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>>232
きゃ…っ!
[紙一重、響お姉ちゃんに抱き抱えられたままで飛びのいたことで、魚雷を回避する。
その腕から解放されて、海面にふらりと立った私はぽつりと言う。]
…なんで、呼んでるのに…。
行かせてくれなかったの、ですか。
[心が折れて、想いが途切れて…諦めを帯びたその言葉を放つ私は、誇りをら失って、さぞや情けなく哀れに見えるだろう。
…既に深海棲艦に心が魅いられ、囚われてしまったかのように。]
[ 足を止めて、感情の消えた瞳で魚雷の行く先を見届けていた。
動かない電>>224に、あわや命中しようかというところで、察知した響>>232が電を抱いて跳ぶ。
魚雷は彼女らの側を通り過ぎ、消えていった。
それを確認して、いつの間にか止まっていた呼吸を、再開する ]
っ……はぁ…。
[ くるりと踵を返して離脱し、やってきた艦と合流 ]
『…鎮守府の、仲間の撤退を支援して。』
[ 艦隊と入れ替わるようにして海域を離れ、一度だけ振り返る。
瞳の赤い光は消え、代わりに暗い水底を映していた ]
『……バンシー、基地に帰投する。』
>>236
[なんとか致命傷を防ぎつつ撤退を進めていた時――霧島の援軍である夕立が、自分に向けて『のみ』砲撃してくる。不意打ちの一撃は、球磨を掠めた]
『危ないクマー。もう少しで死ぬとこだったクマ!』
『こうなったらこれを使うクマー!』
[夕立が本当は味方である事はわかっているが……これを利用して夕立を味方と誤認させられれば儲けもの。艦爆を起動し――自身の名の由来である。燃料気化爆弾を撃つ]
『爆弾発射で吹っ飛ばすクマー!!』
[一般的な爆弾とは違い、爆風のみで敵を傷つけるその音と爆発は一般の物とは比べ物にならない。吹き飛ばす前に装備を押しつぶしかねない程の烈風が霧島と夕立を襲う]
>>218
いえいえ、レディとしてはもう少し優雅に避けたかったところですわ
お肌に傷がついてしまったし
[砲撃をしながら、軽口のように話す。横目で妹たちの様子>>208 >>210 >>224を見ながら、避けていく…が]
…!?まさか、囮!?
[砲撃が相手に届く、回避困難なタイミングでの射撃に笑みを浮かべたのもつかの間、雷撃が迫っていたことを知り、防御体制をあわててとる。…無傷で空母を相手取れるとは思っていなかったが、まさか、これほどだとは思わなかった]
【――レギオン、中破】
>>235>>239
[見れば、龍驤もすんでの所で轟沈は免れたようだ。
しかし、こうなればこれ以上戦うのは難しいだろう。
ゆっくりと後退しながら、後ろに控えた別艦隊と交代しようとする龍驤。
替えは軽巡と駆逐からなる6隻の艦隊のようだ。
砲撃戦で1隻、雷撃戦で1隻、夜戦で1隻。
上手く行けば、例え自分一人だったとしても半分は落とせる程度の戦力だろうが・・・旗艦である霧島が大破していては、それらを蹴散らして龍驤を追うことは難しいだろう。]
こっちも撤退・・・かにゃ。
[加古を見上げて、そう肩を竦めて見せる。
今この場で龍驤を撃てば、あるいは沈められるのかもしれないが・・・それはあまり気乗りしなかった。]
>>216
龍驤……。
[初雪の報告を聞いて苦い表情になる。]
いえ、今朝まで一緒に居たのでどこかで寝てるというのはあまり考えられないんです。
[それに、自分より早く加古が起きたという事は殆ど起こり得なかったため、行方が分からないのは本当であった。私に巣食うモノの本質を考えるとそれでよかったのかもしれないが…。]
そう、ですね。お願いします。
[初雪の提案には乗る形で答える。]
……くくく、あははは、あははははははははは!
[その力に、絶望感に、ただ笑みを浮かべる。…新たな標的を見つけたと、新たな”私”を見つけたと、歓喜して]
ええ、赤城さん、貴女を誤解していましたわ
・・・その力、憤り、誇り・・・
貴女は、私なんかよりも深海にいるべき艦よ
[そう言って、不適に笑う。その瞳には、憧れと、嫉妬の混ざり合ったような感情が浮かんでいたのです]
…バンシーは引いたみたいですね、ならここで戦うには少し消耗しすぎたし…ここは引きましょう
[同胞が、近づいてくる感覚に、にやりと笑う。…私たちは、尖兵に過ぎないのだ]
電も響も、何も分からないままに沈んだら嫌でしょう?
沈ませるときはしっかり、私たちの手で、生まれ変わらせなくっちゃいけないしね?
[と、かつての暁のような笑顔で言います。電や響きは、この笑顔を見ているでしょうか]
まあ、素直に引かせてくれるとは思っていませんが…消耗していて後続の艦隊に勝てると思うなら、私たちをどうぞ、追いかけてくださいね?
[と、挑発的な笑みを赤城さんに向けるでしょう]
>>250
そうだね。流石にこれ以上は厳しいかな。
[多摩に頷く。理論上で言えばあたしと多摩で敵の増援を全滅させることは不可能ではない。だけど、この状態の霧島を守り続けるのは難しいだろう。]
霧島!撤退するよ!
[急いで霧島の元へ向かい、一人で動くのもきついようなら肩を貸してでも撤退を援助するだろう。]
>>244
『待てと言われて待つ阿呆がいるわけないクマ』
『戦艦である霧島ちゃんともかく、駆逐艦の夕立ちゃんが球磨の爆撃に耐えられるかクマ?』
[ぼろぼろの体ににやりと笑みを貼りつけ>>247の爆弾を発射する。夕立に意識を向けさせる為に]
『ヴァジュラちゃん、撤退だクマ―』
『あばよ〜霧島ちゃん夕立ちゃ〜ん!クマ』
[ヴァジュラとともに、夕立……トワイライトを残して、二人で前線基地の方へと去って行く]
>>243>>236
夕立ちゃんはやっぱり、のんびりなのよね。
[放送を聴いていなかったという発言にやっぱり、それっぽい性格で変わらないなあと感じていた。]
[そして、部屋に突入すると、ボロボロになっている球磨と霧島と龍驤の姿か。]
本当に、本当なの……?
[今でも信じられなかった。だからこそ、>>236で夕立ちゃんが攻撃するのをだた思考停止した脳で見守ったが、>>247での球磨の攻撃に気づいた。]
危ない!?
[そう言って、高速で加速すると、爆風が飛ぶ前に霧島と夕立ちゃんを押し出して爆風から逃れるように助けるだろう。]
>>247>>255
[夕立の援護は助かった。しかし、球磨の兵装。あれは…]
危ない!!!!
[夕立を抱いて、背中に爆風を受ける。その威力は、並みの爆弾のものではなく、特大級のそれだった。夕立を抱いたまま、ドックの端まで吹き飛ばされる。それでもなお吹き付ける熱風。装甲は大丈夫だ。弾薬に引火しないよう、隔壁を操作。弾薬庫への扉を締めるのを再優先…!
爆破が治まり、霧島は【中破】のぎりぎりのところで止まっていた。全ての隔壁を操作すれば、まだ、やれる。しかし、彼らはもうドックから離れた後だった。
守った夕立は、どうだろうか。]
…大丈夫だった?夕立。
>>251
む、そうですか…
…
[もしかしたら加古が裏切っているかもしれないと考えてしまう。あのおおらかな龍驤もそうだったのだ。外見で騙されてはいけない。]
いつ何時他の人が裏切るか…分かりません。
…お気をつけて。
[古鷹の頷きに応える形で初雪は言った。]
>>254
[加古が霧島に肩を貸すのを本人が受け入れれば、自分も反対側の肩を担いで、えっちらおっちらと霧島らと共に半ばボロボロな鎮守府へと撤退するだろう。
道中、思わず「少しはダイエットするにゃ」的な発言を暴発させてしまい、後ほど顎にいいのを貰ったりしたりもしたかもしれないけど、それはまた別の話にゃ。]**
>>257
[>>256としようとしたが、杞憂だったらしい。やはり戦艦の装甲は熱かった。夕立ちゃんを守る霧島さんにかけよう]
霧島さん大丈夫ですか?
>>254>>259
ありがとう…ふたりとも…
[霧島は満身創痍だった。ほとんど何もできない状況にあり、彼女たちにされるがまま、感謝の言葉をのべ、]
ごめんね…みんな…
[そう言って、朦朧とする意識の中をさまよいながら、鎮守府へ戻る。多摩の言葉には一度だけ覚醒した。]
>>228,>>249,>>248
……引きなさい!!
[敵中破を確認し、艦載機を一旦旋回させる。
彩雲からの索敵報告が入った。援軍も近い。先ほどの射撃で腹に傷もついた。後1,2発で中破に至るだろう。]
羨ましいですね、口の上手い方は。国に操を捧げた私には、そこまで華のある言い回しを交戦中にできそうもないですから。
[旋回した艦載機が、赤城の甲板に降り立ち、一度止まる。]
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