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[ハンスの囁き>>70が耳に届くと、微笑みながら頷いた。
ナッツへと振り向いて、声をかける。]
ナッツさん。
クヤデという星の、朱夏期の夜を投影していただくことはできますか?
[ふたつの月が浮かび、蛍が舞い踊る夜。
懐かしい景色を思い出しながら、そう声をかけた。]
[メルヴィから希望を聞く。(>>71)]
うん、分かった、やってみる。
あとさっき、空を飛ぶところをイメージしたら夜景を移動しているように見れたんだ。(>>4:327中)
だから、なるべく具体的に場所をイメージをしてもらうと映写がより希望どおりにいくかも。
ちょっと動かしてくるね。
[残雪と一緒にイリュージョン装置の方にまた戻り、メルヴィの言った場所を音声で装置に指示する。
いったいどんな風景があらわれただろうか。**]
― 星の生まれる星の駅・ホーム ―
[残雪と一緒にスターライナーの乗降口に到着する。]
車掌さん、ありがとう。
楽しかった。
[浮かびながらププモアにお辞儀をして首にかかっていた切符を渡し、残雪と一緒にホームに出た。
スターライナーはこの中継地で大規模な整備をしているようだ。
慌しく走り回る整備士や車掌、そしてお土産探しや観光に向かう乗客、逆に列車に乗り込む乗客と見送り客などでホームはごったがえしている。]
ありがとうございます。
[ナッツの言葉>>72に笑顔でお礼を伝える。
目をそっと閉じると、懐かしい風景を思い浮かべた。]
木々の生い茂る森、大きく澄んだ湖、ふたつの月と満天の星空。
そして辺り一面舞い踊る蛍たち……。
[目を開けば、故郷の景色があった。
幼い頃、大好きだった湖。
夜になると空が反射して、すべてがきらきら輝いていた場所。
見惚れるように目を緩めると、静かにハンスを見つめた。]
じゃあ、ここで。
[乗り換えのローカル線はちょうどスターライナーの向かいのホームに停車していた。
列車の手前まで行き、残雪の背中に一度ぎゅっと顔をうずめるようにすると、小さいスーツケースを持って、ふわりと背中から飛び立ち列車に乗り込んだ。]
残雪… さようなら。
[乗降口から残雪に笑って小さく手を振った。
残雪はじっとこっちを見ていた。
少し後、ドアが目の前で閉まった。]
[はしの星駅行きローカル線が走り出す。
ホームの残雪が視界の横に流れていった。
スターライナーの車両もしばらく併走した後、後方に見えなくなっていく。]
(楽しかったな。
すさまじいスイーツ弁当とお好きに焼きは美味しかったし、宇宙鯨と巨大な生物の骨とか絶対地球にいたら見れなかったわ。
全部大きい星のアイテムでみんなで壺の中で暴れまわったのとか最高だった。
それにクリスマス3人衆のプレゼントは可愛かったわ。
一条さんは別にようせいの粉をくれたけど、何か知ってたのかな… まさかね。
あ、そういやあのケーキ、きっとシリルとレリアの作ったのだよなぁ。
露店前通ったときにお店やってたもん。美味しかったー
博士と助手さんの青い石ももらっちゃった。
ふふふ、旅の最後までよろしくね。
しかし壺の中では色々見れたわ〜〜いろいろ〜〜
全く若者はいいよね〜〜
そういや壺内いろいろしたけどスッチーほんとに大丈夫だったのかなあれ。残雪のこと、頼むよ。)
[瞬間、ごっ、と旧式の加速機関からものすごいジェット煙が噴出し、列車が旋回しながら上空へ向けて飛び始めた。
思わずドアにを頬をつけて下方を見る。
賑やかなホームがどんどん遠ざかっていく。
その中を、残雪が、人々の群れをものともせずゆっくりとスターライナーに戻っていくのが見えた。
目の前がにじんで見えた。
ホームはもう砂粒のように小さくなっている。
どうして楽しいことばかり思い出されるのにこんなに苦しいんだろう。
涙はあとからあとから頬を流れていった。**]
>>74
[メルヴィに寄りかかり薄目を開いて景色を眺めた。
遠い彼方、クヤデの星の夜。
虚ろな目に星々とふわりと飛び立つ蛍の光が映り込む。]
・・・ル・・
[唇が微かに動く。
胸元のコサージュに光が溜まっている。]
[ハンスが唇を動かしている>>79ことに気づいて、耳を寄せる。]
綺麗ですね、ハンスさん。
[郷愁にかられて眉根を下げながらも、微笑みは浮かんだまま。
慈愛に満ちた瞳で、心配そうにハンスを見つめた。]
・・・。
うん
・・・・・・。
ひとりには、
なりたくない。
[もう片手をメルヴィの背中へ回した。
茫洋とした目をメルヴィに向ける。
息が苦しげに吐かれた。]
ふむふむ・・・。
これは一体・・・どういう事なんだ。
赤きスターライナーの乗客がなぜここのメモリアルノートに書き込めるんだろう?
[偶然通りがかった車掌ププモアに聞いてみると別世界のスターライナーのメモリアルノートはリンクしているらしい。
こんな事がありえるのだろうかと考えるだろうけれど、超危険な星での彼女達との邂逅を考えれば受け入れられるだろう。]
[そういえば、あのサスケハナ号で出会った別次元の博士と私と名乗った少女達の事を思い出す。
とはいってもいきなり光線銃を撃たれたり、こういう状況でなければ、研究材料・・・、いや本当にどうするつもりだったのだろう、とか短時間しか
会っていないのにろくな思い出がないが、それはさておき・・・]
(さびしい世界、とはどういう意味なんだろうか?)
[メモリアルノートに書き込む。そして・・・]
>>4:90
[少しだけ呪いをとめられるなら。
それは思い込みの力だったのか壺の力だったのだろうか。]
・・・。
コサージュ、似合っているよ。
[鏡の中では烏は映らずハンスだけが映る。]
メルヴィの、
呪いはまだ・・・か。
苦しい。
死んだように生きたくない。
ひと、りにはしません。
ずっと、傍にいますから。
[近づいた温もりに微かに体が震えた。
繋いでいない方の手をそっと背中に添えて、ぽんぽんと叩く。]
あ、蛍……気に入ったのかな。
[ハンスの視線>>A20に気づくと、表情が緩んだ。
カフェで一度は外したものの、何となく勿体無くてまた付け直していたコサージュ。
淡く、それでいて力強い花に、光がひとつ灯っていた。]
――っ!
ありがとう……。
[ハンスの心からの言葉>>85に息が詰まる。
瞳に涙を溜めながらも、必死に微笑んで。]
必ず、必ず呪いはかかるわ。
だからもう少しだけ、待ってて。
信じて、待ってて。
[自分に言い聞かせるように囁いた言葉は、湖の水面を微かに揺らした。
額へそっと、顔を寄せる。]
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