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――――…?
[スーに訝しげな視線を向けられれば、
不思議そうな表情を浮かべた。
ただ、相手が再度口を開くまで、じっと見守って]
…用事か。私に聞きたいことかい。
なんだろう。
[一緒に、うーん、と考え始めた。
傘をささない男の肩には、いつもより早く灰が積もる。
その何処かのんびりとしたやりとりは、
空腹を示す相手によって終わりを告げた]
勿論だよ。
残ってしまっても勿体ないし、
食べてもらえるなら私は、嬉しい。
[相手には食欲がまだ残っているようだ。
其れが嬉しくて、少しだけ笑った]
[ランスとスーと三人で、教会の裏手へ再度やってきた。
墓が並ぶ傍らにある、裏庭と称する何もない場所。
地面を覆う灰色は深く、一見すると緑の姿はない]
何色の花が最初に咲くか、みんなで賭けをしているんだ。
私は白色。ランスは薄紅。ギュルは赤。
…スーは何色だと思う?
[そういいながら、しゃがみこんだ]
[昔の話。
毎週のように手押し車と共にやってきて、商品を大量に買い込む客がいた。
両親はその客のことを“司祭様”と呼んでいたから、
幼いスーも二人にならってそう呼んで、
二人の言いつけを守ってその客をよく手伝った。
商品を運ぶのを手伝いつつ辿り着いた教会からは、
歌が聞こえることがあった。
――綺麗だった。
女の子の高い声に気を取られて、手元がおろそかになることも少なくなかった。
できればずうっと聞いていたかったけれど、
悲しいかなマジックアイテム屋の子供に、教会で油を売っている余裕はなかった]
[手押し車の音も、歌も、今はもう聞こえない。
それでも“しさいさま”は毎週欠かさず店へと顔を出す]
…ちょうしは、どう?
[お決まりの挨拶は、どちらかというと、
買っていったものや、なおしたものの調子を知りたくて放たれるもの]
─セルマの家(回想)─
[幾らかカップにアップルティとミルクが注がれ、
陽の光がまだちゃんとあった頃に作られた紅茶が喉を潤す。]
…………。
[エステルばかりが牛の乳を注いでいれば、一度だけセルマを見る。彼女のカップに牛乳は入れられていたろうか。
セルマが立ち上がり、傘を取るその合間>>41>>43>>48に窓際に佇んでいた。
勢い良く立ち上がる素振りからは、体の不調などは見てとれなくて。]
じゃあ、私は……
[双眸を開き胸から両手を離し、振り返る。
淡い色の傘、パステルピンクの傘を促されるように手にとった。
セルマが扉を開け、軽快な音を立てて傘を開けば、
エステルも同じように留め金を外し傘を開いた。
灰色の景色の中に、花の様な傘が二つ並ぶ。]
[たっ!と地を蹴る。
走る必要はないが、足慣らし代わりだ。呼吸が荒れて灰を肺に深く入れることになるだろうが、そんなことは今更なことだ。
どうせ]
……おや。
エラリー!
やれ、君を見かけるのは久々な気がするな。
[同じアパートメントの住人がいることに気づき、声をかけた。]
[スーの物言いは、初めの頃こそ小生意気であまりいい気がしなかったが、今はもうすっかり慣れた。]
そうか、忙しかったなら仕方ない。
[その、真似るような足の動きを、微笑ましげに見下ろして。
ゆるりとした足取りで、裏庭へと向かう。]
[セルマが向かおうとするのは酒場。
建物と建物の間の道を歩いて。
恐らく前方に見えてきた建物がそうだろうか。
既にもう死の灰の影響は目に見える形だった。
酒場の扉を開けたのは、セルマだっただろう。
エステルはそれに遅れる形かセルマに促される形で酒場には入った筈で。*]
[やって来た裏庭には、灰ばかりが積もっていて>>123]
だいじょうぶ?
おはな、こわれちゃわない?
[心配そうに眉が寄る。
ドワイトやランスの口からだいじょうぶと聞ければ、
すんなり飲み込んで安堵の吐息を落とすのだけれど]
なにいろ。
いろ。
…はいいろじゃない、いろ?
[賭けの内容を聞くと、ことり、と首をかしげた。裏庭に視線を向けたまま。
灰色以外の色など記憶にはない、と言うかのように]
[やがて焦点のぶれた視線がふいに上を向く。
空は相変わらず鉛色で灰を落としてばかりいるけれど、
かつてそこに広がっていた色は――]
………あお。
あおいはな。ある?
あるなら、それにする。
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