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>>393
うん。でも、引きずってでも連れて帰る…
[綾波の気配が急変する。凄まじい圧が、彼女の全身から漲って見えるほどだ。
その恐ろしさを体感しながら、初雪は抜刀する。]
…第十一駆逐隊所属、初雪。
[青眼に構えて、開戦する]
推して参る。
[その瞬間から容赦無く飛来する銃弾の雨。まともに受け切るのは無理だ。ただあの速度に磨耗するだけ。]
──…っ。
[銃弾の雨が海を弾く。その軌跡を大きく躱しながら、初雪は腿の装備から魚雷を4本発射した。]
あたれ。
[そして大きく円を描きながら、中央の綾波へと距離を詰めて行く。]
>>400
させない。あたしも、誰も、そっちには連れていかせないよ。
[きっと、古鷹が悲しむから…]
ごめん、古鷹…。ちょっと痛いかもしれないけど…ごめん!
[古鷹に、誰も傷つけさせないために…あたしは引き金を引く。]
―――っあああああーーーーー!
[狙いは本体ではなく、こちらへ向けられている砲塔。
撃沈ではなく、戦闘続行不能を狙った一撃。]
[背中に感じるぬめぬめに>>382戸惑いを見せながらも
ようやく佐々穂が見えはじめた
ボロボロになったとはいえ、入渠所は無事、そこさえ入れば傷は治るだろうか]
山城、青葉、ただいま帰還しました。
[艤装を解除して、破損した右側の砲台を修理に回す]
さ、青葉さんつきましたわ。
私はこれからお風呂に行きますが・・・一緒にどうです?
[妖精さんに自分と青葉の分の着替えを頼み、着替えを受け取れば、こちらは入渠所へ向かうつもりである]
>>398
[球磨が大好きだと返してくれた事に、満足そうに微笑んで・・・そして、カウントが始まった。
3,2,1――ゼロ。]
[暁の水平線に、戦いの終わりを告げる花火のように、砲撃の音が二つ、重なって響いた・・・
・・・はずだった。
自らの砲撃により、身体が沈んでいく。
意識が遠くなり、水上で繋いだ手が離れ、一人、沈んで行く。
・・・一人?]
[・・・全てを悟った時には、手遅れだった。
暗く、冷たく・・・そして、沈んでいった艦むす達が流した涙で海が出来たのではないかと錯覚するような、塩辛い海の水を飲みながら、まだ沈んじゃ駄目だと、薄れ行く意識の中、もがいて、無駄な足掻きをする。
だが、遅かった。自分の懐が淡い光を放って、自身の最低限の機能を修復、浮上させる。]
・・・球磨ァっ!!!
[海面に上がるなり、叫んで、妹の姿を探した。
もし、まだその場にいるのなら・・・絶対に、引き金を引かせてはいけない。]
>>387 >>396
う、あ、あぁ・・・
[涙を流したまま、抱きしめてくる響の腕にあらがえなくて・・・。聞こえてくる二人の声にも、響の温もりにもなにもできずに]
う、あぁぁぁぁぁぁん!!
[ただ、大粒の涙をこぼしたのです]
>>399
[私が最初に、この作戦を実行するときに、決めたこと。]
[彼女を沈めるということ。]
[未練。それはあってしかるべきもの。]
[だけど私は誰よりも散っていった命を知っている。]
[だからこそ、わがままは許されない。]
[旗艦としてとか司令の為とか、姉の為とかじゃない。]
[―私が、決めること―]
姉さん。私は、冷たい妹です。貴方を守ることも、知ることも出来なかった。
そんな私を、許してください。…苦しいです。悲しいです怖いです。
認めたく、ありません。姉さんが、死んでしまったなんて。
ですが、私は、私は。大好きな、姉さんを―――っ
[涙がぼろぼろと。]
姉、さんを。この海から、助け、ます。後始末は、私に任せて。
今まで、やってきたんですから!大丈、夫。
[ね?と、声を掛ける。気丈に振る舞い、彼女のことを想って。]
今まで、ありがとう、ございました…
[駆動音がきりんで、砲塔が動き、狙いを定める。
いつも通りの所作。何千何万と行ってきた、敵を補足する動作。
それを、姉さんへと向ける。耳をつんざく、発射音が鳴り響いた。]
愛して、います…!
>>404 山城
あぅ・・・青葉、恥ずかしながら帰ってまいりました・・・
[山城の背に隠れるように身体を隠しながら、ちょこちょこっと顔を出しながら辺りの様子を覗う。]
あ、青葉も行きます・・・ぬめぬめで気持ち悪いんですよー・・・
・・・山城さん・・・その、こんなことは・・・頼みにくいんですけど・・・
[背中でもじもじする。まだ、「動けない」のだ。]
その・・・青葉の身体・・・洗ってもらえますか?
[本当はそこまで頼みたくないのだけれど・・・さすがにいきなり浸かるのはまずいだろう。]
>>405>>406>>407
[多摩の体が沈むさまを見てやはり心は激しく痛む。海水が薄く光ったのを見て効果の発動を確認しても、涙がぽたぽたと海水に落ちるが……それでも、引き金を引いた]
――ズドンッ!!!
[パワーアップした自分の主砲は、自分自身を一撃で轟沈させるには充分な威力を持っていた。とても浮かび上がれない体になり、意識が薄れて海水に落ちる]
(……多摩ちゃん、さようならだクマ。許してくれなくてもいいクマ。それでも……これで、もう終わり。最後まで……優しいお姉ちゃんで妹だったクマ)
[苦しいはずの海水は、もう何度メカもわからない自分の死を優しく包み込んでくれている気がした。
再び浮かび上がる意思もなく、その体を沈めていくだろう]
>>401>>402
[ 高射機関砲の速射は止めない。投射を続けるのは勿論牽制と…行動を縛るため。その為、効果的な弾幕を展開するのに。連装機関砲は片方が投射を行っている間は片方が停止するのだが…奔る魚雷を見て、停止していた機関砲を稼動し、回避行動を行っている間に、大きな隙を見出させぬように、弾幕攻撃を開始した。
一発目、二発と回避を行うものの、三発目の魚雷を避けたところで正面から侵略する四発目の魚雷を正面に迎え、5inch砲によって破壊する。
しかし、破壊したのが余りにも近すぎた所為か、若干の被害を受けてしまうも、魚雷発射管、主砲、連装機銃何れにも致命的な損害はない。
円を描くようにして侵攻する初雪の姿を見出す。 ]
残念ながら、貰うわけには行きませんねぇ。
"綾波"の目的はどうあれ、"私"は未だ、未だ満たされてはいないのですから!
[ 歓喜の声。初雪を迎え撃たんと、"綾波"は構えを取った。 ]
>>412
[海面に上がった時には、既に球磨は引き金を引いていた。
すぐにその姿を捉えるも・・・最早、球磨の体はほとんど沈んだ後だった。]
球磨!・・・球磨あああああああああ!!
[咄嗟に、沈みゆく球磨へと手を伸ばすが・・・]*
……。
[ 響の腕の中、大粒の涙をこぼす暁>>408に、ゆっくりと歩み寄る。
そして、二人の横からそっと包み込むように抱きしめて。
皆で一緒にお土産を食べた、暁がやってきた時の事を思い出す ]
ほら、こうしてるとあの時みたいだよね。
今度は私達三人でで暁お姉を抱きしめてるけど。
[ 目に涙を溜めて、ぎゅっと繋がりを強くして ]
今度こそ、みんな、揃ったね。
……帰ろう。
[ 日が顔を出し始め、白んでゆく空の下で、そう、囁いた ]
─ 2d某時刻:無人島 ─
ん……
[どの程度時間が経ったのだろうか。夕立はぼんやりと目を覚ます。もちろん無人島に連れてこられたとは知らないから、どこなのかわからない。]
あ、れ……? ここどこ?
[どうやら今は"トワイライト"ではなく"夕立"のようだ。
あたりをキョロキョロと見回すだろう。]
>>403
<…!!>
[加古の狙いすました一撃で副砲が破壊、機能しなくなる。だがそのまま終わりなどしない。]
<これで…!>
[やや距離を置きながら、酸素魚雷が数発発射され、加古を襲う。]
>>413
(牽制と主砲…いずれも厄介。)
[初雪は綾波の魚雷の処理の手際に舌を巻きつつ、急速に接近していく。機関砲とて、弾が列を成す前に避けるようにすれば問題ない。主砲を撃ってきても刀で迎撃できる。魚雷はこちらも主砲がある。]
……せいっ!
[裂帛の掛け声でもって、厄介な機関砲へと迅雷の如き突きを繰り出した。機関部を破壊し、使わせなくする狙いだ。]
>>411
もちろんですわ・・・。
それでは一緒に参りましょう。
[青葉ほどでもないがボロボロになった服から素肌が覗く、こちらも恥ずかしそうにそそくさと『風呂場』にむかう]
→― 鎮守府・入渠所 ―
それでははずしますわ・・・。
[動けない彼女の体に巻きつけた昆布を丁寧にはずし、
こちらもボロボロになった装甲を脱いで、一糸纏わぬ姿となる]
・・・。
こちらも大分、怪我をしてしまいましたわ。
[自分の体をしげしげとみる
精神的に高ぶっていた事もあって、痛みは感じてなかったが、ユグドラシルの攻撃は熾烈であったから、生傷が所々にできていただろう
以前に左腕に負った傷ほどではないのだけれど、
そうして浴場に入るだろう]
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