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─ 道化師の現実 ─
[何度も、何度も 此処 に 来ている。
ついた杖、先に突いた鐘は鳴らず。
替わりのように 鳴る。
鈴の音。]
―――――
[
高く 高く
低く 低く
道化師は首をゆるく振った。]
[近づくべきなのか?
遠ざかるべきなのか?
いつも結論は出ない。
ただ、何度も、何度も
同じ夢、見ていた。
いつも結論は出さないまま。]
[水音]
[……ここ、は不思議だ。
道化師、だけではない。]
― みずべ ―
[ぷかり、白い頭が水面に顔を出す。
ぱちゃぱちゃと水をかいて岸に辿り着いた少女は
草の上に身を投げ出した]
あったかいは。
やさしいとは、ちがうの。
[ベリーが太陽を映して小ちゃくと光った。
ところどころ灰色斑の巻き毛が草の上で波打つ。
翼もびしょ濡れ、服もびしょ濡れ。
すぐには飛べない。
陽光の下で目を閉じる。
真っ白で小さな小鳥達が何処からともなく集まってきて。
少女の傍に身を寄せ合った]
5人目、太陽の子 ミズキ がやってきました。
― 青葉の丘 ―
[真っ直ぐな眼差しは青葉の色。]
[汗のしずくが瑞々しい肌を伝い、
すっくと伸びた足は若樹のしなやかさ。]
[いま、少女は丘を駈ける。
手を伸ばす。
目標は目前を走る、あの《太陽》]
待てぇぇぇいっっ、こらぁぁぁっっ!
今日こそは逃れられると、思うなよっ………!!
[目前を跳ねる白兎に向け、
切れかけの息を凝らして叫ぶ。
その手が届くまで、もうすこし*]
医師 シャルロッテ が見物しにやってきました。
― 現実・とある少女の病室 ―
よく眠っている、と。
[さらさらと、手元のクリップボードに挟まれたカルテにいろいろな情報を書き込む。
顔色、体温、血圧、脈拍等々。
特徴的な変化は見当たらない。
んー、とボールペンを口元に当てたが、
それ以上書き加えることもなく、童顔の医者はその部屋を後にした**]
[小鳥が数羽、ぱたぱたと羽音をたてて飛び立った。
だけど少女は飛び立たない]
こわいものは、ないの。
[だってここは夢の中だから。
こてんと横を向く。
伸ばした手の先、一羽惑う小鳥に指を差し出した]
こわがらなくて、いいの。
[小鳥が手の平に擦り寄るのを見て微笑んだ]
[ふわり、小さな口が欠伸をこぼす]
――すごく、ねむい。
[うとり、またベリーが睫毛の下に隠れる。
草の匂いと水の粒を枕にして。
眠たげに少女は水辺に横たわる。
少女の姿を見た事がある者は、きっと。
いつも眠そうにふわふわしていると。
そう思う事*だろう*]
―――
[リブリア 姉さん]
[そういいかけて、口は動く。
けれど、杖先の鐘同様、音は紡がれない。
ヴェルに語りかけ 哂う。
その姿を視界に入れながら。
赤の替わりに青。
青の替わりに赤。
哂う面の替わりに泣く面。
持った姿が静かに近づく。]
ヤア泣き虫君<<ピアニョーネ>>よく来たね。
[背後…少し離れて気配を感じる。
誰か…を見る必要もないだろう。
仮面は振り返りもせず。
ただ首を微かに傾けた三日月が、
近づく静かな気配に向かってカラカラと嗤う。]
帰れ
[肩を微かに震わせれば、振れた鈴が小さく響く。]
……と、ボクは言ったはずだけれど。
それとも、何か忘れ物でもしたのかい?
6人目、お花畑の ハル がやってきました。
[ぽかぽかと、あたたかな日差しが降り注ぐ。
お花畑の真ん中で。
ふわふわ。
ふわふわ。
少女は、いつも楽しそうに笑っている]
嘲笑の《ボウラ》
[ダハールとは呼ばれない。
自分も姉の名前を呼べず。
替わりに、今は見えない仮面で呼ぶ。]
忘れもの………忘れ、もの。
――――――ヴェル、に何か?
[杖をつく。やはり鐘の音は鳴らない。
替わりに鈴の音が聞こえる。
曖昧なまま、いつもどおり、結論は出さない。
横顔、見える位置まで、歩く。
肩より上で切り揃えられた髪が揺れた。]
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