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[一つ、また一つと扉を開け、部屋を探索する。しかし、目ぼしい成果は上げられない。]
……?
[そんな中、とある一つの部屋。本棚から一冊の本を抜き取ると、その下には妙な突起物―スイッチのようだ―が見えた。
エーデルは、躊躇わずそれを押す。
すると、本棚が動いて、地下へと続く階段が現れた。]
……隠し階段か。
[ステッキを掲げ、中へ入る。少女もその後についてきたらしく、二人分の足音が響く。
ふと振り返ってみれば、先程まであった階段の入り口が消えていた。]
……逃がす気はない、と。
[尤も、いざと言う時は吹き飛ばすなり何なりすれば済む話ではある。エーデルは大した気にも留めず、そのまま奥へと進んだ。
やがて、出たのは洋館風な装いの部屋の一室だった。]
ここは、随分と奇妙な構造をしているのだな。
[部屋の中を眺めて、呟いた一言は*それだった。*]
[少女も安堵の息をつくと、ゆっくりと降下していく。
地上にマッカラーを降ろしてから、焼けている化け物を見て]
死にましたね〜。
[呟いてから]
やりましたね〜!
[にこっと笑顔を浮かべた]
ああ、やったな。
俺達やったよ…!
[改めて焼けているゾンビを見れば、実感が湧いてきた。焼ける臭いはあまりいいものではないが、現実を加速させる。]
やべ力抜けた。
[笑顔のまま膝をついた。]
[脇腹に注射を撃たれたベルリヒッターがドサッと音を立てて倒れる。
私はベルリヒッターの側まで駆け寄る。アロールから庇う様にアロールの肩を押して引き離そうとしただろう。]
知らないって何!
得体の知れないものをベルリヒッターに打ったの!?
[ぐったりしているベルヒッターを見て私は眉を吊り上げた。アロールが打った注射器を奪ってでも正体を掴もうとする。
緑色の液体の入った注射器の表面にはワクチンらしき意味の文字が書かれているようだった。]
>>4:114共食いして強くなりたかったって言ってたよな。
にしては随分余裕かましてたな。
案外、仲間が欲しかったのかもな。
あんな方法と仲間じゃ、ろくなもんじゃないけど。
[再び立ち上がり、埃や砂を払う。]
うんうん!私達が、生き残ったんです。
すっごくかっこよかったですよ〜。
[ぐっと親指を立てて。
マッカラーの推測に]
まぁ、実際どんな風に思ってたかは分からないですからね〜。
心の中なんて分かりっこないですし〜。
でもまぁ、幽霊になる程の未練ですからね〜。
案外淋しがり屋さんもあるかもですね〜。
なんにしても、ホントにろくでもないですけど。
私はあぁならないですし。絶対。
[最後にばっさり切り捨てつつ。
それじゃあ、研究所に向かう、んでしたよね?と、聞いた後に思い出したように]
あ、色々助けてくれてありがとう。
ホントに。
私、もっと頑張る気になってきましたよ〜。
[そう言って、もう一回笑顔を浮かべた**]
─ 地下通路 ─
[相変わらずアーネストに追いかけられている。
途中、ゾンビ達の群れに遭遇するがそのまま突っ切ってゆく、ぞのあとに続くアーネストのバイク部分が押し潰していく。
やはり、彼女はナビしか見えていないのか?]
あれが出口か・・・?
[光が見えてきた、ジムゾンからアロールを通じて渡された地図の出口はここだろうか?
はたしてこの先何が待っているのか?**]
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