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─ 研究所のどこか ─
[いつの間にかミナワとの通信が途絶えてしまったらしい。
何らかの妨害電波に阻まれているのか、それとも・・・。
どちらにしても、またもや誰かとのつながりが切れてしまった。
なんといえば言いのだろうか、よく分からない。]
なぜ私にこんな機能をつけたのだ・・・。
こんな気持ちになるくらいなら・・・。
[戦闘用アンドロイドならそんな機能、邪魔にしかならないだろうか。
せめて記憶がリセットした方がましだと考えているのかも知れない。]
>>+11[ベリニに重ねられたコインがガコンと内部に埋め込まれ
時計からゴーンゴーンと音が鳴り響く
台座と共に時計が横にスライドしていき。
時計のあったその床には下に続く階段が現れた。]
キャンキャン!(何か起きたよ!)
なんですよね〜。
確実に見つかると分かってればいいんですけど〜。
………。
[思案するマッカラーの顔を覗き込むようにしながら]
まぁ…義理堅く優しい美少女玲子ちゃんとしては〜一度助けてもらった以上、見捨てるって言う選択肢はないかな〜って感じですね〜。
もしかしたら、助けに来てくれたって言う事実だけで力になれる…かも知れませんし〜
一緒に戦う人がいるって言う事実だけで力になれる…かも知れませんし〜。
まぁ。
ただの足手まといで終わる可能性もあるんですけど。
[ただの足手まといで終われば、いい方という可能性すら、ある]
ふふ……何でしょうね?
[ジュウ……という音を立てて、
瓶の中の液体は、娘の足元で蒸発する。]
恐らく、まともにやり合ったのでは、
私は貴女のスピードにかなわない。
………ならば。
[にこやかに笑い。取り出したのはライター。]
私の武器は、貴女に勝る知能です!
[足元に撒いたのは、ガソリンの数倍燃える液体燃料。
ゾンビの焼却用にと、施設から持ち出した物だった。
女は素早く部屋から出ると、ライターに火を付け。
揮発燃料が充満する部屋に、投げ込んだ。]
…だよな。悪い、どうにかしてた。
うん、俺、そんな割り切れないし、それに。
[彼女の言うことは自分の中ではもっともだ。戦ってくれる人がいる、それはよく分ってるつもりだったのだが…。]
やっぱそういう後悔はしたくないよな。
それにさ、俺達生存率100%だろ?
[一旦、キックボードの足を止めた。]
記憶が無いのでゾンビや怪物達がこの館にウジャウジャいることをベルリヒッターは覚えていない。なぜか撫でられたことに喜び
二人の後に続くだろう。
からだのきずはとりあえず基本の動きは出来るくらい回復しているようだ**]
── 都市テイア ──
見物よね。
単なる兵士に成り果てた相手と戦わせるなんて、
なかなか無いショーとなるかしら?
[或いは>>5の未来をしての呟き。]
[そして女は逃げるように部屋から離れ、走り出す。
……なにしろ、この自分に勝る身体能力だ。
不意打ちにはなっただろうが、止めの一打ではない。]
はぁ…… まったく。
厄介なものに見つかってしまいましたね。
せっかく見つけた試料(サンプル)なのに……
手に入れる前に、こっちが殺されかねない。
[ため息を付きながら、研究所の廊下を駆けていく。
後ろから追いつかれるのも、時間の問題かもしれない**]
[コンコン、と時計を叩く音。
誰が作ったんだろうという言葉には小首を傾げて。]
さあ。でも、案外此処を作った人達はお茶目なのね。
ゾンビなんておっかないものを作る癖にね。
[この館には研究所で漏れたウィルスによって作り出されたゾンビ達でいっぱいだ。
アロールと手を繋ぎベルリヒッターと一緒に階下に降りて行く。**]
……おんじょーにん?
[聞き慣れぬ言葉に頸を傾げたが、ともかく、結論として違う人物によるものということは理解した]
まあ、ともあれ……、
……悲鳴の主が生きていることを祈ろう。
そうしたら、ここに来たばかりの私たちより情報は持っているだろうから。
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