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嘲笑の。姫の騎士ごっこか?
[もう一人の道化師、その様子は……
大きく変わることもない。
繋いだ手は、昔の記憶を
別の箇所から見るようにも微か、感じつつ。]
んー? キミの世界では姫様をお守りする騎士様は、こんないたいけでか弱い女の子なのかい?
変わったところに住んでいるんだねぇ。
[頭の上の?を消して『ご挨拶だねぇ』と嗤って見せる]
デートと言って欲しいところだね。
逢い引きでも構わないよ。
ふふ、お似合いだろう?
[繋いだ手は自分からは離さない。
ああ、そして思い出す。
わかっているさ。覚えているさ。此方のセカイに来る前に手を握ったのは目の前のこの子しかいないのだから]
それで、今度は海に落としものでもしたのかい?
[手をつないで饒舌に話していた仮面が静かになる。
唸りを上げて立ち止まった先を見た。
やってくるのは、]
・・・・・・・・・・・・・。
[いきなり聞こえたあちらの世界での呼び名に、数回瞬きをした。
リヴリアからくる疑問の視線に、こちらも二人の関係を気にするような、疑問の視線。]
私はずっと痛かった。
本当は痛くて、痛くて、苦しくて、言いたくて、
だから――もう、我慢することはないんだ。
痛いなら、痛いって言っていいんだ。
ここなら誰も見ていない。
弱音を言ってもきっと、許される ………って、
[そこまで一息に言い切って、
今にも泣き出しそうに震える声は途切れた。
そこで初めて、グレイヘンを見たかのように顔を上げる]
変なこと言ってごめんな。
多分…… 私がそう言って欲しかっただけ。
[弱々しくちいさく、笑みかけた。]
いたいけなか弱い女の子と
ふわふわな無口な女の子とでデートとは
嘲笑のの世界も変わっているね?
[とりあえず、疑問を持ったようだけれど
相変わらずの応対が返れば
仮面の下安堵して、無意識普段より饒舌に返す
お似合い、の言葉に 新人医師を見る。
おい、何を疑問視の顔をしてる。
この人
もしかして:事前にいままでの書見読んでいない?
つかつかと歩み寄って、無口な姿
嘲笑のが握る手と反対側の耳にそっと耳打ち一つ]
……… わあ。
[花畑の少女が御代として差し出したのは、四つ葉のクローバー。
滅多に見られないものを見られたという思いに、目を丸くした]
ありがとうですよう。大事にしますねえ。
[受け取って、ポケットの中にひらりと滑り込ませる。
これでだいじょうぶ。もともと激しい運動はしない少女だが、たとえ転んだって潰れたり千切れたりはしない]
まえばっらっい〜。
[楽しげに口ずさみつつ、ビンから「星」ひとつ、取り出して]
お望みのお星様は、これ、ですよう。
[花畑の少女の前でひらひらさせる。
旗のサイズは手のひらにおさまる程度。
可愛い形に盛り付けしたご飯に立てれば、しっくりきそうな印象]
[吐き出された告白にを渡り鳥は静かに聞いていた。
震える声、弱々しい笑み。
翼を握っていた手を、そっと伸ばす]
――だれも、ゆるしたりしないよ。
[太陽を失ったような花に触れようと]
だって。 いたいのも、くるしいのも、がまんするのも。
つみじゃないし。 ばつでもない。
ぐれいへんは、ミズキをせめない。
だからぐれいへんは、ミズキをゆるしたり、
そんなおおげさなことは できないの。
――ミズキは、いたい?
[右翼を伸ばす、彼女の肩へ]
えへへ。
[目を丸くしたカスミに、ちょっぴり得意げに笑って、ポケットへと仕舞われる様子を見守る。
そうして、取り出された"お星様"に、わあ、と歓声をあげた]
今度のお星様も可愛いねえ。
カスミちゃん、ありがとねえ。
[屈託のない笑顔で、手のひらを差し出した。
だって、カスミちゃんは、大事なお友達。
来なくなったら、きっと忘れてしまう、大切なお友達]
…………まったく
[仮面は泣き顔だが、醸し出す空気は
呆れ一色で、ふわふわとした少女が
空の一点を見るのを見。
それから、嘲笑の、をみる]
……別に、海に何かしら探したわけではないよ
強いて言うなら、まっとうな食事
そのにおいにつられただけだ
[瞬きひとつ。]
けんか、よくない。
[もうひとりの仮面から感じる視線を無視して
手をつないでいる仮面に声をかける。
言い合うような二人に、首を少し傾けて仲裁らしからぬこと。
チリンと鈴が鳴る。]
…どうしたの、ローザ。
[急に飛び起きた、ように見える彼を見やる。
カルテの棚に一番近いところに腰掛けていた彼女は、ぽうとそれを見て]
リヴリアとダハール姉弟が、どうかしたの?
[わけがわからない、というように、こてりと首を傾げた]
[言葉とともに渡り鳥の翼が伸びてくる。
その白い翼を、ミズキは拒絶しようとはしなかった]
……そうだ、 な。
だれも、許しはしない。
自分を責めているのは多分……私自身、だから、
痛くないよ。私は頑丈だから……
けれど――…… すこしだけ、痛いんだ。
[触れた翼のやわらかさに、そっと身を委ねる。]
[……青年男性の声ではなく、
愛らしい少女の声。
……元を知っているだけに、ギャップがすごいが
外見にはあっては、いる。
と、仲裁の声に最初に思ったのはそんなこと。]
………喧嘩……喧嘩、なのだろうか……
それにしても、鈴、よくお似合いで姫君?
姫君、この先で実験の結果を口になされますか?
[結論は出さない、出せない。
喧嘩かどうか決め打つこともなく、
わざとらしい貴族のお辞儀一つしつつ
シンの食事のことを口にする]
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