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[笑顔。
自分はこんな風に助けてもらう“側”ではないのに。
心がじくりと痛んだ。
腕の中、受け止められ。
ほっとする間もなくまた視界が揺らいだ]
――……!?
[咄嗟に翼を花水木の背へ回す。
だけどついたのは尻餅だけで。
それ以上転倒は、しなかった]
だい、じょうぶ……ミズキは。
いたかった、よね。
ごめんね、ごめんね、ありがとう。
[笑顔が眩しくて。
胸の内で握り締めた両手に視線を落とした]
少しじっとしているんだよ。
[どういう理由でかはわからぬ仮面は、リボンがないので髪もくくれないのだろうと、そう思った。
耳元で囁いて、自らの髪留めを外せば、拒まれなければそれで彼女のふわふわした髪を結んでみる。小さな鈴の音がついた飾り気のない髪飾りだけれど、ふわりとした甘い髪にはきっと似合わないことはないだろう]
ローザに、伝言?
[んー?と首をかしげ、その瞳を見つめ]
遥は、大事な人が、欲しいのかしら?
いっしょにいたいひとが、眠ってしまう前にいたのかしら。
夢のなかで、そんな人ができたとしても、
夢から醒めた時に、いるとは限らないし…
わかったわ、ありがとう。
ローザにも伝えておくわ。
[軽く頷くと、それ以上なければ、自分の部屋へ戻ろうかと]
−海岸線の家−
[泣き顔の道化師にOKサインをみせて、
戻ってくる頃には日が少し動いた。
本当に僅かな動きでしかなかったが
それでも空から降る光は影の位置を微妙に変える]
出来たてはジャムって言うか…コンポートに近いけどね。
食事って言うか…面白いから。
色んな実験してるみたいじゃない?
果物は皮や種と煮たほうが好いジャムになる。
パインはそのものと太陽の力だけでパン種になるし、
海水には豆乳を固める力のあるものが入ってる。
不思議だなって。
そう思って実験してると、いつの間にか増えちゃうんだ。
[軽く首を傾げながら道化師の前にトレイを置く。
一晩葉に包まれていた兎の肉には、ほんのりとした緑の香り]
お口にあったみたいで、よかった。
…豊穣?
そうだねえ、実りそのものだから
[破裂音に似た音の拍手に小さく頭を下げる。
少女のトレイの上にはまだ三分の一ほど残っていて
少しずつ食べながらパンくずが流れていくのを見た。
この先の海に混じれば、微生物の食事になるだろう]
お振る舞いはー…うん、そうだね。
いつか出来たらいいなとは、思ってるんだけど
[幾らか言葉を濁す時間が続き、やがて一つの苦笑い]
この場所は、やっぱり離れられないかなあ。
[少女は答える。
この場所から逃さないとでも言わんばかりに波は満ちる
食事の卓からさほど遠くないところまで打ち寄せていた**]
[ぼんやりと、お花畑の中、大の字に寝転んで、空を見ていた]
いーお天気ー。
[ふかふかの真っ白な雲が、青い空を流れていく。
届くはずもないとわかっているけれど、手を伸ばした]
綿菓子みたいだねえ。
[空にかざされる、小さな手のひら。
見つめて少女はくふふと笑う]
[雲がほしいとか。空を飛んでみたいとか。
そんな大それたことは、願わない。
少女の願いは、とてもささやか。
"ずっと、ずうっと、このままで"
だから少女は、なにもできない。
空を飛ぶことも。
お料理も。
幸せを売って歩くことも。
生きていくための術すら持たない。
ただ少女は、この場所で長い長い"今日"を過ごすだけ。
少女の願いは、ただ、それだけ]
………よかった。
[とりあえず無事であることを確認すれば、
ほっとひとつ安堵の息を吐いた。
けれど腕の中に笑みかけても、瞳を覗くことは出来ない]
だーーいじょうぶだ、大丈夫!
私はとっても頑丈に出来ているんだ。
このぐらいで痛みはしないさ!
[気を落とした様子の相手をどう元気づければいいのか判らず、
取り敢えずぐっと力こぶを作って元気のポーズ。
そして、その肌や翼に走る赤い線に気づき]
と、いうか、だな。
グレイへンこそ怪我してるじゃないか……ほら、見せて。
[翼についた草木をそっと払おうと、指先を伸ばす]
― お花畑 ―
いーお天気ですねえ。
[「いつの間に!?」と驚かれてもしかたないほどのさりげなさで、
少女は花畑の少女の横に立っていた。
「星」の入ったビンを小脇に抱えて。
目が合えば、穏やかな無表情と呼べそうな顔を向けて、
でもすぐに空へと目移りしてしまう]
あの雲とか、パンみたいですねえ……。
今日のお星様におにあいですよう。
でも。 がんじょうでも、いたいものはきっと。
いたい、よ。
[恐る恐る顔を上げると、この山の季節のような
瑞々しい青葉色をちらと伺う。
体で元気を主張する様子はいつもの彼女で]
へい、き。
じぶんでおっこちた、から。
[力なく草の上に伸びる左翼が微かに震えた。
花水木の指先を羽毛がくすぐる。
右翼を畳んで自分で引っかかった枝を取りながら。
すぐには飛び立てそうな素振りはない]
あら、ハルって季節の春、なの?
…たまたまかもしれないけれど。
そう、ありがとう。
[遥の様子を頭に入れる。
それもまた、後にカルテへと記入されること。
そうして、出ようとした時に聞こえた言葉]
……止めたい時間。
[一つ繰り返すと、独り言のような言葉には振り返ることはなく、そのまま部屋へと戻り]
あ。
[ふと、視界に陰が差したと思ったら、いつの間にか、本当にさりげなくカスミが立っていた。
少女は目を丸くして、けれどすぐにいつもの笑顔になる]
カスミちゃんだあ。こんにちはあ。
[挨拶をしながら、むくりと起き上がって、ぺたんとお花畑に座り込む。
カスミにつられたように空を見上げて、のんきな声で同意した]
そうだねえ。
こーんなにいいお天気だし、きっと星がよく見えるねえ。
[もっとも、その夜は、ここにはこないのだけど]
[遥のカルテ。
7年前の事故により、眠り続けている。
…というのは、先輩から聞いたこと。
その医師も、もうここにはいない]
……家族、のことかしら。
一緒に、居たかった人。
[両親と弟を事故でなくしている。
同じ事故に巻き込まれた彼女は、運良く一命を取り留めた、と、]
…身寄りは、なし、と
[親戚でもいればよかったのだろうか。
流石に、死者を生き返らせることはできない]
ふふ、可愛いじゃないか。
今リボンは持ってはいないからね。
でもこれで少しは邪魔じゃないだろう?
帰るまで貸しておくよ。
[可愛らしく彼女が首を傾ければ、その拍子に鈴が鳴る。
自身が奏でぬ鈴の音は、いつもと変わらないはずだけれど、どこか新鮮に聞こえてきた。
仮面は愉しそうにくるりと彼女の周りを一回り。。
髪の鈴の音は消えたから、今は手首の鈴だけが残る。
がさっきより小さく音を奏でる。
これもなんだか新鮮……]
ふぅん……
いつか、海に飲まれても?
[濁された言葉。
もっと、沢山実験できる環境を
口にしても、彼女は同じように濁すだろう。
離れられないというこの場所。
一度仮面ごし海を見た。
泣いた面のまま、喉の奥くつりと笑い口にするのは、
道化師めいた脅しに暈した―――]
そうだ。星狩りの子なら似合うリボンも持っているかもしれないね。
星をあしらったリボンなど如何かな?
あとで寄ってみようか? いいのがあればボクも買おうか?
ぺあるっくというやつだねぇ。
可愛らしいお姫様とおそろなら楽しいねぇ。嬉しいねぇ。
微睡む真昼のセカイもステキだが、煌めく星のセカイもキレイだと思うよ。
[解けば長い白金が背中に大きく翻る。
ボロの中にしまってしまってもいいかと思いはしたが、少し考えてやめておいた。
別に慣れていないわけではなかったから。
彼方の世界では下ろしていた時の方が多かったのだし。]
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