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[頭に触れる温もりに、上を向いて堪えていた瞳から雫が零れそうになって。
隠そうとしても無駄だと分かっていても、泣きたくなかった。]
私、ハンスさんにひどいことを言おうとしてるんです。
だから、泣き、なくなん、て、ないのにっ……!
[隣に安心する温もりがあって、好きな香りに包まれて、愛しい人の声が聞こえて。
どうやって、涙を堪えればいいのだろう。]
― スターライナー・自室 ―
[自室に戻ると、まずは音響装置のセッティングから開始した。
みんなが、楽しくなれる音楽…
数百年昔に見た風景を思い出す。
人間たちが、子供も大人も、男も女も、みんな手を振り、手を叩き、その音楽のスタートを祝っていた。
一緒に旅をして、木陰から見ていたようせい仲間から、これは全世界でこうなんだよ、と教えてもらった。
何か懐かしいその音楽を思い出し、再生して、調整していった。]
[いい感じに調整できたら次に服を着る。
サンタクロースのスカート版だ。ちょうどぴったり。]
[最後に全てが大きな星の駅で買ったものをまとめる。
プリズム爆弾5箱、7色火花ぱちぱち5箱、割れると大きい音がする6角シャボン玉の液、しゃぼん玉50連製造機、イリュージョン装置。
ちょうど入っている袋がサンタクロースの袋のようだ。
これに、スッチーの壺、小ぶりのライト、音響装置を突っ込んで困った。]
…どうやってサロンまで持ってこうかな。これ…
[ひとつひとつはナッツでも持てる程度の重さなのだが、全部になると一気に持っていくのは不可能だ。]
…ひつじー
[ひつじに近づくと、やはり寝ていた。
どっと疲れが出てひつじによりかさる。]
[ミニスカサンタで暗い通路にスッと現れ。
客室のドアノブにこっそりプレゼントを引っ掛けていく。
>>4:213
途中、サンタの扮装をした黒猫にあえば。
『いや〜ん、可愛い♪』とむぎゅっと抱きしめ。
正体がリコリスと知り驚いたり。
>>4:264
同じく共犯者である一条に遭遇すれば。
『どう、似合うでしょ?』などと戯れてみたり。
>>4:271
プチなサンタのティンカー・ナッツにウィンクしたり。
>>#14
配り終えた頃には、平行して走る列車内を見る余裕が出来て。
その窓から見える相手に手を振ったりしただろう。]
…ね、ひつじ。
お前さ、名前ないのかな。
残雪ってどう?
すごくかっこいい、仲間思いのやつの名前だよ。
[疲れに負けてひつじによりかさりながら、さっき見た映写の鳥の名前を呟いた。
と、頭上でふー、という吐息が聞こえて顔を上げた。
ひつじが起きていた。
そしてすくっと立ち上がると、白い荷物袋の方に歩いていった。
床においてあった袋をチェストを利用してずりずりと押し上げ、背負おうとしている。]
手伝ってくれるの…?
…残雪、ありがとう…
[ナッツも少しできた袋と床の隙間に入って袋を押し上げた。]
[袋を残雪の上に押し上げて、ナッツも背に乗ったところで、列車の電気が落ちる。
虚の海に突入したのだ。(>>#8)袋に頭を突っ込み、小ぶりのライトの電源をつけた。]
うん、まわりは見えるね。
これならサロンにいけるかな。
[もう少し準備をした後部屋を出て、ひつじと一緒にうす暗闇の中をサロンに向かう。
道中、露店の前やみんなの客室の前、大浴場前などを通り過ぎる。
サンタクロース作戦遂行中の人たちとも会ったかもしれない。
知っている顔があったら、良かったらサロンに来てね、とお誘いするだろう。]
―姉妹の客室(Café)―
……さて、これで仕上げ…っと。
できた! どうかしら?
[花の準備をしていたシリルに声を掛け、ハンスから注文を受けた>>263、イザベラ用の巨大なケーキ>>266がよく見えるように、体をずらす。]
「わぁ…すごい!!」
[妹の素直な歓声に、ふふ、と少し嬉し気に笑った。一番大きなケーキを、という注文だったので、大きさに限りのあるケーキ型ではなく、薄焼きのスポンジにクリームやフルーツを挟み、何重にもくるくると巻いていく方法で、大きなケーキを作ることにした。
カットすると、縦に幾層にもなるスポンジとフィリングが、綺麗な模様を描き出すはずである]
「でも……これ、どうやって運ぶ、の?」
……はっ。…な、何とかなる、わ。きっと!
[妹の大変適切な指摘に、はっとしつつ、ちょっとばかり大きく作りすぎたケーキを困ったように見つめた。
大中小と、縦に3段重ねになったケーキは、最下段は *07天王星* 産のチョコレート、中段は白いクリームと種々の果物が挟まれ、最上段は淡い薔薇色のベリー類のプディングでできている。
その周りに、アイシングで飾った星や雪を象った小さな薄焼きのクッキーを飾り、キラキラと7色に輝く虹の粉を散らし、天辺に透明フィルムで衛生シールド処理した、シリルの大輪の薔薇の花を幾つか、ふわりと飾ってある。一年は変わらぬ美しさで咲き誇り続けるだろう薔薇は、シリルからの贈り物]
「………そ、そう…。
イザベラさんが、お一人で召し上がる、のよね?」
……一人がどうかはわからないけれど…、
イザベラさんなら、大丈夫よ、きっと…。
「あ、イザベラさんですものね」
[クリスマスというより、地球星域の歴史の本にでてきた、結婚式のお祝いのケーキのように見えなくもない豪華さと大きさだった。
普通の人なら難しいかもしれないけれど、最初の駅であの甘々弁当を3つ買ったイザベラなら、きっと大丈夫…だといいな、と姉妹で何か勝手に納得し、頷き合う。]
わ、たし。
[息を深く吸って呼吸を整える。
言うのなら、きちんと伝えたかった。
目元の涙を片手で拭って、ハンスの方へ向き直る。
目を見て、今にも泣きだしそうな表情で口を開く。]
私、嫌なんです。
心を失くしたハンスさんの隣にいるの。
[指先が震えていたかもしれない。
ぎゅう、と繋いでいない方の手できつくワンピースを握り締めた。]
私が傍にいたいのは、"ハンスさん"だから。
何もせずこのままなのは、苦しいんです。
[名前に特別な思いを乗せる。
心を失くすからといって嫌いになる訳では決してない。
けれど、傍にいるのに、何もできないことが歯がゆかった。]
― サロン・虚の海に入ってからしばらくたったあと ―
[サロンにつくと残雪から荷物を降ろし、壺を出す。
そして景気づけにビールをもうジョッキ一杯、今度は残雪と分け合って飲んだ。
なんだかんだ時間がたったしばらくの後、サロンには誰か来ただろうか。
もし来ていたとしたらこう注意した。]
今から、不思議な壺の中に入ります。
この壺の中は鏡の世界で、自分の本当の姿が映るの。
だから、それが、どうしてもいやなら、入らないほうがいいんだよ。
一応わたしの経験と実験(>>218下)によると命の危険はないと思う。
それでももし、わたしと一緒に来たい人、いたらどうかなって思って誘ったんだ。
中はね、色んなものを持ち込むから、きっと楽しいよ!
これがわたしのクリスマスプレゼント、だよ。
・・・。
あぁ。
分かるよ。
だから、
呪いだな。
[打ち拉がれるでもなく嘆くのでもなく。
けれど、確かに心は穿たれた。]
メルヴィ。
ひとつ、頼みがある。
どうか俺のお願いを聞いてほしい。
[繋いでいない方の手の指でメルヴィの涙を拭う。]
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