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― 貨物室 ―
[沢山並べられた壺の中をごそごそとやっている]
どの壺だったか分からなくなっちゃったよ。
みんなに届けたいものがあるんだけどなぁ。
きゃ!
[入り口近くで何かが倒れるような音が聞こえた。
体をびくりと震わせた後、恐る恐る近づいていく。]
ハ、ハンスさん……?
[そこには倒れたハンスの姿があった。
予想外のことに、力の抜けた声で名を呼んだ。]
― 通路 ―
[すでに【虚の海】に入ったため、列車内は一部を除き暗く見通しが悪かったが。
そこは、夜に枕元に現れる妖精。夜目は普通に利くので問題ない。]
……ちょっと、これ短いかしら?
[赤い帽子に、赤い上着。
その下には太ももが半分ほど隠れる真っ赤なタイトミニスカート。
真っ赤なオーバーニーブーツはすらりと伸びた脚を際立たせる。]
たしか、"ミニスカサンタ"って妖精もいたのよね。
サンタクロースって、男女いるのかしら?
[若干知識の偏りがあるのはご愛嬌。]
っ
[唸り声はきっと抑えられた。
前方に体を投げ出された格好で顔だけ上げる。]
・・・。
[蝋燭の光に照らされた横顔に見蕩れていた。]
いえ、平気なんですけど……。
だ、大丈夫ですか?
[心配そうに眉根を下げながら、ハンス>>280へと近づいていく。
立ち上がろうとする姿に、そっと手を差し出した。]
[身を起こす。]
・・・・・・。
こんな所で何を?
[名残惜しい気持ちはあるが、
メルヴィから手放すなら手放すだろう。
問いながら、窓の外の景色へ視線を向ける。]
[ハンスの手をしっかりと掴み、引っ張り上げようとした。
少しふらつく。]
こんなところに来るのは私だけだと思ってました。
[薄暗闇だからだろうか。
つい小声になって、囁くように声を発した。
ハンスの問い>>282には、]
少し、空が見たくなって。
[儚げに微笑んで答えた。]
[途中からは自力で立ち上がった。]
ありがとう。
・・・。
[儚い微笑みに一度は手放した手を繋ぐ。]
たまには、
俺もそんな気持ちになる。
暗い場所は嫌いじゃない。
[横目でちらり。]
ふふ。落ち着きます。
たまには、いいですよね。
[繋がれた手に安心したように息を吐く。
ぎゅう、と手を握り返した。]
ハンスさん。ずっと、一緒にいてくれますよね。
[不安そうに、寂しそうに呟いて、寄りかかろうと体を傾けた。]
たまには。
[暗闇は落ち着くが大抵は落ち込んだ時に。]
・・・。
一緒に居たい。
[願いを込めて伝えた。
ぎゅぅと手を強く握る。
体を預けられれば視線は少し下の顔へ向けられた。]
[ひとりの内にこの気持ちが落ち着いてくれれば良かったのに。
そう思いながら、上の窓を見続ける。]
私も、一緒にいたいんです。
ずっと、ずっと。
[肩に触れる温もりにそっと息をついて。
視線には気づいていたけれど、目を合わせることができなかった。]
ハンスさんはこの前、「心をなくしても一緒にいてくれるか」っておっしゃいましたよね。
[ぽつり、ぽつり。
静かな声がふたりきりの空間に響いた。]
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