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〔外の音すら聞こえない【虚の海】だと言うのに、
まるでそんな音が聞こえそうな星屑の光が見えました。
その星屑も「スターライナー」と同じように、
生まれた先から光が消えてしまいます。
平行して走るのは五つ・・・いえ、六つの列車でしょうか。
今の時間、同じ地帯を銀河列車が走る予定はありません。
距離が計れないように、色は何処か透き通って見えます。
灰色に、緑色、赤色、青色、桃色に、それに亡霊の様な色。
手を振れば、向こうの列車からも手を振り返されたようです。〕
……色々、ね…。
[殴られたことを思い出したのか、
頬に手を当て物思うかのような様子に、微かに眉を下げる]
[(If your heart is in your dream.)(Now Here.)
貴方が夢見るように心から望むなら、今ここにあるのに…。
そう思って、泣きそうになった。
祈りや願いでは、届かないようだったから…。
最初の呪いで死ぬはずだった、御伽話のお姫様。
2つめの呪いで、茨に囲まれ100 年眠ったお姫様。
だから、解けない呪いなら、せめて、2つ目の呪いで…と。
呪いの内容は、問われぬうちは心に留め]
……何をもって、“生きている”と言うの?
自分の選んだ過去を後悔せずに、
未来を信じて笑っていられることを、
生きている、というのなら、答えはYesよ。
一度も死んだことのない人を、
生まれ持った体のままでいるだけのことを、
生きている、というのなら、答えはNoよ。
[そう答えて、少しだけ寂しそうに、けれど、
いつもの笑みに近い笑顔で、笑った]
>>154>>155
[答えにならないような答えを聞いて、
呪いの内容を尋ねる気になった。]
何を呪った。
呪い方は分からないが、
俺もお前を呪おうか。
[シグネットリングにキスをしながらレリアを見た。
呪いの力を授かるにはこれ以上ない対象だろう。]
お礼を言われるようなことはなにも。
[感謝の言葉>>156に小さく首を振って。
それでも少し、嬉しそうに微笑んだ。]
私は……地球方面へ行ってみようかと思って。
スターライナーに乗車し続けるかは、まだ決めていないんです。
[行く方法はいくつもあって。
一人旅ではあるけれど、勝手に決めるには、一人に近づきすぎた。
少し濁したように返事をする。]
一条さんはスターライナーでカジノに?
[駅をすべて把握している訳ではないけれど、帰るために乗ったのなら停車するのだろうと予想を付けて問うた。]
………。
その人が共に在って、貴方を愛してくれますように。
貴方が”一人”ではないと思えますように…。
[呪いの言葉を最後まで言い終えると、
ぽろり、灰金色の瞳から光が零れる]
…呪ってくれて、ありがとう…。
本当に、そうなってくれたら…どんなにいいか…。
―サロン>>159―
度は道連れ世は情けって言うじゃない♪
地球方面にかァ…。
そりゃまた浪漫だ。
俺の祖先も地球出身(>>1:439>>1:592)だったから。
今はどうなっている事やら。
[暫し、遠い遠い彼方の一惑星へ思いを向けてみた。
やはり郷愁は湧かない。]
宇宙カジノの近辺まではそれも良いかもね。
まだ時間に余裕はあるから、列車で行くのも良いだろうし、
途中下車して、もっと早い手段で向かっても良いからなァ。
[曾爺さんが亡くなり帰郷し、
ついでに暇も貰って乗った銀河間特急便。
これでカジノへ戻るのかと言われれば、まだ決めてはいなかった。]
― サロンへ移動中 ―
[照明が次第に消されていく。虚の海に入ったようだ。
しばらくすると、蝋燭が灯される。
窓の外に目を見やると色々なスターライナーが見えてきた。]
あ、博士、あそこにも列車が走ってますね。
さっきまでは見えてなかったような気がしますが、これは一体・・・。
>>160
・・・。
・・・・・・。
逃げても酔っても泣いても・・・
[最悪の印象だった。
半眼でレリアを見た。じとーっ]
・・・。
[視線を戻す。]
その呪いは、
今のところはかかってる。
[この先どうなるのか不安はあっても、
今はこの幸せを留めておきたいと思う。]
おお、これは・・・。
もしかすると、あの大山崎教授の言っていた多元世界からきたのスターライナーだったりするのかのう。
もしかすると別の世界の我々みたいな乗客も乗っていたりするかも知れん。
そうじゃ。手を振って挨拶をしてみるかのう。
もしかしたらあっちから手を振り替えしてくるかも知れん。
[手を振りふり・・・**]
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