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…これは…。
合う。
合うね。
レリア、グッド。
[一条は、レリアへ親指を立てて見せ、再び黒ビール。
そして、スコーン。そして、黒ビール。
…完璧なコンボを行う。
レリアとは、芳と話しだす前に、雑談があったろうか。]
レリアはBJでは、AKが好きだったり?
13、キング。
スペードは俺が一番好きなスーツだよ。
血を流すようなハートも好きだけれど。
[トランプチョコを手にとり、
親指と人差し指で角を支え、1枚くるりと回してみる。]
レリア、このトランプチョコは
持ち帰りにして貰っていいかな?
「色」のついたものを漸く食べた気分だ。
食堂の食事も美味しいが、レリアの食事は心まで満たされる。
[軽食を食べ終わり、トランプチョコを持ち帰りにして貰うと立ち上がる。その時に、お土産>>4:503を渡されそうになれば、]
おや、ありがとう。
…しかし貰ってばかりも何だな。
[と言いつつも、心の引っ掛かりなく受け取った事だろう。]
じゃァ、心優しい御仁に
「ありがとう」と伝えておいてくれるかな。
ご馳走様、レリア。
サロンに来るなら、また後で会おう。
[そう言って店を立ち去った事か。]
ん……。
[少しずつ意識が戻ってくる。
瞼を震わせると、何度か目を瞬かせた。]
あ……ハンスさん?
[寝てしまったのだと気づいて、少しだけ慌てて隣を向いた。]
お、はようございます。
[寝てしまった恥ずかしさから頬を微かに染めて、いつもより小さな声で挨拶を返した。]
……。
[無言でハンスをじぃっと見つめる。]
[ハンスが感情を言葉にしたこと>>148に目を瞠って、次いで聞こえた声>>149に顔をくしゃくしゃにする。
それでも嬉しそうに微笑んだ。]
傍に、います。
あなたは、ひとりじゃないわ。
[手を繋いでいない方の手を、そっとハンスの首の後ろへ回した。]
[苦しくて言葉にならなかったので頷く。]
っ
・・・〜〜、
[後から後から涙は溢れてきてしまい、
駅に完全に到着するまで人目も憚らずに泣いていた。]
[どこか寂しい気持ちと、
嬉しさと戸惑いが入り混じる。]
怖いのも、
悲しいのも、俺の心。
[心をなくしてしまう怖さとは別の、
違うもので自分の一部だったものが
近くにいなくなってしまった悲しさがあった。]
[頷き>>151を視界の端で感じて、暖かな笑みが浮かんだ。
自分の瞳から溢れる雫には気づかないようにする。
ハンスの肩に顎を乗せ、背中をゆっくりゆっくり撫でる。
少しすると、ププモアのアナウンス>>#8が耳に入ってきた。]
ハンスさん、ハンスさん。
星を、見に行きましょうか。
[少しだけ体を離して、ハンスの頬を優しく撫でた。
目を合わせながら、優しく微笑む。]
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