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〔【虚の海】を出れば、かなたの光>>#3が周囲に溢れます。
近くや遠くの星々の光も戻ってきます。
「スターライナー」内も少しずつ灯りが戻ってくるでしょう。
そして、次の銀河が見えて来ます。〕
「皆さん、大変長らくのご乗車お疲れ様でした。
銀河間特急便スターライナーは、
今、新たな銀河へ到着しました。」
〔伴(衛星)銀河を横手に眺め、
衝突し合い新たに一つとなった銀河へ着くでしょう。
星々の煌めきは宝石箱を引っくり返したように彩り豊かです。〕
〔沢山の星の煌めきを背景に、
車掌ププモア・ブルーベは乗客達へアナウンスします。
最初に降り立つ星は、近くに太陽(恒星)はなく暗い星ですが、
星のいたる所で、仄かな光がぼんやりと長い間隔で光っています。〕
「この銀河で初めて降り立つ駅は、
星のうまれる星の駅です。
大きな大きな交流地の駅でもあります。
乗り換えの際は間違えないようお気をつけ下さい。」
〔星の地表に大きな大きな駅が見えてきました。
沢山の線路に銀河間特急便スターライナーに似た列車達もあれば、
宙港のように恒星間航行便や個人専用の宇宙船も停められるようです。
この駅は、建築物だけで出来ているのではなく、
この星の灯りともなっている植物達が、
共生するようにそこかしこから覗いています。〕
「この星では、
手の中に収まる小さな星も、
夜空に輝く大きな星も、
沢山の星がうまれる星です。」
〔ふわり。
暗い地上の何処からか、
星の光が空高く舞い上がるのが見えました。
車掌ププモアの言葉の通り、
小さな星の欠片も大きな星の欠片も
同じように星の何処かでうまれているようです。〕
「皆さんも、聞いた事がありませんか。」
〔車掌ププモアは、*あなた*に語りかけるために微笑みました。〕
「星は生まれる時にひとつかふたつ願いを叶えるのです。
それが、あなたが心から望んでやまないものなら、
【星】が、いのちの願いの囁きに耳を傾けたなら、
その願いは叶います。」
〔車掌ププモア・ブルーベが語った言葉は真実なのでしょうか。
銀河風に乗り再び新たな歌が聞こえてきます。
最初は「星のうまれる星の駅」で既にうまれた星達が、
訪れるいのちを歓迎する歌に聞こえるでしょう。
けれども、この星を出発する頃には気付く筈です。〕
―星の駅到着前/カフェ―
甘さ控えめのチョコレートケーキ、ですね。
[マルセーの好み>>8を、姉に伝える。
マルセーの言葉の端々から、帰る場所や目的地のなさそうなこと、人使いの荒い以上の環境で色々と働いて来たらしいことは、
伝わり。せめて一緒にいられる間は、何かしてあげられることがあったらいいな、と思っている様子]
(……左手が大丈夫だったら、わたしも
マルセーさんのケーキを作るのを、手伝いたいたかったな…)
[左手の義手は、レリアを作った後、応急処置のような状態のままですぐ旅に出てしまった為。技術の高い星で高性能の義手を得られれば、日常生活に困らないようにはなるだろう。今の姉妹には、その時間も経済的余裕もないけれど。]
―星の駅到着前/サロン・ナッツに招かれた壺の中―
これが壺の中…? 鏡の世界…?
……わたし…と…お母さん。
[壺の中に入った途端、一面鏡張りの世界>>4:321に、慌てて回りを見回す。確かにいるはずの人達は、鏡の世界には見えず、
金色の瞳の泣きたくなるほど懐かしい女性と自分だけが、映っていた。]
(…あ、重なる……?)
[そうして、その女性……生まれ故郷の星ロワン・ディシーが花と笑顔でいっぱいの星になりますようにと願った、レアメタルの研究者だった母は、微笑みながら両手を伸ばし…鏡の中の自分を抱きしめ…二人は同化するように重なって一人になった。]
……お母さんの強さと優しさが、
わたしにも、ちゃんと伝わっていると、いいな…。
[これが本当であってくれたら…心のとこかが安心感に包まれるのを感じながら、小さくそう呟いた時、パレードの始まりを告げる楽し気なナッツの声>>321が響いた。]
―星の駅到着前/サロン・ナッツに招かれた壺の中―
[その後は、時折小さな歓声を上げつつ、わくわくとした笑顔でナッツからのプレゼントとマルセーと一緒の時を目いっぱい楽しんだだろう。]
きゃ、すごい音…でも楽しい!
一つ投げてみてもいいかしら…。
[7色の花火と音に瞳を瞠り、思い切って投げてみて笑ったり>>322、シャボン玉をすり抜けたナッツに、思わずパチパチと拍手してしまったり>>324、生き生きとした人々の生活の灯りの灯る街の夜景>>325>>327を、どこか心温まる思いで眺めたり。]
[生まれ故郷の星、はいつも心の中にあったから、他の人やマルセーの希望があるようなら、それを共に分かち合ったかもしれない]
ナッツさん、とても素敵なプレセントを、
ありがとうございました。
すごく楽しかったです。壺と鏡の世界にも…感謝です。
マルセーさんも…お付き合いくださって、
ありがとうございます。…通信機も心強いけれど…
楽しい時間を一緒に過ごせて、
笑顔が見られて…とても嬉しかったです。
[ナッツのプレゼントに、名残惜し気な様子で感謝を告げて、
マルセーにも心から嬉しそうな笑顔で微笑んで。
マルセーが同行してくれるようなら一緒に、そうでなければ一人で、カフェに戻り、星の駅到着までの時間を過ごしたのだったか*]
>>18
[弾けるような笑顔と溌剌とした動きに連れ回される。]
>>21
[メルヴィの笑い声にも反応はなかった。
黙り込んだままハンカチで泡を拭おうとしたが、
メルヴィの手がやんわり押しとどめ、髪に触られた。]
・・・メル・・・
[メルヴィを見かけたがふいと視線は逸れてしまう。]
>>22
[泡だらけになるのを避けようと、
装置の発射ラインから退こうとしたが試みは失敗しただろう。]
― 壺の中 ―
[壺の中の鏡の世界。そこでシリルが目を瞑っていた>>28
倒れないようにシリルの肩に手を回す。
それと同時にナッツの声がする>>4:321]
始まるようですね。
[そのあとは花火に驚き、シリルが投げる花火に一緒に笑い]
これは綺麗だ…
[広がる光景と子供のようにはしゃぐシリルを笑顔で見守る。]
>>24
[淡々と呟く。]
子供の時だ。
丁度蛍が見れる時期で・・・
・・・
・・・・・・。
[言葉をうしなったように黙り込む。*]
[ナッツの見せる光景を見て目を細める]
私の育った森も投影できますか?
[ナッツにお願いして、自分の育った森、そして村を投影してもらう。
懐から小さいナイフを取り出し刃先を上に向ける。
ナイフを握る手にぐっと力を込めると、刃から青白い霧とも靄ともつかないようなものが出現する。
それに息を吹きかけると雪の結晶が、普通は目に見えないものが、目に見える形で紙吹雪のように辺りにキラキラと降り注いだ。]
こうして遊んでいた事を思い出しました。
[ナイフを仕舞い、シリルの肩をそっと抱き寄せた。]
― サロン ―
素敵な時間をありがとうございます。
[ナッツへお礼を述べて、シリルには微笑んで]
そうですね、一緒にいるほうがずっと楽しい。
[シリルに向けて笑顔で答える>>30
共にカフェに戻り、次の駅までの時間、
シリルとレリアに共に旅をしたいと、願い出たことだろう]
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