情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
ボクは冬がいい。
セカイを一つに染めてくれるからね。
ああ、夏といえば海辺があるんだ。
夏に海は似合うだろう?
そこには料理のうまい子がいるよ。
お腹がへったら行ってみるかい?
[仮面の知るセカイの人の話を聞かせる。
時に嗤い 時にも嗤う
そして歩く 歩く
ゆるやかに まろやかに
歩いて歩いて 風吹く丘を越えていく]**
― 少女たちの部屋 ―
ヴェル。
[そう話しかけても、身じろぎ一つしない少女。
眠り続けている彼女を見下ろす。
帰ってくる意志がある、らしい。
刺激を加えないように、そうっと髪を梳く。
ゆるく編みこみを施すと、頭を軽く撫でた]
[笑顔がもし彼女の願望だとしたら。
本当の心はどんな顔をしているのだろう]
――ハルのなくとこも。
ぐれいへんはみたいな。
[独りぼっちの空でそう言葉にする。
素直な気持ちを直接告げられる時は来るだろうか。
ふかふかになった翼で。
渡り鳥は春を後にする。
目をこすりながら、求めた季節は――**]
[リヴリアは良くも悪くもその外見通りで
負けず嫌いのミズキをよく煽った。
大人が子供をからかう調子で、――いや、
実際大人と子供の喧嘩だったのだろう。
望んだ身体を手に入れても
精神の方は、そう簡単には望んだ姿にはなれない]
ううっ〜〜〜……。
力を、ぬく。 ちからを、ぬく。
[後ろで笑う仮面。>>81
それに答える声は、こどものようにあどけない。
悔しさと苦しさが入り混じった表情で、
立ち上がり、駆け出そうとするけれど]
う、おりゃぁぁ……、 〜〜〜っ!
[すっくと伸びた若樹のような手足を持て余し、
ふたたび地面にダイブした。
髪に飾る赤い花水木が青葉の草原に落ちる]
[時を止めてしまった少女たちがいる一方で、
太陽の子は時計の針を進めることを望んだ。
巡り巡る、でたらめな季節のように
あっという間に進む時計。
何も出来ない赤子だった生まれたての太陽は、
ひたすらに昼と夜を駆け抜けて
43回目にしてついに、仮面の少女を「追い抜いた」]
[そんな生き方について一度問いかけられた事がある。>>85
互いの事情には触れないものだと思っていたから、
不意打ちに目を見開いて笑う仮面を見た。
相手が純粋にこちらを心配していたから、余計に少し、驚いて。
鹿に背を預けながら、青葉の瞳は高い空へ]
『生まれてきた意味』って、なんだと思う?
[暫しの熟考の後、ぽつりと言葉が漏れ出した。
強く強く望んだ結果、
少女の紡ぐ言葉は今や、ちいさな子供のものではない]
私は………
一番激しく燃え尽きるために、生まれてきたんだ。
[長い手脚、健康的でみずみずしい肌。
太陽の恵みを受ける少女は
ゆっくりと、天の太陽に手を伸ばした*]
― 朝:夏山のログハウス ―
[目覚めの瞬間はいつも不安に駆られる。
けれど窓の外の青空に太陽見れば、
その不安は綺麗に消えて行くのだ]
…――――『おはよう』
[欠かさぬ挨拶とともに身を起こし、
もぞもぞと寝台から起きだして朝の身支度を整える。
じん……と、蒸したような空気。
今日の野山は、「夏」らしい。]
[グレイヘンを見送って、見上げた空。
そのままばたん! と仰向けに少女は倒れる。
転んだって、倒れたって、このお花畑は痛くない。
ふんわり、少女を受け止めてくれる。
ぴかぴかのお日様。グレイヘンの姿が、小さくなっていく]
グレイちゃん、きれいだなあ。
[ほわわんとそう呟く少女は、空の上のグレイヘンの言葉を知らない。
もっとも、知ったとしても「ハルは怒ったりなんか、しないよう?」とふにゃっと笑うのだろうけど]
― そら ―
[山は秋から季節を遡り。
いや、もしかしたら2つ季節をすっ飛ばしたのか。
緑萌ゆる夏の色。
陽射しが強い。
雲は入道のようにどっしりと。
あるいは綿飴のようにふわふわだったかもしれない]
――なつ。
[照り付ける陽射しに眩む。
眩しくて眩しくて両手で顔を覆った]
― 夜・帰り道 ―
[ひとり、引きずるような足取りで歩く。
身の危険を脅かすものはなんにもないけれど、星明りにしか照らされない道はひたすら暗い。
上空に「それ」が現れるまでは]
……お月様。
[ぱあっ、と笑顔が弾け、
真っ黒なワンピースの裾を翻して、月へと向かって駆ける。
数メートルを駆けたところで、
速度は落ちてしまうのだけれど。
少女の視界に映る月は、いつも満月。
少女は最初それを「変だ」と思ったけれど、何度も何度も見ているうちに、すっかりこの現象を許容してしまっていた。
何故ならここは、
願った通りの『私』でいられる場所なのだから]
― 海が見える食事風景 ―
[手際よく作られた食事を頂きながら
先程、世界の外で考えたことを思い出す。
……目の前のシンもそうだが、
ここの世界の住人は、このまま、ここにいれば、
この世界の外の身体が朽ち果て、
この世界からも消えることを。
そのことに、彼女たちは気づいているのか、いないのか?
気づいていての選択なのか?
その場合、介入をしていいものだろうか?
姉が、死を選び、生きながらえ
けれど、この世界のとどまることを思えば、
思考はいつもここでとまり、
結論はやはり先延ばしなまま、
食事はぺろりと平らげる。
多分、大食漢のミズキと負けない量食べているだろう。
それは、この世界の外での習性から]
[頼りない動きではばたきが緩まる。
手の隙間から眼下に広がる木々を見た。
あの木陰の下は。
涼しそうな気がする。
山の隅っこの森の中へ。
空を踏み外して小鳥は落っこちた]
― もり ―
[翼を木々に引っ掛けて宙ぶらりん。
羽毛が辺り一面を舞う中で]
――……。
[あちこちに枝や葉っぱでできたかすり傷。
そのまま眠たげに瞼を閉じた]
― 夏の野山 ―
[藪の中へと分け入り、今日の「収穫」を摘んでいく。
野草ときのこ。そして、木の実。
その藪の中、飛ばしてしまった春の名残の野いちごが
今にも潰れてしまいそうになっているのを見つけた]
どうしよう………。
[成熟しすぎた赤はきっと一日も持たない。
渡すなら今日。けれど……
夏草の薫りを漂わせたミズキを、きっとハルは嫌がるだろう]
― 朝・鏡の部屋 ―
[陽が昇ってからかなりの時を経ても、
起き上がる気配を見せない。
今日の分の『星』は昨夜のうちにできていた。
食べ物ではないから出来たてか否かにこだわる素振りも見せず、
ビンの中にまとめて入れてテーブルの上に鎮座させている。
一言で言うとそれは――「旗」だった。
細く短い棒にくっついているさまざまな色の紙に、
さまざまな色の星が描かれている。手書きと分かる不恰好さで]
………んん。
[寝返り。
眠る時も外さない右腕のブレスレットが、シーツと触れ合って透明な音を立てた]
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新