情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
しょうがないだろ、あれだけ美味しそうなもの
目の前に出されて食べずにいられようか?
でも、言うとおり。
ハル、絶品の食事だよ。
早く食べないと俺が食べちゃうよ?
[姉の言葉に反語表現で答える。
あれでも、出されたものだけで、
お代わりを欲求しなかっただけで
褒めてほしいものだと。
育ち盛りの食欲は恐ろしいものなのだ。
だから、ハルにそういいつつ笑った。]
うんうん、楽しみにしていよう
そうだろう、そうだろう美味しそうだろう?
ほっぺたがおちてしまうくらいに美味しいよ。
[バスケットを広げてパンとハムを取り出して
その手が止まった]
ローザはキミからおし……
[はっとして、ハルをまじまじと見つめ、それから素顔のダハールへ顔を向ける]
………………
[あの時のレンゲの花冠
なかったことにされている。
………先ほど、現実同様
元気のない花を見た。
花は手折られれば枯れる。
……きっと見たのだ。そし……]
……………あー、いや、その
俺、こんななりだけど、
これでも、男なので……
[考えていればハルの濃紺がこちらを見て
……そ、それは忘れても、よかった
と、ムラサキ何とかの名前で
花冠の話題蒸しかえって、仮面持った手を額に当てた]
[楽しげにバスケットを覗き込んでいたところに、リヴリアとダハールの会話が耳に飛び込んでくる]
みさき、の住処?
リヴリアちゃん、そこから来たの……?
[ざあっ! と一際強い風が吹いて、少女の髪を揺らした]
なんで、そんなとこに行くのかなあ?
そんなとこ、行っちゃだめだよう。
そこは、だめなところだよう。
[唇を震わせ、嫌々をするように首を振る]
ミズキちゃんにとってわたしなんかいなくてもいいなら、
それでいいって、最初は思ってましたよう。
[渡り鳥の少女の前で泣いてしまわなければ、あるいは。
なんの迷いもなく空へと向かっていたかもしれない。
自分がいなくてもだいじょうぶだろう、という、
確認の口調をとりながら断定しかしていない言葉を残して。
彼女は自分が嫌いなのだから、と。ひどく一方的で自己完結的な思考を回して]
でも、もういいですよう。
ミズキちゃんがわたしのことを嫌いでも、
わたしはミズキちゃんと一緒に……『生きたい』。
[…………あ、固まった。
真実は何一つ知らないけれど、
まぁ、どうして固まるかぐらいはわかる。]
……リヴリア……
[元々、シンの話に
ハルは興味を示さない。
それは、楽しくないからだ。
彼女をみて、指もと静かにと
ジェスチャーをした所だった
名前いろいろ出したけれど
………ハルが忘れている。
届く距離ならやらかしたリヴリアの頭を
フード越し昔のように軽くはたいた。]
……ハル……落ち着いて……
[ああ、そうか……調書にある事故、夏
シンに興味を持たない様子、
今の……様子
俺は花畑にひざをつく。
もう、本当の花だからできるだけ痛めないように
細心の注意を払いつつ。]
うん、悪いリヴリアだな。
もう、二度と、行かないよな?リヴリア
[そう、リヴリアに言いながら、
嫌々する様子のハルのその頭を撫でようと]
[美味しそうなパンとハム。
聞いたことのない名前。
ダハールちゃんが男だと主張しだしたこと。
色々反応したかったすべては、"岬"という言葉に吹き飛んだ]
だめなんだよう。
だめ。
行っちゃ、だめなのに……。
[ぶつぶつと、か細い声で繰り返す。
ひざをつくダハールに、縋るような目を向けた]
本当?
本当に、もう行かない?
[紺色、縋るような色彩。
……記憶に齟齬をきたす事象が多いのか
それとも、これも世界の終末なのか
彼女の記憶のふたが、緩くなっているのでは?
とも、ふと思いながら、こくりと頷く。]
ああ、行かない。行かないよ。
むしろ、この桜の木の下で
一緒にお花見、しようよ。
一緒に美味しいもの食べて……さ。
[穏やかに笑ってみせる。
安堵させたくて。
ね、と首を傾げれば、髪が揺れて]
そうだね……夢物語の一人でいたかったから
[ポツリ、聞こえた声に目線だけ向けて、そう返す。
叩いた頭の感触は昔のまま。
昔のまま過ぎた……俺と同じ年頃なら
結い上げた髪がぶつかったり、しそうなのにな?]
[ハルに目線を向けたまま、
袖を引っ張られて傾ぎながら声を聞く。
昔、よく使ったジェスチャー一つ。
行儀作法の先生の前や
よく母と衝突する姉をとめる時のように
杖を持った手は押し留めるように動く
”今は、だめ” と、この話を
ハルに聞かれるかもしれないところでするのも
もう一つの意味も]
―ある夏の話―
[海に行きたい、と言ったのは、少女の方だった。
小学4年生の夏休みの、家族の計画]
『ええー、かぁくんは遊園地がいいのー?
遊園地より絶対海だよ!
だって、遊園地なら一年中行けるもん。
海は夏しか行けないよう?
あたしね、25m泳げるようになったんだあ!』
[そう、少女が主張して、夏休みの行楽先は、海になった]
[そして、起こる事故。
海へ向かう途中、少女の家族の乗った車は、事故に巻き込まれる。
お盆休み返上で働いていた大型トラックの運転手による、居眠り運転。
少女の家族を乗せた乗用車は紙くずのようにくちゃくちゃになり、少女が救出された直後、炎上した。
手のつけようがなかったのだと言う。
少女が助け出されたこと自体、運が良かったと]
[あの時、海に行くことにしていなければ]
[少女が、"海に行きたい"と言わなければ]
[奇跡的に大した外傷もなかったはずの少女は、それ以来目覚めない]
[ダハールの言葉に、こっくりと頷く。
行かない、それなら、大丈夫。大丈夫のはずだ]
それなら、いいんだあ。
うん、お花見しよう!
おいしいもの、食べよう!
ミズキちゃんも来れたらよかったねえ。
[けろりと少女は機嫌を直す。
機嫌を直してしまえば、この記憶もそのうちなかったことにされるだろう。
海の話題なんて、出なかった]
えっと、それで、なんだったっけ。
そうだ、ダハールちゃんって、女の子じゃなかったの?
[そういえば、聞き捨てならないことを聞いたのだった。
頭を撫でてくれるダハールの顔を、まじまじと見つめた]
[このまま頷かないまま、
沈黙を否定と取って、口に出さない心配を嫌悪と取って、
いつものように諦めればいいと思った。
けれど星売りは身を引かない。>>97
視線を落とした先で、重ねられる手が包み込まれる。
それを見つめたままふるふると首を振った]
私…… そんなつもりで声を掛けたんじゃない。
[森の中でグレイヘンを助けた時だってそうだった。
あれほど一心に誰かの無事を祈ったのは、
弱くてちいさな身体を自分に重ねていたからだ]
わたしは、ただ……
誰かに、そう言って欲しかっただけ、で………。
[『しなないで』 『ここにいてもいいんだ』
それは自分自身が渇望した言葉、
そんな意味しかきっとなかったのに
彼女は愚かにも、『一緒にいきたい』と言う]
[その懐かしい彼の動作。
何を言わんとしているかわからないわけがない。
私は一度だって忘れたことがないのだから。
夏や海に拒否反応を示すことは勿論知っていた。
当の本人がそれで思いっきりぶつけたことがあるのだから。
無論それを彼女が忘れていることも。
どうしたらいい、どうすればいい
ただ、続く幻想ならば放ってもおいた。
だが、夢は壊れつつある。
方法はないのか? 救う手だてはないのか?
せめて緩やかに壊れることなく消える術は……
それは、夢のセカイの住人たる私だけではでない結論]
ハルの子、ハルの子
ほら、こわいところなんてどこにもないよ。
ここは綺麗な花が咲いて、穏やかな風が吹いて ね?
だから作っておくれ。私の花冠を。
[彼女はミズキ自身が否定するミズキを許す。
ミズキが彼女を嫌いでも、
そしてミズキ自身を嫌いでも、それでもいいと言う。
ばかにしていると、渡り鳥はミズキを責めるように言った。
ああ、ばかにしている。頷こう。
なんて馬鹿なんだろう。
ばか。ばか。ばか。大馬鹿だ]
…――ばか ………っ。
[一言だけを漏らし、唇を噛み締める。]
[機嫌を直した少女は、リヴリアの言葉にもうんうんと笑って頷く]
うん、今日はとってもいい天気だもんねえ。
ミズキちゃんのしゅうかくをいただいて、そしたら花冠、作るねえ。
[だから、冷たい風が頬を撫でるのは、きっと気のせいだ]
[あやすように言葉を重ねながら
私の心にかつての思いが飛来する。
それは“恐怖”そう恐怖だ。
この世で一番哀しいことは
怒られることで悲しまれることでも
嫌われることでも憎まれることでも
死ぬことでもない。
忘れられることだ──
そう、私は思っていたから。
私の記憶には当然残るローザのあの甘い優しげなふわりとした様を思い起こせば、仮面の下で唇を噛みしめる]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新