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…いや、今のところは降らないんじゃないかな。
[渡り鳥の言葉に背後の海を眺め
それから空を眺めて渡り鳥へ視線を戻した。
見上げても見上げても、青と白のモアレ模様]
大体、グレイは雨降ったら困るんじゃないの?
飛ぶ時、大変でしょ。
[先ほど振った手を大地と水平に、ひらひらと上下させる。
それから籠を軽く抱えなおし、古い建物へ向ける視線。
外へと張り出すような屋根の下、年季の入ったテーブルと椅子]
休憩していくなら、何か用意するけど。
[そうやって、しばらく風の息吹を感じつつ、その甘い風に囀る暇もあっただろうか?
とある気配が丘へ辿る頃には、鈴の音は丘からかき消えて行ったことだろう。
微かな残り香だけを残して]*
茶色?…ああ、秋なんだね。
グレイの好きな甘酸っぱいのは、上からじゃ見つからないよ。
[建物から渡り鳥へと戻す視線、口元緩めて教える秘訣。
足元を指差しても、ここには砂に混じる緑だけ]
秋なら背の低いところにあるっていうよ。
ミズキならきっとたくさんなってるところを知ってる。
あめ、ふらない?
[少し安堵したようにふにゃりと目元を緩める]
そうなの――あめだと、さむいし。
はねも、おもたくなっちゃう。
[こくり、頷いた。
岬守の視線の先、古びた建物を見て。
誘いに応じるようにまた頷くと、
翼を広げてふわり、彼女の傍へと飛んで行く]
[丘の上、向かいかけた足、止まる。
鈴の音 聞こえた気がして。
丘の上から目的の姿、探す心算だったが
考えを変えて 裾野 しらみつぶしに歩くことにする]
ミズキちゃん、良く似合うよう!
[貰っておくというミズキに嬉しげに笑って、お礼という言葉に瞬いた]
そんなあ。
気にしなくていいよう?
[とは言うものの、"おやつ"という言葉に零れる笑みは隠せない。
じたばたと元気な"ばんごはん"より、そっちの方が少女はずっとずっと嬉しい]
果物も木の実も好きだけど――――、
[つられたように少女も少し思案するような表情になって、けれどまた嬉しげに笑った]
あのね、ハルは野いちごが一等好き!
ん、あき。
[目をぱちくりさせて今度は表情を綻ばせた]
あきでもベリー、あるの?
みどりで おはな いっぱいじゃないと
みつかんないのかなって おもってた。
シンはとっても ものしり。
[足許を見下ろして、そろそろと砂に足をつけてみた]
ミズキ。
うん、あとでミズキに おしえてもらう。
ありがと。
[足を止める。
そこは星売りの部屋、その入り口。
星を売る以外では
いつもそこにいる。
行く先を訪ねるには不適当だけれど、
なんとはなしに、その戸口、たたく。
窓はないから、中の様子はわからない]
今日の星は、上々かい?
[日によって星もさまざま。
そんなこと、思い出しながらたずねる。
まだ、売りに出ていなければ、
部屋の主はいるだろうと。]
知ってるだけだよ。
本当に探しにいったことはないな。
見つかったら、教えてね。
[渡り鳥が近づいて、ふわりと空気が震える。
籠をテーブルの上において、渡り鳥を見てから椅子を引いた]
ベリーって、一つじゃないんだって。
春になるのもあるし、秋にも実るって──
[少し視線が空を仰ぎ、建物の中へ。
暫くしてから器と匙を持って現れる。
器の中に、よく煮詰めた果物の掛かる透明なサイコロたち]
寒天。たべていいよ。
[木匙の柄を向けて、器を渡り鳥の前に置く。
ことんという音共に、中の透明がぷるんと震えた]
野いちご――。
春の終わり頃、夏の…… いや。
[『夏のはじまり』と言葉にし掛けた口をはっと閉じる。
視線はハルの顔色を伺った]
うん。ともあれ、数日以内に持ってくるよ。
楽しみにしていてくれ。
[話題を濁すように慌てて続けた]
[どこか落ち着かない様子のミズキに、にこにこと笑ったままうんうんと頷いてみせる。
ミズキの日焼けした肌に、シロツメクサの白が眩しい。
いつも元気いっぱいのミズキは、まるで、夏の]
わわ!
ミズキちゃん大丈夫!?
[ぶるんと一度大きく首を横に振った。
じったんばったんと暴れる袋に目を瞠る。少しわざとらしいくらいに。
ミズキは、明るくて、元気いっぱいで、いい子だ。
大好きで、大事なお友達だ。
それなのに、あの季節みたいだ、なんてイメージが頭を過ぎるなんて。
どうか、している]
うん、みつかったらシンにもおみやげ。
もってくる、ね。
[物珍しげに建物を見回しながら。
ちょこんと椅子にお邪魔する。
背が小さいから、足がぷらぷら]
ベリーにもおともだちがいるのね。
もしかしたら、ベリーじゃないっておもってたのも。
ベリーだったり。
[いつも真っ赤な果実ばかり頬張っていたけれど。
戻ってきた岬守が手にした器、覗き込む。
透明で震える不思議な物体にベリーみたいな目が更に丸くなった]
いいの?
わぁ……いただきます。
[興味津々に木匙を受け取ると、サイコロをぷにぷに。
掬おうとするとつるんと逃げる。
拙い持ち方で何度も追いかけて――3(6)回目。
匙の上に乗っかったサイコロを嬉しそうに、
小さな口をめいっぱいに開いて頬張った]
ふにふに。
おいし――。
[煮詰めた果実のソースと食感にとろんと笑顔になった]
[きちんとミズキが袋を握りなおしたのを確認して、少女は嬉しげに笑った]
うん、野いちご!
あまくて、すっぱいの!
[とても美味しい、という同意を得られてご機嫌だ。
拙い言葉で野いちごの美味しさを力説して。
ミズキの失言には表情を変えなかった。
聞こえなかったのか、聞かなかったことにしたのか。
にこにこ。にこにこ。
わざとらしいほど、上機嫌]
うん! ありがと!
楽しみにしてるねえ?
[春の終わり頃。そんなのは、知らない。
だってこの花畑の春は、終わらないのだから]
……もう、売りに出たかな?
[返事の返らない扉。そうなると……
あくまで可能性。結論というよりも曖昧に。
疑問調で口にすれば。
ふらり、鳴らない鐘が突いた杖、
地面をつきながら歩く。
*音もなく 音もなく*]
うん、楽しみにしてるね。
[岬守の行動範囲は、渡り鳥ほど広くはない。
海が見えなくなるところまでは、行けない。
匙と寒天の追いかけっこを向かいの席に腰掛けて眺め
口に漸く入ったその様子を見ながら]
その赤いのも、ベリーだよ。
ちょっと前にミズキが色々持ってきてくれたのを
とろとろに煮て冷ましてある。
…気に入った?
[尋ねるその声は、頬杖をつきながら]
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