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[少女は翼を持たない。
足を軽やかに動かして目的地を――水辺を目指す]
鳥のように……ですかあ?
[道化師が話題に乗せた少女に興味が向かう。
ぱたぱた、と、翼を羽ばたかせるように両の手を動かし]
……どこへとんでっちゃうんですかねえ?
お星様いっぱいの夜の向こう? それとも……。
[きゅうっ、と眉が下がる。
道化師には見せた覚えがない、泣きそうな表情]
光 の向こう?
[夜を追い越し光の向こうへ去っていく少女。
なぜか、そんな光景が頭の中に浮かぶ]
……… わ。
[手の中からぽろりと「星」の包みが零れ落ちそうになって、抱きとめるようにそれを防いだ]
鳥さんや、渡り鳥さんは、ちゃんとかえってきますけど、
あの子も、 ……かえってきますよねえ?
[かえって。
その言葉が妙な重みを持って少女の口から放たれる。
この世界こそが自分だけでなく、他の少女達の帰る場所でもあると信じているため。
それからしばらくの間は、妙な沈黙をまとわせながら。
道化師を案内する少女は丘のふもとへとさしかかろうとしていた**]
[無邪気に、羽根のように手を羽ばたかせる。
黒い袖が揺れて]
さぁ……どこ、だろうね?
[本当は知っている。此処ではない場所。
けれど、結論めいた言葉、口にしない。
道化師は、道化師らしく、話はぐらかせて。]
…………光の向こう、だったら?
だったとしても、どうしてそんな顔、するんだい?
まるで、僕の表情を奪っていった顔だ
[泣いた表情の仮面で、泣きそうな顔覗き込む。
ゆるく首を傾げれば、姉よりも濃い金糸、滑り落ち。]
[零れ落ちる星、受け止める。
言葉も、零れ落ちる。]
さぁ、ねえ……僕は、その子じゃない。
その子は鳥じゃない。
帰ってくるか、帰ってこないか、わからないよ。
[結論は出ない、結論は出さない。
張り詰めた沈黙が立ち込める中
二人で近づいた丘のふもと、
静かに風が吹き上げて、草の葉*揺れた*]
そうだねぇ……
[即答はしなかった。いや、出来なかった。
それは今仮面を外していたからだろうか。それとも]
セカイを見るのは好きさ。
堆く積み上げられる憧憬、願い……偶像
じゃあセカイは?
どうなのだろうね?
見るのがスキならばスキなんじゃないかな?
輝く様も 消えゆく様も
[一度視線を外し周りをぐるりと巡らせる。
無機質な仮面を外しても、張り付く有機の仮面。
されど、無より出でし無機なるそれより綻びは微かに──]
認めなければ“無かったこと”にできるのだから。
無かったことにすれば……
[それは…風の音にかき消されるが如き微かな呟き]
[やがて、何かの気配が近づけば……近づかなくとも囀りが終わる時は訪れるだろう。
仮面を再び着けて彼女の前で軽やかにくるりと回って踵を返す]
ああそうそう、
この子が随分気に入ってしまったようだからね。
勿論ボクもね。
ここに来ればキミに逢えるのかな?
お邪魔でなければまた君の声を聞かせてくれ
ええと……
[そういえば、名を知らぬことに仮面の中で思わず苦笑する。]
そしてしゃらりと鈴の音を響かせて
仮面は消えるのだった]
ああ好きさ。
あのセカイよりよっぽどね。
でもね…甘き声の人
それでも本当は大嫌いなのかもしれないね。
[虚空の狭間で仮面はカラリと嗤った]**
─ 花畑へ ─
[丘を下れば群生する花々が辺り一面を彩りを濃くしていく。
うららかな日差しは眩しくもゆるやかにその花弁を輝かせ、常春の息吹はさわやかな薫りを奏でる。
この花園は、丘に咲く花々よりもより柔らかく、そして幼くも見えた。
そう思わせたのは、それだけ彼女の領域に近づいているからなのか、それとも…]
蒲公英…黄色い花…白い綿毛
春の雪…
[何処からか風に飛んできた小さな綿毛達
春の風が運ぶのか、彼女の吐息が運ぶのか>>103…それは仮面にはわからない。
ただ、舞い降り注ぐ灰雪がその影を仮面に落とせば、微かに見せた下弦の月は、もう一度舞い上がれと綿毛に風を送るだろう。
…冷たい冷たい北風の吐息で]
あはは
[考えを散らすようにカラカラと笑えば、飛び上がるようにして花畑に身を躍らせる。
軽やかにステップを刻む青白い素足。
跳ねて、駆けて、花びらも舞う。
合わせて舞うは纏うボロ。ひらりひらりと宵が揺れる。]
あはは あはは
[高く低く響く嗤いと高鳴る鈴の音]
[ハルの声を聞けば、踊るような足取りで
跳ねて、駆けてたどり着く。
暁を覚えぬ小春日和の微笑みの元へ。
そして嫌がらなければ、手をとって抱え上げて
くるりと廻す。
世界を巡らすように一回り。
花の輪廻を虚空に描いてから柔らかな花園に転がり込んだ。
…とれなかったら、きっと一人でひとまわり。
くるりくるりと道化の如く]
やあハルの子。こんにちは。
[ここへ来ればいつだってこんにちは。
おはようもこんばんはも紡がない。
真昼の花園 彼女の世界]
ここは気持ちがいいねぇ。
ぽかぽかするねぇ。
甘い甘い花の香りがするねぇ。
そういえば、近くの丘に可愛い子がいたよ。
柔らかな綿毛のような髪の毛に
綿菓子のような甘い甘い声の子が。
あの子はキミの友達かい?
わああっ。
[差し出された手を素直に取って立ち上がると、くるりと回され歓声をあげる。
ジャンパースカートがふわりと膨らんで、お花畑に2人で転がると鈴を転がすように笑った]
うん、ぽかぽかなの。今日もいいお天気でよかったねえ。
[にこにことそうお返事するけれど、いいお天気でない日など、来ることはないのだ。
ここはいつもぽかぽかとあたたかな昼下がり]
可愛い子? 誰かなあ。
ヴェルちゃんかな? それともローザちゃん?
[誰にでも愛想のいい少女は、お花畑にやってくる人はみんなお友達だと思っている。
星を売りに来る少女や、目の前のリヴリアのことも]
ちょっと前まで、ミズキちゃんがいたんだよう。
ハルが、お昼寝する前!
[仮面の知る限りほぼ一つの例外を除いて、この世界に住まう者達は皆成熟から離れた少女達だ。
うら若き少女たちがこの幻想郷を体現したような花園を忌み嫌う理由もないだろう。
きっと、大勢のの少女たちがここを訪れ、語らい、癒され
そして…やがては…
この子は仮面より長いこの世界の住人だ。
もとい自身より先にここに居たのは、この子と…グレイヘンぐらいか?
花守は知ってもいるのだろうか?
仮面が知らぬ世界の話を。
渡り鳥も知っているのだろうか?
仮面が知らぬセカイの話を。]
ふうぅん。おひさまの子もいたんだね。
一緒にひなたぼっこをしてたのかな?
楽しいお話でも聞かせてもらえたのかな?
とびきりの元気をわけてももらったのかな?
[無論丘から眺めていたので知ってはいたけれど、わざわざ告げるようなそんな野暮ったい真似はしない。]
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