情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
〔唐突に列車内の照明が暗くなりました。
一体何事でしょうか?〕
「ご乗車の皆さん、失礼します。
車掌ププモア・ブルーベよりお知らせです。
当スタートレインは【虚の海】へ差し掛かりました。」
〔照明は次第に一つずつ落ちてゆきます。〕
「これより、【虚の海】を抜けきるまで、
列車内の照明は落ちますのでご注意下さい。」
〔銀河間特急便スターライナーに、静かな振動の様な、
何かの中を突き進む様な雰囲気が感じられます。
これまでの快適な運行にはなかった事でした。〕
〔重い重い【虚の海】。
超重力子で出来た一帯は、まるで「宇宙に出来た海」のよう。
【虚の海】は、星の光をその表面に留めてしまいます。
乗客達が、銀河列車の後方を振り返ると、
「スターライナー」が【虚の海】へ入る前の光が留まっていました。
その光も、そのうちにゆっくりと消えてしまいます。〕
〔銀河列車の周囲は暗い暗い闇の中。
遠くにあろうと近くにあろうと、
この中では星一つの灯りだって見えません。
スターライナーの星屑の光だって、
【虚の海】の中では生まれた後から直ぐ消えてしまうのです。
ここは深い深海よりも暗くて重い場所。
けれども「スターライナー」はその中を駆けてゆきます。
そんな重い【虚の海】も駆けられる造りとなっているのですから。〕
〔真っ暗い闇の中、
ふっと灯りが付きました。〕
〔心細さを慰めるように。
或いは楽しさを掻き立てるように。
更に或いは、
絶望の中にもきっと希望はあるのだと教えるように。〕
〔蝋燭が、一つ付けられました。〕
〔それを皮切りに、暖かな光がそこかしこで少しずつ付けられます。
部屋一つ分さえ満足に照らせない灯り達の群れですが、
それでもお互いの顔は見えるでしょう。〕
〔シャワシャワシャワ・・・
シャンワワ、ワワ・・・
シャ、シャ、シャシャン・・・
シー、シャッシャ・・・
シャカシャカシャン・・・
シューワ、シューワ・・・〕
〔外の音すら聞こえない【虚の海】だと言うのに、
まるでそんな音が聞こえそうな星屑の光が見えました。
その星屑も「スターライナー」と同じように、
生まれた先から光が消えてしまいます。
平行して走るのは五つ・・・いえ、六つの列車でしょうか。
今の時間、同じ地帯を銀河列車が走る予定はありません。
距離が計れないように、色は何処か透き通って見えます。
灰色に、緑色、赤色、青色、桃色に、それに亡霊の様な色。
手を振れば、向こうの列車からも手を振り返されたようです。〕
……色々、ね…。
[殴られたことを思い出したのか、
頬に手を当て物思うかのような様子に、微かに眉を下げる]
[(If your heart is in your dream.)(Now Here.)
貴方が夢見るように心から望むなら、今ここにあるのに…。
そう思って、泣きそうになった。
祈りや願いでは、届かないようだったから…。
最初の呪いで死ぬはずだった、御伽話のお姫様。
2つめの呪いで、茨に囲まれ100 年眠ったお姫様。
だから、解けない呪いなら、せめて、2つ目の呪いで…と。
呪いの内容は、問われぬうちは心に留め]
……何をもって、“生きている”と言うの?
自分の選んだ過去を後悔せずに、
未来を信じて笑っていられることを、
生きている、というのなら、答えはYesよ。
一度も死んだことのない人を、
生まれ持った体のままでいるだけのことを、
生きている、というのなら、答えはNoよ。
[そう答えて、少しだけ寂しそうに、けれど、
いつもの笑みに近い笑顔で、笑った]
>>154>>155
[答えにならないような答えを聞いて、
呪いの内容を尋ねる気になった。]
何を呪った。
呪い方は分からないが、
俺もお前を呪おうか。
[シグネットリングにキスをしながらレリアを見た。
呪いの力を授かるにはこれ以上ない対象だろう。]
お礼を言われるようなことはなにも。
[感謝の言葉>>156に小さく首を振って。
それでも少し、嬉しそうに微笑んだ。]
私は……地球方面へ行ってみようかと思って。
スターライナーに乗車し続けるかは、まだ決めていないんです。
[行く方法はいくつもあって。
一人旅ではあるけれど、勝手に決めるには、一人に近づきすぎた。
少し濁したように返事をする。]
一条さんはスターライナーでカジノに?
[駅をすべて把握している訳ではないけれど、帰るために乗ったのなら停車するのだろうと予想を付けて問うた。]
………。
その人が共に在って、貴方を愛してくれますように。
貴方が”一人”ではないと思えますように…。
[呪いの言葉を最後まで言い終えると、
ぽろり、灰金色の瞳から光が零れる]
…呪ってくれて、ありがとう…。
本当に、そうなってくれたら…どんなにいいか…。
[1]
[2]
[3]
[4]
[5]
[6]
[7]
[8]
[9]
[10]
[11]
[12]
[13]
[14]
[15]
[16]
[17]
[18]
[19]
[20]
[21]
[22]
[23]
[24]
[25]
[26]
[27]
[28]
[29]
[30]
[31]
[32]
[33]
[34]
[35]
[36]
[37]
[38]
[39]
[40]
[メモ(自己紹介)記入/メモ履歴/自己紹介] / 発言欄へ
情報 プロローグ 1日目 2日目 3日目 4日目 エピローグ 終了 / 最新