達へと声を掛ける。出撃前に、姉さんの事は話して皆に納得してもらっている。そこの思い切りがいいのも、次に繋がる世代として期待が持てる所だったりする。生死を分ける戦争なのに、まるで演習だ。一対一では勝てなかった姉さんとの演習。だけど、皆がいれば、艦隊で動けば勝てないことはない。そう信じて、この5隻も連れてきた。
中破相当の被害を受けても、皆の顔は前を向いていた。だから私も、"姉さん"との"最後の演習"を楽しむ。]
貴方を超えて、平和を取り戻す!
キスでも何でも、お墓に入ってしてあげます!
だから今は、その力を見せてもらいましょう!姉さん!!
[そう、覚悟は決めてきた。姉さんの拿捕だの不可能に等しい。私の手で、次代の鎮守府を担うものの手で、彼女を、打ち倒す。それが、私の愛のカタチ。好きだからこそ、大好きでしかたがないからこそ、亡くなってしまったものを取り戻すなんて、おこがましいと思う。だから、その眼には涙を浮かべながらも、笑顔で戦艦金剛だったもの。ヴァジュラと戦うのだ。]
そろそろ日が沈む。
夜はこちらの獣にも似た嗅覚を見せてあげる…!
[残った艦載機を撃ち落とし、艦隊は再び集結する。そして、高速で一定の距離を機動し、夜闇が覆いくるのを待った。]
>>280
―――――、――――――
[会話をしている余裕が、無い。先ほどの傷で頭が揺れている。それでも、敵の真近のここで回避を続けねばならない。回避が少しずつ大振りになっていく。動き出しが早くなる。回避が早いと急な攻撃に対処できないとわかってはいるが、足に、思考に、限界が近い。]
(もう少し。
艦載機も、主砲も、数が減ってきた……もうす、こし)
――――――主砲、撃て!!
[構え、撃つ。]
>>279
…はい。
…でも、私の事は余り思いつめないほうがいいですよ。
無駄、とはいいません。叶わない願いを思い続けるというのは自由です。そこから何かが掴めるかも知れません。
だけど。生きている方が死んでいる方に引き摺られてはいけないんですよ。
だから。余り思いつめないで下さい。もしも、叶わない願いに直面したとき、耐えられなくなるかもしれませんし。
[ そう言うと、目の前にいる初雪の頭を撫でる。初雪が夕立を預ける事に抵抗しないのなら、そのままお姫様抱っこの姿勢で預かるだろう。 ]
>>276
……。
[主砲が向けられる…けど…あたしは…]
……古鷹……。
[死にたくない……。でも……]
ごめん……姉さん……。
[どうすればいいのか、もう……わからなくて……]
>>281 >>282 山城
・・・はは・・・ありがとう・・・ございます・・・
・・・そういって・・・いただけると・・・助かります・・・
[力なく、山城さんにもたれながら苦笑いする。]
ただいまです・・・山城さん・・・
[そうして、帰ろうと言われて・・・自分が何も身に纏ってないと気付く・・・]
その・・・この格好で・・・移動は・・・ちょっと・・・あの・・・恥ずかしいかなって・・・ひゃぅっ!?
[背負われる。いつかの時と立場が逆だ・・・
でも、悪くないと・・・ぎゅっとしがみつく。]
こちら、山城・・・。
今、青葉さんを拿・・・もとい、救出に成功しました・・・。
ただこれ以上の進撃は無理と判断しましたので、両艦とも一旦、鎮守府に帰投します。
[と霧島に報告するでしょう]
>>290
…うん。大丈夫…。
夕立を、よろしくね。
[綾波に撫でられて思わず目を細めてしまう自分が、ちょっと悔しかった。]
優しい、んだね。あなたも。
…この戦いでまた会える?
[夕立を手渡して、別れ際にそう聞いた。]
>>283
[翔鶴は、彼女らしく龍驤をかばった様だった。
…加賀としては、嬉しい。けれど、かばうだけが良い事じゃない、と言った先輩の身としては、少しだけ苦笑いを浮かべたい気持ちでもあった。庇わず加賀を殺す事だけに集中されたら、多分沈んでいただろうから]
(…貴女がそうも人間らしい表情をしなければ、こう必死にはならなかったでしょうね)
[普段無愛想な私が、表情という言葉を使うのは、いささか変かもしれないけれど、なんて続けて思った。
今の加賀の顔は、複雑な様で嬉しそうな薄い笑顔だったが]
(…貴女と同じよ)
(翔鶴っていう、仲間を守りたい。ただそれだけ)
(…もっとも、貴女にとっての龍驤は、私にとっての赤木さんみたいなものかしら?)
[紫電改二を、翔鶴の爆撃機にもう一度だけ飛ばした。…もう弾も燃料も無いだろう。彼ら最後の攻撃だ。
同時に、先ほど宙に舞わせた流星と、奇襲した後の零爆で翔鶴を狙う。砲でかばった隙を突こうと、あの時と同じように、脚や砲、飛行甲板など、武装だけを狙わせた攻撃を行っただろう]
>>292
ごめんね、せめて私の服を着せようと思ったのだけれど、
こっちもこんな有様なのよ・・・。
[服がこんなにボロボロになったのよと
みせる事だろう]
青葉さんしっかりつかまってね。
そういえば、あの時私を運んでくれたの青葉さんでしょ。
ありがとう・・・ね。
[あのときと立場が逆になる、
しっかりとしがみつかれて後ろのあたりが青葉の胸がくっついて少し赤らめる
それでも、はなれないようにしっかり支える
再び彼女が深い海へ沈まないように・・・**]
>>294
私が優しいと思うのならば…。
きっと、それは…"綾波"が優しいからだと思いますよ。
……会えますよ。きっと。
それでは、また夜に。
[ そう言って、背を向け、「あ」と何かを思い出したかのように頭だけ振り返って初雪を見た。 ]
そういえば、初雪が言っていた"悪いコト"って何でしょうか? 私が、夕立さんにどんなことをすると思っていらっしゃいました?
[ くすくすと、笑いながら…其れだけ言って ]
ふふ。それでは。
[ 返事も聞かずにそのまま鎮守府から去ってゆくだろう。 ]
>>291
[加古の様子を見てもベグレイターは何の感傷もない…歯応えがないことはどうでもよいのだ、自身の目的が達せられることに変わりはないのだから。]
<今楽にしてあげるからね。>
"――加古、生きて…っ!"
[無情に放たれる砲撃…加古に、声無き思いは…]
>>296 山城
・・・あはは・・・は・・・
[乾いた笑いが、さらに乾く。どうやら、全裸帰還は免れないようだ・・・せめて、人目に付かないことを祈りつつ・・・]
ん・・・捕まらせてもらいますね。
・・・って、あぁ、あの時ですね・・・ふふ、いきなり寝ちゃうんだもん・・・いいですよー・・・青葉、気にしてません。
[ぎゅーっと、胸を押し付ける。
そして、ふと、思い出したように耳元口を近づけ・・・]
山城さんは青葉の裸をじっくり見たし・・・衆人環視の中でこうやって青葉の裸を晒してるんですから・・・今度、山城さんの裸を見せてくださいね?もちろん、撮影ありで♪
[なんてことを囁いた。]
>>297
そうなのかな。…夜、分かった。
[初雪はこくりと頷く。恐らく戦闘も佳境になるだろう。その時には怪我も治るはずだ。]
…なぁっ…⁉︎
[綾波の意地悪い笑みにピンときて、思わず声を荒げる。顔が一気に紅潮したのが分かった。]
べ、別にそんなんじゃないし。そういう意味なんかじゃないから。あ、ちょ、ちょっと…。
[そんな言葉も虚しく、綾波はさっさと行ってしまった。]
……やっぱ悪いやつ。
[初雪はそう結論付けて、自身もまたその場を去った。武器庫で使えるものを集めなければならない。]**
>>298
[向けられる砲口。諦めかけた……全てを諦めかけた、その時…]
……古鷹……ッ!?
[古鷹の声が…聞こえた気がした。しかし、無情に放たれた砲撃…あたしは……]
ぐっ……あ、あああああああっっっ!!!
[咄嗟に右腕の艤装で防御する…、が、その威力に装甲がごっそり持って行かれた。]
――――【中破】
く・・・っ、古鷹…、聞こえた、古鷹の声が……!
[たたらを踏み、右腕を抑えながら…、それでも、見えた…
一筋の、光明……]
そこに、いるんだね、古鷹……!!
>>295
[砲撃にほとんど自ら飛び込むような形になってしまったため、堅い筈の装甲は無残に剥がれ落ちてしまっていた。
…中破といったところだろう]
『く…っ』
[庇うことだけが良いことではないと目の前の先輩に言われていたというのに。…まったく、嫌になる。
数で勝っていた艦載機は紫電改二を迎撃することは出来るかもしれないが、流星と零爆をかわすことは――]
『…まだやれるわ!』
[もはや、意地のようなものだ。
脚に迫った雷撃だけは霞めながらもかろうじてかわす。
しかし砲と飛行甲板など、武装は守りきれなくて…]
……私の、負けですね。
【プラマーダ:大破】
[海面に、膝をついた]**
>>302
[どうやら、向こうは意地でこちらの雷撃を躱したらしい。
大したものだと思いつつ…加賀がこうして戦ったのも、半ば意地の様なものだと気がつく]
……そうなるわね。
[もう何度か砲を撃ち、艦載機を落としにかかる。
そうしつつ零爆が迎撃をして…その間を使い、紫電改二が次々と補給を終えていった。
母艦も大破した。もう、形成は逆転しただろうか。
…ノイズの無いような声で負けを認めた翔鶴に、そっと近づく]
私の勝ちよ。
大人しくしてくれるかしら?
貴女たちには帰ってきて貰うわ、鎮守府に。
[静かに副砲を構えて、そう宣言しただろう]**
― 鎮守府近くの無人島 ―
……ふう。やっと付きましたか。
[ 夕立を下ろす。ここならば深海棲艦の"他の仲間"が"夕立"に覚醒を促すような事はないだろう。 ]
後は…"夕立さん"次第ですしね。
[ そのまま夕立の横に腰を下ろして…海面に視線を落としたまま…ぶつぶつと…呟いた。 ]
……命を賭して守る、なんて、所詮エゴなんですよ。
そうやって、命を掛けて守ることによって"そう"する自分に酔うんです。残された人の気持ちなんて考えずに。残される者がどれだけその事実に魂を縛られるかも知らずに。
他にやりようがあるのかもしれない。そんなことも考えず、ただただ命を浪費する。そんなものが尊い行為であるわけがない。
死んだ者に引き摺られてはいけない? 笑わせる。 こうやって死人の言葉に縛られている子がいるじゃないですか。
ねえ。"初雪"。"綾波"が言っていたよね。"満足している"って。
…そんなの、嘘っぱちですよ。満足する筈がないじゃないですか。
合えば合うほど。満たされれば満たされるほど。未練ばかりが募って言ってるんですよ。
…ほんと、馬鹿な子です。"綾波"(わたし)は。
[ 地平線を。行われている戦闘を瞳に収める。
戦闘の趨勢は、まだ、つかない…。 ]
>>299
ええっ・・・。
そ、そ・・・そんなこと・・・。
[青葉からの提案に顔が真っ赤になる]
お風呂場でいつも見てるんじゃありませんかー・・・。
ど、ど・・・どうしましょう・・・。
[少し考えた後]
わかりました・・・。
青葉さんがこうやって無事に戻れたんです・・・。
その話お引き受け致しますわ・・・。
この戦いが終わったら・・・ですけれど・・・。
それに青葉さんに取材してもらおうかと思ってましたのよ・・・。
扶桑姉さまに私が元気だと伝えたいので・・・。
[これで再び扶桑と一緒に戦える事を早く伝えたくて]
[しばらく歩いていると何かが足に絡み付く
引き上げてみると・・・]
・・・随分大きな昆布が引っかかってました・・・。
[これくらいの長さなら・・・]
いいことを思い付きました。
これを青葉さんの体に巻きつければいいのですわ。
[少なくとも胸のあたりと腰のあたりを巻きつけるには充分な長さがあるだろうか**]
>>267>>268 >>271
球磨は球磨だにゃ!ふぇいくるーざーなんて名前じゃない にゃ!
球磨型一番艦軽巡洋艦の!大井の・・・北上の、木曽の! 皆のお姉ちゃんで、明るくて、ひょうきんで、以外に優秀で、 他の人からも親しまれてて・・・
多摩の大好きな、妹で、お姉ちゃんにゃ! おためごかしの何が悪いにゃ!愛する妹を助けようとして・・・ 何が悪いにゃ!
[自分の知らぬ名前を名乗った球磨に、球磨が別の何かになっ てしまわないよう、目尻を潤ませながら必死で訴え掛ける。 その間に放ってきた魚雷は自分を避けるように逸れて行った が・・・自分の砲撃は球磨に直撃し、あろうことか彼女を沈めてしまう。]
く…球磨ぁっ!
[叫び、沈み行く球磨のもとへ駆け寄ろうとする。
しかし…ほどなくして浮上してきたその姿を見て、足が止まった。
そこにいたのは…球磨の面影など欠片も感じられない、一体の深海棲艦だった。]
…嘘、にゃ…
そ、そんな姿をしても騙されないにゃ!球磨は球磨にゃ!
とっととそこから出て行けにゃ!
[首を降って、叩きつけるように吠える。
しかし、撃てないのは事実だった。
球磨も応急修理要員を持っていると事前に知っていたからこそ、力付くでも彼女を連れ戻そうと決意できたのだ。
例え深海棲艦へと姿を変えていても、もう彼女へと引き金を引くことは出来ないだろう。]
球磨…どんな姿になっても、球磨は多摩の大切な球磨のままだよにゃ?…そうだよにゃ?
[まるで現実から目を背けるように、球磨へと手を伸ばしながら…砲口が狙っているのにも構わず、ゆっくりと、近づこうとする。]**
私も一度沈んだわ、だから分かる!
苦しみも、悲しみも、痛みも、孤独も!
それはどれだけ沈めたって、決して癒されないことも!
[ 向けられる銃口、そして暁>>270を見据え、声を上げる。
浮かぶ戸惑いは見逃さない、自分もきっと、あんな顔をしていたのだろうから ]
そんなの、私達がさせない!
私達の大好きな、暁お姉だから!
どんなになっても、絶対に変わらないんだから!
[ 足は止めず、走る ]
>>270
化け物になんてならないのです!
させないのです!
[「絆」という名の剣をこの手の内にしっかりと握りしめて、暁お姉ちゃんへと迫る。
他に武器なんていらない。どんなに傷つけたって傷つけられたって、お姉ちゃんの痛みを、苦しみを癒すことなんてできないのだから。
お姉ちゃん達の援護を受けながら、集中砲火を浴びてしまわないよう右に左にと舵を切り、回避行動だけに努める。…もっとも、先程の雷お姉ちゃんの時とは違い、四人いる暁お姉ちゃん全員からの砲撃を受ければ、いくらかの被弾は免れないだろうが。]
―回想―
[あの時――沈むんだと気がついた時、まず思い浮かんだのは大事な妹のことだった]
(瑞鶴…)
[二度と会えないということは、守ることができなくなってしまう。
…でも、本当は気がついていた。もうずっと前から、守る必要がないくらいあの子は強かったということ。…だからきっと、大丈夫]
(ああ、でも。気掛かりなのは――)
[明るくて元気で、それでいて優しい友達のこと]
(泣く…かしら…)
[それは嫌だった。…だって、彼女には笑顔が似合うと思うから]
(もう一度だけでもいいから、会いたい―…)
[――そう強く願った刹那、私は意識を取り戻していたのだった]
[この願いは叶えられてはいけなかったのだ。
轟沈した艦娘が女神の加護も無しに戻ってくるなんて、守るべき仲間を沈める敵として戻ってくるなんて許されないだろう]
(違う…わね。たとえ許されたとしても、自分が許せないのよ)
[灰は灰に、塵は塵に。再び海の藻屑と化さなければならない]
(だからどうか…沈めて、ください)
[――そう、思っていた]
>>303
[装甲が剥かれた影響からか、ヲ級によく似た姿から翔鶴の姿へと戻っていく]
……
[近付いてきた加賀を見上げる。…どうしても、連れ帰るつもりなのか]
どうして…ですか…っ
[今は武装が無いから、攻撃する手段が無いから傷つけることが出来ずにいるだけだ。
…再び戦うことができるようになってしまえば、この身体は勝手に鎮守府の皆を沈めようとするかもしれないのに]
また、加賀さんのことだって傷つけてしまうかもしれないんですよ!?
それなのに、どうして――…っ
[唇を噛みしめて、俯く]**
>>310 >>311
うるさい、うるさい、うるさいっ!!!
[バンシー…いや、雷の悲痛が聞こえる。私の悲願が、その絶望はただ虚しいだけだと。電の願いが広がる。武器もなく、ただ私を信じて疾走する]
癒されない?そんなことは分かってるわ!
でもそうするしかないの!言ったでしょう!?自覚ができた狼は羊を食べるしかないの!その本能には抗えないの!
もう既に、私は暁じゃない!レギオンなのです!!!
[叫びながら、撃つのです。しかし、狙いを定めたはずのそれらは溢れる感情によって乱雑に飛んでいきます。三人に当たるかどうかなんて分からずに、私達はただ子供のように撃ち続けます]
来るな、来るな!!こないでよぉぉお!!!
[その瞳には、涙が浮かんでいました。――どうして、と]
>>315
あぐっ!?
[暁お姉ちゃんの乱雑な砲撃をすんでのとこでかわし続けていたが、乱雑だったからこそその全てを読みきることが出来なかった。
砲撃は足元を掠め、動きを止めざるを得なかったところに正面から連装砲の一撃を喰らう。
【電、中破】
爆煙とともに後方に吹き飛び、海面に叩きつけられる。セーラー服はボロボロに破れ、艦装も半壊し、痛みに表情を歪めながら立ち上がろうとするが直ぐに膝を付いてしまう。]
痛く…ないのです…。
お姉ちゃんが沈んじゃった時のが…もっともっと痛かったのです…だから、へいき…。
…うぐ…っ。
[呻きながらもふらりと立ち上がる。しかし、到底先程のように縦横無尽に動き回ることなど出来そうもない。]
そうするしかない、そうするしかなかった!
だから、私達が助けるのよ!
私が、電に助けてもらったように!
私達が、助けるわ!
[ がむしゃらに加えられるレギオンの砲撃>>315、数の多い弾幕を避けきり撃ち落とすのは困難で、被弾を積み重ねる ]
っぐぅ……いったぁ…。
……電!?
[ 【中破】、魚雷管が破損し、装甲も服も剥がれ落ちかける。
しかし泣き言などは言ってられない。
直撃を受け、吹き飛んでゆく電>>316に駆け寄り、彼女を支えた ]
しっかり!
私に、響お姉もついてるわ、もっと…私達に頼っていいのよ。
[ そう、優しく呼びかける ]
[目の前に居るのは敵だ。
東雲も奴らに奪われたのだ。
生かして帰すつもりはない]
敵は3、こちらは私ひとり。
戦力差なんて考える必要は無いわね。
どんな敵だろうと打ち倒すのみよ!
[そう考えて敵に向かって直進すると、敵の編隊に動きがあった。
一体の駆逐はこちらに真っ直ぐ向かってきているが、雷巡は左に、もう一体の駆逐は右に進路を変えた]
散開した?
私を包囲する気?
[敵は数の優位を利用して、こちらの動きを封じるつもりのようだ]
― 戦闘経過・壱 ―
┌────────────────────┐
│ │甲:雷巡
│ / | \ │乙:駆逐
│ / 乙 \ │丙:駆逐
│ 甲 丙 │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ 叢 │
│ | │
│ │
│ │叢:叢雲
└────────────────────┘
>>316 >>317
は、ははは…そうだ、そうなるんですよ……
[傷ついた妹たちを見て、ただ笑う。目には涙が浮かんだまま―――どうして、と]
分かったでしょう?私に…絶望の住民に近づいたらこうなるんですよ
だから……もう、こないで、ください…!
[その言葉のおかしさに、私は気づきません。全員を沈めるのが目的のはずなのに、絶望を恐れない彼女たちに恐怖と羨望を感じてしまって、後ずさってしまいます]
わたしは、レギオン…!
[それは呪詛のように、或いは暗示のように。何度も繰り返し口の中で唱えられます。…その指針を失ってしまえば、私は、自らの絶望に負けてしまった、情けない姉になってしまいそうで。――どうして、と]
……いまさら、遅いんですよ、私は、私は…!!
[どうして、その手を、掴もうとするのだろう、と。どうして、妹たちが、傷ついているのだろうか、と。そんな言葉が頭の中で響き続けて――]
……
[私は、止めとなる魚雷発射管を彼女たちに向けながら、撃てずにいました…ただ、指に力をかけるだけなのに…]
[敵の意図を察して、対策を考える]
包囲されたら一溜まりもない。
でも、散開したのは好機ね。
各個撃破してあげるわ!
[狙いを右に迂回しようとする駆逐に定める。
それを選んだ理由は単純だった。
雷巡より駆逐艦の方が弱そうだったから。
進路を変えた叢雲に反応して、敵の進路も変わる]
― 戦闘経過・弐 ―
┌────────────────────┐
│ │甲:雷巡
│ │乙:駆逐
│ / | \ │丙:駆逐
│ | \ \ │
│ | 乙 \ │
│ 甲 丙 │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ 叢 │
│ / │
│ / │
│ │
│ │
│ │叢:叢雲
└────────────────────┘
[目標との距離は、どんどん近くなる。
主砲の12.7cm連装砲を操作して、敵に向ける]
照準……よく狙いなさい。
[訓練で習ったことを思い出す。
高速機動中の射撃は、そうそう当たらない。
命中させるコツは、よく引きつけて、敵の動きを読む]
…………。
[――でも、引きつけている間に、敵が発砲してきたら?
ほら、あの敵の砲口がこちらへ――]
ってー!!
[慌てて撃った砲弾は、敵にかすりもせず後方へ飛んで行く]
早すぎたっ!?
[叢雲の発砲が合図になったのか、敵も応射してくる]
くっ!
[敵も慌てていたのか、その砲撃は避けるまでもない。
しかし、実弾が周囲の海面に着弾する様を初めて経験した叢雲は、恐怖を感じた]
(皆は、こんなことをずっとやってきていたの!?)
[第一線で戦っている仲間に対して心の底からの畏怖と尊敬の念を感じた。
次に浮かんできたのは、そんなことも知らなかった自分への羞恥と自責の念。
そして、最後に浮かんできたのは、怒り]
こんのぉおお!
お前らが居るから、こんな怖い思いをするんだ!
お前らが居るから、こんな惨めな思いをするんだ!
お前らが居るからぁあああああ!!
[怒りに任せて、主砲を打ち続ける]
― 戦闘経過・参 ―
┌────────────────────┐
│ │甲:雷巡
│ │乙:駆逐
│ │丙:駆逐
│ │
│ \ │
│ \ \ \ │
│ \ 乙 | │
│ \ 丙 │
│ 甲 │
│ 叢 │
│ / │
│ / │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │叢:叢雲
└────────────────────┘
[敵駆逐艦と撃ち合っている間に、距離はさらに近づいていく]
このっ! このっ!
[怒りに任せた乱射では、敵を捉えることができない。
さらに、距離か近づいたことで敵の射撃も正確になってきて、回避運動にも気を抜けなくなってきていた]
ちぃっ!
[直撃コースと思われる砲弾を、細かく進路を変えて回避する]
このままじゃ埒が明かない!
[こうする間にも、別方向からも敵が迫っている]
だったら、接近戦で片を付ける!
[眼前の敵に向かって突っ込んでいった]
― 戦闘経過・肆 ―
┌────────────────────┐
│ │甲:雷巡
│ │乙:駆逐
│ │丙:駆逐
│ │
│ │
│ │
│ \ │
│ 乙 | │
│ \ 丙 │
│ \ ―叢 │
│ 甲 │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │叢:叢雲
└────────────────────┘
>>308>>309
[再び浮かび上がった球磨は焦らすように、主砲を撃たずに多摩の言葉に答えていく。それは多摩を撃つことを拒否している様でもあり、多摩の心を折ろうとしているとも、どちらでもある感情だった]
『……球磨がもしフェイク・ルーザーなんて名前が無くても同じことだクマ』
『球磨は提督や鎮守府の事、木曾ちゃんも北上ちゃんも大井ちゃんも大嫌いだし、沈めたいって思ってるのは変わらないんだクマ?』
[何が悪いのかと言われれば、深海棲艦の顔で嘲笑を浮かべる]
『多摩ちゃんが悪いに決まってるクマ。いくら球磨が多摩ちゃんの事を沈めたくないと思ってたって……球磨は艦娘の敵である事は変わりないんだクマ。球磨が皆を沈めようとするのは深海棲艦だから当たり前だクマ。提督のせいで沈んだんだから、球磨は悪くない……そんな奴を助けようとする多摩ちゃんが悪いんだクマ』
[自分の事を助けようとするのは間違いなく悪だと断言する。それを言ってから、自分の姉にそんな事をさせているのを苦しく思った]
>>320
『…球磨は、球磨だクマ。深海棲艦で鎮守府の皆が大嫌いで、それでも多摩ちゃんにだけは球磨の優しくてかっこいいお姉ちゃんでいて欲しいって勝手に願ってる我儘な軽巡だクマ』
[今ここにいるのは深海棲艦でありまぎれもなく球磨であるのは間違いない。だがそれでも、その球磨が鎮守府を恨んでいるのは間違いない事実だ]
『球磨を、撃たないのかクマ?』
『だったら本当に……本当に本当に本当に多摩ちゃんの事沈めちゃうクマ!?』
[今こうしてみているだけでも、深海棲艦としての本能的に多摩を沈めようとしてしまうのを必死に抵抗する。引き金には手がかかった。ゆっくり近づいてくる多摩から少し横にずれる様に、主砲を撃つ。直撃はしないが、威力の上がった主砲はわずかに触れるだけでもダメージはあるかもしれない]
[敵は目の前に迫っていた。
だが、左の駆逐艦からも砲撃が始まっている。
もたもたしている時間はない]
おとなしく!
[主砲を乱射して敵の進路を限定させて]
これでも、喰らいなさい!
[左腕に装備されている61cm三連装魚雷を発射した。
三条の水の筋が、敵に向かって進んでいく。
一発目――敵の後方を抜けていき、ハズレ
二発目――敵の回避運動により、ハズレ
そして、三発目――二発目の回避運動によってバランスを崩していた敵に、直撃する。
直撃した魚雷は爆発し、敵を深海へと還した]
― 戦闘経過・伍 ―
┌────────────────────┐
│ │甲:雷巡
│ │乙:駆逐
│ │丙:駆逐[×]
│ │
│ │
│ │
│ │
│ \ │
│ 乙 × │
│ 叢 │
│ ――甲 │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │叢:叢雲
└────────────────────┘
[深海棲艦に仲間意識があるのかは分からない。
ただ、目の前で仲間を撃沈させられたその駆逐艦は、猛然と叢雲へ肉薄してきた]
なんなの!?
[この距離では誘爆の危険があって魚雷は使えない。
それどころか主砲の砲撃ですら、自身を傷つけるだろう]
まさか、特攻!?
[心のどこかに眠る忌まわしい単語が浮かんでくる。
――この駆逐艦は仲間を沈められた恨みから敵を道連れに沈もうとしているのか]
――違うっ!
[浮かんだ考えを認めることができず、叫んで頭を振る。
戦場でそんなことをすれば、大きな隙をさらすことになる。
敵もそんな隙を見逃すはずも無く、発砲してきた]
[敵の砲弾が襲いかかる]
ぐうっ!
[体中に走る痛みに身を捩る。
艤装もいくらかが破壊され、被害程度は中破といったところだ。
撃ってきた相手は、こちらを馬鹿にするような笑みを浮かべていた]
こんのー!!
[追撃の砲撃に構わず接近し、ムカつく顔を目掛けて薙刀を振り下ろす。
気合いの乗った薙刀の一撃は、敵を両断した。
だが、叢雲は気付いた。
薙刀の攻撃を受ける瞬間、敵はこちらではなく、こちらの後方に視線を向けていた]
しまっ……。
[その視線が意味するものに気付き、一番警戒すべき相手から、視線を外してしまっていたことを悟った]
― 戦闘経過・陸 ―
┌────────────────────┐
│ │甲:雷巡
│ │乙:駆逐[×]
│ │丙:駆逐[×]
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ × × │
│ 叢 │
│ ―甲 │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │叢:叢雲
└────────────────────┘
嫌だ、離れない。
暁お姉は、私達の姉妹よ。
[ 暁の目には、涙が浮かんでいる>>318。
着実に、その距離は詰められている ]
決して遅くなんて、ないわ!
暁お姉だけじゃない、龍驤お姉も、他の皆も…まだ戻ってこれる!
それに……お姉の中にいる皆だって。
沈んだままになんて、させないんだから!
[ 望むなら電の手を引き、ボロボロの身体を動かして、なおも進む。
視線を外さずに、光を湛えた瞳で、じっと見つめる ]
だから、暁お姉も……一緒に帰ろうよ。
一緒のお布団で、寝よう?
私達が、いるじゃない。
>>252
[爆撃機に手間取っている間に魚雷の攻撃も開始される.両方の
攻撃に対して,避けつつ未だに心の奥底で決心がついていなかった.]
[そんな中,>>284の声が届く.その反応と言葉の動きから,
これに関することは本当のことであろう.だからこそ,
私は思う.こんな中でも私達のことを考えるなんて….
そうでなければ,島風に選択肢を委ねることはできないだろう….]
……….
[しばらく,避けることに専念しつつ.考える…….いつもとは違い.皮肉も龍驤さんにとっては早く短い時間かもしれない.だが私にとっては早く決められず長かった時間にも感じられた…….]
>>323
[そして,ついにわたしの口から言葉が紡ぎだされる]
……ありがとう….そしてごめんね….
っ…12.7cm連装砲砲撃開始.
[龍驤さんのそれに対して反撃しながら、悲しい表情を向けるのも,
同様に矛盾していたかもしれない.]
[高角砲ではなく.12.7cm連装砲ちゃんもついに導入する.戦艦の赤城さんとともに攻撃が放たれるだろう.]
[背後を振り返ると、想像通り雷巡がこちらに向けて魚雷を発射するところだった。
あの駆逐艦たちは囮だったのだ。
雷巡は罠に掛かった獲物に向けて、顔に被った仮面から覗く口元を大きく笑みの形に歪めている]
くっ!
[発射された魚雷は5本、放射状に広がりながら向かってくる。
今からでは左右のどちらに走っても、範囲内からは逃れられそうにはない。
まさに、万事休すだ]
(こんなところで終わるの?)
[今までのことが走馬灯のように思い浮かぶ。
提督のこと、東雲のこと、鎮守府の皆のこと……]
(ほんの数日前までは、あんなに平和だったのに)
[遠征という名のお使い、食堂のアイスクリーム、金曜のカレー、妹や他の仲間たちとの生活。
たまには海を散歩をしたりして。それで、トビウオが飛ぶのを見て、自分と同じだなんて詩的なことを考えてみたり。
そんな当たり前の日常――]
[――思い出した日常から、あることが引っかかる]
(待って……トビウオ?
シイラに追い詰められたトビウオは空を飛んで逃げていた)
[脳裏を走る一条の閃き]
(そうだ!)
[思い付いたそれを現実にするために動き出す。
上手くいく保証なんてない。
でも、諦めて何もしないなんて自分らしくないと思った。
だから、魚雷から離れるように走る]
[そもそも魚雷よりも早く走ることなんて不可能だ。
それができるなら逃げ切っている。
当然の結果として、魚雷との距離は近づいていた]
(逃げ切る必要は無い。
重要なのは速度とタイミング)
[魚雷との距離、自分の速度、それらを計算し]
(あとは、アレだ!)
[戦闘の余波で、凪いでいた海にも、いくらかの波が起きていた。
身を屈めながら、そのひとつに向かって進む]
……今っ!
[最高速度で波に突っ込んで、バランスを取りながら乗り上げる。
そして、最高点に達する瞬間、全身のバネを使って――]
[初雪は工房で刀を手入れしていた。]
…
[静かに紙で余計な埃を取り除いていると、心の中で浮かび上がってくる1人の影。]
[それだけで気持ちは小石を落とされた水面のように波立つ。]
ん…。
[集中力も切れたのもあって、きりの良いところで刀を納めた。ちん、と鍔と鞘がぶつかって鳴る。]
綾波……私は…
やった……!
[浮遊感に包まれながら身を捩る。
真下を魚雷が通過していくのが見える]
(このまま!)
[宙返りをする格好になりながら後方を向き、主砲と魚雷発射管を操作する。
雷巡は先程の位置から動いていないようだった。
飛び上がったこちらに向けて――砲口を構えている]
(甘かった……でも!)
[雷巡に向けて、主砲と魚雷を発射する。
同時に雷巡も主砲を発射した]
[空中では回避のしようがない。
私たち艦娘は、空を飛ぶようにはできていないのだ。
飛来する敵主砲弾は、まっすぐに叢雲の胴に突き刺さった]
かはっ……!
[その衝撃に意識を吹き飛ばされる直前。
叢雲の発射した魚雷が、雷巡を吹き飛ばすのが見えた]
ふふっ、当然の結果よねぇ……。
[そのまま意識は、暗い海に落ちていった]
― 戦闘経過・漆 ―
┌────────────────────┐
│ │甲:雷巡[×]
│ │乙:駆逐[×]
│ │丙:駆逐[×]
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ × × │
│ × │
│ × │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │叢:叢雲[×]
└────────────────────┘
― ??:?? ―
[暗い、暗い海を漂う。
体には力が入らない]
――私は。
――私の戦いには意味があったんだろうか。
――ひとりで突っ走って。
――ひとりで戦って。
――ひとりで沈んで。
――東雲、ごめん。仇は討てなかったよ。
[暗い、暗い海を漂う
ただ流されるように。ただ導かれるように]
[記録には残らない物語。
激しい戦闘の影で行われた小さな事件]
――提督、私は貴方を
[それは、ただのモブの物語**]
>>289 >>323 >>324
ーーーふ。
[島風に言葉を伝えたのが。最後の限界で。一瞬の躊躇の後、撃ち方を始めた島風に。そして、もはや無言で砲撃を続ける赤城姉に。
よく解らんくて、ぐちゃぐちゃになってもた表情を向ける。]
[あれほどいたはずの艦載機は、既にその数を大きく減らしていて。
島風と赤城姉の両方を攻撃でけへん。すでに、機械部分からは火と煙が上がっていて、時折、顔をしかめる]
[ただ、それでもなお赤城姉さんに砲撃を行い、島風にわずかなりとも魚雷を落とす]
[守りたい、皆と一緒に居たい、傷つけとうない。翔鶴には幸せになってほしい。色んな思いがいっしょくたになって]
ーーーーーー!!!
[咆哮だけが、ウチの喉から漏れた]
>>314
[崩れた装甲の中から出てきたのは、何時もの翔鶴の姿だった。こちらを見上げるその目も、変わらない澄んだ…否、潤んだ黄金色]
――それでも…それでも、貴女は翔鶴よ。
例え傷つけたとしても、貴女は私達の仲間。
まだ力のない、私の後輩。
[ばしゃりと、音を立てて彼女との距離を詰めた]
傷付けに来るなら、幾らでもどうぞ。
その度に叩きのめしてあげる。
鎧袖一触。悪いけど、五航戦一人止めるくらいなら訳ないから。
[…嘘だ。数日前は轟沈寸前まで持ってかれた。
恐らく、先ほどの翔鶴が最初から全力で殺しに来たなら勝敗は怪しいだろう。――だけど]
…言葉が通じる…仲間だもの。
何度でも倒して、その度に仲間だって伝えてあげる。
>>326
[ぐちゃぐちゃになった表情を見て,魚雷を避けつつ.一瞬攻撃を躊躇するが,それでは駄目だと思い.攻撃を続行するがやはり,元仲間が傷ついている.それも自分たちがそうやっている事実は
私にはまだまだ重かった…….それでも,懸命に決めたことは通そうとするが…]
……っうう.
[何も言えない咆哮が私の心を侵食する.まだ,子供の私には
冷静に赤城さんみたいに物事を捉えることはできなくて,
だからこそ,龍驤から思わず,目をそらし.連装砲持つてが震える.]
(でも,このままだと龍驤さんに対して失礼よね….)
[早くその思考にたどり着く.そして,終わりに龍驤さんに連装砲を向けようとする.だけども,持つては震えている.このまま打っても狙いはまったく定まらずに外れる可能性が高いことはわかるかもしれない**]
―艦隊機動中、昼と夜の合間、幕間―
[軽巡艦隊のひそひそ話。彼女たちも、また一人の艦娘。心配事は旗艦の霧島について。彼女らなりの思うところはこの決戦の結末。話すことで、彼女らなりの気持ちの整理をつけている。]
「…あの、川内姉さん。霧島さん、本当に大丈夫なんでしょうか?」
「私には先輩が考えていることは深すぎてわからないけど、神通は私が裏切ったら沈めてくれるのかい?」
「いえ…私は、その…できない、と思います。」
「私もそう。姉妹艦を落とすなんて、雷撃処分でもしたくない。」
「なになに?那珂ちゃんの話?…じゃないみたいで悔しいんだけど!霧島さんは金剛さんのしたことを全部受け入れようとしてるんじゃないかな!末っ子だから那珂ちゃんにも分かるよ〜」
「那珂、そうかもしれないけど…」
「…今の霧島さんは、以前ソロモンでご一緒した時の雰囲気に、よく似てるんだよ。だから、心配なのは、確か。」
「…川内型はあんなふうに言ってるけど、夕張はなんか思うとこある?霧島さんから直々に砲撃教えてもらってたじゃん?」
「…」
「夕張?」
「へっ、あっ霧島先輩のこと?主砲が相変わらずカッコいいなぁって見惚れてたけど…」
「あんたに聞いたのが馬鹿だったわ。夜戦馬鹿もいつになく静かに燃えてるみたいだし、いいけどね。」
「まあ――夜戦ができるのは願ったり。私達も、霧島さんに負けないようにしないと。」
[決戦へと赴く。]
>>318>>319>>322
[今にも倒れてしまいそうな体を雷お姉ちゃんがしっかりと支えてくれる。…そう、一人じゃない。そして、暁お姉ちゃんも一人になんかさせない。
雷お姉ちゃんに手を引かれて、満身創痍な体を引きずりながら砲撃の止んだ私達姉妹の距離を確かめるように一歩ずつ、一歩ずつ]
…お姉ちゃん、泣いてるのです。
泣いて…いいのですよ、もっと。全部、私達で受け止めるから…。
だから…最後は笑って、一緒に帰ろうなのです…私達の、皆の住む鎮守府に…!
[今の私達に、とどめを刺すなどいとも容易いだろう。それくらいに傷付き、弱りきった私達を目の前にしても暁お姉ちゃんは一向に手を下そうとはしない。
手を差し伸べる。約束した未来を皆で掴みとるため。]
>>322 >>332
っ、だめ、駄目なんですよ!
沈めなきゃいけなくて、絶望を知ってほしくて!
でも、沈めたくなんかなくて、笑っていてほしくて!!
[もう、自分が何を言っているのかもわからない、ただただ、叫んでしまうのです]
はなれたくなんかない、一緒にいたい、けど…っ
あ、ああぁぁぁぁぁぁ!!!
[一発、最も妹たちに近い私から魚雷が放たれました。何処を、誰を狙ったかも分からない、ただ、なぜか放たれてしまったそれはゆっくりと進んでいきました…]
──日が落ちる頃。
…皆はここにいて。
[初雪は武装の最終チェックを行う。仲間達の情報によれば、戦闘の経過はこちらが優勢。
そのまま夜戦に突入する様だ。機は今。]
初雪、出ます。
[残った駆逐艦に見送られて、初雪は決戦の海域へと進んで行った。]
[しばらく近辺を哨戒してはぐれ駆逐艦を始末しつつ、徐々に鎮守府から離れて綾波の姿を探し求める。]
>>320>>321
「オマエ」の声で皆の事が嫌いだったなんて言ったって信じないにゃ。球磨はいつも笑ってたにゃ!
・・・確かに、球磨を沈めた提督は悪い奴だったのかもしれないにゃ。
でも、ここの提督はいい人にゃ。優しくて、あったかい人だにゃ。
[球磨の放った主砲が、頬をかする。
それだけでこめかみの辺りがザックリと裂け、鮮血が舞った。
しかし、それでも歩む足は止めない。]
球磨が多摩を撃ちたくないのとおんなじくらいに、多摩も球磨の事を撃ちたくないんにゃ。
それに、球磨と約束したにゃ。
鎮守府や皆を・・・そして、球磨を守るって・・・
だから・・・撃てないにゃ・・・
[手を伸ばしたまま、球磨へと歩み寄る。
果たして、彼女に触れるのが先だろうか。それとも、球磨に打ち抜かれるのが先だろうか・・・]
【12/42】
>>333
[訳も分からずただ叫ぶばかりの暁お姉ちゃんから、魚雷が放たれる。暁お姉ちゃんの中の深海棲艦としての本能が最後の抵抗を見せたのだろうか…それは間違いなく、雷お姉ちゃんと私を目掛けて迫ってきて。]
…!!ダメ!お姉ちゃん…っ!
[ボロボロな二人では到底よけられない。どちらともなくお互いを庇い合って、それでも目の前にまで魚雷が迫ってきて…当たる…!]
暁お姉、大丈夫よ…大丈夫だから。
[ 電>>332と一緒に、呼びかける。
二人で手を差し伸べて、暁を迎え入れようと、微笑んで ]
一緒に――!
[ 暁から、魚雷が発射される音がした>>333。
行く先は見ていない、だけど反射的に動く。
大丈夫、絶対に沈まない、覚悟と決心。
装甲を前面に集中して、電>>336は絶対に傷つけさせまいと、護る ]
……っ!
>>286,>>287,>>288
[―夕日が沈み、月と星空だけが見える世界が舞い降りる。
―夜戦の時間だ。すっかり駆逐爆弾によって炎上していた海上は元通りになり、駆逐艦隊の残骸だけが浮いているだけだ。残りは全て再び水底に沈んだ。]
『―さあ、貴方が望んだ時間よ?どうやって私を楽しませてくれるのかしら…?』
[夜戦を待っていたのは霧島の方だけではない。ヴァジュラも同様であった。中破している戦艦は既に捨て駒と考え、ヴァジュラを護衛するように陳列させている。そしてヴァジュラの後ろには―空母がいる。
本来夜に艦載機を飛ばした所で、燃料やボーキサイトの無駄にしからならない。
―だが、深海棲艦にその常識は通用しない。
深海棲艦は見ているものが違うのだ。生きる艦娘の熱量を感じ取って、そこに向かって爆撃する。]
『さあ、行きなさい。夜の闇に紛れて…絶望を、与えてあげなさい―!』
[ヴァジュラの命令と共に、残っていた艦載機が飛び立ち、霧島達の艦隊へ爆弾を投下していく。それは昼間と全く遜色がない程的確な爆撃だ。唯一の幸いな事を上げるとすれば、艦載機の数自体が少ない事。それと―]
『―――ここっ!』
[ヴァジュラには、"金剛"程の勘の良さがない事。そして何より―ヴァジュラ以外の戦艦の火力が、半減している事だ。鳴り響く主砲の音は、昼間より弱弱しい。そして、戦艦艦隊自体の命中精度はそこまで良くはないだろう。
―果たして、霧島達はこの夜の爆撃と砲撃をどう潜り抜けるのか―ヴァジュラはその時を待った。]
>>301
<私は初めからここにいるよ?>
[加古の言葉に訳がわからないといった風な素振りをしながらも]
<抵抗するんだね…でもちゃんと次で終わりにしてあげるからね。>
[間違いなく必殺だと思っていただけに、加古が一撃を凌いだのは予想外だったのだろう。言動から古鷹が?と思うがそれは不可能のはずだ…慎重にでも正確に15.5cm三連装副砲を構える。]
>>335
……笑ってたのはずっと深海棲艦である自分を我慢し続けたからだって、言ったはずだクマ?
[多摩の額から血が流れたのを見て、それでも手を伸ばしたまま近づいてくるのを見て……球磨は砲を降ろした]
わかったクマ。多摩ちゃんがそんなに球磨との約束を完ぺきに守ろうとしてくれるなんて……思わなかったクマ。球磨が間違ってたクマ……
[近づいてくる多摩を撃つこともせず、後ろへ逃げる事もしない。むしろゆっくりと前進して、多摩に触れそうなほどに近づく。
そして]
『でも、多摩ちゃんは鎮守府の皆も大好きだから……ここで多摩ちゃんをほっといて球磨が鎮守府を攻撃すれば、さすがに引導を渡してくれるクマ!?』
[多摩を躱して、前進しようとする。目的は鎮守府。多摩自身ではなく、仲間と球磨を天秤にかけさせてでも――
多摩に、敵である自分を認めて、沈めてほしかった]
━《洋上・作戦発動より三日目払暁(>>134)》━
[航跡すら目立たせぬべく低速で移動すること、およそ42時間。飛龍の現在位置:リンド基地を挟んで鎮守府のほぼ反対側]
第一次攻撃隊、コバヤシのすつーかを隊長とする。しっかりね。目標、リンド基地の滑走路および敵航空機群、泊地に停泊中の深海棲艦。作戦要目どおり「仲間」への攻撃は、見分けがつかない場合を除き禁じる。目標に到達・攻撃後は速やかに離脱すること。でないと泳いで帰ることになるわ。私は打ち合わせ通り第一回収地点へと移動します。
[そう告げると、艦戦10、艦攻8、艦爆10を射出し、電探を作動させつつ増速する]
この数でどうなるとも思えないけど。それでもやらずにはいられないというか、ね。
>>336、>>337
――ッ!!
[>>333暁の発射した魚雷が、雷と電に向かって進んでいく。
雷が電を庇っているが、既にその体は満身創痍。それを見た響は、全速力で魚雷と妹達の間に割り込む。魚雷の遅さが幸いして、既の所で間に合った。]
ぐぅっ……
[魚雷の爆発を、その身一つで受け止める。
装備の一部が吹き飛び、体の各所が悲鳴を上げて軋む。既に、大破しかかっている状態だ。
それでも、背後の妹たちは守ることができた。]
……雷、君は一度沈んでるんだ。あまり無茶をしないでくれ。
[心配そうな声でそう話しかけた後、暁の方へ向かって進み始める。]
>>338>>339
「なっ…霧島さん!敵艦載機の航行音、捉えました!爆撃来ます!」
[それは異常な音。夜の澄んだ空気によく響く。何を血迷ったかと思うも、その疑問はすぐに回収された。]
夜中も気を抜けないってこと?くっ、闇に紛れて見えない…!
那珂!照明弾!そして全艦対空に集中!
「はーいわっかりましたー!」
[照明弾を放つことで敵艦載機の影が補足できる。そこめがけて、軽巡達が撃ち落としていく。しかし、それでも暗いことには変わりがない。普段まず考えることのない攻撃に、皆対処が遅れている。爆撃を全て躱すことは出来ず、徐々に艦の装備を破壊の音が蝕んでいく。
敵の艦隊からは、まばゆい光とともに、六艦の迎撃している様子が見えただろう。]
…っ!!
[お次は戦艦の砲撃ときた。精度も高くないのだろう。しかし慣れない夜間爆撃の上に砲撃までされては、それは隊伍を乱すのには十分だった。すぐに状況を打開すべく指示を出す。]
単縦陣の構えを崩さないで!
川内!阿武隈を引き連れて敵艦に接近!最大戦速で近づいて、敵空母の轟沈を命じます!動き方は任せるわ!こっちが場をかき乱しておくから、思いっきり暴れて来なさい!それに、あなた達なら…どんな苦境でも切り抜けられるわ!
「「はい!」」
[先ほどの照明弾の効果が切れた頃に指示を出した。なので、向うから二艦が向かった事は感付かれにくいはずだ。だから、こちらの方から照明弾を撃つことは、出来ない。――そして、もし感付かれても、彼女たちなら、成し遂げられるという確信があった。]
夕張、神通、那珂!
ここが正念場。見えない敵を補足するなら使うのは何!?
「那珂ちゃんわかんないよ〜」
音よ!今後の射撃訓練の練習と思って頑張んなさい!気合入れろ!
[敵はまるで見えているかのように爆撃を正確に行なっている。引きつけて撃てばなんとか当たる程度だろう。音を頼りにというのは、難題がすぎる。。しかし、無理を通さねばこのまま押し切られるだけだ。三人が必死の迎撃を続ける。
そして、真っ暗闇だ。砲撃の際に起こる爆炎しか海の向うに補足できていない。そこへ目掛けて霧島は主砲を斉射。一基減ったので、7門だ。しかし、砲撃の手も止ませなければいけない。続けて斉射。こちらも精度が低いが、砲撃を行う。]
>>306 >>307 山城さん
ほ、ほんとですか!
やったー・・・ふふふ・・・これは永久保存版ですね!
[山城さんのおっけーに私は動けないながらも、嬉しさを伝える為にぎゅーっと抱きついた。]
・・・そうですねー・・・早く戦い終わったらいいですね。
[といいつつ、山城さんのお姉さんに伝えるという意思を温かく見守りっていると・・・]
・・・昆布・・・ですか?
[突然山城さんが立ち止まり、足元から長い・・・昆布を引き上げました。
・・・山城さんはそれをジッと見ていたかと思うと・・・私のほうをチラッと向いて・・・]
・・・え・・・こ、昆布を巻くんですか?
あ、青葉・・・昆布巻きにされちゃうんですか・・・?
え・・・山城さん青葉を食べる気ですか!?
[勘違いしつつも、驚愕する。]
>>340
く…っ。
[右腕の損傷は大きい、けど、主砲はまだ何とか使える。
…もっとも、使えたところででもあるのだけど…]
古鷹…、聞こえてんでしょ、古鷹!
深海棲艦になんか負けちゃ駄目だよ、古鷹ぁぁ!!
あたしはまだ死にたくない。古鷹を取り戻したい。だから、古鷹も抗って…!
[代わりにあたしは叫ぶ。叫び続けながら、向けられる副砲をじっと見つめる。…まだ沈められるわけにはいかない。]
え……?
[ 轟音、しかし予測していた衝撃は、来なかった。
二人の前に躍り出た響>>343が、身を挺して受け止めいていた ]
響お姉…!でもお姉が……!
ぅ……、ごめんね…。
[ 無茶をしないでくれ、という心配そうな声には少し俯いて。
自分達よりも損傷の激しい響が、暁に歩み寄るのを見守っていた ]
>>341
それでも、多摩は鎮守府に居た頃の球磨が嘘や演技だったなんて思えないにゃ!
・・・球磨?
[ゆっくりと自分に近づいて来る球磨。
間違っていたという言葉に、かつての球磨が戻って来たのかと、彼女を抱きとめようとして・・・
しかし、球磨はするりと自分の脇を通り抜けると、鎮守府を攻撃すると言ってそのまま前進してしまった。]
・・・球磨!?止めるにゃ、球磨!
[咄嗟に、砲口を球磨へと向けて静止しようとする。
何故、どうして、困惑の色が、顔に広がっていく。
・・・いや、本当はあの時、球磨の放送を聞いた後から薄々感じてはいた。
その後、二人だけで相対した時にも、予感めいた物はあった。
もしかしたら、球磨は自分に・・・]
どうして、そんな事を言うんにゃ!?
なんで、多摩に撃たせようとするにゃ!?
それじゃあ、まるで・・・
[――自分を、撃ち落とせと言っているような物ではないか。]
>>328
っ…
[加賀は本気なのだと悟る。
再び自分が暴走したなら何度だって叩きのめして。
…何度だって、同じような言葉をかけるのだろう]
………たい
[ぽつりと呟く]
…帰りたい、です…っ
[提督や仲間達がいる佐々穂鎮守府。
ほんとうは帰れるものなら帰りたかった。
――皆と、龍驤と一緒に]
>>347
今回だけ、特別ですよ・・・。
・・・い、いえ、べ、べつに・・・昆布巻にしようとしてるわけないわ・・・。
青葉さんにいつまでもこんな格好のままでさせるのは、
・・・ですし・・・。
せめて、これで服の代わりに・・・しようかな・・・と。
[顔を真っ赤にしながら]
>>350>>351
(……言っちゃったクマ。出来れば言わずに、終わらせたかったけどクマ……)
[多摩に背を向けながら、球磨はそんな事をぼんやりと思った。
この鎮守府でのスパイを命じられてから……ずっと、多摩を沈めなければいけないかもしれない事に心の奥底で葛藤していた。
途中で止まることも振り返る事もしない。このまま多摩が本当に撃つか、あるいは何らかの手段で止めなければ……本当に、鎮守府に攻撃をしかえるだろう。例え一人で、何人の艦娘に囲まれようが]
(…ごめんだクマ。球磨の優しくてかっこいい……本物じゃなくっても、大好きなお姉ちゃん)
[その背中はあまりにも隙だらけで、撃つのは容易い……あるいは、追いつくことも可能な速度ではあるだろうか]
>>354
球磨・・・待ってにゃ、球磨!
[自分の問いかけに答えようとせず、鎮守府へと進んでいく球磨。
あまりに隙だらけなその背中を撃つことは、自分には出来なかった。
必死で球磨を追いかけて・・・その間、何も無ければ彼女を後ろから抱きしめようとしただろう。]
>>344,>>345,>>346
[爆撃機は霧島艦隊の艦に向けて無事爆撃を完遂させたようだ。もっとも、数が少ない以上すぐに艦載機を戻し…補給を行わなければならない。そして戦艦ヴァジュラ以外は中破。即ち動く速度は霧島艦隊の速度より圧倒的に遅い。ヴァジュラ単独なら霧島艦隊と同様の速度は出せるが―それではヴァジュラが孤立するだけである。]
『―――音で判断する。その勘の良さは…この娘にしかないはず…だから問題な―』
[そう思った瞬間、ヴァジュラの前方にいた戦艦が1機爆発を起こす。偶々―本当に偶々であったが、船首の部分に砲撃が霞め、その反動で爆発した。
―完全に【大破】したと言っていい。]
(―不味い…!これじゃあこっちが移動出来ない…!
私だけ抜け出せばいけるけど、そしたら空母の守りが…!)
[ヴァジュラは内心悪態をつきながら、霧島の爆炎の方角目掛けて主砲を放つ。その間に艦隊に攻撃を行った艦載機が空母に一時着艦する。再び霧島艦隊への攻撃を行う為の補給を行う為だ。]
(―――近付かれる前に、どうにか弾幕を張らないと…!)
[だが相手は駆逐艦隊であり、同時に夜戦である。
当てずっぽうで副砲を放った所で、当たるわけがない。電探での察知も限界があるのだ。だからヴァジュラは―]
『戦艦艦隊、正面!当てずっぽうでもいいから弾幕を張りなさい!』
[そう艦隊に命じ、真正面からの迎撃にのみに注力する。果たして、霧島艦隊の動きは―]
>>353 山城さん
・・・あ、あぁ・・・ふ、服の代わりですか・・・
[明らかに滑り気のあるそれを・・・微妙な目で見る。]
そ、その・・・う・・・う〜ん・・・あー・・・
[このまま衆人観衆の中で裸体を晒すか、それとも、この滑り気たっぷりの昆布を身体に巻くか・・・]
う・・・わ・・・分かりました・・・我慢します。
山城さん・・・その、青葉に昆布を・・・巻いてもらえませんか・・・?
[恥ずかしそうに・・・背中でもじもじ動きながら・・・第三者が聞けば意味の分からないお願いをした。]
― 月が静かに照らす海 ―
[ また、夜に、と初雪には言った。この時は、駆逐艦達が一番真価を発揮できる戦場。 ]
そういえば。あの時も…こんな夜でしたか。
[ あの時。艦隊から別れた時に遭遇した敵艦隊。最期には綾波は力尽きてしまったけれど…。最期まで全力で戦い抜いた。口元の笑みを深め…
たった一人で…当てもなく海を彷徨う。何か目的、と言えるものはなかった。いや、強いて言うのなら―― ]
……ふふ。
[ また、私が先に見つけた。 たった一人で…何かを捜し求めている姿。夜闇でもはっきりとわかった。深海棲艦の青み掛かった瞳を細める。間も無く初雪も此方の姿を確認するだろう。"綾波"は、月明かりの元、佇み続けることにした…。 ]
>>355
[追ってくる多摩に、速度を上げて振り切ろうとする……なのに、スピードはちっとも上がってくれなかった。深海棲艦の姿のまま、抱きしめられる。
掴まった球磨の顔は……涙で、ぼろぼろになっていた。艦娘の時にも見せなかったような、嗚咽混じりのノイズのような声が漏れていく]
……嫌だクマ。球磨は、多摩ちゃんを裏切り続けるのは、もう嫌だクマ……もう終わりにしたいクマ……
[その体を振りほどくだけの力も出せない。水の上に座る様にして体がくずおれる]
球磨はどうすればいいんだクマ……?
[顔を多摩には向けない。むしろ隠すようにして呟く]
>>358
・・・わ、わかったわ・・・。
[後ろの方へ回り、先ずは腰の方から巻きはじめる
ぬめぬめして巻きにくいが背に腹は変えられない
途中ではだけないようにできるだけぐいぐいとしめる]
きつかったら、言って下さいね・・・。
[青葉の裸をみて、顔を真っ赤になりながらも
今度は胸の方をしっかりと巻きはじめる]
・・・こんなものですかね。できあがりです。
肌触りはよくないかもしれませんが、鎮守府までの辛抱です。
[再び背負って佐々穂へ向かうだろう
しばらくすれば、鎮守府が見えてくるはずだ]
>>343>>349
……!!
[咄嗟に身を呈して護ろうとしてくれたお姉ちゃんを見てることしか出来なくて…もう当たる…そう思って衝撃をどうにか自分の体にも逃がそうとしがみついて…]
…え…響、お姉ちゃん…!
[…被弾したのは、私達二人の間に割って入ってその身で受け止めた響お姉ちゃんだった。
どう見たって損傷が酷い、それでも暁お姉ちゃんに向かって一歩一歩進んでいく。]
…暁お姉ちゃんを、お願い…なのです。
[それでもその背は強く、私達二人の想いまで乗せてゆっくりと近付いていく。]
>>356>>357
「じゃあ行くよぉ阿武隈!意外性重視で真正面からだ」
「それ早く敵に接近したいだけでしょ夜戦バカ!ちょっとはものを考えろ!」
[彼女らは正面からの接近を選んだ。だから、それが意味するは――]
「ふぁぁぁあぁ!」
「きゃぁぁぁぁ!」
[二人に真正面からの砲撃が襲い掛かる。全ての戦艦からの弾幕が張られる。向うからはその砲弾が片方の艦にほぼ命中したのがわかっただろう。]
「なんのこれしきぃ!!」
「バカこっちは大破よぉ!!」
[そんな仲の悪い通信が聞こえてくる。阿武隈が危険だ。]
阿武隈!戦闘海域から離脱しなさい!
二人共、煙幕!!
[そして二人は煙幕をはる。煙が敵艦隊周辺を覆うだろう。阿武隈が戦闘続行は不可能だ。単騎帰投を命じる。川内は――]
「へっへーん。この時を待ってたんだもんねー!」
煙幕を張ったまま、敵艦隊と並走。艦載機着陸の姿を月明かりの下に捉え、狙いをつける。ありったけの魚雷を、敵空母に目掛けて放つ。戦艦には目もくれず。目標の沈没を狙い、弾薬を全て消費する気概で、雷撃を行った。]
「霧島先輩!大破した阿武隈と共に鎮守府へと一旦帰投します!彼女の護衛につき、必ず生きて帰ります!」
[そう言うと、魚雷を発射した川内は、戦闘海域を抜けるため、煙幕を更に張り、最大船速で一足先に離脱した阿武隈の後を追った。]
さて、仕事をしてくれたから、後はこっちが頑張る番ね!
[その一挙手一投足、全てに痛みが伴う。
しかし、それでも響は前へ進む。自らの敬愛する姉を救うがために。]
姉さん。
私も、雷も、電も。皆、待ってるんだ。姉さんが帰ってくるのを。
[語りかけながら、暁へと近づいていく。
少し遅いけれど、確実に。着実に。]
離れたくない、一緒に居たい。私たちだって一緒だ。
だから……
[更に距離を詰めつつ、暁の手を取ろうと手を伸ばす。
もし、暁がそれを拒まず、手を握れたなら。そのまま手を引き引き寄せて、抱きしめて。]
……帰ってきてくれ。姉さん。
[そう、囁くだろう。]
>>360
球磨・・・
[後ろからでは球磨の顔を見ることは出来ない。
だが、その声から、どんな顔をしているのかを想像するのは用意だった。
水面に座り込み嗚咽を上げている、姿は最早以前の面影を全く残さない妹の頭をあやすように撫でながら、]
・・・球磨は、終わりにしたいにゃ?多摩に沈めて欲しいのにゃ?
本当の本当に・・・もう、何も、方法がないのかにゃ?
・・・沈める事が、球磨を救う事になるなら、多摩は・・・
[球磨がそれを望んでいるのなら。
しかし、だからと言って・・・
葛藤を続けながら、球磨の胸の内の内に、問いかける。]
>>352
(最初からそう言ってくれれば、楽なのだけれどね)
(…ふふっ、素直じゃない子)
[呟く彼女の傍で、ふっと笑いかける。
…本音を言ってくれたのだと、目を、口調を見れば分かる。
大丈夫。彼女の心は、深海に沈んでなんかない]
帰りましょう。
あの子も、連れて。
みんなで。
[龍驤の方を見ながら、促す様に言っただろうか]
>>363,>>364
[真正面からの弾幕に巻き込まれた艦から爆発が巻き起こる。即ちヴァジュラの指示が意味を成したという事だ。]
『真正面から突っ込むその気概は認めるけど―
―勇気と蛮勇は別物よ。さあこのまま…』
[沈ませよう、と思った瞬間に白い靄がかかる。
―煙幕だ。もし今阿武隈と川内を狙っていたのが艦載機であれば、煙幕は無意味であっただろう。だが今狙っていたのは―戦艦だ。戦艦には相手の位置をはっきり把握する術はない。その対応の遅さが―致命傷だった。]
『しまった――!』
[ヴァジュラの後ろに、大きな轟音が響く。
その後に、高い高い紅の煙が立ち上る。
―――川内の放った雷撃が、空母の横腹を抉り、爆破させる。そしてその爆発が艦載機に引火し、さらなゆ誘爆を引き起こし。
…結果として、空母は一瞬で大破を通り越し、轟沈していった。これで残るは大破した戦艦が1機、中破した戦艦が2機、そして―]
『まだ満足に動ける私だけ、って事ね。
―いいわよ。最期のフィナーレは…私が飾ってやるわ!』
[そうヴァジュラは気を吐き、大破した戦艦を先頭にゆっくりと単縦陣を敷き、霧島艦隊の方へと向かいつつ―]
『ほらほらほら…!今撃たずに、いつ撃つって言うのよ…!!私は、私は…塵になんてならない…だから…!』
[まるで癇癪を起こしたかの様に、先程霧島が撃った方へと主砲を放ち続ける…]
>>359
[月が綺麗だ。初雪は沈む太陽を追うかのように浮き上がった月明かりを浴びて、そう唐突に思った。]
……あれは。
[その明かりに照らされた一つの影。
初雪は焦らずそのまま静かに進む。そんなに離れているわけでもないのに砲雷撃の音が遠くから聞こえる。]
こんばんは、綾波……。
[挨拶して、言葉をどう継ごうか一瞬迷うが、そのまま言い切る。]
あなたを、拿捕しに、きた。
[取り出せるようにはしているが武器は構えない。]
>>366
[――少しづつ、球磨の体が艦娘だった時のそれに戻って行く。艦娘を沈めたいという欲望より、撫でてくれる姉への事が心の大部分を占めたからだ]
……多摩ちゃん。
[葛藤する多摩に、小さな声で何かを問いかけようとする。何を聞きたいのかを自分の中で確認するのに、とてもとても長い時間がかかった]
球磨は、もう沈みたいクマ。このままずっと苦しんで、いつか多摩ちゃんの事も海の底へ堕とすんだって思いながら生きていくのは、嫌だクマ。
きっと、今からごめんなさいって謝って鎮守府に戻れても……また、球磨は艦娘の事、沈めたいって思うクマ。
……それでも、球磨は鎮守府に戻った方がいいって、多摩ちゃんは言うのかクマ?
>>368
[川内の雷撃の終末を見送り、空母は落とした。
敵戦艦からの砲撃の豪雨がやってくる。しかし、それは連射速度があまりに早い。これは、決死のものだ。それが分かる。つまり、艦隊は崩れかけだと判断した。落ち着いて後は戦艦を、落とす。]
那珂、神通、両翼に広がり探照灯を敵艦隊へと向けなさい。
これは、囮作戦。私と夕張で敵を狙うから、位置を明らかにして。
その間砲撃はあなた達を狙ってくるでしょう。
大破したらすぐに戦闘海域を抜けること。
頼んだわ。
「「…はい!」」
[自分が轟沈する可能性を考えてなおしっかりと自分を持っていてくれる。]
「「探照灯、照射します!!」」
[神通と那珂から指向性を持った光が照射される。場所は、敵艦隊へと。大破中破した戦艦が3機、そして、姫戦艦。]
――わかったわね夕張。後はしっかり、狙いなさい。
「はい!霧島さん!胸をお借りします!!」
一緒に撃つのは初めてね。…行くわよ。
主砲、斉射!!!
[敵の砲撃は明かりの向いた方に向かっているだろうか。少なくとも、その光の影になり私達2艦は視認が難しくなっているはずだ。その時間を使い、距離を計算、角度調整、発泡諸元、照尺調整。狙い撃ち、正確な砲撃を、敵に向ける。]
「きゃぁっ!!」
「霧島先輩!!これ以上は無理ですぅ!!」
了解!こちらも斉射済よ!急いで海域を抜けなさい!
[なおも続いていた砲撃により、那珂と神通は大破。残りは、私と夕張だけ。しかし、敵にも相当な錬度の砲撃が降り注いだはずだ。]
>>338 >>339 >>344 >>349
あっ・・・
[無意識に撃っていた魚雷は電に引き寄せられていった。その電を庇った雷に、命中したかに見えたそれは・・・]
どう、して・・・
[妹たちが傷ついていく。それを望んだのは、誓ったのは私なのに・・・]
死ぬのが、怖くないの?
¨レギオン¨が、深海が、いやじゃないの・・・?
わたしは、こわくて、憎かったのに、なんで・・・
[ぼんやりと、前を向いたまま、私は立ち尽くしてしまいました]
だめ、ですよ・・・
私は、化け物で、みんなを倒そうとしていて・・・
[あの時・・・私が沈んだと告げた時と真逆でした。私はじりじりと詰め寄られ、後ずさるけれど、意味はなくて・・・]
きちゃ、だめだって、いってる、のに
[ただ、涙ながらに、そうつぶやきました]
>>371
・・・多摩は、球磨を沈めるのは嫌にゃ。
でも、球磨が苦しい思いをしながら生きるのも・・・嫌にゃ。
[元の姿へと戻っていく球磨を抱きしめながら・・・その衝動をどうする事も出来ない自分のもどかしさに歯噛みする。]
・・・だから、球磨が心からそう願うなら・・・多摩は、球磨を撃つにゃ。
でも、もしそうなったら、最後に一つ、多摩のわがままを聞いて欲しいにゃ。
もし、多摩がこの賭けに勝ったら・・・球磨には、これからも生きていて欲しいにゃ。
[何をするのかすら告げない、あまりに一方的な提案。
我ながら、勝手だと思った。]
>>370
……こんばんは。初雪。良い夜ですね。
この月を見ていると、色々思い出してしまいます。
[ 初雪に微笑んで…やっぱり、頑固ですねぇ、と困ったように笑って… ]
拿捕して、どうするのですか?
"綾波"はもういないんです。死んでいるんですよ。貴女の目の前で。
死んでいるものが、生き返る、なんてことは起こらないんです。もしも。死んだものが何度でも黄泉返るなんてことが、起きてしまえばどうなるか。
命の価値など、それこそなくなってしまうでしょう。
一度喪われてしまえば、絶対に取り戻す事が出来ないからこそ、命というものは貴く、自らの命を賭すという行為が尊くなるのです。
一度喪われてしまえば、絶対に取り戻す事が出来ないからこそ、命を棄てるという選択肢を安易に選ぶ事は…許されない事なのです。
[ それは、まるで初雪に言い聞かせるように。心に刻むように―― ]
それに。私を拿捕したとしても、貴女の手に残るのはただの死体です。
受け容れてください。初雪さん。"私"は、もう、いないのだということを。
>>376
我儘……クマ?
[きょとんと小首を傾げる]
……沈めるのが嫌なら、球磨の我儘を聞いてもらう事になるクマ。だから多摩ちゃんの我儘も……球磨にできる事なら、聞くクマ。
[即、とは言わないがそこまで時間をかけずに答える。完全に艦娘の姿に戻り、多摩の言葉を待つだろう]
>>348
<例え聞こえていてもどうにもできないよ?>
[冥土の土産とでも言わんばかりに、ベグレイターが初めて自己と古鷹を分けて言葉を発した。]
<"私"が居なければもう一度加古に会う事もできなかった…加古に会うという望みはもう叶ったの。>
<だから今度は私の望み…加古だけじゃない、皆、皆、連れて行く。>
[副砲を今にも撃たんとしながら]
<抗うなら道は一つしかないよ…加古に、それができる?>
>>372,>>373
[ヴァジュラ率いる艦隊の砲撃が霧島艦隊の艦を1機1機大破に追い込んでいく。]
『ほら、ほらほら!何で逃げるのよっ!逃げたら面白くないでしょう?!もっと来なさいよ!こっちはいつでも死ぬ気で来てるのに、何で、何で貴方達はそうして―!』
[その瞬間、眩い光が降り注ぐ。神通と那珂の探照灯だ。その光は、暗い中では良く目立ち、そして―]
(視認が困難になった―相手は、何処?!)
[これがもし"金剛"であったなら、持ち前の感性で切り抜けたのだろう。だが、今の彼女はヴァジュラであり―目の前の敵の姿しか、焼き付けていない。だから相手の姿を見失い、そして―]
『―――――!!!!!』
[…白い光がヴァジュラの視界を遮るのをやめた時、それに入れ替わるようにして、紅い炎が立ち上る。
―目の前に、戦艦だったものが、横たわる。
つまりは―この周辺の海域にいる深海棲艦の艦は、彼女だけになった。]
『―――私だけ、ね。結局…私しか残らないのね。
いいわ、いいわよもう。終わらせましょう、霧島。
結局―誰もついてこれなかった!これは最初から貴方と私の戦いだったのよ…っ!』
[戦いを楽しんでいたヴァジュラの心が一変する。怒りの心が支配する。心が荒む。ヴァジュラの艦が動く。]
『貴方達は良いわよね!"大破したら帰って、また来ればいい"なんて思えるんだから!こっちは、こっちはね…一度死んだからって…ただただ、特攻するしかないのよ!死人には―生きる権利すらないのよ!生き方を選べないのよ…この、この――!!!』
[そうしてヴァジュラは霧島の方へと向かって、夕立と霧島それぞれに主砲と副砲―全ての砲門を乱れうちする。霧島には主砲を。夕立には副砲―それぞれを使い分ける程度の思考は残っていたが…ヴァジュラの心は、もう混濁の海に沈んでいる。]
>>361 山城
[顔を真っ赤にしながら山城さんから背ける。
見られるのは分かっているけど・・・そう考えるとまた真っ赤になる。]
・・・ひぃぅ・・・きついというより・・・やっぱり、ぬるぬるしますぅ〜・・・
[ぬるぬるが肌を這う感覚に半泣きになりながら、山城に全部見られているという恥ずかしさに頬を真っ赤に染めながら、私に昆布が巻きつけ終わるまで待つ。]
・・・ぅぅ・・・山城さぁ〜ん・・・ぬめぬめしますぅ〜・・・早く帰りましょうよ〜・・・
[山城さんの背に再びぎゅっとしがみ付き、情けない声をあげる・・・山城さんの背中で身体が跳ねるたび、ぬるぬる感を味わうため・・・余計にげんなりしてしまう。]
あぅ・・・分かりました・・・我慢しますぅ・・・
[山城さんの言葉に頷きながら出来るだけ体が動かないように、山城さんに押し付けて固定し・・・大人しくする。]
あ、鎮守府が見えてきました・・・ねぇ・・・
[おおよそ、自分のせいなのだが・・・鎮守府が大分ぼろぼろになっていた。]
>>379
古鷹……
[声が、震える。]
もう一度だけなんて、せこいこと言わないでよ。
もっと、何度でも会おうよ。ずっと、一緒にいようよ……。
o(そうだ…、ここであたしがやられたら、あたしだけじゃなくて、みんなも…)
[そしてあたしは、静かに副砲を構えた]
……それしかないって言うの?古鷹…
>>378
・・・うん、賭けにゃ。
[球磨の言葉にこくりと頷くと、左手に持った副砲を球磨へと向ける。]
もし、多摩と球磨が一緒に沈んだ時・・・一方が沈没を防ぐ存在を持っていたら、
その存在は、果たしてその傍らで沈むもう1隻の姉妹艦の事も助けてくれるのか・・・って言う、賭けにゃ。
[そう言って、もう一方の手に持った主砲を・・・自分に向けた。]
・・・元々は球磨から貰った物だし、多摩が沈むことは多分ないからちょっとずるいけど・・・でも、せめて球磨と同じ痛みを、多摩も受けたいんだにゃ。
・・・多摩は馬鹿で、球磨みたいに優秀じゃないから、だから・・・こんなことしか思いつかなかったにゃ。・・・ごめんにゃ。
[そう、困ったように苦笑した。]
>>326,>>327
――――――、―――――
[回避は、続く。攻撃は続く。
おかしい。脳震盪による思考の乱れは判断している。それにしても、体が思うように動かない。違う、動かないのは体でなくて……反応が鈍い、感覚が鈍い……感覚?かんか]
――――――ぁ
[戦場での兵士が、一度傷を負った場合、そこからの負傷は加速度的に、累乗するように進み、一気に、あっけないほどに討死まで至る。いたって単純な理論。
それは、歴戦の赤城とて例外でなく……
反応できなかった砲撃が、赤城に直撃する]
――――――
[被弾、しかし問題なのはそれによる傷でなくて……
……ここで足を止めてしまったら]
(……誰か、雷撃処分、を……)
[続く砲撃がすべて当たってしまう事は、わかっているのだ]
[赤城、大破]
(しず、む、わけには……)
[体が、崩れ落ちる。途切れかかる意識の中で、41砲を自分の体から降ろし……
赤城は、倒れた。]
[ ボロボロの身体でしがみつく電>>362を抱き留めたまま、佇む。
姉妹の中で、最も暁に近いのは響だ、きっと届いてくれるはず。
そう信じて、暁と響を、じっと見つめる ]
帰ろうよ、みんなで、一緒に…ね?
[ 響の呼びかけ>>365に続いて、こちらも呼びかけた。
立ち尽くし、じりじりと後ずさる暁>>375には、涙が浮かんでいて ]
そんなことない。
お姉はいつもの、あの時会ったままの。
優しくて妹思いな、暖かいお姉だもの。
[ そんな姉に、柔らかく微笑みかける ]
おいでよ、私達の所に…ねっ?
>>377
私も、色々思い出してた。
[綾波の苦笑に初雪も無理に口の端を曲げて笑う]
命は尊いって、分かってる。それなりに見てきたし。
それでも、綾波は死体だって、この目で見て、耳で聞いて、頭で理解できても―
…受け容れられない。
[自分のことを受け入れてくれた綾波の存在は、想像以上に大きい物だったと今更ながら理解する。]
…それくらい頑固。それくらい、好きだった、から。
だから、あなたがどう言っても――私は…あなたを拿捕する。
[そろそろと武器に手を伸ばした。]
>>380
…夕張。いいわよ。彼女たちと一緒に帰投しなさい。
「えっ、でも、霧島さんが…」
今回の戦いはあなた達に成長の糧になったはず。
いいから、ここは任せて。
「…了解、しました。」
[彼女は副砲の射撃を受けるだろう。しかしそれでも切り抜けるはずだ。彼女は、私の砲撃を身を持って受け、回避の感性を磨いている。戦線を離脱させる。そして、この海域には、同様に、私だけが残る。主砲の爆炎を、その怒りを受けて、なお、しかと、姉――だっだもの――を見つめている。]
姉さん。私は、知りました。あなた達の事を。あなた達の叫びを。
だから、一人になんかさせません。私が――っ!
[彼女らの前では抑えていた涙が、漏れてしまう。どうしても、決めていたこと。彼女は私が、眠らせてあげる。冷たい海の底じゃなく。苦しみを味わって、生き返ってでも光を求めた彼女たちに。]
穏やかに過ごせれば、良かった。
貴方を守って――あげたかった!!
[霧島は落ちる弾丸、着弾する弾丸にも目をくれず、一気に最大戦速で前進。それだけじゃない。機関を限界まで駆動し、"一杯"に回す。艦の限界を超えた速度で、船体を軋ませ、体が悲鳴を上げても、荒れ狂う彼女の元へと、向かう。]
だから私は、貴方を見送ります!
貴方を救えなかった私は、せめて苦しみから解き放って上げなきゃいけないから!貴方を、貴方の最期を!ちゃんと見届けないと行けないから!!
[それは戦艦金剛に言ったものだったのか。すでにヴァジュラと成り果てた深海凄艦に言ったものだったのか。それは霧島にもわからない。しかし"彼女"の心を、この世の呪縛から開放する。それは、色々な苦しみ、姉と対峙する苦しみ、皆を背負ってここまできた苦しみ、最期の結末に予想される苦しみ。
全てを思い、泣いて、だけどどこまでも落ち着いて、主砲を彼女に向ける。]
>>384
[多摩の口から出た賭け。それは球磨を心の底から驚かせるには充分すぎる衝撃があった]
なっ……多摩ちゃんはそれでいいのかクマ!?もし多摩ちゃんだけが沈んだら……
[そこまで言って、しかしそれを自分がとがめる道理はないだろうと踏みとどまる。それに……]
(……大丈夫、アレを持ってるのは球磨じゃない。多摩ちゃんだクマ。多摩ちゃんが沈む事はほとんどない……それで、多摩ちゃんが球磨を沈めてくれるのなら)
――わかったクマ。迷惑ばっかりかけて、ごめんだクマ。
[遺言の様に承諾し、自分の主砲を自分に向ける]
撃つタイミングは、3,2,1で……いいクマ?
[覚悟のこもった目で、多摩を見つめた]
>>389,>>390
[霧島がヴァジュラに向かって来る。ただ只管にヴァジュラの主砲を掻い潜りながら、傷ついて、そして限界を超えて尚も向かって来る霧島に―
―ヴァジュラは初めて、恐怖を感じた。]
『何で、何で、何でなのよっ!何で貴方はそんなに真っ直ぐ来れるのよ!
何で貴方は私が欲しいものを、全部全部持ってるのよ!何で、何で――』
[その怒りが頂点に達し、ヴァジュラの心と身体がバラバラになって―それと同時に霧島の主砲がヴァジュラ自身に向けられた瞬間―]
『―――――貴方…!!!!!』
[―ヴァジュラの艦が、突如停止する。それと同時にあれだけ荒々しく鳴り響いていた砲撃も、止む。それ同時に、霧島に1つの通信回線が繋がるだろう。
―それはきっと、忘れ事の出来ない通信回線の番号。そして、きっと霧島は忘れられない…あの声が。]
…ハーイ、霧島…?聞こえますカー…?
[もう力もなく、弱弱しくて…今にも消えそうなくらい小さい。それでもその声は…
―――金剛の声、そのものだった。]
>>388
本当に、頑固です。ならば、しっかりと初雪さんに理解してもらう必要があるわけですね。
[ そう言って、40mm高射機関砲を、5inch連装主砲を、初雪に向け… ]
此処にいるのは。"綾波"という名を名乗り、彼女の死を汚す外道です
貴女の望む"綾波"は、もう、何処にもいないんですよ。
さて。私を拿捕するというのなら、私は目一杯抵抗させていただきましょう。
[ ――さあ、最後の仕上げです、と言う"綾波"の青み掛かった瞳は…黄金色に輝きだす。柔らかな微笑みとは裏腹に、放つ威圧感は駆逐艦とは思えぬほどの重圧を持っていた。 ]
第十九駆逐隊所属、綾波。推して参ります
[ 初雪がしっかりと武器を構えるのを待って…40mm高射機関砲の仰角を下げ、初雪に向けて速射を開始する。対空火器とはいえ、装甲を持たぬ駆逐艦には十二分な威力がある。まともに貰い続ければ、蜂の巣になる事は避けられないだろう。 ]
>>391
もし多摩だけが沈んでも・・・それはそれで、球磨と一緒になれるにゃ。
そうしたら・・・皆に迷惑をかけないように、二人でどこか遠い所でひっそりと暮らすのも、いいかもしれないにゃ。
[なんて、冗談混じりに微笑んで見せる。
流石に球磨は驚いていたが・・・それでも、承諾してくれた事には頷いて、迷惑をかけるという言葉に首を振る。]
・・・ううん、多摩こそ、球磨を助けてあげられなくて、ごめんにゃ。
タイミングは、それでいいにゃ。
[自分の主砲を自分へと向ける球磨を見れば、球磨に向けていた左手を下ろして、副砲を捨て球磨の空いている方の手を握ろうとする。]
・・・球磨。多摩は、球磨がどんな姿になっても、いつまで経っても、ずっとずっと、大好きにゃ。
[覚悟を決めた瞳を向ける球磨に、最後に優しく笑いかけて・・・その時を待っただろう。]
>>392
[余りの出来事にハッとする。砲の轟音は止み、自分が向かっている機関音だけが響く。そしてそれすらも、姉さんの声を聞いた瞬間にはほぼ無音にさえ感じた。]
姉…さん…?
[それは静かに漏れた音。今の言葉を反芻するかのように漏れた音。瞬間、様々な感情が溢れるも――]
心のどこかで探してました…
貴方は消えてしまったのかって探してました…!
今まで…どこに行ってたんですかぁ…姉さん…!
[――口から漏れたのは、そんな言葉だった。]
>>365>>375
[支え会うような形で抱き合いながら、二人の顛末を見守る。]
いつまでも意地っ張りなお姉ちゃんじゃ…素敵な"れでぃ"になんて、なれないのですよ?
[なんて二人に続くようにして、そんな言葉を…いつも姉妹で交わしていたような、何気ない言葉をふわりと笑みを浮かべながら紡いだ。]
>>329 >>385 >>386
[島風が躊躇した一瞬に。赤城の最後の・・・恐らく、当人すら意識のほかに放った、執念の一撃が最後の浮遊要塞ごとぶち抜いてサラトガに直撃する]
・・・・が・・・・ぁ・・・・ぁっ。。。
[艦載機も、今はふらふらと心もとない。サラトガが、限界に近付いているのが解るだろう。だがしかし、残った砲塔の一つが。深海棲艦の本能を満たそうと、赤城の方を向く]
[意識混濁し、虚ろな目のまま。龍驤は迷う>>329島風の方を見て]
(―――うちぃ。臆病もん)
[そんな想いをこめて。大きく頷いた]
[島風の覚悟が先か、それとも―――サラトガの砲撃が先か]
>>394
ふふっ、深海棲艦になっちゃったら、そんな事は出来ないクマ。誰かを沈めたいっていう衝動には……勝てないんだクマ。
[そういう声は、自分が経験したことの悲しさに満ちていた]
……いいんだクマ。多摩ちゃんに納得してもらえて、沈めるなら……あの世って奴で本当の姉妹に戻れるんだクマ。
大好きだクマー。ずっとずっと、沈んでも……絶対だクマ。
[そっと、左手を差し出して、多摩の手を握る。笑いかけた多摩に対してこちらもようやく、多摩の方を向いて笑顔を浮かべようとして……少し、失敗した]
じゃあ、カウントするクマ。3,2,1――
[0とカウントする。だが球磨は、すぐには自分に向けて砲を撃たなかった。普通の状態であれば手ひどい裏切りであろうが、この場合は事情が違う]
(……ごめんだクマ。多摩ちゃんには絶対、深海棲艦になってほしくないんだクマ)
[当然、片方だけが沈めばそちらだけに確実に修理要員が発動する。多摩が自分に撃ったのを確認してから、ためらいなく自分に打ち込むだろう]
>>395
…Aha…ごめん、なさい…ネ…。
帰って来るのが、相当かかったから…これでも、全速力で…頑張ったんデース…。だから、怒らないで下さいネ…。
[私は満身創痍の状態で、愛する彼女の声を聞いた。
…それだけで、私は…報われた気がした。だけど、それで満足してはいけない。
―唯一のチャンスを、ここで棒に振るわけにはいかない。だから、私の今の状況を語りだす。]
…ずっと、私は深海棲艦に心を奪われていましたネ…。その結果、貴方だけではなくて…まだ経験も浅い子まで危険に晒してしまった事…謝りますネ…。御免なさい、デース…。
だけど…貴方達のおかげで…今、ほんの僅かな時間だけ…私は私を取り戻す事が出来たのデース…。
[そこまで言って、私は一度大きく咳き込む。
…黒い何かが、私の胸奥をまた浸食してくる…のを…理解、して…私は、時間がない事を察して…愛する人に、最も過酷な願いを、押し付ける―]
…ぐぁ…ごほっ…はぁ…ぁ…。単刀直入、に…いい、ます、ネ…。
―おねがい、デース…きり、しま…
―――私を、その主砲で撃ってください……
わたしを、この海で…ねむらせて、くだ、さい…
>>383
<うん、だから加古を、皆を、迎えにきたの。>
[そうしたら、ずっと、ずっと一緒に居られる。]
<そう、それしかないよ…私ももう次は外さないから。>
>>393
うん。でも、引きずってでも連れて帰る…
[綾波の気配が急変する。凄まじい圧が、彼女の全身から漲って見えるほどだ。
その恐ろしさを体感しながら、初雪は抜刀する。]
…第十一駆逐隊所属、初雪。
[青眼に構えて、開戦する]
推して参る。
[その瞬間から容赦無く飛来する銃弾の雨。まともに受け切るのは無理だ。ただあの速度に磨耗するだけ。]
──…っ。
[銃弾の雨が海を弾く。その軌跡を大きく躱しながら、初雪は腿の装備から魚雷を4本発射した。]
あたれ。
[そして大きく円を描きながら、中央の綾波へと距離を詰めて行く。]
>>400
させない。あたしも、誰も、そっちには連れていかせないよ。
[きっと、古鷹が悲しむから…]
ごめん、古鷹…。ちょっと痛いかもしれないけど…ごめん!
[古鷹に、誰も傷つけさせないために…あたしは引き金を引く。]
―――っあああああーーーーー!
[狙いは本体ではなく、こちらへ向けられている砲塔。
撃沈ではなく、戦闘続行不能を狙った一撃。]
[背中に感じるぬめぬめに>>382戸惑いを見せながらも
ようやく佐々穂が見えはじめた
ボロボロになったとはいえ、入渠所は無事、そこさえ入れば傷は治るだろうか]
山城、青葉、ただいま帰還しました。
[艤装を解除して、破損した右側の砲台を修理に回す]
さ、青葉さんつきましたわ。
私はこれからお風呂に行きますが・・・一緒にどうです?
[妖精さんに自分と青葉の分の着替えを頼み、着替えを受け取れば、こちらは入渠所へ向かうつもりである]
>>398
[球磨が大好きだと返してくれた事に、満足そうに微笑んで・・・そして、カウントが始まった。
3,2,1――ゼロ。]
[暁の水平線に、戦いの終わりを告げる花火のように、砲撃の音が二つ、重なって響いた・・・
・・・はずだった。
自らの砲撃により、身体が沈んでいく。
意識が遠くなり、水上で繋いだ手が離れ、一人、沈んで行く。
・・・一人?]
[・・・全てを悟った時には、手遅れだった。
暗く、冷たく・・・そして、沈んでいった艦むす達が流した涙で海が出来たのではないかと錯覚するような、塩辛い海の水を飲みながら、まだ沈んじゃ駄目だと、薄れ行く意識の中、もがいて、無駄な足掻きをする。
だが、遅かった。自分の懐が淡い光を放って、自身の最低限の機能を修復、浮上させる。]
・・・球磨ァっ!!!
[海面に上がるなり、叫んで、妹の姿を探した。
もし、まだその場にいるのなら・・・絶対に、引き金を引かせてはいけない。]
>>387 >>396
う、あ、あぁ・・・
[涙を流したまま、抱きしめてくる響の腕にあらがえなくて・・・。聞こえてくる二人の声にも、響の温もりにもなにもできずに]
う、あぁぁぁぁぁぁん!!
[ただ、大粒の涙をこぼしたのです]
>>399
[私が最初に、この作戦を実行するときに、決めたこと。]
[彼女を沈めるということ。]
[未練。それはあってしかるべきもの。]
[だけど私は誰よりも散っていった命を知っている。]
[だからこそ、わがままは許されない。]
[旗艦としてとか司令の為とか、姉の為とかじゃない。]
[―私が、決めること―]
姉さん。私は、冷たい妹です。貴方を守ることも、知ることも出来なかった。
そんな私を、許してください。…苦しいです。悲しいです怖いです。
認めたく、ありません。姉さんが、死んでしまったなんて。
ですが、私は、私は。大好きな、姉さんを―――っ
[涙がぼろぼろと。]
姉、さんを。この海から、助け、ます。後始末は、私に任せて。
今まで、やってきたんですから!大丈、夫。
[ね?と、声を掛ける。気丈に振る舞い、彼女のことを想って。]
今まで、ありがとう、ございました…
[駆動音がきりんで、砲塔が動き、狙いを定める。
いつも通りの所作。何千何万と行ってきた、敵を補足する動作。
それを、姉さんへと向ける。耳をつんざく、発射音が鳴り響いた。]
愛して、います…!
>>404 山城
あぅ・・・青葉、恥ずかしながら帰ってまいりました・・・
[山城の背に隠れるように身体を隠しながら、ちょこちょこっと顔を出しながら辺りの様子を覗う。]
あ、青葉も行きます・・・ぬめぬめで気持ち悪いんですよー・・・
・・・山城さん・・・その、こんなことは・・・頼みにくいんですけど・・・
[背中でもじもじする。まだ、「動けない」のだ。]
その・・・青葉の身体・・・洗ってもらえますか?
[本当はそこまで頼みたくないのだけれど・・・さすがにいきなり浸かるのはまずいだろう。]
>>405>>406>>407
[多摩の体が沈むさまを見てやはり心は激しく痛む。海水が薄く光ったのを見て効果の発動を確認しても、涙がぽたぽたと海水に落ちるが……それでも、引き金を引いた]
――ズドンッ!!!
[パワーアップした自分の主砲は、自分自身を一撃で轟沈させるには充分な威力を持っていた。とても浮かび上がれない体になり、意識が薄れて海水に落ちる]
(……多摩ちゃん、さようならだクマ。許してくれなくてもいいクマ。それでも……これで、もう終わり。最後まで……優しいお姉ちゃんで妹だったクマ)
[苦しいはずの海水は、もう何度メカもわからない自分の死を優しく包み込んでくれている気がした。
再び浮かび上がる意思もなく、その体を沈めていくだろう]
>>401>>402
[ 高射機関砲の速射は止めない。投射を続けるのは勿論牽制と…行動を縛るため。その為、効果的な弾幕を展開するのに。連装機関砲は片方が投射を行っている間は片方が停止するのだが…奔る魚雷を見て、停止していた機関砲を稼動し、回避行動を行っている間に、大きな隙を見出させぬように、弾幕攻撃を開始した。
一発目、二発と回避を行うものの、三発目の魚雷を避けたところで正面から侵略する四発目の魚雷を正面に迎え、5inch砲によって破壊する。
しかし、破壊したのが余りにも近すぎた所為か、若干の被害を受けてしまうも、魚雷発射管、主砲、連装機銃何れにも致命的な損害はない。
円を描くようにして侵攻する初雪の姿を見出す。 ]
残念ながら、貰うわけには行きませんねぇ。
"綾波"の目的はどうあれ、"私"は未だ、未だ満たされてはいないのですから!
[ 歓喜の声。初雪を迎え撃たんと、"綾波"は構えを取った。 ]
>>412
[海面に上がった時には、既に球磨は引き金を引いていた。
すぐにその姿を捉えるも・・・最早、球磨の体はほとんど沈んだ後だった。]
球磨!・・・球磨あああああああああ!!
[咄嗟に、沈みゆく球磨へと手を伸ばすが・・・]*
……。
[ 響の腕の中、大粒の涙をこぼす暁>>408に、ゆっくりと歩み寄る。
そして、二人の横からそっと包み込むように抱きしめて。
皆で一緒にお土産を食べた、暁がやってきた時の事を思い出す ]
ほら、こうしてるとあの時みたいだよね。
今度は私達三人でで暁お姉を抱きしめてるけど。
[ 目に涙を溜めて、ぎゅっと繋がりを強くして ]
今度こそ、みんな、揃ったね。
……帰ろう。
[ 日が顔を出し始め、白んでゆく空の下で、そう、囁いた ]
─ 2d某時刻:無人島 ─
ん……
[どの程度時間が経ったのだろうか。夕立はぼんやりと目を覚ます。もちろん無人島に連れてこられたとは知らないから、どこなのかわからない。]
あ、れ……? ここどこ?
[どうやら今は"トワイライト"ではなく"夕立"のようだ。
あたりをキョロキョロと見回すだろう。]
>>403
<…!!>
[加古の狙いすました一撃で副砲が破壊、機能しなくなる。だがそのまま終わりなどしない。]
<これで…!>
[やや距離を置きながら、酸素魚雷が数発発射され、加古を襲う。]
>>413
(牽制と主砲…いずれも厄介。)
[初雪は綾波の魚雷の処理の手際に舌を巻きつつ、急速に接近していく。機関砲とて、弾が列を成す前に避けるようにすれば問題ない。主砲を撃ってきても刀で迎撃できる。魚雷はこちらも主砲がある。]
……せいっ!
[裂帛の掛け声でもって、厄介な機関砲へと迅雷の如き突きを繰り出した。機関部を破壊し、使わせなくする狙いだ。]
>>411
もちろんですわ・・・。
それでは一緒に参りましょう。
[青葉ほどでもないがボロボロになった服から素肌が覗く、こちらも恥ずかしそうにそそくさと『風呂場』にむかう]
→― 鎮守府・入渠所 ―
それでははずしますわ・・・。
[動けない彼女の体に巻きつけた昆布を丁寧にはずし、
こちらもボロボロになった装甲を脱いで、一糸纏わぬ姿となる]
・・・。
こちらも大分、怪我をしてしまいましたわ。
[自分の体をしげしげとみる
精神的に高ぶっていた事もあって、痛みは感じてなかったが、ユグドラシルの攻撃は熾烈であったから、生傷が所々にできていただろう
以前に左腕に負った傷ほどではないのだけれど、
そうして浴場に入るだろう]
>>416
気付かれました? おはようございます。
(……完全に分離したとか、片方が見えなくなったとか、そういうわけではないようですね。)
[ 起きだした夕立を見て、少し考え込む仕草を見せるが…直ぐに彼女の疑問に答えるだろう ]
はい。ここは佐々穂鎮守府近くの無人島です。
現状がどうなっているか、ご存知ですよね?
―――回想<<走馬灯>>
ねえ、霧島?
[夕焼けの埠頭で、霧島と黄昏ていた時。
まだ私も霧島も…未熟だった頃。
私はこの鎮守府で霧島と夕焼けを見るのが、好きだった。霧島がどう思ってたかは…私は知らないけど。
でも、きっと二人なら何でも出来る。そう思ってた。]
ほら、そんなに落ち込まなくても大丈夫デース!
私達は今日も帰ってこれたネ!まずはそれを喜びましょうネ!
…大丈夫ネ。私はいつでも、貴方の事を見てますからネ!だから安心していいデース!
[―私はいつまでも忘れない。あの空の色を。霧島と見た景色を。]
もう、心配性なんだから霧島は。私達がこの景色を覚えている限り、また逢えるネ!何でわかるかって?それは私の勘デース!
[そうして私は笑う。空の夕焼けに恋を歌えば―
―私は何だって、耐えられる。戦えるから―]
>>409,>>410
それはNo、デース…。貴方は、私の事を最期まで知ろうとしてくれましたネ…。許す許さないなんて、ないデース。
寧ろ…私の方こそ、ごめんなさい、ネ…。苦しみを与えて…悲しみを与えて…怖さを与えて…
そして、私がいなくなる事を…押し付けて…ゴメンなさいデース…。
[私も霧島と同じ様に涙が溢れる。でも、これでいい。私の身体はどんどん動かなくなる。"あいつ"が霧島を私"達"と同じものにしようと…砲台を少しずつ少しずつ霧島の方へと向けようとしているのがわかる。だから、私は最期の心の力で、その動きを押さえつけながら―]
大丈夫、ネ…。貴方には、頼もしい後輩達が一杯いるネ…。独りじゃ。ないから…。だから、平気、デース…。
[私は最期の最期まで、金剛型の長女として。
そして、霧島を愛する一人として…想いの言葉を重ねる。]
こっちこそ、愛しているわ…有難う、霧島…。
[そうして、霧島の砲塔―提督から貰った大事な大事な主砲が、私の方へと向けられる。霧島らしい、一糸乱れぬ敵を捕捉する動きをもって、私を見つめてくれている。]
(ああ…これで、私は…やっと、開放…されるのネ…)
[そして、私は霧島の決別の一撃が放たれた瞬間―叫ぶ。]
>>408
泣きたいのなら、泣けばいい。
全て、私たちが受け止めよう。
……でも、思う存分泣いたなら。
いつもの素敵な笑顔を見せてくれないかな?
[抱きしめている腕の片方を暁の頭に乗せ、撫でる。
残った腕で、強く、強く、二度と離れたくないかのように、抱きしめる。]
[―――その叫びがこの海域に響いて。
その数秒後、私の身体に激痛が走り…目の前が紅く染まる。夕日なんて目じゃないほど、紅い紅い景色が。
―――私の身体が爆発し、炎上する。
…機関部が大破。浸水が始まる。右腕が痛みで動かない。だけど同時に…"動かせる"。
私はあいつの支配から、逃れる事が出来た。
―その命と引き換えに。]
>>414
[海の中に落ちた球磨の意識が薄れていく。これでようやく終わる、他の深海棲艦達はどうなっただろうか、多摩は今自分の事を恨んでいるだろうか……そんな連続性のない思考が走馬灯のようにぐるぐると巡っていく]
(……ありがとうだクマ。今までずっと……苦しかったけど、楽しかったクマ。ずっと一緒に居たかったクマ……ゴメンねだクマ。多摩ちゃん。
球磨がいなくなっても…ずっとずっと、かっこよくて優しい多摩ちゃんでいてね、だクマ……?)
[意識は闇へと落ちていく。ずっとずっとゴールのない遠泳の終わりを目指してきたが、いざ終わってみるとなるとやはり死にたくないという気持ちは、ある]
(さようなら……多摩ちゃん、球磨の一番大切な――)
[いくつもの死を重ねた物の最期とは往々にしてそういうものなのかもしれない。死の間際にすがる様に、海上から差し込んだ何かに手を伸ばした気もするが――そこからの意識は、球磨にはないだろう]
>>419 山城
・・・はい・・・
[身体に巻かれた昆布が外されて・・・私は、また裸体を山城さんに晒す。
やはり・・・恥ずかしい・・・。]
あ・・・その、ごめんなさい・・・
[山城さんの何気ない一言・・・そう、山城さんに怪我をさせたのは・・・ユグドラシルであるが私の身体なのだ・・・
そのまま浴場に連れて行ってもらって・・・]
山城さん・・・その・・・青葉・・・
[チラッチラッと山城さんの生傷を見ながら・・・殆ど動かない、ポンコツな身体で・・・そっと、正面から抱きしめた。
ごめんなさいと、ありがとうを込めて・・・]
>>417
まずは副砲、このまま…――ッ!
[副砲を撃ち抜いたことに喜ぶ間もなく、今度は酸素魚雷が迫ってくる。咄嗟に回避行動をとるが、全ては避け切れない。なら…]
これでっ……くぅぅっ!!
[右に回避しながらの、同じく酸素魚雷での応戦。左足側のものを全部撃つ。
避け切れなかった酸素魚雷は左足で受ける。魚雷使用不能。ただ、撃ち尽くしてしまえば問題ない]
そこだああっ!!
[続けて三式弾を放つ。本来は敵機を撃ち落とすための武器だが、狙いは古鷹の手前の水面。
炸裂した榴弾で足元を、雷管を狙う]
>>418
(――武器狙いとは。本格的ですねぇ。)
[ 彼女の、初雪の突きの目標。それは放っておけば何れ致命打を与えかねない機関砲。笑う。楽しそうに。目の前の娘に向かって。 ]
ふふ。その意気に…機関砲の一基は差し上げましょう。
ですが。御代として貴女の命を貰い受けます。確かに機関砲は厄介でしょうけれど…ね。
[ 初雪の突きを受けた瞬間に身体を捻り、その腹部に回し蹴りを放つ。その蹴りが当たるか当たるまいか…無事なほうの機関砲が唸りを上げ、40mm砲弾を、更に5inch主砲による砲弾が初雪に向かって叩き込もうとするだろう。 ]
>>430
まあ、私が夕立さんをここに連れてきたからなんですよね。私と貴女が此処にいる理由。
そんなことはどうでもいいですね。
[ 寂しそうに語る夕立に、溜息を吐いて、言う。 ]
…深海棲艦になりつつある、か。
…で…深海棲艦になりつつある夕立さんは、この後どうなさるおつもりです?
恐らく。深海棲艦になった夕立さんは、貴女の振りをするでしょうね。あたかも、"深海棲艦"に打ち勝ちました、という顔をして、鎮守府に戻り、"夕立さん"の破壊活動を開始するでしょうね。流石に今度はないでしょうけれども。
…そうすれば。なにもかも喪われるかもしれない。
皆が守ろうとしたものまで。
[ 人差し指を立て、提案する。 ]
…今、ここで、深海棲艦の子と決着をつけてみてはどうですか?
どちらにせよ深海棲艦になるというのなら、遅かれ早かれ…いえ、今の、戦闘で緊張しているタイミングなら、或いは貴女の存在は未然に防がれる算段はあるでしょう。
少なくとも、今此処で負の感情に囚われたままでいるよりは、遥かに建設的だと思います。
>>415 >>424
[私はただ泣き続け、抱きしめられ続けました。やがて涙がでなくなったころ、私は]
・・・いいのかな、私が笑って
私が、みんなと帰っても
[そう、たずねたのです]
>>431
(活人…この状況を活かしきれ…)
[機関砲を打ち壊す音、しかし間断なく綾波の回し蹴りを腹部に叩きこまれる。咄嗟に鞘を持った左手で防御したが、鞘が真っ二つに折れ、初雪は後方へと二転三転し吹っ飛ばされる。]
…ぁああああ!
[激しい水音を立てて、綾波の回し蹴りの威力ではありえないほどまでに水面を手を突き、足で蹴り跳ぶ、跳ぶ、跳ぶ。銃弾で二三箇所ほど貫かれるが、装甲は小破で済んだ。]
―はあっ!!
[そして雄叫びとともに、飛んで来た砲弾は真っ二つに切って捨てる。切ったのか額から血が、場所が額ということもあって夥しく流れた。]
(…さっきと同じようには、無理か。)
[先ほどと同じように綾波の周りを円を描くように距離を見計らいながら、相手の出方を伺う。]
>>427
[沈みゆく球磨に・・・否、最早沈んでしまった球磨を追うように、海の中へと手を伸ばす。
海中から微かに見える、海面へと向けて伸びる球磨の手。
それを掴もうと必死で手を伸ばして――互いの指先が、確かに触れ合った。]
[しかし・・・それはほんの一瞬の出来事だった。
自分の指の上を、球磨の指が滑り、離れ、遠のいていく・・・
後に残ったのは、冷たい水の感触だけだった。]
――――っ!
球磨あああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!
[慟哭の声をあげながら、泣き叫ぶ。
そんな事をした所で、どうにかなるわけではない。
だからと言って今から海に潜って球磨を引き上げようとしても、球磨の身を包む重たい艦装が、それをさせないだろう。]
・・・ごめん、にゃ・・・
多摩は・・・結局、何も出来なかったにゃ・・・
[その場に崩れ落ち、水面にいくつもの雫が落ちた。
それは無数の小さな波紋を作っては広がり・・・そして消えていく。
つい先程までは、互いを想い合う仲のいい姉妹が二人、そこに居たはずだった。
しかし今は、子供のように泣きじゃくる一人の少女の姿があるのみだった。
・・・こうして、五日に渡って繰り広げられた戦いは・・・彼女が最も望まなかった形で、終わりを告げるのだろう。]
>>433
[暫く、泣きじゃくる暁を抱きしめ続けた。
やがてその涙も止んだ頃、暁が尋ねてきた。
“自分が笑ってもいいのか”、“みんなと帰ってもいいのか”と。]
……勿論さ。
[その問に、それ以外の答えなど無いとばかりに答える。]
[ 抱き締めていたのは、どれだけの間だったか分からない。
やがて暁が、ぽつりと尋ねる>>433 ]
――勿論だよ。
[ それに、響>>437と声を重ねて、大きく*頷いた* ]
>>434
……あら。ちょっと無理をさせすぎたみたいですかね。
一基どころか、二基差し上げる羽目になってしまったとは。失敗です。
[ 機関砲から放たれた砲弾が初雪の周りに着弾し…攻撃を中止しようとした際に、機関砲が停止した。それをチェックして…現状を確認して、苦笑した。 ]
…にしても。流石の判断力ですね。
砲弾は切り捨てられるわで…。本当、厄介ですねえ。
[ 拳を握り固め、深呼吸を一度。 ]
こうなったら…こちらから距離を詰めて…刀を繰り出せないほどの余裕のない距離からの攻撃しかないじゃないですか。
[ 海面を疾駆し、一直線に初雪へと駆ける。それはさながら魚雷のように…初雪へと迫り、握り固めた拳は大振りの一撃となるだろう。 ]
>>423
………ばか。
姉さんの、ばか。ばかばかばかばかばかばかばか!!
どうして、どうしていつも、先にいっちゃうのよぉ…
[彼女の声も、姉さんの身体も、姉さんの心も。既に喪われていたものだ。そして、私はやらなきゃいけないことをした。彼女の身体も、心も、魂も、本来あるべき場所に帰り、最後の最後に、別れを告げることが出来た。姉さんは、私に思いを届けてくれた。]
[霧島はその場に崩れ落ち、堰を切った感情の奔流は、月明かりの下に響く。ただ流れていた涙が、感情を伴い、その粒の大きさを増して、落ちていく。]
う、ううぁ、ああああああああああああああああ!!
あああああああああああああん!!!
もっともっと、話したかった!ずっとずっと、一緒に居たかった!
姉さんが入れてくれた紅茶ももう飲めない!
姉さんと一緒に散歩することも出来ない!
姉さんと出撃して戦果を讃え合うことも…ない!
姉さんのイタズラに手を焼いて、姉さんを注意して、いつものやりとりも、もう、できない!
どうして。どうして…
[最初から、決まっていた運命なのだろうか。こうするしかなかったのだろうか。意味のない自問自答が自らを責め立てる。]
うぅっ、うぅううううう…
[だけど、私は、自分の手で、姉さんを救った。海から、戦いに囚われ、死してなお駆り立てられた戰場の匂いをもう姉さんは嗅がなくていい。
――そのことだけは、嬉しかった。
姉さんの言葉は私の望みであり、私の剣であり、盾であり、それは、安らぎをくれた。だからこそ、逝ってほしくなかった。]
私も、私も、共に行きたいです…
ですが、姉さんが、また逢えると言ってくれました。
私は独りじゃないって言ってくれました。
姉さんは、姉さんの想いは、死なせない。
私が、私の胸で、ずっと、ずっと永らえさせてみせます…
見守っていて、くださいね。
[少女は一人。戦場の跡、暁の水平線上に太陽が顔を見せるまで、俯き、顔を腫らして、泣き続けていた。]
>>433
…それを望んでるから、みんなこうやって側にいるのですよ?
えへへ…ほら、笑って…なのです。
[姉妹四人、側に寄り添って、着るものも破れて体も傷だらけで…みっともないくらいに映るかもしれないけれど、それでもやっと帰ってきてくれたお姉ちゃん達に私はこれ以上ないくらいに晴れやかに笑顔を溢す。]
…早く帰って、お布団…待ってるのです。
…あ、でも先にお風呂入りたい。
皆で、一緒に…ね?
>>397
[躊躇している間にも戦場は進んでいく。赤城さんが攻撃したあと、いろいろなことがあって>>386で気絶している。そして、その赤城さんに向かって、
龍驤さんが攻撃を仕掛ける…。]
……。
[私も覚悟を決める。こんなのは本当の龍驤さんなら望まないはずだ。それならその願いを叶えるべきなのだろう……。そう思っていうちに、ふと龍驤さんの目が合う。その意味をわたしは素早く理解する。
だから、私は言葉に出してその意味を理解し、その返答を本人の望む形で送り返す…。]
龍驤さん……。ありがとうございました……。
[そう言って、相手が弾丸を発する前に一閃が龍驤の体を貫く。
……ただ、島風はその後姿を見たくなくて、目を閉じながらことの顛末を見届けるだろう**]
>>437 >>439
[迷っている私を後押しするように声が響きます。私は]
・・・もう、かなわないなあ
[と、困ったように笑いました]
・・・もう、一人になんかなりたくありませんからね?
[その笑顔のまま、私は自分から、響を抱き寄せました。見守るようにたたずんでいた三人の私も、電や雷を抱きしめようとします。その温もりを、確かめるために]
【――レギオンこと暁、拿捕】
>>438>>440
…可哀想だったのか、幸せだったのかどうかは、その子に尋ねてみないと解りませんけれど。
でも、夕立さんと知り合えた、ということは、悪い事ではなかったのではないかと思いますけれどね。
[ そう、呟く。そして、夕立の内なる自分への呼びかけを…黙って見届ける。如何なる事象で、如何なる結末が待っていようと、それを見届けなければならないと。 ]
>>434
……ども。
[額の血を拭う暇はありそうにないが機関砲は両方停止できた、後は順次…その瞬間。]
は、やっ…!
[魚雷、いやそれ以上の凄まじい早さで突貫してくる。残された時間はない。大ぶりの一撃を心臓に狙われたものだと悟ると、10cm高角砲を装備した腕でガードする。]
―みしぃ…っ!!
[アルミホイルを低い音でぐしゃぐしゃにしたような音を立てて、高角砲がひしゃげるのが解る。勿論、左腕へのダメージは小さくない。ほとんど密着した姿勢では刀は使えない。砲も潰された。]
…はっ!
[ならばと、刀を逆手に握りこんだ右手で綾波の頬を思いっきり殴ろうとする。]
>>428
[青葉に裸体を晒して、やっぱり恥ずかしい]
ううん、私こそ青葉さんにこんな怪我をさせて・・・。
[ユグドラシルを倒すためとはいえ、乱暴な手を使った事に]
な、な、なんですか・・・。いきなり・・・。
[青葉を浴場に連れて、早速青葉の体を洗おうとすると正面から抱きつかれる]
・・・。
青葉さん・・・その・・・私も・・・。
[こうやって青葉が戻ってきたことに感謝を示したくて、
そっと手をのばしやさしく青葉の体を引き寄せるだろう]
>>367>>386>>447>>452
[加賀の言葉に、はいと頷いて。
龍驤たちの方を見ようとして――砲撃による激しい轟音が鳴り響いた]
う…そ…
[それから視界に映りこんだ光景に我が目を疑う。
大破し気絶した赤城、どこか哀しげに目を閉じているような島風、そして、そして…]
――龍驤…!!
[加賀に副砲を向けられていたことも忘れて、海面に浮かんでいる彼女の元へよろめきながらも駆け寄ろうとする]
>>452
…………。
[物音が聞こえる。それは花火大会が行われているように感じられるように波と火薬が混じった派手な音がそう聞こえる……。それが終わった時に恐る恐る。私は目を開ける……。]
…!?龍驤さん大丈夫なの…?
[慌てて、龍驤さんのほうに駆け寄るだろう。]
>>449
[綾波に見守れながら、夕立は己の中に潜む者へと想いを届けるのだった。すると突然、夕立の瞳から涙があふれ出す。]
・・・・ワタシハ・・・・ワタシノ名前ハ・・・
駆逐艦「黄昏」デス・・・
ヤット・・・ヤット、名前ヲ思イ出シタ・・・
ヤット・・・ヒトリジャ、ナクナッタ・・・
ズット、ズット・・・・寂シ、カッタ・・・
[表情は硬く、空を見上げたまま、黄色に瞳を輝かせ、呟いた。そして、すっと綾波に目を向ける。]
アナタモ、コチラ側デショウ?
ワタシハ、モウ、ミナソコニ戻ラナクテモ、イイ・・・
裏切ッタワタシハ、処分サレルノデスカ?
>>451 山城
・・・ん・・・
[抱きしめていると・・・山城さんの方から、引き寄せられる。
素肌と素肌がぴったりと引っ付き、私は山城さんの温もりを感じながら頬に、チュッと軽く、唇をつける。]
・・・では、青葉の身体・・・よろしくお願いしますね!
[身を離し、真っ赤な顔のままでにっこりと笑う。
そして、そのまま山城さんに身体を預ける。]
・・・あ、いたずらしたかったら、前もって言っておいてくださいね?
[なんて、いつもの冗談を言いながら、山城さんの正面に背を向けて座りながら、山城さんにもたれかかかる。]
>>445
[―私の身体がゆっくりと沈む。本当は、深海棲艦に開放されたと同時に…反転して、前線基地に行くつもりだった。最期の最期くらい、私がやって来た事のけじめくらいつけておこうと思っていた。
だけど、霧島の攻撃が本当にドンピシャで…それも叶いそうに、なかった。]
(…最期の最期に、私は霧島に負けたネ…。
やっぱり霧島は…私の最高の妹デース…)
[思い出せば、霧島以外の妹の事も思い出す。どの娘もそれぞれ特徴的で、そしてどの娘も可愛い妹だった。だけど霧島だけは…違った。愛しい妹には違いはない。違いはないのだけど―それだけじゃ、なかった。]
(…他の二人は私の事を好きって最初から言ってくれたネ。だけど、霧島だけはそうじゃなかったデース…。私の悪戯や悪態に真っ直ぐ注意してくれたのは…彼女が初めてだったデース…。
だから、私は霧島に惹かれていったのネ…)
[そう思う内に、私の身体が全て水に浸った。顔も何もかも―全て。]
(ああ…暖かいです…ネ…。さっきまでは…あんなに、寒いと思っていたのに…今は何だか…落ち着きます…)
『…そうでしょうね…貴方は、もう後悔も何もしてないのだから―』
[…頭の中に、もう一つの声が聞こえる。それは、私の中にいた深海棲艦の子。
―――誰よりも生きる事に渇望して、誰よりも生きる意味を求めていた娘の、成れの果てだった。]
(そう、ですネ…。後悔は、一杯ありますネ…。
でも、それよりも…私は、霧島がもう、大丈夫だと…信じていられるから…だから、怖くないんデース…)
『―羨ましいわ。いえ、妬ましいわ。
―私も貴方と同じ…いえ、仲間がいたら、また違ったのかしら、ね…』
(…そうに決まってますネ…。でも、最期は寂しい想いはさせないデース…。私が一緒に、いてあげますからネ…)
『あなた、本当にお人よしね…。』
(それを言ったら、貴方もデース。本当は、謀反を起こす前日に霧島の所に行っていたのは知ってますネ…でも、持っていた爆弾を仕掛ける事なく帰って行ったデース…。貴方は…本当は、誰かに倒される事を望んでいたんですネ…?)
『それを言ったら貴方もでしょう。駆逐艦隊を爆弾にしたっていうのも、こっちの戦力を無理矢理削ぐ為の策なんでしょ?』
(…何の事か、わからないデース…)
[そうして、金剛"達"の身体が…水底に触れる。
もう。これ以上沈む事は、ない。そして同時に…金剛達の身体が動かなくなっていく。
―命の灯火が消える、その瞬間をただ待っていた。]
(これで終わりですか…ネ…。思えば、永いようで短い一生でしたネ…。でも、考えてみれば…私は一度死んだにも関わらず、もう一度生き返ったんデース…。そう考えれば…艦娘とては…幸せな方だったです…ネ…。)
[そんな事を考えながら、浮かぶのは提督の顔。そして―愛しい霧島の顔だった。
金剛は、最期にゆっくりと目を瞑って―この世に別れを告げる、最期の言葉を呟く。]
>>386>>447>>452>>453
[一瞬、龍驤が沈んだのかと思った。
…杞憂だったみたいだ。ほっと一安心する自分が居る辺、私は彼女の事も翔鶴と同じ様に可愛い後輩として見ていた様だった]
………。
[翔鶴が水の上を駆け寄る様にして滑って行くのを、止める事はしない。
唯辺を見て、敵の攻撃に備えて――]
――…
…赤木さん…。
[大破した彼女と島風に、そっと近寄ろうか。
…加賀本人は中破に近い小破だ。爆撃が当たり、見た目こそ大怪我そうだったが、飛行甲板はほぼ無傷だった。奇跡である]
>>450
いたた。やっぱり保護具なしで思いっきり殴るのは良くないですね。こんなことを続けていれば手が酷い事になります。
[ おどけて見せるも表情は真剣に初雪を見据える。彼女の瞳からまだ炎は消え去っていない。溜息一つ。 ]
(――まだ、この状況でも手札を残しているのでしょうね。)
[ 握り締めた刀を見て…いぶかしむ。この間合いならば刀は使えない筈――と考えたところで"めき"という音と痛み。 ]
――ぐ…っ
(…この位は予想して然るべきでしたかね…。いえ、考えすぎだったのでしょう。 やっぱり――もう、私は必要ない、ですよね。)
[ ぐら、とバランスが崩れそうになるのをなんとか堪える。しかし、それは大きな隙になっている事だろう。 ]
>>462
…大丈夫なの…?平気なの…?
[目に浮かぶ表情は不安と警戒とそれ以上の喜びなどのなんとも形容しがたいものであるだろう…]
>>462
[意識は失っているようだったけれど、声が聞こえた。
彼女は沈んでいない。
細かいことは抜きにして――今はその事実だけでじゅうぶんだった]
…よかった…
[浮かんでいる龍驤を抱きかかえて。
枯れたと思っていた涙――嬉し涙を滲ませた]
>>456
・・・。
[青葉の体と密着して、彼女の温もりを感じる
そのうちに頬に彼女の唇が触れてポッと紅くなる]
こっちもお返しよ。
・・・ん・・・。
[こちらも青葉の頬に軽く唇をつける]
わかりましたわ。
ふふふ・・・青葉さんとは違いますよ。
・・・でも、青葉さんになら悪戯するかもしれないわ・・・。
[青葉が背中を預けたので、
彼女の背中を見て、うっとりとしながらも優しく洗いはじめるだろう**]
>>463
…ごめん。
[そう呟きながら、初雪は殴った手を一気に引き戻し、逆手持ちの短刀を頭まで振り上げる。]
……っ。うああああああ!
[一瞬呻く綾波を見て戸惑う。だが目を見開いて初雪はそのまま刀を振り下ろした。綾波の肩口から、腹部まで目掛けて。]
>>465
……遅いです。遅すぎです遅すぎです。
そんな表情を今になって見せるなんて、
[そう言って、私はようやく肩の荷が下りた状態で子供特有の…わめきりちらしをする。]
本当に本当に心配したの……!?
[そういって、泣くだろう……。ただし決してそれだけではなく口元にはほっとしたことを素直に示す笑いも含まれていた…**。]
>>467 山城
・・・ん・・・えへへ・・・
[頬への口付けに真っ赤な頬をさらに朱に染めて・・・でも、恥ずかしそうに・・・嬉しそうに微笑む。]
・・・ふふ・・・山城さんも結構悪戯好きですねぇ・・・
青葉、どんな悪戯されちゃうんだろ?
[なんて、軽く流しながら・・・優しく背を洗われて、気持ち良さそうに目を細める。
青葉は山城さんが洗おうとしているところを洗いやすいように、できる限り身体を動かそうとするだろう。]
>>471
…だいじょうぶよ。
[優しく頭を撫でて、囁く。
これから考えなければいけないことや問題は山積み降りかかるだろうけれど、今はそう言わせて欲しかった]**
>>468
――あ…。
[ ぞぶり、と。身体が感じる痛みを…どこか遠くから"綾波"は感じていた。 ]
……ほら。やっぱり心配もなにも要らなかったじゃないですか。
いえ。こうして彼女の思いを、強さを辿りたかっただけですよね、"綾波"は。
[ 駆逐艦の戦い。その趨勢はあっという間に決する。そしてその勝敗はそれまでの戦況など関係なく…。 ]
何故、謝るのですか……?
初雪さんは、謝るようなことをしたのですか……?
嗚呼、でも、本当、悔しいですよね。
貴女に勝てて、貴女がもらえると思ったんですけど。でも。"私"もまた、満たされた気がします。
最後まで力を振り絞れた…と、思いますから。
種明かしをしますと。"私"は所詮力が弱い存在なのです。"綾波"のお陰で此処にいる事が出来ているだけで。
逆に言えば、私も。綾波さんも、どちらが欠けたとしても、"私"はこの世に現界することが、出来ないんですよ。
私は海の残滓に過ぎず、"綾波"さんも、この海で腕と…胸部を喪っています。
腕は兎も角として…胸を失った娘が…まともに生命活動を維持できる…ことはないんです。
――ごめんなさい。初雪さん。
私にもっと力があれば、綾波さんを現界されられたかもしれないのに。
[ そう、力を喪い…そのまま初雪に抱きつくようにして… ]
>>455
…なら、やっぱり。夕立さんと出会えて、よかったじゃないですか。
……何故?
私には処分する理由も、必要もありません。
確かに…私は貴女のお仲間なのでしょうけれど…。私は貴女を"迎えに来た"だけで、貴女が如何なる行動を取ろうが、それを言及する義務は与えられていませんし、理由もありませんしね。
それに。"私"は約束しましたからね。"夕立さんに酷いことはしない"と。
"仲間"との約束を反古には出来ませんよ。
それに。"戻らなくて良い"というのは、戻りたくない、ということですよね。
じゃあ、戻らなくてもいいと思いますよ。
[ 柔らかな笑顔。深海棲艦の連中だって、結構好き放題やっているのだし、戻りたくないという願いくらいなら、別に裏切った、というほどのものでもないのではありませんか? なんて言うだろうか。 ]
>>473>>474
…綾波…。ああ…
[鈍い音と一緒に伝わってくる、綾波の生命が絶たれた感触。]
そんな……
[そして伝えられる、受け入れたくもなかった事実。綾波がどちらを欠いても存在出来ない、そんな儚い命だったこと。]
綾波…ごめんなさい…ありがと…
[抱きついてきた綾波を初雪は受け入れる。肩を震わせて、もう声にならない泣き声をあげて。]
ずっと、2人とも頑張って…たんだね。
[今度は初雪が、綾波の頭を撫でる。]
>>429
<くっ…>
[仕留めきれない、流石に歴戦の重巡洋艦である。…これが本物の古鷹だったならまた話は違ったのかもしれないが。]
<なっ…きゃあああああああ!>
[雷管を狙われた一撃、装填済の魚雷に誘爆し本体にも大きな被害が出る。]
【ベグレイター、中破】
<う…加古…>
[爆煙の中からふらつきながら、加古に呼びかける。]
<強くなったね、もう私じゃ勝てないかな?>
[気付かれない様に残った主砲に弾を装填しながら、ふらふらと歩み寄りながら…加古に話しかける。先ほどまでと違い、気配などその全てが"古鷹"であった…それは、ベグレイターの最期の罠。]
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