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…ぷはっ。
お腹空いてるんだ?
丁度飯食ってたんだけど、一緒に食べてく?
………味の保証は出来ないけど。
[正直人に勧める味では無いと思っているが、全く食えないわけではない。
なんとも言えないビミョーな味付けの店だったが、イタ飯屋を指差して女性を誘ってみた]
−???−
『いきたいいきたいいきたいいきたいいきたい』
うんうん、そうだよね。スーさんも生きてるっぽいことしたいとおもうよ。
[何処から聞こえてくるのか、それしか聞こえない声に相槌を打つ]
『食べたい食べたいたべたいたべたいたべたいたべたい』
だよねー。おいしいもの食べるのって生きてるっぽいもんねー。
『あいしたいあいしたいあいしたいあいしたい』
愛かー。いいねー。さいっこうに生きてるっぽいねー。
[ひとつ相槌を打つたびに、ひとつ体が引き寄せられる]
『こっちにおいでよ』
んー。それもいいかもねー。
『ひとつになろうよ』
んー…?
うーん…それもいいかもー…
[自分の声がどんどん小さくなっていく。聞こえる声がどんどん大きくなっていく]
−小型シップ内−
ぁー…ぅー…ぅーん…?
[声をかけられても、うつろな視線を向けるばかり。零れる言葉は、今はまだ意味を持たない。
じわりじわりと、短剣から染みが広がっていた]
―クレイン博士のラボ―
[奴が死んだのは何か…悪の組織のせいか?それともIRPO隊員のせいか?
謎が謎を呼ぶ…。と二人に出会う。片方は同僚の知り合い…もう片方は……誰?一応人らしいが…
ワシがIRPO隊員だって知っているのは同じIRPO隊員じゃ…]
失礼する。ワシは武術家のジャッカルじゃ。
野次馬根性でつい見学に来たが、こんな場所で殺害事件が起きていたとは…。
[いつものように二人に声を掛ける…**]
【ウートラ】
─ クーロン・東の時計塔 ─
[ウートラは風にゆっくりとローブをなびかせ、どこまでも暗い目で、男>>3を見た。
剣を抜く様子に、目を細める。
術を極めようとすれば、技は邪魔なだけ。術の達人であれば、術の方がちゃちな剣より強い。
ならば、この男は時術士ではないのだろう]
ジョーンズか。
[ウートラは、片頬を上げて笑った。
ローブからちゃりりと音をさせて、血のついたネックレスを取りだし、掲げてやった]
これに見覚えはあるかね?
─ クーロン・東の時計塔 ─
…死体は確認したのか?
(あの馬鹿……本当にやられたのか?)
あ?してないだ?
…クククッ、ウートラ様ともあろうものが死体も確認しないとはねぇ。
ま、心配なんざしてねぇけど、ほんの少しだけ気がかりがなくなって助かったぜ。
それじゃヤろうかウートラさん。
最強の剣士と最高の術士、どっちが強ぇか決めようじゃねぇか。
[ニヤついた口元とは対照的に獲物を狙う猛禽の眼光。右手にもった剣を肩口に乗せ、半身から心持腰を落したままウートラを見据える。]
−???−
『ひとつになろう?さぁ。いらないものなんかすてて』
んー…そうだねー…
すてて。ひとつに。
[ざわわわわわ。今まで何も見えず、声しか聞こえなかった空間に色が満ちる。思い出だ。見えて。流れて。消える。
いろんなものが見えた。暗がりの町が見えた。とんがった宮殿が見えた。ごちゃごちゃした町並みが見えた。黒い猫とバンダナの男と。流れて。消えて]
『ね?こっちのほうがたのしいよ しあわせだよ』
……ほんとに?
『……え?』
[狭い。暗い場所が見えた。誰かと出会った。かたいひと。まもるひと。かっこいいと、そうおもった]
ほんとに?まじで?たのしいの?
『そう。そうだよ。たのしいよ』
[いろいろな場所が見えた。いろいろな場所を見た。
もっとたくさんのヒトに会った。そのひとは、ずっとそばにいた]
−相棒とのおもひで・在りし日のルミナス−
[愛想尽かさないと。相棒はそう言った>>1:66。参ったな。これ以上の笑顔なんてできないんだけど。傍目には薄ら笑いに見えたかもしんないけど]
おぉー?嬉しいこと言ってくれるじゃん。
あーでもなー。困ってることがなくなったら助けてくんないってこと?困りの切れ目が縁の切れ目?
そりゃちょっと寂しいかなー。いや、すごく寂しいかも。
まぁまぁね。そんでも当面は困ってるつもりだし。
困ってる間は助けてくれるってことだし。助けて助けて。
そのあとどうするかは、そうなったときに考えよう。
とか。楽観的に問題を先延ばしするのも『生きてる』っぽい。
【ウートラ】
[男の煽り>>20に、ウートラはぴくりと眉を動かしたが、すぐに余裕の笑みを浮かべながら、ネックレスをローブに戻した]
あれを生き伸びたならそれはそれで良い。
あの男は良く役に立ってくれた。我の為に、時術使いまで見つけ出したのだからな。
最高の剣士と最高の術士……だと?
ククク……笑わせる。
[男が構えるのを見ても、ウートラは無手のまま動かず]
−???−
ねー。だよねー。捨てちゃったら寂しいじゃん寂しいじゃん。一緒にいたほうが楽しいって絶対。
『それなら いっしょに ひとつに』
−???−
それなんか違くない?
『え。 …え?』
いや違うってー。
一緒に居るってそういうのじゃないってー。
無理やりしがみついて抱きついて食べて飲み込んで一緒に居るのとか違うってー。
そういうのじゃなくて。
隣で一緒に歩いてて、たまに寄り道するくらいが『生きてる』っぽい。
『…そう そうなの』
【ウートラ】
技というのは、精神力で放つ。
対して、術というのは、魔力によって引き起こされる。
これは大きな違いだ……なぜなら、精神は休息でしか回復する事は出来ないが、魔力は術酒で補給できるのだからな。
つまり……。
お前どもカス剣士と違って、我々術士は、補給さえあれば永遠に戦い続けることが出来るのだ!
[長いおしゃべりは、ただの雑談ではなかった。
この時間の間に、ウートラは各種の支援術を自らに発動していた。
そして、腕を広げると同時に……]
ダークスフィア!
[陰で作られた、巨大な重力の球が、男へ向かってぶち飛んだ]
…スー。
[ガシャ、と「左手」をハイぺリオンに変えて、スーに向ける。
この行動に、「いつもの相棒」であればどう答えるだろうか。
ここにはラーシナもいる。無事だった人――であろう人も。]
私は、貴方の、なんですか。
[きりり、とコアが悲鳴を上げた気がした]
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