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こ、こ、こ、なっつ。
ぺんぎんの、あかちゃん?
――ここなっつ、かわいい。
[目をぱちくりさせて考え込んだ後。
あのけむくじゃらが鳥だったらと考えてくすりと笑った。
手を引いてもらって立ち上がる。
そのまま親鳥の後ろをくっついていく雛のように]
とげとげ、ごわごわ。
かみついたり、しない……?
[繋いでいない方の手を口許に当てた。
頭の中にはとげとげつんつんのおばけの果物が口をあけていた。
ふるり、想像して震える]
[鳥はちょこちょこ拙く、一生懸命ついていく。
歩調を合わせてくれるのが分かって、にこりと笑った]
おちびちゃんのベリーなのね。
はずかしがりやの、かくれんぼさん。
[なるほど、見つからないはずだと唸る。
分け入った茂みの中は翼がちょっぴり引っかかって。
翼の隙間に草が挟まる、こそばゆい]
うぅ……ベリー、どこ……?
[ぎゅっと翼を縮めながら周囲を見渡す。
花水木の後ろから樹の根っこを覗き込んだ]
んんー、 今日はここじゃない?
こっちはどうだ。
[なにせ朝が来る度に生える植物が入れ替わる野山だ。
前に来た時と獲物の場所が違うのは日常茶飯事。
背後の渡り鳥の声を聴きながら分け入って行く]
かーくれんぼベリーさん、でーっておーいでー♪
……っと、おっ。
噂をすれば、みーつけたっ。
[草の陰にすっくと立つ、刺を生やした一本の細木。
ぶら下がる黒いつぶつぶの実をひとつ取って、
覗きこむ渡り鳥へと差し出した]
んー? 仮面かい?
[ゆるやかなそよ風に乗って、彼女の柔らかな声が耳元へそよぐ。
その声にか、それとも微かに浮かべた笑みに気をよくしたのか……
仮面を戻すでもなく、そのまま下弦の月を微かに晒しながら、じぃと彼女を見据える]
これでも恥ずかしがり屋なんだよ。ボクは。
ほら、キミも恥ずかしくなったら顔を隠すじゃないか?
それと同じ……
[仮面を掌で抱えて、ゆっくりと外していく。
徐々に露わになる素顔は、その体躯と変わらず青白く、けれど、それ故に光を湛えぬ深緋の瞳と、その瞳を切り裂くように描かれたペイントは目立っても見えただろうか?]
キミのように可愛らしい子に見つめられたら赤面してしまうのさ。ほら、真っ赤だろう?
[覗き込むように深緋が細めて、嗤いかける]
こんにちはあ。
[間延びした声に、
ざらざら、ざらざら という音が僅かに、重なる。
少女が振り回す腕の先で、包み紙の中の「星」が静かに音楽を奏でる。
その音が急に―――ぴたり、と止まる。
少女が腕を振り回す動きを止めたから。
「星」の入った包み紙と視線を交わす様は、
道化師のもとへ行きたいか否か、「星」の意見を伺っているかのよう]
……よければおひとつ、どうです?
[軽やかな足取りで駆け寄り、両手でふわりと捧げ持った包み紙を、
道化師の前に差し出した]
[獣の真似にびくっと襟のリボンを握った。
羽毛がぶわりと警戒信号を出して逆立つ。
すぐに青葉色と目が合ってぱっと手を離す。
ほっぺを少し赤くしてこくこくと頷いた]
ほ、ほんとに?
ミズキはさわっても へいきなの――?
[繋いだ手を見る。
日に焼けてしっかりとした体付きは
やせっぽちでちびの自分と違って強そうに見えた]
[中々姿を現さない赤い宝石]
ベリーさん、ベリーさん。
いじめないからでておいで。
[草の影を覗き込んだり、呼びかけてみたり。
そうしていると、棘のついた樹が現れる]
ベリーさん、いた?
……ふぇ。
[遠巻きにじぃっと花水木がそれに近づくのを見ていたが、
黒いつぶつぶ差し出されると恐々と両手を差し出した]
――これ、がとげとげのがおーさん……?
[差し出された”星” それは金平糖。
彼女の差し出す星の中では、
ちゃんとした物な星の部類。
彼女の手の中、袋の中で、動くたび
ざらと軽い音を立てる]
……それは光栄。
けれど、僕は 御代 を何も持っていないけれど?
[大仰に貴族の礼を差し出された星に。
そうして、泣いた顔の面を上げて
いつもの言葉を口にする。
何か対価になるようなもの。
少女が好む類のもの、持ち合わせはなく。
ゆるく首を傾げれば、もう一人の道化師と違って
肩の上で切られた髪が揺れた]
キレイかい?
ふふ…そうはっきり言われたら照れてしまうよ。
[言葉と裏腹に照れなど欠片も見せぬままクスリと嗤い、地面に向けた彼女の視線を更に追うように顔を近づける]
同じ言葉をキミに贈ろう。
その太陽と風に祝福された柔らかな髪も
空を映すような澄んだ瞳も
たゆたゆと浮かぶ雲のようなその声も
キレイだと思うよ? ねえお前もそう思うだろう?
[淡々と謳うように言葉を紡ぎながら微かに口元を歪め、肩の白蛇の頭を指をそっと撫で上げる]
この世界は綺麗さ
そこに住まう人たちも。
そういう世界だからね。
たいようの、めぐみ。
[きらきら光る太陽は小麦色の肌によく似合っていて。
視線を上げると青葉の眼差しとぶつかった]
ミズキは おひさまがだいすきなのね。
だからきっと。
おひさまもミズキをたすけてくれるの。
[鮮やかな花を飾った少女が笑う。
小鳥は口許だけでちょっぴり微笑んだ]
ミズキは。
おひさまといっしょが、しあわせなのね。
これ、ベリーさんなの?
[うそだぁ、という目つきで真っ黒な果実を見た。
くるくる手のひらの上で転がしてみたり、摘んでみたり]
ぶらっくべりー。
[少女が口に入れたのを見てから、同じようにへたをとる。
ちょっぴり瑞々しい香りがした。
ぱくり]
――〜〜。
[真ん丸おめめとお口がきゅっとすぼまる]
かたくて、ちょっと、にがい……。
ぐれいへんのしってるベリーさんと、ちがう。
また今度でいいですよう!
[泣き顔の仮面に清々しいほどの笑顔を向けて、あっさりと言ってのける。
こうして御代を後回しにするのは道化師相手に限らず、
誰にでもやっていることだ。
それでも単純にして現金な少女は、貰えるものは遠慮なく貰っていくのだが。
たとえば、常春のお花畑の花で作られた冠。
たとえば、寄せては返す波の音を閉じ込めた巻貝。
たとえば―――]
そんなことより、これからどこに行くんですかあ?
[話題転換。
こてり、首を傾げる動きに合わせて、真っ黒な髪が揺れる]
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