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こんなわがまま言っちゃうのも『生きてる』って感じでしょ?
[もしかして恨まれるんなら、それで恨まれて生きるのも。なかなかに生きてるっぽい。そんなこと急に聞かされた職員さんは困っただろうけど]
それじゃ。頼んだからね。
[言い残して、別のルートを辿り研究室へ]
だからさ、弟くん。
君はまずちゃんとからだを治して。
そんでみんなを守ってやってくれたまえよ。
なにしろそれが、『正義』っぽい。
[でも、ゲンさんとアザミさんの邪魔はしちゃダメだよって付け加える。斬られちゃうぞ?たぶんほんとに]
でも、わたしは生きてるからわがままなのさ。
だから、特に、相棒のことはよろしくね、なんて。ひいきしたようなことだって言っちゃうぜ?
[その言葉をどう受け取るのかは、弟くんの決めることだ]
そんじゃ、いってくる。
[拳を作らせて、こつっと拳同士をぶつける、また会おうぜの挨拶。
今はまだ反応のない相棒にも、していく。
よっし。この感触があれば、きっとまた戻ってこれる。
ううん。きっとじゃない。絶対だ。なんせ正義の味方ふたり分なんだから。
絶対、絶対だ。戻ってくる。また旅する。絶対の、絶対だ]
[ツバキは、どうしただろう。決めかねていただろうか。あるいはアザミを気にかけていたろうか、あるいはなにか…例えば、さっきの爺さんの心当たりでもあって、残ることに決めただろうか。
一緒に行くにせよ、残るにせよ。それを止める理由は何処にもない。
ただ、行きたいけれど、残らなくちゃならないってんなら直接噛んでから出かけていこう。
距離が離れるから繋げるのは難しいけれど。
ツバキが信じて疑わなければ、繋げることだって、できるかも知れないから]
あっはは、それ良いね。
どこに行くか決めとかないとな。
[ぱーっと食べに行こうと言われて>>18、黒狼がかぱりと大口を開けた。
正面から見れば笑っているようにも見えるはず。
カニも良いけど、他にも上手いものどっかにねーかな、なんて考えていると、イリーナが更に言葉を続けてきた]
うん、精神の殴り合い。
スーとも話したけど、俺は俺の思う通りに動くよ。
当然折れるのが間違ってると思ったら俺は俺を押し通すし、
それ以外の選択肢が良いと思えば、そっちを選ぶ。
大丈夫、中途半端にはしない。
[頷いて、四肢に力を込めて伏せの状態から立ち上がる。
身震いすると人型へと戻り、改めてイリーナに笑って見せた]
−シュライク・中島製作所−
こっちの十字型のボタンで機首の上下左右の操舵して、×ボタンが加速、□で減速、○が情報切り替えと決定で、△ボタンはサイドメニューの展開ね。
ふむふむ、なるほどなるほど。さすがナカジマの技術はリージョンいち。
[あとは、右手奥側のボタンでハッチの開閉して、左手奥側のボタンがセキュリティのオンオフ。中央右側のボタンが自動操縦の設定で、中央左側が緊急脱出っと。複雑なのだろうシップの操作を、両手にすっぽり収まるサイズに収めるとは、さすがナカジマ]
この、ど真ん中のボタンは?
…はぁ。重力震…わーぷ?
[唐突に専門用語が並んでちんぷんかんぷんだけど、要するに超すげえ移動方法らしい。
魔術とか陰術とか空術とかの理論を学んでたら理解できたんだろうか。
でも、これで《月》に行ける可能性は、ぐっと強まった]
ん。分かった。ありがとね。
[整備してくれたこと。それから、伝えてくれたいろんな情報。
ナカジマさん本人には、会えなかったけど。
ラーシナに会いに行ってくれてる。なら、きっと、大丈夫だよね。ラーシナ]
ラーシナが元気になったらさ。ラーシナも、また一緒に旅しようぜって。言っといてくれるかな。
なんせトモダチだから。黙って置いてったら怒られる。
[それになにより、また一緒に旅がしたいのだ。ラーシナとも。もちろん、おっちゃんとも。相棒と、一緒に。だから、その気持ちをしっかり、言い残す]
…ん?ガラクタ?ああ、確かに持ってるけど…えー…誰それ知らない。
うん、まぁ、判断はお任せします。
[なにやらガラクタを欲しがってるヒトが居るとか。渡すの自体はかまわないけど…
…構わないよね?おっちゃん。ラーシナ。
でも、悪用でもされたら癪だ。そいつがいいヒトっぽいのかどうなのか、判断は預けた技師さんに任せる]
『それじゃ発進するよー』
[外部へ音声を届けるスピーカーから声を発し、発進準備を整えてもらう。
小型な上に高性能。リージョンの中の空だって自由に飛びまわっちゃうのだ。こりゃいいもん拾った。見つけたラーシナはいい仕事しました]
『3、2、1…発射ぁっ!!』
[んん?間違ったかな?まぁ、シップ動かすのなんか初めてなんだから大目に見てよ。
盛大にジェットを噴かす…なんてこともなく。
不思議な力で浮かび上がった超古代のシップは、一路仲間の待つマンハッタンへ!]
【ウートラ】
話が早くて助かるな。
わざわざ詰らない怪我をする必要は、お互いにないだろう、なあ?
[適当な場所だけを言い、まず女の奪回を優先すると思ったが、連れて行く?
ウートラの脳裏に疑問がよぎったが]
ふん、成程。
下らん自己犠牲か。
……付き合ってやろう。
[自分が囮に、女からウートラを引き離す作戦と合点して、唇を舐めた。
良かろう。
ウートラは女をそこに残し、いつでも男の背に攻撃用の術を放てるようにしながら、それに着いていく]
[暫くの沈黙の後、セルリアン>>19から告げられたことに、
幾ら息を潜めていても、此処に“奴”は来るのだと覚った。
アザミが襲われた。
その言葉に、胸を突く痛みと、ふつりと湧く憎悪と。
一瞬の逡巡に、目を伏せた。
通信機越しに伝わってきた彼女の声は、
自分を護ろうとしてくれたもの。
具体的な場所を述べぬ言葉は匿おうとするためのもの。
ゲンもまた、今ここで自分を逃がそうとしている。
そう、思えども――。
彼が言う通り、今は、猶予すべき時では無い。
その短い時間の中で、ツバキは目を閉じて。
それからセルリアンの目を、真っ直ぐに捉えた。]
いい加減、逃げている訳には行かないの。
アタシはもう、護られっ放しのお姫様じゃない。
[退いた結果、ジョーンズも、シュンバも、見失った。
殺されたと決まった訳では無い。それでも――。
それでも、あの時は本当に時術しか能が無かった故に、
シュンバに対し、逃げ出す以外の選択が取れなかった。
けれど、今は違う。
術に頼るだけの身では無く、その術の力だって――。]
逃げ続けても結局、見つかっちゃうなら。
それで、みんなが傷つくくらいなら。
[ツバキの答え>>35を聞けば、微笑して。]
……ぼくも、そのつもりだった。
じゃあ、喰らわせてやろうか。キツイのを一発。
[そう言って、陰術を展開する。その陰は、二人の気配を隠す。
ハイドビハインドの応用。さっき試していたのはこれだ。
心術で気配を断つものがあるという。それと似たことが陰術でできないか、と。
発生させた陰に自らを隠す。ほんの一瞬でいい。欺くことができれば。]
【ジャスティスK】
敵の数と目的は?
[スーに言われて、研究室を守っていたジャスティスKは、彼の戻りを見て確認した。
……確認せど、実際は動けても、戦闘は出来る状況ではない。数字に換算すると、HP50というところだろう。
それでも、悪と戦うのが存在理由で。戦えと言われたら、疑問すら差しはさまず行動するのが、戦闘用メカで]
[なのに、この相手は「守れ」と言うのだ]>>25
宜しく任されました。
特に姉さんの事を。
[それから胸の内の、姉のデータのカケラと少し話をして]
「いってらっしゃい。おかえりと言う為に待ってるから」
と言うのが生きてるっぽい、です。
相棒と友達と見つけた自慢のシップだぜー。
どうだいすごかろう。
とか。自慢したいことは自慢しちゃうのだってきっと生きてるっぽい。
[だから自重なんてしないのだ。うん、するときゃするけど。今はしないのだ。乗り込むフィロ>>36と、イリーナに、シップの説明もざっとするだろうか]
来るとき…シュライク出るときもなかなかだったけどさ。混沌の中で嵐に出くわしたら結構かなりずいぶんと激しく揺れるから。
シートベルトはしっかりお閉めください?
忘れ物はない?ちゃんと座席に掴まった?
エチケット袋の確認はおーけー?
そんじゃ。
しゅっぱつ!
[矢継ぎ早の確認の後で。シップを出発させる。
『推力』のそれそのものに乗ったようなシップは、静かに確かにあっという間に加速して。目指す先は、ナガサメマチ。奥まったところの裏手の神社。その最奥へ]
[手にしたブラックイーグルの感触を、
背負った鞄の中の書の感触を、確かめて。
頭の中で、必要な技を、術を、整理して――。]
強烈な不意打ち、ね――オーケー。
[セルリアン>>37が微笑と共に告げたことに、小さく頷いた。
やがて彼の術が掛かれば、ふたりしてその気配は無くなる。
スーがこつんと拳を合わせていた人型メカの調子は、
メカに詳しくない目で見ても、万全なようには見えなかった、が。
気配隠したまま、その方>>39を再び一瞥する。
術士を庇いに行けば、より傷を喰らう可能性は高いだろう。
彼は「姉」と言われた者のことを護ってくれればいい、と
その言葉はこえに出して伝えられぬまま、思う。]
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