人狼物語(瓜科国)


1206 【9月のRPやるよ村】 星降る街の聖痕者


情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 5日目 エピローグ 終了 / 最新

視点:


次の日の朝、星のかけら 石人形 が無残な姿で発見された。


盗まれた石人形。
誰の目にも明らかな、【音叉】の初手。
賢者は姿を現さない。

そして君たちに伝えられる、「苦渋の決断」。
定められたルール。

聖痕者は聖痕者に。投票により、音叉と思われる人物を地下牢へ隔離する。
音叉ではない者を捕えてしまうやもしれぬ。
されど、ただ手をこまねくよりはまし……。

誰が音叉で、誰が音叉ではないのか。
紛れ込んだ来たりし者は誰か。
疑心暗鬼という鬼に憑りつかれる、暗く静かな日々が始まる。


現在の生存者は、銀色鈴 リコシェ、鉄の犬牙 アンブローズ、光塵を見つめる リュミール、魔獣の女史 サラ、塵の尾 ヘール、見えない糸の リネア、その日暮らし フラニー、鳥を懐かしむ ヴァルチャー、隠り処の番人 ミリオ の 9 名。


天の説教(村建て人)

●状況説明●
・投票によって、毎日1人を隔離することが発表されます。
・投票は全員で行います。
・投票箱は【魔術師の塔の会議室】に設置されています。

( #0 ) 2013/09/02(月) 00:00:31

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A0 ) 2013/09/02(月) 00:06:12

銀色鈴 リコシェ

【自室】
[ベッドに転がって、耳を塞ぐ。大きすぎて塞げない。賢者殿の声ですら塞げないのに、聞いてしまった言葉をどうやって遮断すればいいのか、見当もつかない。
苦渋の決断、だなんて。その決断のアンカーを投げ渡しておいて、なんて話。]

[もう、朝だ。やるべきことはたくさんある。へこたれている場合じゃない。
顔を上げれば、紙飛行機が見えた。そうだ。今日は、約束したんだ。兄と、この紙飛行機の練習をする。]
負けちゃ、だめ。負け、たら。ダメ。
ぼく。は、頑張れる。
お兄ちゃん、の。弟。だ。

[楽しみにしていることを、強く思う。深く息を吸い込んで、吐き出した。
手に力を込めて、ベッドから立ち上がる。そうだ、まずは、日常に──**]

( 0 ) 2013/09/02(月) 00:31:21

光塵を見つめる リュミール

【魔術塔・廊下】
[早朝から呼び出しを受けて、石人形がなくなったことや、
これから始まる投票について聞かされただろうか。
それはつまり、音叉による行動が本当に起きたということで。そしてあの9人で疑いあえということ。仲が良い者も多いこの状況で、自分たちで地下牢へと仲間を送り込めということ。そして、次はきっと音叉によって石ではなく人が襲われるということ。]

……何でこんなやり方、

[白から青に変わった顔色のなか小さく呟いて、廊下の壁に手をついた。胸元を掴んでうつむく。]

( 1 ) 2013/09/02(月) 00:33:40

その日暮らし フラニー、メモを貼った。 メモ

( A1 ) 2013/09/02(月) 00:35:25

天の説教(村建て人)

>智朗さん

すみません、言い忘れていた気がします。
襲撃RPの有無について匿名メモお願いします。
そちらでまだ決めていなければ、明日でも構いませんが。

( #1 ) 2013/09/02(月) 00:35:42

魔獣の女史 サラ

【一階・朝のテラス】

[塔にいくつも設けられた物のうち、それは端の端、あまり人の寄らない場所にあった。けれど人気は無いなりに、開けた景色が心地いい。
ただ、そこに座るその人は、随分と機嫌の悪そうな顔をしていた]

投票…ね。
…実験台とでもいう訳?ふざけた真似を…

[愚痴をこぼすように、肘をついて遠くを見る。]

( 2 ) 2013/09/02(月) 00:44:31

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A2 ) 2013/09/02(月) 00:44:58

魔獣の女史 サラ、その日暮らし フラニーの姿が見えるのか否か、ぼんやり考えていた。/*メモ非通知になっていました失礼、返信しています

( A3 ) 2013/09/02(月) 00:46:42

その日暮らし フラニー

【一階・朝のテラス】

>>2
[とん、とん。軽い足音が聞こえる。いつもあなたが聞いているような、どたばたとした慌ただしい足音ではなく。弱々しい音。]

……、ばーちゃん。
ごめんね――急に、あんな風に、呼び出して……

[かけてくる声も、普段より小さく。落ち着かないというように辺りを見回しながら、肘をついたあなたの傍へと寄っていった。]

( 3 ) 2013/09/02(月) 00:50:29

魔獣の女史 サラ

>>3
[やけにしおらしい音のせいか、最初その人はまだどこか別の方を見ていた。小さな声に、ようやくそちらを振り向いて]

急なのはいつもの事でしょう。
…全く、萎れちゃってまぁ。何か言いづらい事がある時の顔だね。

[傍にくる孫の顔を覗き込んで、フン、と鼻を鳴らす。いつもの強気を見せてはいるが、こちらも気の苛立ちを隠そうとはしていない]

( 4 ) 2013/09/02(月) 00:58:25

その日暮らし フラニー

>>4
[あなたの言葉に、少し歪んだ微笑みを浮かべる。そうだね、と。小さな声で呟いて。]

あの、ね、ばーちゃん。
……どうしよう。あたし、どうしたらいいかな。

[そこで言葉を切る。一瞬の沈黙の後、何かを振り切るかのような、大きな呼吸をひとつ、して。]


――ヘールが。
【音叉】だったの。

( 5 ) 2013/09/02(月) 01:00:50

魔獣の女史 サラ

>>5



[聞かされた、言葉に目を見開いた。
そちらの顔を穴が開くほど見つめて、数秒。]


…ヘールが、ね。――根拠は?

( 6 ) 2013/09/02(月) 01:05:45

その日暮らし フラニー

>>6
[重たく胸にのし掛かっていたものを、吐き出した。そんな風に溜息をついて。かぶりを振る。ぐしゃりと己の髪を掻き回す。]

しらなかったの。あたし、あたしの聖痕。
何の力もないと思ってた。あたしの本来の魔力と、聖痕の魔力が丁度、合わさって消えたんじゃないかって。みんな言うから。

なんで今だったのかわかんない。わかんないけど――
あたしの聖痕の力は、【星読み】だった。【音叉】の、波動が……わかるのよ。

[言って――あなたの顔を、見る。縋るような視線。]

( 7 ) 2013/09/02(月) 01:10:56

光塵を見つめる リュミール

[俯いたそのまま、しゃがみこむ。
暫く顔色が戻るまではじっと廊下に佇んでいた。**]

( 8 ) 2013/09/02(月) 01:11:15

鉄の犬牙 アンブローズ

【塔の裏】

 ──お゙、 ぅ え゙ぇ、 っ

[びち、 びちち、びち、
土の上で、汚物が跳ねる音がした。]

[青年は一人背を丸めて、殆ど内容物も無くて胃液ばかりの汁を垂れ流す。
咳き込んだが、喉に絡まったものは取れないので、呑みこんだ。
肩を上下させて、荒く熱い息を何度も吐き出す。]

[一睡もせず、青ざめた肌に、口から唾液がつつと漏れ出した。
組紐ある右手首でそれを拭いかけて、咄嗟に左手首で拭う。]

[この雑音が消えるまでは、眠れない。
休む余地など、ありはしない。]


[ああ、頭が、痛い。**]

( 9 ) 2013/09/02(月) 01:14:03

魔獣の女史 サラ

>>7
落ち着きなさい。

[その泣き顔を、ただ黙って受け止めていた。
いっそ不思議なほど、考えるでも躊躇するでもない、貫くような目で]


なるほどね。

それで。お前はどうしたいの。どう思うの。
何も考えずにヘールを疑うの?

お前はあの子が、何を考えてると思う?

( 10 ) 2013/09/02(月) 01:17:25

その日暮らし フラニー

>>10
……あたし。
どうしたらいいか、わかんなくって……
ヘール、昨日言ってたんだよ。【音叉】は、魔術師塔の一員なんじゃないかって。
こんな事件を起こして、それにかこつけて、聖痕者の研究をもっと――したいんじゃないか、って。

もしヘールが【音叉】だったら、ばーちゃんに疑いをかけようとしてるんじゃないかって思ったから。
そんなのヤだったから。

[叩きつけるように言葉を並べて、再び深呼吸。何を考えてると思う?そんな言葉に少し、考え込むような。]

……わかん、ない。
あたしはヘールじゃないから。ただ――こうやって解ったことは、誰かに伝えなきゃって……思って。

( 11 ) 2013/09/02(月) 01:23:29

隠り処の番人 ミリオ

【街・噴水広場】
[まだ早朝の、人もまばらな時間である。噴水の縁に腰掛けて、近くをうろつく鳩にパンくずをちぎってあげたりなんかしていた。ぽろ、ぽろ、と地面にパンくずを零す青年の顔は、どこかぼうっと、ここではないどこかを見ているようで。]

[もし何かが起こったら、自分が何を見るべきなのか、何を護るべきなのか。
考えてこそいたけれど、実際こんな状況になってしまうと上手く身体と頭が動かなくて。そもそも誰かと疑い合うなんて、森で過ごす自分には無縁の出来事だったのだ。
いっそ相手が物言わぬ植物であれば良かったのに。人間の考えている事は、分からない。【音叉】は、【来たりし者】は、何を目的に動くのだろうか。]

…ねえ。
僕は、誰を疑って、誰を信じればいいのかな。
[そんな事を鳩に聞いてみても、言っている意味がよくわからないと首を傾げるばかりで。変なこと聞いてごめんよ、と謝りながら残りのパンをちぎって与えるのだった。もともと答えを求めて聞いたことではない。]

[くるるっ、くるっぽー。広場に鳩の鳴き声が響く。その音はあまりに日常で、その日常が青年にとってはあまりに残酷だった。]

( 12 ) 2013/09/02(月) 01:34:24

魔獣の女史 サラ

>>11

… …ふむ…そう…そういう事。

[言葉の一つ一つ、捉えては頷くだけ。
そちらから視線を外さない]

ヘールが私を疑っていたと。そう言うのね?



それなら私も伝えておく事があるわ。

( 13 ) 2013/09/02(月) 01:41:07

魔獣の女史 サラ


私はね。「天秤」よ。
お前が本当の事を言っているかどうか、試してみましょうか。

ヘールが「音叉」だったという事実を皆に伝えなさい。
私の力があれば、あの子を調べられるでしょう。

そして、それを知っているのはお前だけになる。

明日になれば、誰が本当の事を言っているのか分かるわ。
私が真っ先に消えたら。
お前が裏切り者だった事になる。

それでいいかしら?

( 14 ) 2013/09/02(月) 01:41:42

その日暮らし フラニー

>>13 >>14
[うん、と小さく頷いて。伝えたいことがあると言われれば、不思議そうなな視線であなたを見る。――告げられた事実には、目を丸くした。]

ば、ばーちゃんが、【天秤】?
そっか……そっか!あたし、信じてたんだよ!ばーちゃんは違うって、絶対違うって、だから――!

[暗く沈んでいた表情が、少し明るさを取り戻したように見えた。だが、続く言葉にまた、はっとして黙り込む。]

うん。……うん。わかった。
それでいいよ。ばーちゃんの力で、あたしが本当に【星読み】だったって。証明してよ。

[真っ直ぐ、あなたを見つめ。言った。]

( 15 ) 2013/09/02(月) 01:52:01

魔獣の女史 サラ

>>15
そうね。ヘールが「音叉」だと、告げた所で信じてくれる相手がどれだけいるか分からないけれど…やってみなさい。
私が「天秤」だという事は今は伏せておく。後からもし私が居なくなっても、分かるような形で。
それで証明できるかしらね。

お前はそれで、構わないの?

[その眼を受け取って、一度だけ瞬いた]

( 16 ) 2013/09/02(月) 02:07:26

その日暮らし フラニー

>>16
うん。
証明の方法も、解ったよ。あたしはそれでいい。

[あなたの問いかけに頷いて。やっと少し、笑って見せた。]

ばーちゃんがそう言ってくれるなら、あたし怖くないよ。
胸張って、みんなに伝えてくる。

もし、あたしがいなくなってたって。きっと大丈夫だよね。

( 17 ) 2013/09/02(月) 02:11:34

魔獣の女史 サラ

>>17
…馬鹿ね。お前が居なくなる方が、困るに決まってるでしょう。
余計に事実がわからなくなるわよ。
いなくなる前提で動く方が怪しまれるもの、最初は名前は伏せたままでもいい。信用の出来る相手にだけ伝えていってもいいわ。
考えてみなさい。どうにかして、皆の手掛かりになれるよう。歯牙に捕まらないように。

私は…大人しくしていないとね。
もう少ししたら、部屋に戻る事にするわ。

[最後にそう呟いて、遠くを見た。]

( 18 ) 2013/09/02(月) 02:20:13

その日暮らし フラニー

>>18
えー、でも……名前伏せたまま、なんて、すっごい怪しくない?
みんなにちゃんと、伝えたいよ。そうしないと……[一瞬、言葉を途切れさせ。]
投票があるもん。

他の無実の人が、投票されちゃうかもしれない。
ばーちゃんだって、そうならないとは限らないじゃん。
折角、【音叉】を見つけたのに。あたしはそんなの嫌だ。

[多数決なんだから、と。多少、普段の調子を取り戻してきたように、口を尖らせる。あなたにしかられたとき、屁理屈で突っかかっていったときのように。]

ん、うん。
ありがと、ばーちゃん。話聞いてくれて。……話してくれて。
部屋まで、送ろうか?

[遠くを見るあなたを見て、小さく首を傾げたが。そう申し出て。]

( 19 ) 2013/09/02(月) 02:25:55

魔獣の女史 サラ

>>19
なら、そうしてみなさい。自信があるなら堂々とね。

[その顔を見ながら、こちらはまだ無表情のままでいた。眉を寄せて目が少しだけ、細くなる]

いいわ。リベカが向こうで遊んでるの。
気が済んで帰ってくるまで、もうしばらく座っているから。
先に行きなさい。

( 20 ) 2013/09/02(月) 02:32:50

その日暮らし フラニー

>>20
うんっ。

[あなたの後押しに、笑って。続く言葉にもひとつ、頷いて見せた。]

あ、そうなんだ。
解った。それじゃ、あたし行くね。

ばーちゃんも、気をつけてね!

[そう最後に言い残して。今度は来たときとは比べものにならないほど、ばたばたとやかましく走り去っていったのだった。**]

( 21 ) 2013/09/02(月) 02:36:29

魔獣の女史 サラ

>>21
またその辺でコケるんじゃないよ。
みっともないからね。

[賑やかなその足音を見送って、そんな小言をひとつ。呆れた声音と口調でその背に投げた。]

( 22 ) 2013/09/02(月) 02:40:10

魔獣の女史 サラ





[後に残ったのは、静かな朝の風景だけだ。
眺める目線の先には、あまりに穏やかな木立があった]




焼きが回ったものだね、私も…どうしたものだか…


[呟いて、沈黙。

いつまで待とうと、リベカはやって来ない。
今頃は部屋の机の隅で寝息を立てている筈だから。

そうしてしばらく、空を見上げていた。**]

( 23 ) 2013/09/02(月) 02:48:16

隠り処の番人 ミリオ

[ちぎっていたパンは、いつしか小さくなって、全部鳩たちについばまれていった。最後のひとかけを地面に投げるとすっと立ち上がり、気合を入れるために両の頬をぺちぺちと叩く。]

…行かなきゃ。

[どこに行く、と決めていた訳ではないけど。
今は少しだけでも、自分の出来ることを。**]

( 24 ) 2013/09/02(月) 03:01:13

その日暮らし フラニー、メモを貼った。 メモ

( A4 ) 2013/09/02(月) 03:01:38

鳥を懐かしむ ヴァルチャー、メモを貼った。 メモ

( A5 ) 2013/09/02(月) 06:34:35

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

【魔術師の塔:掲示板の前】
[怒りに震える手で、張られた羊皮紙の余白に、そう書き加えた。]

……。

[フラニーが書いた字を、あいている右目で、鳥が綺麗に見えるようになったというその目で、穴が開きそうなほど睨み付けていた。]**

( 25 ) 2013/09/02(月) 06:41:28

見えない糸の リネア

【魔術師の塔】
[今朝から、悪い話ばかりだった。人生全ての良いことを使いきってしまったように感じた。歩み寄りもせずに、平然と苦渋の決断だなどと口にする人間の話なんて、理解したくもなかった。それでも、事件は、起こってしまったのだ。そんな事実を上塗りしてしまいたくて、日常を求めた。まだ何かの間違いにしておきたかった。
一つ仕事を済ませたその帰り、重い気を抑えて魔術師の塔にもう一度訪れたのは、もしかしたらまた、はたりと"誰か"に会えるかもしれないと思ったからだった。]

[そうして、それを見つけた。見開かれた目の奥で、碧がひどく揺らいだ。]

なん、で……?

[どうして。息が詰まる。この一瞬で乾ききった喉が、チクチクと痛んだ。そして気付く。本当の悪い話は、ギルドの方針でも、事件が起こったことでもない。――"こんなこと"だ。
どうして、よりにもよってこんな内容を、あの二人が書き示しているのだろう。なんで彼の名前が出ているのだろう。疑問はぐずぐずに融けて、頭の中を重く重く湿す。]

[――おんさだから、なんなんだろう? ]

……、…………。

[やがて、ふらりと、その場を離れる。]**

( 26 ) 2013/09/02(月) 10:03:46

鉄の犬牙 アンブローズ

【掲示板前】

[チッ、 カチャ、 チッ、 カチャ、]

[剣を親指で弾いて、鞘から浮かせては収める音だ。
一定のリズムで何度も響いた。]

[青年は、掲示板に張られた一枚の羊皮紙を眺めていた。
チッ、 カチャ、
その神経に触るようなリズムは、何やら考え込んで無意識に行っているようだった。]

 ………。

[ふと、剣を触る手を、顎にやった。
何か結論が出そうだった。]

( 27 ) 2013/09/02(月) 10:55:39

鉄の犬牙 アンブローズ

[数秒の間の後、
彼は僅かに口端を歪めた。
ほんの一瞬だけ。]

[すぐに彼は、どうにも不健康そうで、陰鬱なつらに戻って、
どこかへ歩いて行った。**]

( 28 ) 2013/09/02(月) 10:57:03

塵の尾 ヘール、メモを貼った。 メモ

( A6 ) 2013/09/02(月) 12:06:47

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A7 ) 2013/09/02(月) 12:11:36

見えない糸の リネア、光塵を見つめる リュミールから注文を受けた日を遠く感じた。/*メモ非通知でしたすみません*/

( A8 ) 2013/09/02(月) 12:31:32

≪_匿名_≫、匿名メモを貼った。 メモ

( A9 ) 2013/09/02(月) 12:46:56

その日暮らし フラニー、メモを貼った。 メモ

( A10 ) 2013/09/02(月) 13:10:47

塵の尾 ヘール、メモを貼った。 メモ

( A11 ) 2013/09/02(月) 14:23:53

その日暮らし フラニー、メモを貼った。 メモ

( A12 ) 2013/09/02(月) 14:52:30

塵の尾 ヘール、メモを貼った。 メモ

( A13 ) 2013/09/02(月) 15:38:55

隠り処の番人 ミリオ

【魔術師の塔・談話室】
[掲示板のメッセージは見た。
何度も何度も、文面を見間違えないよう、指でなぞりながらじっくりと。
…それでも、明確な答えは打ち出せなかった。

青年は、昨晩からずっと街にいた。研究で泊まる時を除けば、珍しいことだ。
なんとなく、森に帰る気にはなれない。
森に帰れば一時の安らぎを得ることができたかもしれないけど、このぴんと張った緊張の糸は緩めてはならない気がする。

それに、今の自分に必要なのは一人で考える事ではなく、誰かと会って話をする事だと思ったから。
ここにいれば誰かに会えるかもしれない。そう思って談話室に座して、来るかもわからない人を待っている。待ち始めて数十分、未だ人影はない。

ふう、と細く息を吐き出して、窓の外を見つめる。
遠くの空は夕焼けに染まり始めていた。]

( 29 ) 2013/09/02(月) 17:25:35

塵の尾 ヘール

[凡そ、いつも通りの朝だった。仕事に出る兄の背中を見送って、二人分の弁当をつくる。昨晩の残りの唐揚げを弁当に詰め込み、湯気立つスープを保温の術がかかったポットに注いで。縦長の米を野菜と一緒にフライパンで炙る。

唐揚げと、サラダと、豆の煮物と、サニーサイドエッグ、うさぎ林檎に、……ピラフ。そして野菜スープ。

ぎゅっと弁当を包んで、鞄に詰めた。]

――…♪♪♪

[鼻歌混じりに、朝の町を横切って。局に向かう。ちょっと長めの休みをもらおうと思いたったのだ。なにかを覚悟したとか、ではなく。聖痕の騒動のなかでは、満足に配達業務をこなせないとふんだから。そういうわけで、と上司に頭をさげればスンナリと許可が降りる。

もしかすると、ここにも塔の噂が流れてきているのだろうか。]

――…♪♪♪

[辛気臭くなったってよいことはないから、るんるんるん。露店の並ぶ通りを、そよ風を吹かせて通り抜けた。向かうのは、自警団の詰所だ。兄に今日の弁当を届ける。兄の同僚に、へこりと頭をさげて弁当を預ける。

ここまでが、凡そいつも通りの朝のこと。]

( 30 ) 2013/09/02(月) 17:43:38

塵の尾 ヘール

[その足で、様子を見るために塔へと立ち寄った。行き交う研究者達が、じろじろとこちらを見ては眉をひそめて何やら耳打ちを交わしている。騒動が起きてからは、珍しいことでもなかった。それなのに、彼らの瞳に怖れや疑念が渦巻いていて。なにごとか、と目をぱちくりさせた。]

[以下省略。]

[目に耳に。飛び込んできた情報。フラニーが俺を。兄さんがリュミールさんを。そして――。凡そいつもの通りの朝が崩れさった。]

【魔術師の塔・談話室】
>>29
[魔術師塔の人間に、もう決まった犯人かのように問い詰められたり。罵られたり。それの相手をしている内に、もうこんな時間になっていた。もう帰ろう……疲れた。そう思って、人気のない通路を選んで帰ろうとしていたのだけれど。

研究者達の足音がきこえて、首をすくめた。また何かなんくせをつけられては、たまったものではないと。談話室の扉を開けて―ろくに中に人が居るか確認もせず―中へと逃げ込んだ。]

……っ。ふーーーーーーっ。

ん、あれっ? ミリオじゃないか。

[ぱたん、と扉を押さえるように閉じて。やっとあなたの存在に気付いた。]

( 31 ) 2013/09/02(月) 17:55:24

隠り処の番人 ミリオ

>>31
[青年は、遠くの空に飛ぶ鳥の影をぼうっと眺めていた。
その目はどこか虚ろにも見えたけど、あなたの声を聞けばぱち、と我に返る。]

あ…ヘール。良かった、やっと誰かに会えた。
暇だったらさ、すこしお話していこうよ。
[ふにゃりとした笑みを浮かべて、自分が座るソファの隣をぽんぽんと叩く。そこにあなたが座ろうと座らなかろうと、青年は少しの間黙っていただろう。「お話していこう」と言いながらも、誘った本人が何を話していいか困っているような様子で。]

ねえ、ヘールも……見たよね、あれ。
[そうして、ようやく発された一言がそれだった。]

( 32 ) 2013/09/02(月) 18:09:47

塵の尾 ヘール

>>32
[虚ろ気な様子に、ひらひらと手を振ってみたりしたのだった。あなたが瞬きをすれば手を引っ込めて。]

珍しいね。ミリオが町に……ってこの騒ぎじゃ当然か。
ずっとここで誰かくんの待ってたの?

[ぱちくり、]

うん。集合の時は、わりとそれどころじゃなかったし。ミリオとこうして喋るのも久しぶりだしね。おっけー。

[「おじゃまします」とあなたの隣に尻をおとした。あえてこちらからは話題を振らず、あなたが口を開くまで待つことしばらく。]

……うん、さっき見てきた。
なーんか。目ぇ、つけられちゃったみたいだ。
昨日さいごに話したのも、フラニーだったんだけど……。

[>>1:116と、こういう事を。聞かれたから答えたんだけど。彼女とこういうやりとりがあったのだと話して。その結果がこれだけれど。]

んー……。言ったって、証明できやしないから。あれだけど。
俺、【音叉】じゃないよ。[ちょっと疲れた顔で笑って。]

( 33 ) 2013/09/02(月) 18:21:48

隠り処の番人 ミリオ

>>33
うん、一人で悩んでてもしょうがないから…誰かと一緒にいたくって。
ヘールとお話するのも久しぶりだよね、昔はよく一緒に遊んだんだけどなぁ…。
[あなたが隣に座れば、組んだ両手の親指をくるくると遊ばせたりなんかして。問い掛けに対する答えをしずかに聞いていた。]

目、つけられちゃった、って。大丈夫なの?
…きみの言葉を信じるなら、フラニーさんが【音叉】かその仲間ってことになるよね。
そして、ヴァルチャーさんが真の【星読み】って事になるんだよね。
だとしたら…どうしてきみに濡れ衣を被せるような事をしたんだろう。図星でも突かれたのかな…
[ううん、と口元に手を当てて考え込む。少し疲れた笑顔を見せるあなたの様子は、嘘をついているようには見えなくて。どちらを信じれば良いのかなんて直ぐには決断できなかった。辺りはまた沈黙に包まれただろうか。]

( 34 ) 2013/09/02(月) 18:49:22

見えない糸の リネア

[掲示を見てから、今日をどう過ごしてきたのか、自分自身にも曖昧だった。店に帰ってからは、やはり幾人かが何事か尋ねてきて、店頭に立つのは、もうやめた方が良いのではないかと思った。とはいえ、何かを強く言われた記憶はない。その内容すら思い出せないくらいなのだから、接客としては零点だというだけの話だ。

それから、気を紛らわすように、ふらりと歩き回っていた。針金の小鳥だけが油断なく胸を張っていた。]

【魔術師の塔・談話室】
>>隠、塵

[そこを通る時、針金の小鳥が珍しくも、キシと首を鳴らした。それは偶然だったのかもしれないが、予感めいたものを感じて、その扉を薄く開いた。誰も居なかったら、閉じなおすつもりで。……はたして人影はあった。改めて扉を押し開きながら、小さく頭を下げた。]

……ヘー、ル。 と、ええと。 ミリオ、さん、でしたっけ?

[一人は、ここ数日の集合時にようやく顔を知った人物だ。知り合いばかりの中で唯一よく知らぬ人であったので、逆に印象深かった事が懐かしかった。
そして、もう一人。それは今朝の捜し人であった筈だったのだが。想像していた程、気は軽くならなかった。]

( 35 ) 2013/09/02(月) 18:53:35

塵の尾 ヘール

>>34
最近は、ミリオは森番だし。俺は配達でなかなかねえ。

[昔は、森中を飛びまわるように遊んだよね。と。あの頃は君が動物や植物と話せるのが、不思議で。それとちょっぴり羨ましかったりしたものだ。]

んー……。怖くないって言ったら、嘘になるけど。
今のところ、石が盗まれて――じゃあ人間は?ってとこだしねえ。正直、あちらとご対面してなにされるのか見当もつかないし。

[なんか、漠然とした感じだよ。と呟いて。]

……兄さんが、【星読み】だったのは驚いた。
俺が【音叉】じゃなければ、兄さんが本物と見ていいかな。
あくまで信じてもらえれば、だけど。

それねえ……、ミリオの言うとおり図星だったのかなって。
図星ってことなら、リュミールさんの潔白は兄さんが証明してるし。サラせんせいや、アンやリコ…って事になるけど。

[うーん。と唸って。]
正直、疑いたくない人ばっかだけどね。
リコなんてまだ小さいし。ありえないよ。

( 36 ) 2013/09/02(月) 19:00:25

塵の尾 ヘール

>>35
ん。
[あなたの気配に振り向くと、青年は努めて“いつものように”微笑みを浮かべた。]

やあ。リネア。アップルパイはおいしかった?

[あえて口に出したのは、そんな他愛もないことだった。あとは、あなたの言葉を待つように膝の上で手を組んだまま黙して。]

( 37 ) 2013/09/02(月) 19:04:36

隠り処の番人 ミリオ

>>35
[きい、と扉が開く音に、考え込んで丸まった背中を正す。扉の方を見れば、最近見知った娘の姿があった。やんわりとした笑顔を向ける。]

……、リネアさん。どうも、こんばんは。
[挨拶を返すのに少し間が空いたのは、こちらもあなたの事をよく知らなかったからで。針金鳥を不思議そうに眺めつつも、もしよかったらどうぞ、と、向かい側のソファーを勧めただろうか。]

( 38 ) 2013/09/02(月) 19:07:14

見えない糸の リネア

>>37
[返答が来れば、手が力なく上がって、ゆるゆると下りた。いつもの挨拶のように小さく手を振ろうとしたことは伝わっただろうか。]

うん。すっごくね。足りないくらいだったかも。
紙飛行機もありがとう……嬉しかった。

[言葉は訥々としていたが、控えめであれど微笑んだ。それから、少し間があって。]

――ねえ、ヘール。あれ……のことだけど。
[掲示板をそう示唆すれば、貴方がどう返答するよりも早く。]
【音叉】が誰かとか、そういうのは、まだ整理ついてないけど。それでもね、私は。


私は、ヘールがこんな事件は起こさないって、信じてるから。


[そう、はっきりと告げた。]

( 39 ) 2013/09/02(月) 19:16:55

隠り処の番人 ミリオ

>>36
…怖いよね、僕だって怖いもん。
本当に僕たちが襲われるのか、襲われて何をされるのかなんて想像はつかないけど…何かが起こってるってことは間違いないし、漠然としてるなりに立ち向かわなきゃいけないんだよね。
[賢者さんも無責任なもんだよ、とこの青年にしてはやや棘のある口調でそう付け加えた。]

もしヴァルチャーさんが本物だったら、いま一番危ないのはあの人だよね。
星読みの力を奪われたら、僕たちが音叉を見つけ出すのももっと難しくなるかもしれないし。
ううん、手放しにヘールを信じることは出来ないから申し訳ないんだけど…参考にはする。

サラさんやローズ、リコシェ君………。確かに、疑いづらい人ばっかりだ。
[名前の挙がった面々の顔を思い出す。どれも、そんな悪い事をするような人物には思えなかった。]
でも、きみとしては……きょう誰に投票するか、決まってるんじゃないかな。

( 40 ) 2013/09/02(月) 19:25:57

見えない糸の リネア

>>38
[ヘールに声をかける少し前だったろうか。笑顔を向けられれば、少々ぎこちない微笑みを返して。]
あの時は急でしたし、改めて。リネアです。――この子は、ベルカナ。
[そう、もう一度頭を下げた。貴方の視線が針金の鳥に向けば、髪に触れるように鳥へ指先で触れて、紹介をする。]

[勧められた席にすわって、少し幼馴染と言葉を交わした後。意を決したような"信じている"が貴方にも聴こえただろう。それから。]

……ええと、ごめんなさい。
ミリオさんも、あの張り紙、見ました? あれでちょっと。考えが、ぐるぐるしてて。
[貴方が居る前だったということに気付きなおしたように、苦く笑ってみせた。そして、ぽつりと続ける。]

……あれを書いた人達も、ヘールも。みんな、よく知ってる人で。だから。

( 41 ) 2013/09/02(月) 19:26:47

塵の尾 ヘール

>>39
[その仕草に、あなたを案じるように眉尻をさげた。]

ほんとう?じゃあまた何か作ろうかな。
今度はスイートポテトにしようか。……うん。

[紙飛行機の件については、そよ、と落ちつかなげに視線を横にそらしたりしたけれど。指先が頬を掻いた。そして続けられた言葉に、照れの表情が消えて。]


………。リネア、

[あなたの瞳を、じっと見つめて。]

ありがとう。それから、弁明が許されるなら――。
俺は、【音叉】じゃないよ。俺は奴等の仲間じゃない。

[こちらも真っ直ぐに。]

( 42 ) 2013/09/02(月) 19:29:49

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

【街の小さな広場】

[坂道を登ったところにある、少し高い丘に作られた広場。大きな木が植えられており、木陰がすずしい。石畳の道はやや難があるが、その分、景色はいい。]

[海。にぎやかな市場。塔。順繰りに見渡して、今日何度目かわからないため息をついた。抜けたようになってしまうのは、頭に血が上ったときはいつもだ。一時的なものではあるものの、気持ちは良くない。
吹く風だけは、いつもと変わらない。皮肉なものだと思う。]

( 43 ) 2013/09/02(月) 19:36:55

塵の尾 ヘール

>>40
[棘のある言葉を咎めることはしない。むしろ「まったくだ」と同意すらした。]

……俺、正直。兄さんには出て来て欲しくなかったな。

兄さんは――いつもそうだ。俺が止めても、自分でこう決めると梃子でも動かないし、どんどん突っ込んでいくんだ。他にも、あったはずだ。身を危険にさらさずに、伝える方法……。

いや。
[組んだ手の上に顎をのせながら、表情を陰らせた。]

兄さんは、俺の危機をどうにかしてくれようとしたんだ。
どうして兄さんを責めるってんだ。

うん、【星読み】の力は必ずみんなの希望になる。守らないと……。

[いつになく険しい表情で、暗くなった窓の外を睨んだ。]

でも、可能性としては考えておかないといけない。
[疑惑の人達については、そう呟いて。それから、あなたの方に視線を戻した。(続]

( 44 ) 2013/09/02(月) 19:42:12

塵の尾 ヘール

>>40
[続]

――フラニーに入れようと思ってる。

このことを聞くまでは、サラさんに入れようと思ってたんだ。
俺、サラさんのこと好きだよ。だけど疑うべきだって。

塔と音叉が繋がってるなら、まずはそこからだって。
あの人なら。たとて間違えてもこっぴどく叱ってくれる気がして。

[ぽつり、ぽつりと。]

( 45 ) 2013/09/02(月) 19:43:53

塵の尾 ヘール、ふるりと、拳をふるわせた。

( A14 ) 2013/09/02(月) 19:44:51

見えない糸の リネア

>>42

それじゃあ、また紙飛行機もつけてもらっちゃおうかな。
[完全に言葉を軽くはしきれなくとも、そんな風にはにかんで。]


……うん。

[貴方の鳶色の瞳が動かないならば、それが確固たる証拠だと、何処ででも言えてしまえそうで。]

うん。大丈夫だよ、ヘール。

[そうして、漸くのようにこくりと頷いた。]

ラニーねぇ、どうしてあんなこと、書いたんだろうね。
……みんな、あの張り紙、信じるのかな。
[【音叉】かどうかということにはなるだけ触れたくない、とばかりに目を伏せて。]

( 46 ) 2013/09/02(月) 19:45:23

隠り処の番人 ミリオ

>>41
ミリオです。リネアさん…ええと、ベルカナも。よろしくお願いします。
[こちらも頭を下げる。それから、あなたが幼馴染と会話をする様子を邪魔することなく見守っていた。話を振られれば、うん、と頷いて。]

ええ。張り紙、見ましたよ。
僕も色々悩んでて…だから誰かと話したくってここまで来たんです。
僕は…フラニーさんの事はあまり知らなかったんだけど、それでもものすごく悩んでるし…。
[だから。あなたが辛い思いをしてるだろう事は痛いほど分かった。そして何よりも、]

…誰かと疑い合うことが、こんなにも大変だなんて思わなかったなあ…。
[誰に言うでもなく呟く。胸につっかえてたみたいな、大きなため息を吐き―額に手を当てて視線を床に落とした。]

( 47 ) 2013/09/02(月) 19:46:43

塵の尾 ヘール

>>46
[催促に、困った様な。でも少し嬉しそうな表情をして。それも、すぐに真剣な表情になったけれど。]

ありがと。
[ふるえる手を押さつけながら、うつむいて。ぽつと礼を言った。]

……さあ、わからないな。
ただ。俺は、皆に兄さんの事を信じてほしいけどね。
……………。

ね、リネア。
[あなたの名を呼んで、数拍。]

もしも、俺が隔離されたり。姿を消すようだったら。
――兄さんのこと。頼まれてくれないかな。

きっと俺が居なくなったら、尻に矢が刺さった猪みたいに暴れ回るかも?フラニーも、兄さんとっては敵になってしまったみたいだし。

[うつむいたまま、]
あんなに、仲が良かったのにね。なんでだろ。

( 48 ) 2013/09/02(月) 19:55:43

魔獣の女史 サラ

【街の小さな広場】

>>43

なに感傷的になってるんだい。様にならない男だこと。

[そのため息に割って入るように、背後からぴしゃりと声がかけられた。コツ、こつと杖が石畳を突く音がそれに続く。貴方の見ていた景色の方を、目を細めて見回した]

良い風だわ。…こんな時でなければね。

( 49 ) 2013/09/02(月) 19:56:53

見えない糸の リネア

>>47
話したいって気持ち、わかります。
[そう願ったのはつい今朝のことだ。――誰か、は殆ど決まっていたかもしれないけれど。深く頷き返した。]

疑うの、嫌、ですよね。
……私、まだみんな【音叉】だなんて思えなくて……それで。

[目が泳いだ。逡巡。]

……。……そのまま、話もしないで。貴方に、入れていたかもしれないです。
今だって、そう。本当にみんな、違うんだって、思って。決められなくて。
[視線は、結局貴方の足元辺りに落ち着いたか。貴方のため息につられるように、ぽつり、ぽつりと言葉を吐いた。]

( 50 ) 2013/09/02(月) 19:58:47

隠り処の番人 ミリオ

>>44
…うん。
[ぽつぽつと零されるあなたの言葉を、じっと聞いていただろうか。全てを聞いてから、ゆっくりと口を開ける]
ヴァルチャーさんは、きみのお兄さんは優しい人だから。
きっと自分がどうなってもいいから、って気持ちで名乗り上げたんだろうね。本当に優しい、いいお兄さんだ。

星読み…みんなの希望……守る……か。
[守る。その言葉に反応するように瞳をはためかせて、小さな声で噛み締めるように呟く。フラニーに投票する、と聞けばこくりと頷いた。]

…だよね。ヘールからしたらフラニーさんが【音叉】側の人間だって事は明らかだろうし。
僕はね……あのメッセージを見るまで誰に入れようかさえ考えてなかったよ。どうしても、実感が無かったんだ。
そこでしっかりと考えられるヘールは強いと思うよ。
…大丈夫、自信持って。
[弱々しい声でそう告げて。震えるあなたの拳に、そっと手を添えようと]

( 51 ) 2013/09/02(月) 20:04:58

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>49

[ぴしゃり、とした声に、ほんとに鞭で打たれたみたいにびくりとした。]

あ、サラ婆さ…
すんません。こっちから伺おうと思ってたんすけど…先日は、すみませんでした。
俺、カッとなるといつもああで…
[気まずさを覚えたときの癖の、頭を掻くしぐさ。]

はい、ほんとに。いい風で……。
掲示板見てくれましたか。婆さん。
婆さんはやっぱり、自分の孫を信じるんですかね。
[短く確認して。じっと相手を見た。いつものように、なるべく視線を合わせずに、というわけにはいかない。]

( 52 ) 2013/09/02(月) 20:06:12

塵の尾 ヘール

>>51
うん。兄さんは優しいんだ。
親から見捨てられてからも、兄さんは俺のことを見捨てなかった。俺の大事な――たったひとりの兄貴だ。

誰もが、誰かを疑えるわけじゃないからさ。
たとえ音叉を見つけられなくても、思考の材料を示してくれる存在は必要だと思うんだ。

[希望、にはそう頷いて。]

逆に俺にとっては、判断がつけやすい状況になったかな。
……皮肉なことに。
[フラニーについては、そう苦く笑って。]

ん。ありがと。なんか、二人から励まされてばっかり。
[添えられた手の温もりに、へへと笑って。]

( 53 ) 2013/09/02(月) 20:14:52

隠り処の番人 ミリオ

>>50
【音叉】がいるなんて、僕もまだ信じられないです。
もしかしたら、石人形がなくなったのだって、賢者さんがあんな話をするのだって悪戯なのかもしれない。むしろそうあってほしい、とすら思ってるくらいで…。
[落とされる言葉は自分に言い聞かせるような雰囲気で。]

……僕だって、誰とも話をしてなければリネアさんに票を入れてたかもしれないです。
やっぱり顔をよく知ってる、仲の良い人を疑うなんてすぐには出来ませんし。
そう考えたら、僕が真っ先に疑われてたのかも、なんて。他の人と比べて親交も少ないし、街にもあまり出てこないから。
だから、この騒ぎが終わるまで森には帰らないつもりです。
[みんなと話をして、真実を見極めたいから。膝の上に組んだ両手を、ぎゅっと握った。]

( 54 ) 2013/09/02(月) 20:21:13

魔獣の女史 サラ

>>52
何を今更。
…いや…違うわねぇ。貴方も随分と義理堅くなったこと。
借りを作ったのは此方だというのに。

[再度こともなげに返した言葉を、自ら否定して。ゆっくり首を振る。注がれた視線に、いつもなら睨むほど返される目線が一度、足元に落ちた]

見たわよ。だから此処へ来たの。


ヴァルチャー。貴方はどうなの。
自分と、リュミールの潔白を断言できる?
なぜ彼を選んだのか…。

[問いかけて、顔をあげてその不揃いの両眼を見た。風に煽られた白髪が大きく揺れる]

( 55 ) 2013/09/02(月) 20:24:10

見えない糸の リネア

>>48
[震える手が心細そうで、かつてそうしてもらったように手を重ねたかったけれど、ここからは少し遠くて。心配そうな表情で、貴方をまだ、まっすぐに見ていた。]

ヴァルにー、過激に書きすぎちゃってたから、少し心配……。

……なあに?
[呼ばれた名前に、首をかしげるようにして。続いた想定の言葉に、思わず。]
やめて。
ねえ、やめ、てよ。そんなの、そんな、ずっと会えなくなりそうなことなんて……っ、
[それでも、続く言葉は聞いた。貴方が求める反応は、こうでないことなんてすぐに気付いたけれど、納得できないまま、聞いた。眉根をきゅうと寄せたせいで、目の奥がつんとした。雫は辛うじて、零れずに済んでいる。]->

( 56 ) 2013/09/02(月) 20:27:10

見えない糸の リネア

>>48塵->

……もし。もし、本当に、そんな時が来たら、頑張る。けど。
ヴァルにーの、お世話なんて。完全に務められるのは、ヘール、だけなんだから。
私じゃ止めきれないかも、しれないし。……ね?
[精一杯微笑んでも、それは泣いたような顔にしかならなかったかもしれない。]

信じてくれる人、きっと、もっと居るよ。だから……。
[そんな仮定しないで、とまでは、言えなかった。]

……なんで、だろうね。
[自分の右手――聖痕に目を落として、]
星なんて、降らなかったら、よかったのに。[ぽつ、と。]

( 57 ) 2013/09/02(月) 20:27:28

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>55
あれから、一回も見てませんよ。借りもへったくれもねぇや…
[ぼそりと、狐の顔を思い出しながら、少し視線をはずしてつぶやいた。]

そうっすか。…

俺は俺です。俺以外の何者でもない。俺の言葉を信じてもらう他はない。
リュミールが音叉じゃないことはわかります。その仲間かどうかは、わかりません。

…そんなことまで答えなくちゃならないんすか…
あいつが、アンやリコシェを誑かしたりしたら、あいつら、絶対逆らえない。そうでしょう。
だからもし音叉だったら、横っ面張り飛ばしてやろうと思って…

[言いながら、力が入っていた拳を、ゆるやかに広げた。
自分で話すうちに、彼に対して逆恨みや嫉妬みたいな感情が混ざっていたことに気がついて、自分の大人気なさに頬が熱くなった気がした。]

( 58 ) 2013/09/02(月) 20:33:58

見えない糸の リネア

>>54
明日、何事もなくて。それで、あの無愛想な感じで、もう解散しろー、なんて言われるんだったら。私も、そっちの方がいいです。そうなってくれたらいいなって、今も。

[貴方の言葉を聴きながら、困ったような、泣き笑いのような顔をして。]
……話したら、そんなこと、全然言えなくなっちゃいますね。今、少し話しただけでも、ミリオさんだって、良い人なんだろうなって……そう、思っちゃいますもん。

[それから、少しの沈黙。]

……。やっぱり、ちゃんと、考えて決めなきゃ、ですよね。
[事態を、終わらせるには。『でも』や『けど』が零れてしまわないよう、口元に手を当てた。]

( 59 ) 2013/09/02(月) 20:42:54

隠り処の番人 ミリオ

>>53
ヘールはお兄さんの事を本当に大事に思ってるんだね。そう誇れる人がいるって、うらやましいな。
[嫌味でもなんでもない、素直な感想を述べて。それからあなたの言葉を何も言わずに聞いていたんだ。ありがとう、と言われても小さく頷くだけで。その瞳は、何かを測るように貴方を見つめていた。それはけっこう長い時間だったかもしれないし、ほんの数秒の出来事だったかもしれない。]

[あなたの瞳を見て、うん、とひとり納得したように頷くと、すっと立ち上がって。]

―ヘール。僕は……きみと、きみのお兄さんを信じてみようと思う。
[まっすぐな瞳で、そう伝える。それから何かを言い掛けて口を小さく開けたのだけど―なんでもないと言うようにすぐ口を閉じた。]

( 60 ) 2013/09/02(月) 20:46:56

魔獣の女史 サラ

>>58

[見ていない、その言葉には無言で僅かに顔を歪めた。そちらには見えずじまいだったかもしれないが]

あの文字。えらく感情的なものだと思ったわ。
正直ね…ただヘールを庇う為にデタラメに書いたんじゃないかと、不安だったけれど。

一応、理解したわ。なんというか…馬鹿正直ねぇ、全く…感情的なのには変わりはないけれど…


… …嘘の下手なうちの孫よりは…マシなのかしらね…

[解かれていく拳に、苦笑が漏れた。最後の言葉は小さく、自嘲気味に響いて消えていく]

( 61 ) 2013/09/02(月) 20:49:34

塵の尾 ヘール

>>56>>57

――嫌なこと、頼んでるのは承知してる。ごめんな。

[あなたに、そんな顔をさせたいわけではなかった。しかし牢獄に消えるにしろ。音叉の牙にかかるにしろ。黙って消えるには、心残りが多すぎた。だから、ごめん。ともう一度謝って。]

はは、うん。そうだね。この俺でさえ手綱をさばくの苦労してるしね?

[わざと冗談っぽく言った。]

でも。降ってしまった。その事実はかえられないよ。
もう一つたのみがあるんだ。

[椅子から立ちあがって、]

なにがあっても、あきらめないで。
あきらめなかったら。きっと勝てる。

っと、俺そろそろ行くね?
はなし。聞いてくれてありがと。元気でた。

( 62 ) 2013/09/02(月) 20:55:40

見えない糸の リネア

>>62
……ううん。
[ごめん、の度に小さく首を振った。]

[立ち上がる貴方を、じっと見詰めるようにして、]
うん。
……ヘールも、だからね。 まだ、待っててくれるん、でしょう?
[そういって、精一杯笑顔を作って。とても自然には見えなかっただろうけれど。]

うん。また、ね。……また、明日。
[小さく手を振る。今度は上手く行ったろうか。]

( 63 ) 2013/09/02(月) 21:01:31

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>61
[その言葉が、相手を安堵させるものであっても、落胆させるものとは予想していない。沈黙が帰ってくるなら、こちらもそれ以上、狐について話せることはなかった。]

あれは…フラニーが敵だってわかって、頭が真っ白になって…何も考えられなくなってました。もっと考えりゃあ…
…小さいころから可愛いやつだって思ってたのに、裏切りやがって!!
[笑おうとして――突然声を荒げた。その羊皮紙を見たときの感情が蘇った。
しかしそれはすぐにしぼむように、元の表情に戻る。]

………。あいつは嘘つきです。婆さんには悪いっすけど。

[すんません、と頭を下げるも、それは項垂れたも同じ。]

( 64 ) 2013/09/02(月) 21:03:38

塵の尾 ヘール

>>60
おう。自慢の兄貴だ。
……すこし、そそっかしいけどね?

[添えてもらった手に、元気をもらったように。すこし笑んで。]


[立ち上がったあなたを、視線が追った。その言葉に、鳶色の瞳が揺れて。それから。]

ありが、 とう。
嬉しいよ。……ありがとう。

[目元を隠すようにうつむいて。ぽつぽつと礼を言った。そのまま、立ち上がって。]

俺、そろそろ行くね。ちょっと風にあたりたいんだ。
ミリオ。リネアにも言ったけど、あきらめないで。

>>63隠、糸
――また明日。
[二人にそう告げて。談話室を後にした。たったっと、通路を駆けていく足音が遠ざかる。**]

( 65 ) 2013/09/02(月) 21:03:49

塵の尾 ヘール

[たったった][研究員と肩をぶつけそうになりながら。]

[たったった][灯りもまばらな街並みを抜けて。]

[たったった][風にのって走るように。]

[たったった][たったった][たったった]

( 66 ) 2013/09/02(月) 21:06:15

見えない糸の リネア塵の尾 ヘールが立去った後の扉を、しばらく見つめていた。

( A15 ) 2013/09/02(月) 21:06:23 飴

銀色鈴 リコシェ

【街の高台の広場、夜】
[ぐるぐると頭の中は回っているけれど、それでも日々のルーチンワークは続く。
気がそぞろに、何も手につかない。そんなことを言っている場合でもないのに。
グラスを割ったり、せっかくローブを詰めてもらったのに転んだり、今日は全く、なにもかもに上の空だ。

この広場の明かりをつけるのにすら、いつもの三倍は時間がかかった気がする。
灯りは灯っているけれど、辺りはすでに真っ暗だ。]

[最後に灯りをつけた柱の元、うつむいている。考え込んでいる。考えたって答えは出ない。
うつむいた視線の先、足元の紙袋が目に入った。山盛りの緑の葉の上、その一番上に、今日のお守りのように持ち歩いていた、紙飛行機が一つ。
どこか寂しげにポツンと乗っかっていた。]

( 67 ) 2013/09/02(月) 21:06:53

塵の尾 ヘール

【風鳴きの丘】
[びゅうびゅうと強い風が吹いている。地形的に良い風の吹くこの丘は、昔彼女とよく遊びにきていた場所だ。よくカイトを飛ばして遊んだっけ。]

…………。

[ポケットに手をつっこんだまま、夜の街並みを見おろしている。]

( 68 ) 2013/09/02(月) 21:09:47

隠り処の番人 ミリオ

>>59糸(>>65塵)
[良い人なんだろうな。その言葉に、目をぱちくりとさせた。]
あは…そう思ってもらえると、ちょっと気が楽になります。
リネアさんは心の優しい人なんだろうなって…僕も、話しててそう思いました。

[こちらも少しの沈黙を置いて。泣き笑いみたいな顔をした貴方に、声をかけたんだ。]
…たくさん考えて、自分が信じると決めた方に進んだらいいんです。
僕は、そうするつもりです。皆を、守るためにも。
[それだけ言うと、立ち上がった膝をぱたぱたとはたいて。立ち去るヘールの背を見送って、にこりと笑った。]

うん…話が出来て、よかった。

それじゃあ僕も、そろそろ行きます。リネアさん、来てくれてありがとう。
僕は…諦めないからね。
[通路の足音が遠ざかってゆくのを聞いてから、あなたに向かってぺこりと一礼をして。こちらも談話室を後にするのだった。独り言みたいに呟かれた最後の一言は、少しだけ力が篭ってたように聞こえただろうか。**]

( 69 ) 2013/09/02(月) 21:14:20

その日暮らし フラニー

【風鳴きの丘】

>>68
[この丘へ来るのも久しい。いつからどうして、来なくなってしまったのかも忘れてしまったけれど。記憶と同じ風の音に巻かれながら。]

ヘール。

[静かに。街を見おろして立つ、あなたの背へと声をかける。風に巻き上げられる髪もそのまま。星と月の明かりの下、幽霊のように立った女は、あなたを見て緩やかに笑う。]

――お待たせ。

( 70 ) 2013/09/02(月) 21:16:27

鉄の犬牙 アンブローズ

>>67
【街の高台の広場、夜】
[静かな夜だ。何だか分からない虫はチイチイと鳴いていた。空気はどこか生暖かったけど、ひゅうと吹いた風は涼しい。
静寂に割りこむように、かちゃかちゃと跳ねる金属音が響いた。]

 ……リコシェ、探したぞ!
 おい、どうしたんだ、もう真っ暗じゃないか。

[君が振り返れば、少しの遠くにその人はいた。君が灯した灯りを潜って、小走りに君へと近付く。心配したらしくって、緊張を僅かに帯びた面持ちで。]

( 71 ) 2013/09/02(月) 21:20:16

塵の尾 ヘール

>>70
[月明かり照らされた青年の顔は青白く見えた。月を背負って振り返る彼の口元にも。笑みが浮かんでいる。]

や。大丈夫、そんなに待ってない。
俺の正体は恋文のとおり。単刀直入に言おう。

お前は、音叉か…その協力者だろ?

[に、と口元を歪ませて。]

みんな、どちらの【星読み】を信じるかなぁ?

( 72 ) 2013/09/02(月) 21:23:42

光塵を見つめる リュミール

【街の小さな広場】
>>64,>>52 獣、鳥
[坂道を登ったところにある、少し高い丘に作られた広場。そこへの坂道の石畳を少し不規則な、サラとはまた違う遅さで歩いて行く足音。]

あ、……やっぱりサラ先生、 と、ヴァルチャーさん。

[日傘をさした上に頭の先からフードとローブで覆った影があなた達に声をかけた。フードの下からは白い髪が見えている。
貼り紙を見たせいだろうかヴァルチャーへは僅かに困ったような視線が向けられたけど、すぐに礼をした。]

――えっと、お話し中にお声かけてすみません。
……お二人はお知り合いでしたか。

( 73 ) 2013/09/02(月) 21:24:26

魔獣の女史 サラ

>>64
敵…ね。…
…貴方は弟が直接危険に晒されたのだもの。当然の感情でしょうけれど。

考えた事はないの?どうしてこんな馬鹿な事をして、長い付き合いの人達をも巻き込もうとしているのか…そもそも、裏切るというなら。何の為に。
…あの子だけじゃないのよ。少なくとも複数、そういう意思を持った者が居るという事だわ。

考えて欲しいのよ、ヴァルチャー。
貴方の力が本物なら。…私は何も持たないから。

[最後の言葉は気弱にしぼんで。]

…馬鹿な子を、庇うような事を言う私が一番、馬鹿だけれどね。
ことが分かれば殴り倒してやるつもりだけど。

[無理矢理また笑った。項垂れたそちらより、よっぽど力無く]

( 74 ) 2013/09/02(月) 21:27:34

その日暮らし フラニー

>>72
[あなたの言葉を聞いても、笑みは崩れない。いつものバカみたいな笑いではなく。口元をほんの少し持ち上げるだけの、微かな笑み。]

それで?
そう思うのであれば、ヘール。

あんたはどうして、あたしをここへ呼んだの。

[否定も肯定もしない。主導権をこちら側へ奪おうとするかのように、問いかけを返した。またひとつ、強い風が吹く。]

( 75 ) 2013/09/02(月) 21:29:31

銀色鈴 リコシェ

>>71
[大きな耳がとらえているはずの、聞こえてきた音も頭の中を通り過ぎていく。紙袋の中の、紙飛行機をじっと見つめている。
兄の声をとらえた耳は確かにぴくと動いた。ほのかな白い灯りの下、石畳の上。弟はあなたにあわてたように顔を上げる。]

お 兄ちゃん……、ご、ごめん、なさい。
今日。いっぱい、失敗。して。それで、遅く。なって……。
夕ご飯も。もう、終わっちゃった、よね。約束、した。のに。ごめん、なさい。
もう。帰る、所。

[慌てた少年はそのまま、紙袋を抱え込もうと屈んだ。]

( 76 ) 2013/09/02(月) 21:30:13

光塵を見つめる リュミール、/* 失礼。>>73 時間的に日傘持ってたrおかしかったです。抜かしてください。

( A16 ) 2013/09/02(月) 21:31:22

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>73
[かけられた声に上げた顔は、途方にくれたような表情だったけれども。
次の瞬間、ぱちんと自分の頬を両手で叩いていた。
昨日の、憮然とした顔。]

よう…リュミール。

[昨日よりよっぽど小さな声で、敬称を省いた。]

サラ婆さんには、世話になってる。
…悪ぃ。お前をダシにしちまって。
アンやリコシェに、合わせる顔がねえよ…

[そう、苦々しくつぶやく。]

( 77 ) 2013/09/02(月) 21:34:53

見えない糸の リネア

>>69
そう、ですか? いろいろ言っちゃいましたけど。
[投票したかも、などと口にした自分へ、そんな風に返って来るとは思ってはおらず。照れて頬を掻くかのように、肩の上の針金鳥へ触れた。]

……信じる方へ。
[復唱するように口にする。ヘールの背を見送った後もまだ考えている様子だったが、貴方が立ち上がればそちらを見上げるようにして、慌てたように立ち上がって、一礼を返す。]

こちらこそ、ありがとうございました。……ヘールを信じるって、言ってくださった事も。
[それから、貴方を見送って。もう声も届かなくなっただろうその時に、ぽつりと呟いた。]

……私も。

[肩の上の針金鳥が、翼を小さく広げて、たたみなおした。それだけの間、ここで交わした会話を身体に染み込ませるかのように、じっと立ち尽くして。やがて、談話室を出た。]**

( 78 ) 2013/09/02(月) 21:36:21

鉄の犬牙 アンブローズ

>>76
[君に駆け寄れば、ト、ト、と歩幅を縮めて、君の前に立った。少しだけ膝を曲げて、君の顔を覗く。ぼんやりと灯りに照らされて面持ちは、僅かに力が籠っていたけど、君がそう何でもない様子を見れば、少し安心したように和らいだ。]

 ……そっか。良いんだ、きっと疲れてるんだろ。
 今日は早く寝るか?
[まだ、昨日の約束は済まされていないけど。僅かに首を傾げ。君が紙袋を持ち上げるのを視線で追いながら、]

 ま、それよりまず帰ろう。夜は危ないからな。
[そう言って、塔の方へ踵を返し、君を手招きした。]

( 79 ) 2013/09/02(月) 21:38:21

魔獣の女史 サラ

>>73
[足音に、少し焦るように押し黙ってその方向を見ていた。現れたのが貴方だと気が付けば、ため息をついて]

ええ。…孫と仲が良くてね。昔から顔馴染みよ。

[ただ関係を紹介するだけの、その一言の意味が今はとてつもなく違っていた。白い髪を見つめて首を傾ける]

ミールは…ヴァルチャーとは知り合いだったかしら?
…散歩でもしていたの?

[話しかけるヴァルチャーを一度振り向いた後、そちらに向き直る]

( 80 ) 2013/09/02(月) 21:39:15

塵の尾 ヘール

>>75
[はは、とこぼれた笑い声を風がさらっていく。ニヤニヤと笑う口元は三日月のようだった。唇の隙間から、糸切り歯がちらと覗いて。」

ははは、そんなに身構えなくていいじゃないか。
俺とフラニーの仲だろう?

[くつくつと揺らす肩が、ぴたりと止まって。]

あいさつしたかったんだよ。機会を失くすまえに。
それで、提案。“俺もまぜてくれない?”お前らの企み事に、さ。

お前にも集まると思うよ? 票。
最悪、俺は生きのびて。お前の無駄死にかも。味方を増やしておくのは悪くないと思うんだけどな。どう。

場合によっては、俺の能力が役にたつと思うな。
たとえば、そう……。

[人差し指を立てて。にいと歯を見せて笑った。]

兄さんを。【星読み】を無力化したり、とか?

( 81 ) 2013/09/02(月) 21:40:13

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>74
[黙っていた。
いつも、弟がいじめられたりしないように。弟が食いっぱぐれたりしないように。弟がみじめに泣くようなことがないように。ひどいめにあわないように。
それが普通だった。]

俺は…殴られたら殴り返すしかできなくて。
俺は、弟以外は、みんな信じられない。リュミエールのことだってまだ疑ってる。
サラ婆さんのことだって、疑ってる。

[泣きだしそうな声だった。しゃくりあげなどしないが、嗚咽のような。それがまた、情けない。]

( 82 ) 2013/09/02(月) 21:44:09

銀色鈴 リコシェ

>>79
[あなたが覗き込んだ弟の顔は、白い光の陰になっているだけではなくて、ひどく白く見えただろうか。下がった眉尻が、それを助長しているのかもしれない。
けれどその表情は屈んで紙袋を抱えようとした動きで、容易に隠されて。]

お兄ちゃん、の。くれた。の、食べれば……元気、に。なるかな。
……[紙袋を抱え上げて、その中にある紙飛行機をじと見つめる。]
お兄ちゃん、は。早く。寝られる、の。

[手招くあなたにも、まだ紙袋を抱えて立ち竦んだまま。]

( 83 ) 2013/09/02(月) 21:45:10

光塵を見つめる リュミール

>>77 鳥
[憮然とした表情にやっぱり困ったような笑みを向けた。
そんな表情を向けられるのも別に初めてではないのかもしれない。
ただ、敬称を省かれれば驚いたように目を瞬かせたけど。]

昨日はぼーとしててごめんなさい。

あ、そうなんですか。サラ先生も顔が広いから。
[そうして苦々しく呟かれたそれに首を傾げた。]
アンやリコに合わせる顔がない、……僕をダシ、って……?
どういう意味です、か?
[困惑気にあなたを見上げたろうか。]

( 84 ) 2013/09/02(月) 21:46:09

鳥を懐かしむ ヴァルチャー、/* >>82 訂正失礼 リュミエール→リュミール*/

( A17 ) 2013/09/02(月) 21:46:35

その日暮らし フラニー

>>81
[じ、と。その表情を見つめる。口元から覗く歯を見つめる。丘を駆ける風とは裏腹に、赤褐色の瞳は、静かに凪いでいる。]

あたしはね。

背負っている願いがあるのよ。
だから不用意なことは言えないし、言う気もない。例え、相手があんたでもね。

[静かな声で告げてから。]

……ふうん。
それは、つまり。あんたを――【来たりし者】の聖痕を。

目覚めさせろ、って。そう言ってるの?
――仲間に入って。どうするの?

( 85 ) 2013/09/02(月) 21:51:28

鉄の犬牙 アンブローズ

>>83
[踵を返して、数歩歩いた。灯りの下から暗闇へと入る。けれど、君はついては来なかった。また振り返って、その場から君へ視線を返す。
君のつらはいかにも白かった。一瞬ばかりぞくっと心臓に何か冷たいものが差し込まれたけれど、その白さは、当然だとも思った。]

 夕飯はまだ、食ってないんだろ?
 それと一緒に飯も食えば、すぐ元気になるさ。
[安心させるような声の調子で。
暗闇に、亡霊のように立ったまま。]

 ………俺は、 [少し間を空けて、]
 もう仕事は終わった。けど、10歳が寝るよりは遅く寝るかな。
[ちょっと、おどけてみせた。
"ほら"と呟いて、また君を手招きする。]

( 86 ) 2013/09/02(月) 21:52:48

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>84
[相手が驚いて目を瞬かせたのに、]
…悪いかよ。
[なんて、ぶっきらぼうに。]

いや、俺だって…悪かったよ。

もしかしたら、お前が連れ去られるかもしれねぇだろ。
俺、何にも考えてなかった。
もしそうなったら、どうなじられても、足りないくらいだ。
[困惑気味の顔に、そう告げる]

( 87 ) 2013/09/02(月) 21:53:24

光塵を見つめる リュミール

>>80 獣
[何だかあなたの反応がいつもと違って。少し眉を下げた。]

お孫さん、……フラニーさん、
[何だか泣きそうな困ったような顔を一瞬したのは、
今渦中の人となっている彼ら全員の関係性を察したからだろう。]

えっと、名前だけはアンやヘールから。
でも、直接は昨日初めて少しお話をした位です。
……僕はこの位の時間じゃないと、外出れませんし。
塔にいると、ちょっと視線がしんどくって。
[息抜きに逃げてきたのだ、と苦笑をした]

( 88 ) 2013/09/02(月) 21:54:20

銀色鈴 リコシェ

>>86
[白い光の下、ただ、立ち竦んでいる。]

うん……まだ。だけど。元気、に。元気に……なった、ら。
[赤い瞳が伏せられる。その視線の先は紙飛行機。]
なっても。考え、なきゃ。いけない、の。は。同じだもの。

お兄ちゃん、は。
[おどけて見せる兄の姿に、口角を持ち上げたけれど、尻尾も耳もたれたままだ。]
──誰を。信じる、の。

( 89 ) 2013/09/02(月) 21:57:50

魔獣の女史 サラ

>>82
そうやって、貴方が弟を庇うように。
誰かが拳を振り上げてきたら。…アンや、リコや、リネアかもしれない。昔の貴方ならそれでも、ただ殴り返していたかもしれないけれど。
…今は、違うでしょう?

[言葉は再度、背筋を伸ばしたように毅然と落とされた。そうあって欲しい、という願いも含まれていたかもしれない]

しっかりして頂戴。これから先、貴方が頼りなのだから。
疑うというなら皆そうだわ。…惑わされるなと言いたいのよ。

護るんでしょう?
その為に貴方、ここまで大きくなったのだから。

[近づいて、見上げるように言う。]

( 90 ) 2013/09/02(月) 21:59:51

塵の尾 ヘール

>>85
[対する鳶色の瞳は、歪な笑みに形を歪ませていて。びゅうと吹いた風が、瞳と同じ色の髪を揺らした。]

ああ、うん。
最低限でも、敵意はないって事は言っておこうかな。
たとえ今夜俺が隔離されても、されなくてもね。

女の秘密をあばくほど野暮じゃないさ。ふふふっ
[口元に手をあてて笑い声をあげながら。]

そういうこと。
お前らだいたいどのくらい勝算があるんだい。
兄さんとの信用勝負には勝てそう?

勝てなくても、兄さんの星を獲りにいくかい?
【牧羊犬】がはりついてなければいいけどね?

[続]

( 91 ) 2013/09/02(月) 22:04:31

光塵を見つめる リュミール

>>87 鳥
[ぷるぷると首を振った。]
い、いえ。昨日は違ったので、ちょっとびっくりしただけで。
僕は本当はそうやって呼び捨ての方が嬉しいので、
[悪くないです、ってもう一度首を振った。]

……。そうですね、アンはきっと怒るでしょうし。……僕自身も本当は、怖いです。
でも、きっとアンが守ってくれるってそう思ってます。
……それに、僕よりも、ヴァルチャーさんの方が危険なんじゃないですか?

( 92 ) 2013/09/02(月) 22:04:47

鉄の犬牙 アンブローズ

>>89
[君が来なければ、暗闇に立ったままだ。
──……君が零した言葉を聞いた途端に、どうしようもなく悲哀の痛みが胸に刺さった。何か考えるより先に、眉に緊張が満ちて、目を細めて、浅く唇を噛んだ。]

 リコシェ。 [ただ名前を呼んで、数拍置いて、]
 ……せめて、身体を元気にしよう。な?
 頭が使うぶんの栄養も、なくなっちまうよ。
[優しく、諭すような調子だけど、どこか乞うようでもあった。]

["だから"なんて言って、また塔へと誘導しようとした時。
君から発された質問で、薄く開いた唇は静止した。]

[唇を舐めた。]

 ぼっちゃんと、お前だよ。

[ただそれだけ、簡潔に、言ってみて。]

( 93 ) 2013/09/02(月) 22:06:06

塵の尾 ヘール

>>日 [>>91続]

――俺なら。
【牧羊犬】の牙をくぐって。【星読み】の力を殺せる。確実に。

ただ、今の俺では無理。そういう話だね。うん。

[仲間になってどうするか、には。パアッ!っと酷く残虐で無邪気な笑顔を浮かべて。]

十年の倦怠がやぶられたんだよ?
俺は面白いほうにつく。みみっちく無能の血を啜るのはやめだ。
化け物は、化け物の仲間になるのが相応しい。

( 94 ) 2013/09/02(月) 22:06:36

塵の尾 ヘール

>>日
ああ、俺を目覚めさせたあとの話ね。
お前らの望むタイミングで、退場するつもりだよ?

裏切りを懸念してるのなら、お前にやったメモを晒せば?
俺の筆跡に。サインに。自白に。

――俺を殺す杭はもう渡してある。

[どう?と首を傾げた。]

( 95 ) 2013/09/02(月) 22:09:59

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>90
…今朝、殴り返したところで。
胸張って、違います、とは、言えません。
[額の布を押さえる。]

これまでずっと、ずっと、一緒に暮らしてきたのに。
それが全部惑わしだったんだって…
サラ婆さんは割り切れるんすか。

…俺は、護るためならなんでもやる気です。
[それが結局、今朝の行動につながってしまったのだけれど。]

( 96 ) 2013/09/02(月) 22:12:33

魔獣の女史 サラ

>>88
…馬鹿な孫よ。
本人にも話は聞いてみたし、色々カマもかけてみたのだけれどね。あの子…嘘をついてると思うわ。

[それだけ言って、苦笑して首を振る]

そう。出てきた理由だけなら私も似たようなものよ。ここまで上がってくるのは少し骨がくたびれたけれどね。
ああ…ヘールとも仲が良かったわね、貴方。…貴方はどうするつもり?

[何を、とは言わずに問いかける]

( 97 ) 2013/09/02(月) 22:13:59

銀色鈴 リコシェ

>>93
[石畳に描かれた光の境界線は淡くおぼろげで、けれどあなたのいる暗がりと、白い光の中は、決定的に違う。その境目をこえる一歩は踏みだされずに、]

わか、って。る。けど。
考え……るの、だって。おなかに、力。入ら、なきゃ。無理、だもん。
考える、の。やめたら、お兄ちゃん、の。弟、で。いられない。もん。

けど、……
[わからない、と言いたげにかぶりをふった。
尋ねた、言葉への応えに。落ちていた視線があなたを捕えて、一拍後、困ったように笑う。]

……ぼくが、きいて、るの、は。そう、じゃない。のに。
フラニーさん、と。ヴァルさんと。誰を、信じる、の。って。
聞きたかった。のに。

[ありがと。なんて、小さくつぶやいた。]

( 98 ) 2013/09/02(月) 22:15:56

その日暮らし フラニー

>>91 >>94 >>95
[あなたの長い言葉が終わるまで、じっと待つ。瞬きすら忘れたように動かず。あなたの表情を、一挙一動を、一言一言を。見つめる。]

[あなたが首を傾げる。言葉が途切れる。ふう。と息を吐く。]

言いたいことは解ったよ。
あんたは。あるいはあんたの聖痕は。この押し込められた十年に飽き飽きしていた。解き放たれて暴れたい。
だから、【音叉】に協力したい。……そういうこと?

あんたは、それだけでホントに満足するの。
ホントにそれだけが望みなの。

[杭は渡されている――そう言われても、まだ、その心の底を探ろうとするかのように。もう一度、聞いた。]

( 99 ) 2013/09/02(月) 22:16:35

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>92
なら、そう呼ぶ。アンがどう言うか、しらねぇけどな。
[にっ、と笑顔を見せた。]

だと…いいんだけどな。結局アンに頼りっきりだ。
俺は、危険なのは怖くない。
でも、皆が危険になるなんて、全然、思いつかなかった。俺も頭がよければよかった。
[眉尻を下げ、あなたを見る。うらやましそうに。あんたみたいに、とは続けなかったけれども。]

( 100 ) 2013/09/02(月) 22:18:56

魔獣の女史 サラ

>>96
ただ殴り返すな、というだけよ。
言ったでしょう。私も殴り倒すつもりでいるって。

…何か見えないものがあったかもしれなくても。
惑わしなんかじゃない。そう思ってるわ。
だからこそ、その向こうに何を考えて、抱えているのか。
その眼で見つけてやって欲しい。それだけよ。

[押さえた布の向こう側を見つめるようにして、呟く]

それでいいわ。
…ごめんなさいね。あの子のせいで、こんな事になって。

( 101 ) 2013/09/02(月) 22:26:55

鉄の犬牙 アンブローズ

>>98
 ……お前は立派だよ。

[光に照らされ続ける君が、まるで眩しいかのように目を細めて、君の宣言に、小さく頷いた。
が、一旦言葉を切れば、きゅっと眉に力を籠めて、君へ視線を送ったのだった。]
 でも、いいか。
 俺の立派な弟は、よく食べて、よく寝て、元気な状態を作ってものを考えるんだ。
 決して無理して倒れたりしないんだぞ。

 ……分かったか?
[最後の言葉は、極力、やわらかく。
分からなくていい、ともばかりに、小さく首も横に振った。]

( 102 ) 2013/09/02(月) 22:28:54

鉄の犬牙 アンブローズ

>>98
 何だ。当然のことを聞かれてるのかと思った。
[わざと空気を軽くするように、大げさに肩を竦めた。
けれど、すぐに、表情には緊張が走って、声量を落とし、]

 ……俺は、ヴァルチャーを信じるよ。

 ヘールはそんな奴じゃない。
 あんな張り紙で、皆を不安がらせるような奴じゃない。
 
 ……そうだろ。
[最後は、小さく。薄く唇を開いたが、閉じた。君の意見を尋ねようとして、迷っていることは、微かに泳ぐ視線が語っていたかもしれない。]

( 103 ) 2013/09/02(月) 22:29:57

塵の尾 ヘール

>>99
[言葉を連ね語った青年は、うっとりと。いっそ狂おしい光を瞳に宿していた。まるで、あなたの前で芝居のひとつでも披露するように。身ぶり手ぶりで語った。]

んー……。[口元に指をあてながら。]

少し違うなぁ。暴れたいわけじゃあない。
俺は、十年間ずっと。ずっとずっと。皆の事を愛してる。兄さんも。リネアも。お前ら音叉も含めて。全員だ。

これはね、愛情の吐露だよ。
愛してるから。たべちゃいたいんだよ。
心の底から欲してるんだよ、彼らのことを。
[わかるかな。わかって貰わなくてもいいけど。と呟いて。]

まあ、そういうわけで。協力するよって話。

その過程として、兄さんは俺にちょうだい?っておねだり。
ついでに言えばリネアとか。欲しいって言いだしたらきりないけど。

まあ、それが俺の望みかなぁ。
聞き入れられなくても、俺は勝手に楽しく動かせてもらうけど。

( 104 ) 2013/09/02(月) 22:30:13

見えない糸の リネア

【魔術師の塔・会議室】

[投票箱の置かれた机から、少し離れた場所の椅子に座って、箱を見ていた。書いては消して、もう一度書いて、すっかりくたびれてしまった投票用紙を、未だ投げ込めずにいた。
信じる人は決まっている。投票相手も……決まっている。ただ、隔離へと背中を押す事に、覚悟が足りない。塔の研究者はあんな調子だから、一度隔離などさせてしまえば、もう、ずっとそのままではないのか。そう、恐れていた。
小さく口が開いて、閉じる。針金鳥が、ただのオブジェに戻ってしまったかのように、静止している。天井をゆっくりと見上げる。瞬きを控えた。]


[――ついこの間、一緒に買い物をしたばかりだ。それに、あの占い師の煌くコイン、大げさなほどの歓声、いたずらっぽい笑顔、それと。

 彼女が、次に占ってもらおうとしていたことを、思い返している。]

( 105 ) 2013/09/02(月) 22:31:52

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>101
[昔は、ケンカを売られては耐えていた。そうしないと、疑われた。その時だって、弟のために、耐えていた。
それをじんわりと、思い出す。]

俺のことも、後で殴り倒してもらえますか。
今朝のことについて。今でもかまいません。
[リュミールが居るにもかかわらず、そう真顔で。]

…音叉は、なにやろうとしてんすかね。
こんなもん集めて。とんでもないことが起こるって、聞きましたけど。

( 106 ) 2013/09/02(月) 22:36:13

光塵を見つめる リュミール

>>97 獣
……サラ先生の判断を疑うつもりはないんですけど、
[ヴァルチャーの方を少しみてから、またあなたに向き直る。]
どうして嘘だって?いつもと態度が違う、とかですか?


息が詰まりますものね。でも、……僕も少し疲れました。
[くたびれたに同意を示した。この白い人は体力が致命的になかった。]
ええ……ヘールは、外にいけない時に色んな話しをしてくれました。だから、ヘールを信じたいです、けど。
……サラ先生がフラニーを疑った理由を知りたいです。
[先と同じ言葉を繰り返した。]

( 107 ) 2013/09/02(月) 22:36:48

その日暮らし フラニー

>>104
……愛情……ね。
傷つけるけど好き。騙すけど愛している。いっそ殺してしまいたいくらい。

感情の共存は。出来るね。

[滑るように言葉を零し。ふ。笑った。瞳に宿る色は、どこか暗い。]

あんたとあたし。
似てるかもしれないね。

――纏めるわ。
あんたが望んでいるのは、共鳴による目覚め。その後に愛しい誰かを「食べる」こと。
その代償に、【星読み】の力を無力化してくれる。【音叉】に協力もしてくれる。

間違いないわね?

( 108 ) 2013/09/02(月) 22:41:12

銀色鈴 リコシェ

>>102>>103
なん、で。

[今まさに情けない姿を見せているのに、と。短い言葉で問う。
けれどその応えを待つ前に、向けられた言葉に、きゅっと唇をかみしめる。
昨日も見せたような、そんな仕草のまま。視線も落ちたまま。ず、と鼻をすすりあげた音が、あなたの耳にも届くだろうか。
そんな沈黙が下りてから、あなたの柔らかな言葉に、小さく、銀糸を揺らして、頷く。]

──お兄ちゃん、の。こと。で。
リュミ先輩、の。こと、大事。って。
ぼくが、一番。知ってる、もの。たぶん。リュミ先輩、より。

[そして、あなたの告げた名に、何度目かの沈黙を返す。]
……わかってる、よ。ヘルさん、……昨日、だって。
ぼく、の。こと。心配、して。元気に、しようって。しに、きて。くれた、もの。

[また、黙る。]

お兄ちゃん。
隔離。され、たら。どう、なるの。

( 109 ) 2013/09/02(月) 22:41:41

光塵を見つめる リュミール

>>100 鳥
アンはどうでしょう……ぼっちゃんになんて口を!とか言いそうだけど。
[想像して少しだけ笑った。]
僕が良いって言ったって、その時は言って下さい。

アンは約束を破りませんから。
じゃあ、ただヘールを守ろうとしただけ、なんですか。
ヴァルチャーさんが怖いのは、ヘールが……皆がいなくなること?

( 110 ) 2013/09/02(月) 22:44:06

魔獣の女史 サラ

>>106
[何を考えていたのかは知らない。ただ。少し思案の顔をした後。そちらの言葉に杖を持ち替え、右手をその顔に伸ばした。

そして――貴方の左頬を思いっきりつまむ。]


もう考えなしに動くんじゃないよ。このトンマ。
やるならもうちょっと器用におやり。

[いつもの調子の叱咤で、ぎりぎりぎり、と音がしそうなほどその肉を強く捻る。生徒を叱る教師の如くである。]

さあね。それを聞き出してやろうじゃないの。

…何をやらかそうとしているのか知らないけれど。聖痕の力がどれだけ大きいか、それを引き剥がそうとすればどうなるか…考えただけで虫唾が走るわ。正直ね。

( 111 ) 2013/09/02(月) 22:45:59

塵の尾 ヘール

>>108
だからこそ、俺の言動は常に矛盾するんだけどねえ。
でも“愛してる”という気持ちは、嘘偽りないよ。これは俺の、愛のかたちなんだ。

[微笑み返す表情は、昏い企み事を口にしているとは思えぬほど。いっそひどく穏やかでさえあり……。]

そう?
気が向いたら相談くらいのるよ。いつもみたいにね。
[似ている、には肩をすくめて。]

間違いありませんとも、誓って。

[掌を胸に恭しく一礼してみて。]

なんなら、跪こうか?

( 112 ) 2013/09/02(月) 22:50:48

鉄の犬牙 アンブローズ

>>109
 頑張っているからさ。
[君の一言の質問には、全く簡潔な一言で返した。……君が随分頭を垂れてしまって、洟を啜る音が聞こえれば、眉を下げて、苦く笑った。
そうして、一歩踏み出す。誰でも潜み込める闇から、全ての姿を明かす光の方へ。
君の目の前に立てば、膝を完全に曲げて屈みこんだ。下げられた君の視線をまるで掬い上げるように、君の顔を見上げる。
光に照らされた顔は、随分青白い。瞬きは多くて、目の下には僅かに薄黒い色が浮かんでいた。けれど、それが関係しないかのように、仄かな笑みを湛えていた。]

["知ってるもの"という言葉には、ありがとうと返して。]

 ああ。ヘールは優しいやつだ。
 アップルパイだって、  ……美味かった。
 それに、十何年間も俺たちを騙せる程、あいつは嘘が上手いやつだと思わない。

[そして、数拍。
表情は薄れた。]

 無実なら。
 すべてが終わったら、何事もなく、帰るさ。

( 113 ) 2013/09/02(月) 22:51:28

鉄の犬牙 アンブローズ

 
( [嘘だ。]

  [アップルパイは捨てた。] )

( 114 ) 2013/09/02(月) 22:54:11

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>110
言うだろうなぁ。
あんたに下手な口利いたら、ボコボコにするって、もう言われてっし。
そうさせてもらうぜ。ま、きかねえだろうけどな。

ああ。他の誰が、ヘールと同じ目にあっても、耐えるつもりだった。
…ヘールを守ろうとしただけなんだよ。バカな話だろ。

[怖い、という問いには身じろぎ。何かを怖がってると思われるのは、昔から不本意なのだけれど。]
俺は、そのうちこの街から消えようと思ってた。
ヘールもしっかりしてるし、こんな事が無かったら、もう少しで海の外に行くところだった。…恋人が、いるしよ。
でも、それはみんなを守ってからだって思ってる。
[そうきつく、決意を固めたように言う。]

( 115 ) 2013/09/02(月) 22:54:40

魔獣の女史 サラ

>>107光(鳥)
長年の勘。…なんて言ったら、阿呆みたいだけれどね。
…嘘、というより…あの子、ヘールが音叉だったとしてどうしたいのか、尋ねても。信じてもらう事ばかりで…ヘールを貶める事に対して、まるで躊躇を見せなかったわ。
…自分の幼馴染なのにね。
[声音が苦々しげに、重かった。隣にいるヴァルチャーを僅かに見たのも、気のせいではないだろう]

根拠はないわ。ただ、ここでヴァルチャーの言葉も確かめて。
二人の口から直接、聞いた私の個人的な結論よ。

…あの張り紙もある。
ヘールに投票すべきかは、まだ考えているわ。

[その言葉だけは、ハッキリと二人を見て告げられた]

( 116 ) 2013/09/02(月) 22:59:50

銀色鈴 リコシェ

>>113
…、じゃあ。もっと、頑張る。
[少し、長くなったたどたどしい言葉。
灯りの中へと踏み込むあなたの足音に、少し身を固くした。叱られる前の子供のような、叱られるのがわかっているのに逃げ出せない子供のような、佇まい。
視界に降りてくるあなたの表情に、ひゅっと息を吸い込む。
確かに色は悪くて、今にも倒れてしまいそうな……けれど、そこに浮かぶ笑みに、吸い込んだ息を吐き出すこともなく、ぐ、と喉が鳴る。]

……心配。かけて、ごめん。なさい。
大丈、夫。ちゃん、と。ごはん、も……食べて。
元気。で、いる。

[絞り出すような声で、ぽつ、ぽつと呟く。
件の人への評価に、すん、と鼻を鳴らして、また、頷く。]
うん……

……。
でも。フラニーさん、が。無実。じゃ、なかった、ら?
だって。そういう、こと。じゃない。
フラニーさんが、嘘。ついた、って。……違うの?

( 117 ) 2013/09/02(月) 23:01:52

その日暮らし フラニー

>>112
まったく。あんたって奴は。
ホントばかみたいにロマンチストなんだからさー。

[呆れたみたいな声。一度、瞬きをして、穏やかなその表情を見る。跪こうかと言われれば、いらないわよ、と返し。]

……あたしの仲間は教えない。
あんたにして欲しいことがあるときは、赤い封筒の手紙を届けるわ。それに従いなさい。
それを約束するなら――

明日の朝。
あんたの『星』は、新たに産まれ直すでしょう。

それでいい?

( 118 ) 2013/09/02(月) 23:02:11

光塵を見つめる リュミール

>>115 鳥
あはは……アンがすみません。流石に本当にはしない、と思うので。
ちょっと多めに見て上げて下さったら嬉しいです。
アンは僕に過保護だから。
[困ったように眉を下げて何だかこっちが保護者みたいな口ぶりで笑った。]

僕は、ヴァルチャーさんとヘールのことは知らないけど、
アンとリコも、そんな感じですよね。
だから、想像はちょっとできるかなって。

[身じろいだ様子に少しだけ首を傾げた。]
……え?あ、えっと、おめでとうございます!?
[唐突に出てきた恋人なんて言葉に一瞬思考が追いつかなくて、
消えるって言葉を使ってるけど恋人ってことはつまり、直結したのは「結婚するんだ!」ってことだったので、そう頭を下げたのだった。]

……ヘールだけじゃなくって、アンとリコも入れてくれてますか。みんなに。

( 119 ) 2013/09/02(月) 23:05:13

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>111
いっ… イデデデデデデ!!!
ばっ、ばあひゃん、いだい、

[頬を、思い切り、そう老人とは信じがたい力で、大の男を簡単にうならせるほど強く、ひっぱられて。痛い、痛いとうめく。
離されてもしばらくは、頬を押さえてひどい歯痛でも患っているようにうめいていた。]

いででで…
婆さんでも、予想つかないんだな…。
[痛がりながら、そうつぶやいた。]

( 120 ) 2013/09/02(月) 23:09:01

塵の尾 ヘール

>>118
浪漫に生きなきゃ男じゃないだろ?
[ニヤと笑ってみせる顔は、昔からの幼馴染のそれ。]

うん。それでかまわないよ。聞くつもりもなかったしね。
なんだったら今日の晩は、ずっと目を閉じていようか。

[あなたの仲間がどうやって共鳴するのかは知らない。]

了解。約束するよ。音叉の皆に、よろしく伝えて。
“青色はぐれ星は、君達の味方だ。星に誓って。”とね。

ただ、今日の投票はお前に入れることになってる。
これは変えようがないというか、変えたら不自然だしねえ。

こんなとこ、かな。悪いね。結局時間とらせちゃって。
[そろそろ塔に戻るよ、とあなたに背を向けて。]

( 121 ) 2013/09/02(月) 23:11:10

鉄の犬牙 アンブローズ

>>117
[ただ、君を安心させるための微笑みだった。余計に身を固くした君にとって最適な顔は、きっとこれしかないんだろうと。殆ど、頼みの綱のようなもので。
ぽつぽつと零れ落ちるような謝罪の言葉に、"いいんだ"と一言だけ呟いて、一つ頷けば、屈んで君を見上げたまま手を差し出す。君の髪をそっと押し上げて、頬を撫でようと。]

["フラニーさん"  ……数秒、沈黙ののち、]

 事実でも。 ……

 話しあえば、解決する筈さ。
 魔術師たちに余計な手を下させる必要なんてない。

( 122 ) 2013/09/02(月) 23:14:21

鉄の犬牙 アンブローズ

>>117

 大丈夫だ。
 フラニーさんも、後の音叉のやつらも。
 きっと、仕方ない理由があるんだ。

 俺は聖痕者のみんなを知っている。
 どの人たちも、良い人で、悪人なんかじゃ……ないってさ。
[そうだろ、と、言葉を挟んで。]

 ごめんなさいって言ってもらう。それだけさ。

[微笑む。]

( [欺瞞だ] )

( 123 ) 2013/09/02(月) 23:14:49

その日暮らし フラニー

>>121
もー。あんまりテキトーこいて、リネアに愛想尽かされても知らないんだからね?

[腰に手を当て、かつてよくやっていたような、少しだけお姉さんぶった仕草で。]

おっけ。伝えとく。
投票の件についてはいいよ。好きにして。
まだ少し考えてるけど、あたしだってこのまま、あんたに入れるかもしれないし。

ん。あたしはもうちょっとここに居るわ。
一緒に帰るとこ見られたら、流石に不自然でしょ。

[背を向けられても、その場に立ったままで。]

( 124 ) 2013/09/02(月) 23:16:23

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>119 光(獣)
俺も、そんときゃ剣は無しだって啖呵きってっからよ。そしたら、魔法も無しだ、ってむきになりやがって。
…ほんと、あんたのことが好きみたいだぜ。俺、あんたにちょっと嫉妬してたんだよ。
俺はあいつを、こき使われてないかって心配してやってんのに、ぼっちゃまーぼっちゃまーだろ。
[眉尻を下げて]

アンとリコ、仲良くやってるか?
ちょっと心配なんだよな、アンがひねくれてっから。

…へ?[口が滑ったことにようやく気づく]
わっ、ばっ、言うなよ!!!誰にも言うなよ!!!
サラ婆さんも言わないでくださいよ!!!
[顔を真っ赤にしてあわてて]

…。もちろん、って言いてえけどよ。
でも、もしかしたら。疑うかもしれねえ。
フラニーがあんなこと言い出して、今、かなり混乱してるんだよ。誰でも、疑える。…悪ぃ。あんたが、信じてやってくれ。
[目を伏せる。]

( 125 ) 2013/09/02(月) 23:19:22

塵の尾 ヘール

>>124
……そうだね。
[コミカルな動きで、背を向けたまま肩をすくめたが。その声は少し寂しそうだった。すぐに風に掻き消されたけれど。]

まあ、うまくいけば。の話だね。うまくいくとよいね?

じゃ、お先に。

[びゅお、と吹いた風に背を押されたように走りだした。丘を駆けおりたその背中は、すぐに木立の間に消えた。風だけがびゅうびゅうとないている。**]

( 126 ) 2013/09/02(月) 23:22:05

光塵を見つめる リュミール

>>116 獣
サラ先生なら獣の勘もありそうです[冗談じゃないんだきっと。真顔だ。]
……幼馴染が音叉だった葛藤もなくって、
自分が星詠みだってことを信じて貰おうとしてた……。
僕は、実はヴァルチャーさんに、最初はそれを感じてて。フラニーさんとは仲良しじゃないのかな、「隔離しろ!」なんてそんな強くいえるのかなって。
[ちらりとヴァルチャーを見たけれど、
ぽつぽつと溜めていた考えを零す用にあなたに呟いて、]

……でも、フラニーさんも、そうで、
ヴァルチャーさんは弟を守りたかっただけって聞くと、……。

[迷う様に揺れる声のあと、張り紙、に少し首を傾げた。]

あ、えっと。天秤、[すっかり忘れてた、考えるように口を覆った。]

( 127 ) 2013/09/02(月) 23:22:08

魔獣の女史 サラ

>>120
根性入れなおしておき。

[最後に言って、離した手をパンパンと叩いて払う。口調と顔は悪戯に笑っていた。…それは>>119を聞いたせいでもあるかもしれない]

分かってたまるものですか。
…10年、研究してもそれだけはね。

[言うと、踵を返して道を戻ろうと杖を構える]

( 128 ) 2013/09/02(月) 23:24:59

その日暮らし フラニー

>>126
ん、そんじゃね。
精々頑張んなさいよ、ヘール。

[少しだけ寂しそうな背中に。それでも、かけるのはただの軽口じみた言葉。あなたの背中が見えなくなるまでそちらを見たあと、ふうと溜息をひとつついて。夜の空を振り返る。]

――――――。

ふふ。

[そしてひとつ。笑った。**]

( 129 ) 2013/09/02(月) 23:25:11

銀色鈴 リコシェ

>>122
[いいんだ、なんて一言に、紙袋がくしゃと音を立てた。
差し出される手に、ぱち、と一度だけ瞬く。頬に触れた手を視線が追うようにさまよってから、また、あなたの緑の目へと戻る。頬はひどく冷たい感触をあなたの手に伝えるだろうか。]

……、……お兄ちゃん。が。
そんなこと、言うなんて。
リュミ先輩の、真似、してる。みたい。

[あなたの触れた頬が少し持ち上がる。
ようやく、努力して作ったような笑みとともに、そんな。軽口をたたいて見せた。
またじっと黙ってから、「そうだろ、」、その言葉に頷く。]

[微笑にも、また。小さく小さく、笑い返した。]

……、お兄ちゃん。
あり、がと。お兄ちゃん。
ぼく。大丈夫。大丈夫、だよ。頑張れ、る。よ。
ごめん、ね。心配、かけて。
[また、繰り返す言葉とともに、あなたの服の袖をそっと握った。]

( 130 ) 2013/09/02(月) 23:27:34

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>127

[ちらと見られれば、バツが悪そうにうつむいていた。
頭に血が上っていた自分を、客観的に見られて、目の前で話をされると、いたたまれなくなる。]

( 131 ) 2013/09/02(月) 23:28:40

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>128
すっ、スンマセン…
[自分で言っておきながら、内心、そんなに強く引っ張らなくても…とか思ってた。]

…それも、スンマセン。
[ぺこ、と頭をまた下げる。自警団の新人のように。髪の毛が何度も揺れる。]

( 132 ) 2013/09/02(月) 23:32:37

魔獣の女史 サラ

>>127
獣は勘より嗅覚だね。そちらも自信は無くもないけれど。
[肩をすくめてみせた。どこまで本気だかは知れないが]

私もよ。だからこうして確かめに来た。
…実の孫より馬鹿正直を信じるのも大概だとは思ったけれどね。

貴方は、貴方の判断で決めなさい。
アンとリコの為にもね。

[そう告げて。その場に背を向けて、塔へと戻って行った。**]

( 133 ) 2013/09/02(月) 23:34:22

鉄の犬牙 アンブローズ

>>130

[(欺瞞だ)]

[君の頬を、ごつごつした手がそうっと撫でる。その手は暖かかった。君のひんやりした頬を暖めるように、そうっと、だけれど、じっくりと撫でて。ふわりふわりと、手の甲が白毛に触れていた。]

 違う。ぼっちゃんが俺を真似てらっしゃるのさ。
 ぼっちゃんのお世話をしたのは俺だからな。
[君の軽口には、素直に口端を上げて、同様の軽口で返したのだ。例え作ったものだとしても、君の頬が持ち上がれば、こいつめとばかりに、触れた指先でふにふにと小さく薄い肉をつまんでみせた。]

 そっか。
[ただ、それだけ、優しく言って。
頬から手を外した。立ち上がり、少し伸びをして、]

 ──よし、じゃあ帰ろう!
 帰って飯食って……もう寝るんだっけ?
[踵を返してから、ちら、と紙飛行機の袋へ振り返って、改めて尋ねたのだった。]

( 134 ) 2013/09/02(月) 23:35:14

光塵を見つめる リュミール

>>125 鳥
あはは、それはアンの得意を封じられてますもの。ヴァルチャーさんも封じてあげなきゃ。
アンは、ずっと大事にしてくれてます……嫉妬?[少しきょとんとした声。]
んー、……頼みごととかはしますけど。
アンってあんまり何もしないで良いよーっていうと、
それはそれで気疲れしそうじゃないです?

僕も、ちょっと言ったんですけど……。
この事件のお陰で……っていうとあんまり良くないですけど、傍に入れる時間は作ってあげれたので、アン次第かなって。

あ、、はい!きっと多分、特にアンには言わない方が良いんですよね!
[良い年の男性が顔を真っ赤に声を上げたのを見て、
こくこくこくと何度も頷いた。]

……そう、ですか。そうですよね。
すみません、混乱されてるだろう時に僕の勝手を言って。
はい、僕は信じてます。[そう、深く頷いて、]

>>131
[すみません、って流石にちょっとこっちも申し訳なさそうな顔してた。]

( 135 ) 2013/09/02(月) 23:35:20

光塵を見つめる リュミール

>>133 獣
え、サラ先生鼻も良いんですか![本気に取った。]

そうですよね……僕も、お話できてよかったです。
……お孫さんも正直も本当は信じたいですものね。

――はい、ありがとうございます。
[塔へと戻って行くあなたの背に礼をして見送った]

( 136 ) 2013/09/02(月) 23:40:21

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

>>135
ははっ、確かに!
わがまま言ってみろっつったけど、結局思いつかなくて、そのままだったんだ。
[大仰に笑う。昔のことを思い出して、そして、眉を下げる。]

…見境無く信じるのってよ、ほんのちょっとが限界だ。
俺の場合は、ヘール。一人だけだ。
俺は、お前を見たけど、それでも疑ってる。
[相手の目を見て、それだけはしっかりと。]

[手すりにもたれていた腰を浮かす。
んっ、と背伸びして。]

…話できてよかった。
ひとまずは。おれのせいで、あんたが、いなくならないよう、祈ってる。
[眉尻を下げて]

( 137 ) 2013/09/02(月) 23:43:22

見えない糸の リネア

[きつく目を閉じた暗闇の中で、

カサリと箱に紙が落ちる音。**]

( 138 ) 2013/09/02(月) 23:44:32

銀色鈴 リコシェ

>>134
[あなたの考えていることは、残念ながら、血こそわけすれ脳まで共有しているわけではない弟には伝わらない。
撫でる手に暖められた頬は、撫で続けて温まってしまった卵の殻のような感触を伝えるだろうか。君の触れぬ眉が少し下がったのは、くすぐったさを覚えてのものだ。]

リュミ先輩。に、聞いて。みたら。違う、って仰りそう、だよ。
真似、なんて。してない。って。
[ふにっと頬をつまむ指に、大げさに笑いの息をこぼして返す。
痛くもないのに、痛い、なんて小さく笑う息に混じる言葉。]

……、うん。
[手が離れれば、頬はまた空気に触れて。
温みを逃さぬように、少し首をかしげた。髪で頬がまた隠れる。]

ん、……っと。
寝る、前。に。ちょっと、だけ。[紙飛行機の、鷲を見下ろした。また視線を持ち上げてあなたを見上げることで、意図は伝わるだろうか。
それ以上はねだる言葉を繋げずに、かえろ、と握った袖を引いた。]

[帰路はゆっくりと。早く帰れば、早く、「投票」なんてものに向き合わなければならないだろうから。**]

( 139 ) 2013/09/02(月) 23:44:58

鳥を懐かしむ ヴァルチャー

[とぼとぼと、石畳を歩く。
ヘールが無事ならそれでいいと、怒りのままにペンを握ったのが。
今朝のことのはずなのに、ずいぶんと遠く思えてならない。]**

( 140 ) 2013/09/02(月) 23:46:45

隠り処の番人 ミリオ

【魔術師の塔】
[塔を目前にして、その頂上をぼんやりと見上げる。

投票は既に終えた。
自分の信じるものを信じて、守るべきものを守る。
そう決めてはいたけれど、やはり不安なものは不安だ。

…きっと、明日になればもう少し色んな事が分かる筈。
もしかしたら、今までの事は嘘で、盛大な悪ふざけだった、なんてこともあるかもしれない。
そうだったらどんなに幸せだろうか。]

…僕は、間違ってない、よね?

[不安げに投げられた疑問符は夜風に流されて、闇に消えていった。**]

( 141 ) 2013/09/02(月) 23:47:23

光塵を見つめる リュミール

>>137 鳥
でしょう?
あはは、アンらしい。自分からは中々思いつかないんですよね。
でも、ミサンガあげたら、昨日凄く喜んでくれました。
[嬉しかった、ってまた少し笑って。あなたの表情につられたみたいに眉を下げた。]

……そうですね。9人の中で、だもの。
僕が音叉に協力してる、とかですよね。
僕は違います、[あなたの目を見返して、しっかりとそれだけ言いきったけれど。]
けど、多分それは証明できないから。
僕はアンとリコを信じて、僕なりに音叉を探して見つけます。

[背伸びをするあなたを見上げる、]
僕も、話せてよかったです。ありがとうございました。
……ヴァルチャーさんが、本当の星詠みなら、
あなたこそいなくならないでって祈ってます。
ノースポールを教えてくれる人がいないとアンもリコも、皆も迷っちゃうから。
[そうして、石畳を下って行くあなたに頭を下げたんだ。]

( 142 ) 2013/09/02(月) 23:50:09

光塵を見つめる リュミール

[そうして、少しの間。白い髪を風になびかせてた後、
会議室で彼は今日からの聖痕者の義務を果たした。**]

( 143 ) 2013/09/02(月) 23:51:35

鉄の犬牙 アンブローズ

>>139
[熱が与えられて仄かに温まった頬が、容易につまめる柔肉が、ほんとうに嬉しかった。目の前に弟がいる、なんて、実感することはきっと異常なんだろうけれど、事実として実感していた。]

[言葉に、"いつもそうだ"なんて、にやにや笑って小さく返して。
君に振り返って、その表情を探るように見下ろしていた。
……そうして、紙飛行機から自分へ視線が上げられれば、はっきり予測していた要求なのに、わざとらしく肩を竦めて笑ってみせたのだった。]

 承知っ。

[他人行儀の言葉で、おどけてみせた。
それから、君の手と、袖で繋がったまま、
ゆっくり、ゆっくりと塔へ帰って行く。
ちょっぴりエキサイティングするだろう飛行機練習に付き合う為と、
投票の、為に。
**]

( 144 ) 2013/09/02(月) 23:52:14

塵の尾 ヘール

【塔の屋上】
[青年は、瞼を伏して待っていた。あえて逃げ場をも失くしてこの場所に立ってみせるのは“彼ら”への誠意か。]

――…………。

[風に吹かれて前髪がなびく。聖痕が露わになる。歪な、そうたとえば、強く皮膚を噛んだ時にできるような、歯型にも見えるそれが。新しい力の目覚めを待っている。]

[ふ、と口元が薄く笑んだ。

 ――風がきもちいいなぁ。**]

( 145 ) 2013/09/02(月) 23:59:24

鉄の犬牙 アンブローズ

【寄宿棟・一室】



[(欺瞞だ。おれはリコシェに嘘をついている。)]

( 146 ) 2013/09/02(月) 23:59:27

鉄の犬牙 アンブローズ

[(だが、道理なんだ。)]

[(連中め、おれの眠りをさまたげやがって。)]

[(連中め、ぼっちゃんを不安がらせやがって。)]


[(許せない。)]


[(皆、始末してやる。)]

( 147 ) 2013/09/02(月) 23:59:49


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銀色鈴 リコシェ
10回 残902pt 飴
鉄の犬牙 アンブローズ
17回 残729pt 飴
光塵を見つめる リュミール
14回 残837pt 飴
魔獣の女史 サラ
23回 残565pt 飴
塵の尾 ヘール
24回 残457pt 飴
見えない糸の リネア
13回 残756pt
その日暮らし フラニー
16回 残792pt 飴
鳥を懐かしむ ヴァルチャー
18回 残717pt 飴
隠り処の番人 ミリオ
13回 残706pt 飴

犠牲者 (1)

星のかけら 石人形 (2d)

処刑者 (0)

突然死者 (0)

見物人 (3)

おきつねこんこん ルナール
0回 残1469pt 飴
癒しの術士 レナーテ
0回 残1500pt 飴
欠け耳の傍観者 ロマ
0回 残1500pt 飴

退去者 (0)

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