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[問いただす視線はない。ただ独白するように……見つめもせず]
ボクがただそのこころに忠実であることを願うよ。
一番いい送り方を
キミ達と、みんなと……ボクはそれを願う。
[グレイヘンの手に収まった枯れた花が静かに揺れる
哀しそうに 崩れたセカイのゆりかごで]
[体がズキっと重たかった。
点滴の量を見ると後少しだけだ。
これが終わるまではおとなしくしてようか
しかし、ぼんやりとした中で仮面の少女が笑っている]
ぐれいへんは、それから。
それに。
リヴリアを、まってるひとも、いる。
そのひとも。
きっと、このままじゃ――かえれない。
[雪のような白い自分の首をそっと撫でた]
リヴリアは。
ここで、しにたい?
[自ら死を選び、だけど死にきれず。
夢の世界で長らえている彼女。
それは本当は生きたいからなのか。
夢の中で死にたいからなのか]
そうか……だいじょうぶなら良かった。
あの子は“お気に入り”だったからね。
[決定的でも確信的でもなかったけれど。
“見たい”と“キレイ”だと言ってくれたその言の葉は
私に“何か”を与えてくれた。だから──]
んー? 渡り鳥に巣はないのかい?
じゃあ渡らなくなったら巣は作れるよね?
ゆっくりと休める巣が 帰るべき日常が
[それはここにはないだろう? と微かに首を傾ける。
ここに日常なんてないのだから]
ああ、二人は一緒がいい
二人はとてもいい子だから輝けるから
仲良くなれる。……ああちがうね。
“なかよし”さ
くちて、くさり、おちる。
[本懐、その言葉が本当なら。
渡り鳥がその手を引く事はできない。
死に焦がれる想いを、今もまだ覚えている]
げんそう。
――たしかに。
まぎれこんだ、そんざいが。
このせかいをかえてしまったのかもしれない。
ユメがユメであるかぎり。
せかいは、くちはてたり、しなかったのかもしれない。
[手の中の花の命を風が断っていった。
はらはらとさらわれていく花弁。
残ったのは萎れた茎と顎]
わすれもの。
それが、リヴリアのことなら。
リヴリアは、おせっかいやきかもしれないし。
いじわるなのかもしれない。
わすれもの。
もってかえれないなら。
それは、なくしもの。
どっちなのか、おしえてあげなくちゃ。
きっと、あきらめられない。
[そっと草の間に花だったものを戻す。
いつか土に還るよう]
ぐれいへんは。
だれもしらないばしょで。
ちからつきて、ねむりたいの。
ただ、それだけなの。
……そんなことないですよう?
わたしが動けなくなっちゃった時はひどくなかったですからねえ。
………さっきはさっき、今は今ですよう。
[そう、さっきと今は「違う」。
こうして直に触れ合っていることが、
こうして互いの目を見詰め合っていることが。
触れる手はこんなに冷たいのに、
どうして彼女のままでいるのだろうか。
寒くないのかとか、自分のように動けなくなったりしないのかとか、
小さな、小さな不安が降り積もる]
ええ、それで迷ったところを道化師さんに……。
[驚きが「ふり」であることには気付かず。
泣き顔の道化師に感謝を眼差しを向けようとしたが、
風に揺れる草がぱっと目に入るばかり]
そうですよう。
わたしひとりじゃあ飛べないから、渡り鳥さんにつれていってもらって、
白いお空に浮かぶお星様を――……
[声がしぼむ。視線が外されたから。
続く言葉にああ、やっぱりと思いながら、]
やっぱり、こんな話、面白くないですよねえ……。
ましてや一緒に行く、なんて、
夢のまた夢ですよねえ……。
[ことり、と音を立てて、
「星」の入ったビンが草地におろされる。
幾分か大きく動かせるようになった左手で、
太陽輝く右手をぎゅっと握った]
ぐれいへんには、わからない。
ぐれいへんには、まってくれるひとは、いなかったから。
なにをのぞむかなんて、――わからない。
でも。
なにものぞまなければ。
まったり、しない。
ほんとうに、なにものぞまれないなら。
めざめたって、だれもいない。
でも。
リヴリアには、いる。
[微かに揺れる声、仮面をじっと見詰めた]
おいかけて、きてくれたひとも。
しってて、なかよくなろうとしたひとも。
ふふ、グレイヘン
他人が何を忘れたのかを教えてくれなければ
ボクは教えてあげられないよ?
ボクには何を忘れたのかなんて知らないんだから。
それを知っていれば教えるさ。
聞く勇気があるなら聞けばいい。踏み込めばいい。
藪の中へ
[彼女の語る望みを模すように、朽ちた残骸は大地へと隠れていく]
誰も知らない場所かい?
じゃあ、誰も知らない場所、誰も行き着けない場所まで
飛べるよう。
キミは無理をしてはいけないね。
尽きるその日まで。
知ってて仲良く…かい?
キミは本当に啄むのが上手いね。グレイヘン。
[胸の奥がチクリと痛む。嗚呼彼女は知っていて私を“見たい”と言ってきた。それが何を意味するか]
ボクにはその望みがわからない。
まあ、待っているというのなら、その努力に免じて
望むものを演じてもやれるかもしれないけれど。
それでその人は満足するのかい?
タネも仕掛けもあるんだよ? 魔法にも心にも
――そうね。
そのひとが。
わすれものの、なまえを。
ちゃんと、いえたら――いいね。
もう、なくしたりしないように。
[それは仮面の言う通りなのかもしれない。
手を伸ばしきれない者の事を思う]
つかれなくちゃ、ねむれないの。
きっと、せかいも。
もえつきなくちゃ、おわれないのかも。
しれないね。
…なにも、したくない?
[おかしいな、と首を傾げる。
もちろん、シャルロッテ自身がみてきたわけではないので、
少しの認識の違いはあろうが]
…あなたは、ものを作るのがさきって聞いているけれど。
お料理や、お裁縫なんかがすごく上手だって。
[十年ほどともなると、カルテもそれに比例して分厚くなる。
それと、シンの顔を見比べながら]
そういったものは、どうかしら?
やってみたい?やりたくない?
言えずに諦めてくれるのが、
もしかしたらいいのかもしれないよ?
その子にとっても、ボクにとっても。
[カラカラと嗤えば、ずるり……とやはり肉が腐る音がする。
体内から蝕むように熟れるように]
そうだねぇ…セカイもつかれてしまったのかもしれないね。
おやすみしたいのかもしれないね。
たくさんの夢と幻を作ってきたのだから。
はじまればいつかは終わるさ。
人もセカイも 心だって
[目指す花畑はもうそこで おわりはおわりに向かって緩やかに廻っていったか?]
まほうにも、こころにも。
それから、ゆめにも。
[怒ったように空を見上げた]
しかけはある。
のぞまなければ、ユメはない。
なのに。
[どちらの道化も、仮面の下を晒そうとしない]
……じゃ、なければよかった。
…したくない。
[言葉を繰り返して、瞼を閉じた。
眠ったわけではなく、少しすればまた瞳を開ける。
それから、また瞳を閉じる。
酷く長い、蝶の休息のような]
したこと、ない。
[夢の中と、今は違う。
やり方を理解していても、技術とは違う。
作り方を知っていても、その味を知らない]
だから、したくない。
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