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[ベリニが、小さな体から離れて飛翔する。]
(まだ、言葉は話している…記憶は残っている?)
シルビア、このアンプル……。
どうやって使うの?
[どんな声を出していたか分からなかった。*]
にひひ。でもおじさん、私から見たら隙だらけよ?
何て言うかな、一番戦いやすそうな感じがする。
[理性のある人ほど、忍術には嵌めやすい。余計な知恵があればあるほど、騙されたりするものだ。それから、責任感がある人とか真面目な人とか。そういう人も結構ちょろい。
そういう観点から言えば、ばるたさんは忍者とあんまり相性はよくないだろうなぁ、って言うのが今まで見てきての感想。]
別に探し物が得意な訳じゃないよ。あと、さっきまでバケモノいっぱい屠ったので疲れましたー。私は休みたい。
[そんな風に適当言って、私はその場に座り込んだ。
腐った臭いも、敵意も、怪しい気配も今のところはどこにもない。少しくらい休息したっていいよね。]
……、隙、ねぇ。
[確かに、そうかもしれない。座り込んだ少女を目の端に、苦笑する。
こういう少女相手に、戦う気になれないというのは、確かにある。
しかし、まあ――舐められるというのは、あまり、気分のいいものではない。
といって、無駄に殺気を放つほど、暇でもないのは確かだったが]
ま……いいさ、では、休んでいてくれ。
飯を食っていても、文句はいわないぞ。
おじさん、私の世界の人じゃなくって良かったねぇ。
[にっこり笑ってそう言いながら、私は風呂敷を広げて中から水を入れていた竹筒を取り出した。こく、こくと喉を潤すのはどれくらいぶりだったか。]
・・・。
[ついでに飢渇眼も一粒口の中へ放り込んで、おじさんを目で追う。
・・・なんだろう、なんだか悪戯したくなってきた。
私は気配を消して、音もなく跳躍した。綿をたっぷりつめてある忍足袋により、着地の音もない。鉄の塊の上に、ちょうどおじさんから見えない死角に入って、そこから様子をうかがおうと。]**
― 廊下 ―
強イネェ。銃持ッテルダケデ避ケル技術スラ無イ奴等トハ大違ダヨ。
[肉片が転がっている廊下で化物の前に構えるのは三人。一人は剣、二人は槍を構えている。]
「化物に言われても困るんだよ!ここにきて大物と出会っちまうとはついてねぇな。しかも結構ボロボロに見えるのに倒れる様子が無い。」
[化物が振り下ろした拳を大きく後退しながら剣を持つ青年が言う。]
「くそっ!足を崩さないと頭に当たらない!」
「焦るな!下手に近づくとやられるぞ!」
[剣を持つ青年と同じくらいの槍を持つ男と他の二人より年上に見える男が続いて言う。
年上の男は振り下ろされて止まった腕の傷を的確に狙って広げ、直ぐに後退する。
この行為が上手く三人の連携によって繰り返され、化物の腕はかなりボロボロになっていた。]
……良かったのか?
じゃあ、そう思っておこう。
[溜息吐きながら、周囲を散策する。
やんちゃな姪に対する苦笑のようなものを浮かべながら、カードの反応する箇所を探す。
その間、幾らか呟いたかもしれないが、まあその辺は]
アア、ウットオシイナア。ソロソロ死ンデヨ。
[またも化物は腕で攻撃する。それを誰かが避け、反撃…のはずだった。]
残念デシタァ。
[化物は先程かわした一撃にそれほど力を入れてなかったために体勢を直ぐに戻せていた。]
「しまっ―――
[若い槍兵が殴り飛ばされた。一回バウンドし、床を滑って止まる。]
「ぐぅ……。」
[呻き声を上げた。まだ生きてる。そして現在の状況を考え、年上の男が言う。]
「おい!あいつを連れて逃げろ!」
[剣士の男は咄嗟に反論しようとするが、出来ない。直ぐに後ろへ走り、倒れてる槍兵を担いで走る。]
[続いて水と最後の缶詰にて食事を取る。
急いで食べる必要は無い。
焦らずにゆっくり食べて、僅かでも体を潤していく。]
あーうめえ。
ただの缶詰が生きてて一番美味いだなんて初めて知った。
[連戦からの暫しの解放を受け、心が落ち着き始めた。]
[食べ終わると、天井をぼんやりと見ている。
此処に来て疲れが漏れ始めたのかと思う。
静寂の時が、自分の周りを包んでいる感覚に覆われた。
僅かな安らぎ、寝てもしまいそうで。
しかしながら。
話しかけられれば対応できよう。]**
アレ?殺スツモリデヤッタノニナァ。
「ふん、痛みが無いとは便利そうだな。自分の腕が使い物にならなくなってきているのに気付けないとは。
あいつらを逃がしてくれたのも腕があまり動かなくなったからじゃないか?」
[いつも余裕そうだった化物の顔が少し歪む。]
……、ドウダロウトサッサト殺シテ追エバイイダケダヨォ。
「私だけではたしかに勝てないだろうな。だが貴様の時間を私の命尽きるまで出来るだけ多くもらうぞ!王国軍ヴァルター中隊所属ディートリヒ!推してまいる!」**
それを。
[指さすのは、壁面のガラスケースに入った麻酔銃。
傍らには、射出用の予備の注射器もある。]
上を折り割って、注射器に籠めて撃つ。
………楽に してあげて。
[ 手遅れだったと解っていても、
こみ上げてくるのは、無力感。]
[自分は、何の為に「選ばれた」のだろう。
──この力は、何の為に在るのだろう。
事実、大切な人ひとり護れなかったというのに。**]
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